平成最後の月、平成三十一年、皇紀二六七九年四月に撮影した昆虫たち。カゲロウ類チラカゲロウのオス?渓流の川原で撮影した。渓流やその周辺では、たくさんのカゲロウが舞っていた。アサヒナカワトンボ散策していると、私に驚き複数のアサヒナカワトンボが舞い上がった。そして、異なるタイプの成熟オスが、一枚のアオキの葉の上に並んでとまった。しばらくすると、橙色翅型のオスは、はっとしたかのようにして無色翅型のオスを追い出した。@関連記事アサヒナカワトンボ(伊豆個体群)-いきもの散歩ミヤマカワトンボ♂,2019/04/28渓流でミヤマカワトンボを1頭だけ確認した。ミヤマカワトンボの最も早い確認は5月11日だったが、今回その記録を超えた。仲間と無事会えて、子孫を残せるといいのだが。クロイトトンボ♂,東京都不忍池10頭ほどを確認した。今...昆虫2019.04
ヤマルリソウの花を再び見るために山の方へ行ってきた。前回は5,6輪しか花が見られなかった。今回は全部で200ぐらいの花が咲いていた。その中に一輪だけピンクの花を見つけた。ヤマルリソウの花はピンクから次第に淡青紫色に変わっていくとのこと。ヤマルリソウふたたび
柿田川公園を散策していると、最近顔を覚えてもらった公園関係者の方にお会いした。「今日はヤマサナエを4頭見た」などの情報を教えてもらいトンボについて話をした後に、「クレソン持っていくか?」と言っていただけた。この後、他のフィールドをいくつか回る予定だったので、どうしようか一瞬迷ったが、柿田川公園のクレソンを食べられる機会はそうそうない。「是非お願いします!」とすぐに返事した。そして、豚肉を買って帰った。作ったのはクレソンの炒めもの。クレソン、豚肉の他に余っていたベーコンとモヤシをオリーブオイルで炒め、塩と黒胡椒で味付けした。ベーコンの味が強くてクレソンの苦味・辛味はあまり感じられなかったが、非常においしかった。クレソンはあと1回分残っている。明日は「クレソンの卵とじ」を作る予定だ:)柿田川公園のクレソンを食す
山の方でフジの花が咲いていた。個人的にGWからイメージする花は、フジの他にヤマブキ、アカバナユウゲショウ、ニワゼキショウなど。ニワゼキショウの花は今年まだ見ていないので、晴れの日に近所の公園に散歩に行こうかと思っている。フジ
渓流沿いを散策していると、渓流横の水たまりに大きなカエルがいた。抱接中の1ペアの他にあぶれたオスと思われる2匹の合計4匹だ。渓流でウシガエルを何度か見たことがあるので今回も同じと思いながらも、こんな源流域まで進出しているのかと驚いた。しかし、近づいて確認するとウシガエルではなく、アズマヒキガエルだった。アズマヒキガエルと言うと里山の田んぼで産卵するイメージがあったので、これまた別の意味で驚いた。ただ、これは珍しいことではないようだ。私が近づくと、メスにあぶれたオス2匹は水の中の落ち葉の下に隠れてしまった。しかし、抱接中のペアは微動だにしなかった。また、膨大な数の卵が既に水の中に産みつけられていた。アズマヒキガエルは4年前に井の頭自然文化園の水生物館で見て以来で、自然下で見るのはかなり久しぶりだ。先日、幹線道路の...アズマヒキガエル
冬に、いくつかの生き物観察系ブログでルリビタキが綺麗な写真とともに紹介されていた。「ルリビタキ、どこにおるんやろ?うちも青い鳥に会いたいわー」と思ったが、散策中にその姿を見ることはなかった。今回、標高がいつもより少し高い渓流沿いを散策していると、青い鳥が7,8メートル先にある木の低い枝にとまった。ルリビタキ、コルリと並び瑠璃三鳥の一種であるオオルリだ。写真を見ていて、ルリビタキにはしっとりした上品さを感じた。オオルリの方は強烈なブルーの背中と白いおなかの強いコントラストで「濃いなー」というのが第一印象だ。オオルリはこちらに気づいていたが、距離を保っているためか、しばらく逃げなかった。ただ、枝の上をスライドして移動する。枝かぶりで撮影できなくなったので、「どうぞ行かないで、このままずっと」と心の中で願いながら、撮...ようこそここへ
柿田川公園を散策していると、切り株の上でトカゲが日光浴をしていた。すると、これを見つけた6,70代ぐらいの観光客のおじさんが、奥さんと次のような会話を始めた。おじさん「おい、ここにいるぞ」奥さん「何これ?」おじさん「あれだ、かがみっちょ!」奥さん「田んぼの溝にいるもの?」おじさん「それはイモリで腹が赤い。これは、かがみっちょ、かがみっちょ!」奥さん「へー、日向ぼっこしてるのかね」おじさん「しっぽが切れても再生される。かがみっちょ、かがみっちょ!」「かがみっちょ」は関東の一部地域で使われているトカゲの地方名で、皮膚が鏡のように光っていることが由来のようだ。初耳だったので、その音が新鮮でおもしろく感じた。また、おじさんが「かがみっちょ」を連呼し、かなり推しているのもおもしろかった。子供の頃にトカゲのことを「かがみっ...かがみっちょ
先日、紫色の小さな舌状花を咲かせた植物の名前を教えていただいた。シソ科のキランソウで、別名「ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)」。別名の由来は、キランソウは様々な病気に効くため(薬効は実証されていないとのこと)、病気を治し地獄の釜にふたをする、ということからだそうだ。植物の名前は覚えても、しばらくすると忘れてしまうことが多い。ただ、キランソウという名は忘れても、あまりのインパクトでその別名を忘れることはできないだろう。地獄の釜の蓋
川沿いを散策していて、1頭だけ会えた。コミスジは今年初確認。似ているチョウが数種類いるが、見たことがあるのはこのコミスジだけ。ホシミスジとオオミスジに会うのは難しそう。ミスジチョウには会えそうな気がしているのだが、何故か縁がない。この日の本命はツマキチョウだったが、空振りに終わった。春の気温が高かった昨年と比べると、出現が遅れているというだけかな。コミスジ
今年はアサヒナカワトンボの初認が3月20日だった。それから半月ほどが経過したが、オスは無色翅型しか確認できずにいた。しかし、昨日ようやく橙色翅型のオス3頭に会うことができた。アサヒナカワトンボ橙色翅型♂この個体は未成熟で、縁紋は白く、翅の橙色は薄く、複眼には白濁が見られる。翅上縁部の白にどのような変化が起こるのかは興味深いところ。アサヒナカワトンボ橙色翅型♂こちらは成熟が進んだ個体。最初の個体よりも翅の橙色が濃く、縁紋が赤味を帯びている。複眼も全体的に黒い。捕食中のアサヒナカワトンボこちらは無色翅型のオス。漸く縁紋が赤味を帯びたオスを見かけるようになった。昨年と比べると、ここでのアサヒナカワトンボの成熟具合は全体的に遅れているように感じる。アサヒナカワトンボ♀,捕食中交尾のためなのか、オスがメスに飛びかかるよう...アサヒナカワトンボ(伊豆個体群)
山でクサボケの花が咲いていた。クサボケは日本固有の落葉低木。ボケと同じバラ科ボケ属で、少し小さいが花は非常に似ている。ボケは高さ3mぐらいまで育つが、クサボケは50cmほどで、草のように横に広がることが名前の由来となっている。そのため、野草に埋もれていることが多く、全体像をしっかり見たことがない。クサボケ
山を散策していると、モミジイチゴの白い花が咲いていた。その花は下を向いて咲く。今回は近づけない場所だったので、花を正面から撮影することができなかった。残念。@関連記事モミジイチゴ-いきもの散歩モミジイチゴの花
ほとんどが蕾だが、ヤマブキの花が咲き始めていた。ヤマブキの花というと、個人的にはゴールデンウィークが浮かぶ。今年のGWも川沿いを散策中、たくさんの花を見かけるだろう。ヤマブキ
カルガモはちょくちょく撮影し、遊んでもらっている。男は度胸、カルガモは愛嬌
渓流沿いの道を散策していると、直径1cmほどの小さくて可愛らしい青い花が目に入った。ムラサキ科のヤマルリソウ。園芸種のような美しさ・かわいらしさを感じないでもないが、日本固有種である。この花を見ると、花びらだけでなく、中央の歯車状の白いものに目が行く。これは花冠の一部で副花冠と呼ばれる。そして、その中央奥に雄しべ・雌しべがある。茎や葉には毛が目立つ。長短2型の毛があるのがヤマルリソウの特徴だそうだ。今回初めて見たが、花が咲いてない時期もその変化を追ってみたくなる可愛らしい植物だった。ヤマルリソウ
ツグミの撮影は久しぶり。山で会ったツグミで、羽色が濃く感じた。冬に比べるとツグミを見かける機会が減ったが、その姿は時々目にしていた。冬鳥を段々見かけなくなっていく中、ツグミはもう少し見られそうだ。ツグミまだまだ
3月中旬以来の撮影となったアカハラ。まん丸の個体で、いつもより一回り大きく感じた。「山渓ハンディ図鑑7日本の野鳥」には「種アカハラには千島列島中・北部で繁殖する亜種オオアカハラとそれ以南で繁殖する亜種アカハラの2亜種に分類されている。」とある。そして、亜種オオアカハラは私の住む静岡県でも冬鳥として観察されるようだ(viaオオアカハラ 日本の野鳥識別図鑑)。参考ページの写真と比較してみると、今回の個体は(過去に掲載したアカハラも)、黒い頭部、濃い羽色、嘴の色などといった点で、オオアカハラに似ているような感じがする。しかし、この2亜種の判別は難しいようで、正確なところはわからない。@参考オオアカハラ(2017.04.04) 日本の野鳥識別図鑑オオアカハラ(2017.02.21) 日本の野鳥識別図鑑アカハラ 日本の野...久しぶりのアカハラ
アサヒナカワトンボ未成熟♀ダビドサナエ未成熟♀花よりトンボ。花より?
3月に撮影した昆虫。チラカゲロウ体長約16〜18mmの小さなカゲロウ。飛んでいるところに手を差し出すととまった。アサヒナカワトンボ未成熟♂,2019/03/20初認最高気温21.9℃2019年トンボシーズンの初トンボは、昨年同様、アサヒナカワトンボとなった。自分が確認したのはオス1頭のみだが、他の方がメス1頭を見つけ、その写真を見せてもらった。昨年よりも10日以上早いアサヒナカワトンボの初認となった。しかし、その後は数頭を確認しただけで、個体数が伸びなかった。暖冬や3月の気温が上昇した日の影響で一部の羽化が早まったようで、続々と羽化するのはこれからだ。アサヒナカワトンボ未成熟♀#1左中脚が欠損している。アサヒナカワトンボ未成熟♀#2山の車道沿いの歩道で見つけた。オナシカワゲラの仲間?ツチイナゴ他の昆虫を撮影して...昆虫2019.03
昨日、土手や空地などでマツバウンランの花が咲いているのを確認した。例年より早い開花といった印象で、3月に確認したのは初めてかもしれない。写真は撮らなかったが、ナガミヒナゲシの花も見かけた。マツバウンラン
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