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  • 衰亡記

    トシとってだいぶアタマ悪くなったせいだろう、ここ一、二年で本を読む速度が著しく落ちた。久々の更新でこれだけしか高が上がらないことに慄然とする。また新書・選書の類が多いことにも我ながら辟易する。あれは「手っ取り早く情報を」という安手な感じがイヤ、だった。けれど「手っ取り早くカロリーを」という牛丼やの類がまあまあ食べられるようになってきているのと同じように、新書でも読んでコクのあるものが多くなってきているように思う。逆に単行本の味わいがしゃぶしゃぶしてきている。なら安い新書の方を買うわな。 ○橋本治『草薙の剣』(新潮社)○米澤穂信『米澤屋書店』(文藝春秋)○アントワーヌ・コンパニョン『寝るまえ5分…

  • サバトからワルプルギスへ

    大好きな町に三泊四日なんて瞬きの間のようなもの。新店開拓は今度二週間くらい滞在するときに回して(それでも足りるかしら)、ひたすら馴染みの店で食べる。よってこの日の夜は楢館向かいの『鮨 瑞穂』。 鯨頬肉(豪壮)や時知らずの粕漬け(しっとり)などで呑む。しかしやっぱりこの季節だとホヤである。もちろん新物を無論目の前で剥いてもらい、言うまでもなく酢もレモンも添えずに食べる。口の中に大海があるようで、ある意味鯨と堂々張り合うだけの強さがある。鮨は槍烏賊・海胆(面白いことを聞いた。当然八戸産なのだが、漁師によって、並べ方が全く違うのだそう。実際、二つを見せてもらうと素人玄人みたいに丁寧さの差が明らか)・…

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