最近撮影した今年初撮りの生き物たち。幹線道路沿いで咲いていたナガミヒナゲシ。一緒に写っているキク科の花はノボロギク。例年だと4月中旬ぐらいから花を見かけるようになるので、条件反射的に「今年のゴールデンウィークは何をしよう?」と思った。ヨツメトビケラ午前中は多数が見られるが、午後になると飛び回る姿をほとんど見かけなくなる。今年はまだ午前中に観察していない。川べりでトキワツユクサ(別名、ノハカタカラクサ)の花が咲き始めていた。外来種である。花はかわいらしい。ミクリ類(ナガエミクリ?)現在の生長状況は昨年同様か、若干遅れているといった感じ。2017年のときのように繁茂して欲しいが、今年もそこまでは期待できないようだ。<2017.05撮影>ホシハラビロヘリカメムシツルニチニチソウで吸蜜していたキムネクマバチカキドオシは...ミヤマセセリなど
週末、伊豆市筏場と地蔵堂にあるワサビ田を久しぶりに歩いてきた。表紙画像は地蔵堂のものだが、主に歩いたのは筏場のワサビ田(以下の写真はすべて筏場のもの)。綺麗な水が流れるワサビ沢沿いを気持ちよく歩きながら、軽登山靴の履き慣らしをしようというのが、今回の散策の目的である。靴は足にだいぶ馴染んできた。筏場のワサビ田は狩野川水系大見川の最上流部(標高350mほど)にあり、広さは東京ドーム3個分(15ha)。伊豆最大であり、国内有数のワサビ産地である。ワサビ栽培で重要なのは水。ワサビは以下の要件を満たさないと生育できないと言われている。(1)年間を通して水温10-15℃。16℃以上になると溶存酸素の欠乏による育成障害が起こる。(2)豊富で清澄な水(3)鉄や硫黄などを含まない中性の水中伊豆地区では水温8-13℃の清らかな湧...ワサビ田を歩く
早朝、以前から気になっていた川沿いの林道を歩いてきた。昨年の台風19号の影響がどの程度なのか心配だったが、大きな問題はなく、気持ちよく歩ける林道だった。斜面からのしみだし水が林道に溢れる。すぐ横を川が流れ、せせらぎが耳に心地よい。林道の横を流れる川はこんな感じ。早朝ということもあってか、すれ違う人・車はない。9時30分を過ぎると、地元農家の方を見かけるようになった。昨年の台風19号のとき、ここはどのような状況だったのだろう。舗装林道であり、緩やかな坂なので、歩きやすい(今回、坂が急なルートは歩かず、別の支線を歩いた)。いずれの林道も最終的に行き止まりで、引き返すことになるようだ。川には砂防ダムが数箇所あった。また、地図に載っていない細い支流がいくつもある。その支流に沿った道を探索すると、砂防ダムに遭遇する。林道...川沿いの林道を歩く
川沿いの道で10頭ほどのスジグロシロチョウがひらひら飛んだり、花にとまったりしていた。その様子をしばし眺める。スジグロシロチョウに最も人気があった花は、モミジイチゴだった。花の数は多くないものの、この花にとまって吸蜜する個体をよく見かけた。ユキヤナギは花の数が多いにも関わらず、スジグロシロチョウはほとんどとまらず、好みではないようだ。スジグロシロチョウというと、食草であるアブラナ科の植物が、まず頭に浮かぶ。オランダガラシ(クレソン)の花で吸蜜する個体はいたが、花の数がまだ少ないためか目立たなかった。ヒメオドリコソウは好みの花のようだった。この花には比較的長い時間とまり、吸蜜に没頭する姿が見られた。撮影のしやすさから、このハルジオンの花にとまって欲しかった。しかし、スジグロシロチョウは完全スルー。代わりにナミハナ...スジグロシロチョウの嗜好性
河川上流を散策していると、流れの石の上でカワガラスが羽繕いをしていた。カワガラスは河川の中~上流域や山地渓流に生息する留鳥である。名前に「カラス」とつくが、ハシボソガラスなど(スズメ目カラス科)とは異なり、スズメ目カワガラス科に分類される。一般的なカラスよりもずっと小さく、ヒヨドリやツグミより少し小さいぐらい。水生昆虫や小魚などを食べる。休憩中によくまばたきをし、白いまぶたがよく目立つそうだ。しかし、この写真では目の下あたりに白い羽があるように見える。カワガラスは数回見かけたことがあるが、今回初めて撮影することができた。すぐに飛んでいってしまったため、観察時間は数分と短かった。それでも、見た目や仕草に愛嬌があり、この鳥を気に入ってしまった。散策するのが大好きな河川上流域を生息地としているところもよい。ネットでシ...カワガラス
ひだまりで日光浴するホソミイトトンボ(越冬型)たち。この林縁では、主に最高気温18℃以上の晴れの日の12:30-15:00に、その姿が見られる。どこでどのように越冬し、どこで繁殖しているのかはまだ突き止めていない。ひだまりのホソミイト
川沿いなどを散策していると、ヒメリュウキンカの花を見かける。ヒメリュウキンカはキンポウゲ科キンポウゲ属の帰化植物。その名前の元となったリュウキンカは、キンポウゲ科リュウキンカ属で、日本では本州・九州に分布する。近所では見られないため、4月に箱根湿生花園でその花の写真を一度撮ってこようかと思っている。ここではエゾノリュウキンカの花も見られる。冬季休園中だったが、明日から開園する。関連記事ヒメリュウキンカが咲き始めた-いきもの散歩ヒメリュウキンカの花
モクズガニが舟付場に2つある井戸の跡の大きい方にいた。以下は柿田川公園で撮影したその他の写真。▲ウラシマソウ▲ヤツデ▲アオキの雄花▲ミヤマシキミそして、新しくなったトイレ:)柿田川公園のモクズガニ
今の時期、低山を歩いていると、スパイシーな匂いが漂ってきてヒサカキの開花を教えてくれる。この匂いは「ガスの臭い」「塩ラーメンの匂い」「たくあんの香り」などに喩えられ、概して否定的な意見が多い。この早春の香りは個人的に嫌いではなく、これからの季節をワクワクさせてくれる。この独特の芳香は昆虫が少ない早春にハナアブなどを惹き寄せるためと言われている。そこで、花が咲くヒサカキに集まる昆虫を撮影してみた。ハチの仲間(未同定)ハチ・ハエ類では最も数が多く、ヒサカキのまわりを忙しなく飛んでいた。たまに葉にとまるが、すぐに再び飛び始める。吸蜜するところは確認できなかった。ビロウドツリアブが最も積極的に吸蜜していた。オオハナアブもビロウドツリアブ同様、熱心に吸蜜していた。アシブトハナアブは葉にとまっていることが多かった。ツマグロ...ヒサカキに集まる昆虫
三島市にある境川・清住緑地(朝比奈トンボの里)へ久しぶりに寄ってみた。すると、長い間続いていた拡張整備工事が完了したようで、以前とは見違える姿になっていた。ただ、現時点では中に入れないようだった。拡張した場所,before(2018.08)この場所は、昔、湧き水を使った養鱒場だったと聞いた記憶がある。また、夏の日没前に、この上空で複数のオニヤンマが摂食飛翔していた。拡張した場所,after遊び場として親子連れには喜ばれそうだ。境川・清住緑地(三島市)と、隣接する丸池(駿東郡清水町)は伊豆半島ジオパークのジオサイトである。ここへの観光客は近くの柿田川公園(柿田川もジオサイト)をたずねたついでに立ち寄るケースが多いだろう。その場合、柿田川公園との比較でインパクトが弱く、がっかりして帰っていった観光客は少なくないよう...境川・清住緑地の拡張工事完了?
購入したばかりの軽登山靴の履き慣らしのため、川沿いの山道などを歩いてきた。その時に撮影した生き物たち。麓の民家の周辺でハナニラの花が咲いていた。ホオジロは山の方の田んぼでよく見かけた。アオキの雄花の蕾。スミレの一種。タチツボスミレ?こちらはノジスミレ?クサイチゴの花もよく見かけた。これは何?形がおもしろいので撮影してみた。川べに降りてみた。アマゴの生息を確かめるために釣りがしたくなった。時間がかかるので、最近、野鳥は撮影しないようにしている。しかし、イソヒヨドリは手間がかからないので、ついつい撮影してしまう。ヒメツルソバこの車道は路側帯が狭い上に車の往来がそこそこあるので、歩きづらかった。斜面からの水の流れ沿いのツルニチニチソウの群落。ツルニチニチソウの群落の近くにいたハナアブの仲間。地図にない川沿いの道を探索...お久しぶりね
「ブログリーダー」を活用して、いきもの散歩さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。