壬申戸籍簿

この古ぼけた冊子の表紙には、「明治五壬申年二月 ○○戸籍」とあり、当地区の住人の住所氏名生年月日などが記載されている。現在の戸籍と違うのは、士農工商などの身分…

千両箱、見ぃつけた！

千両箱といっても、よく時代劇で見るような立派なものでなく、写真でわかるとおりの古ぼけた木箱である。千両箱と認識したのは、そこに大量の古銭が入っていたからである…

関東大震災の新聞

94年前の今日、関東大震災が起きた。その大惨事を伝える新聞ひと月分が、倉庫の中に束になって残されていた。 

草津電気鉄道

 大正13年のこんなポスターが出てきました。かつて草津に鉄道が走っていたなんて知らなかった。 

古いランプ

今片づけているのは本蔵で、以前は隣に味噌蔵が併設されていた。そこには大きな味噌樽がいくつも置かれていて、万一火事の時はこの味噌で本蔵を目塗りして火が及ばぬよう…

有名人からの手紙

ご先祖様は物を捨てない主義だったらしく、手紙の類は数千通、というより1万通以上残されている。一応目を通してから処分をしているのは、先々代が昭和の文豪の一人と交…

箱枕

布団を100枚以上処分した。古い布団ほどずっしり重く、運び出すのに難儀した。軽く暖かい寝具で眠れる現代は本当に幸せだ。箱枕が20個ほど出てきた。日本髪を結って…

価値はない、と言われた本たち

前回いきなり春本を登場させたが、この倉庫には江戸から昭和初期にかけての本が1000冊以上放置されている。過日、誠実な古本屋さんに来ていただき、棚から取り出すこ…

江戸の春本

棚の奥からひっそり出てきたのは何冊かの春本である。ご先祖様、何をしていたことやら。江戸時代のものとわかったのは、淫水亭開好と作者の名前が書いてあり調べた結果で…

天保の頃のもの

片づけをしているのはいつ建てられたのかもわからない倉庫で、そこに実にさまざまなものが放り込まれたままになっている。100年以上放置されたものもたくさんある。こ…