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  • 石の話

      【第1話】 あれはいつだったかだいぶ前のことである。ちまたで「究極の選択」という遊びがはやっていたことがあった。「カレー味のウンコと、ウンコ味のカレーとどっちを選ぶ?」といっては、友人たちとワイワイしたものである。 その日は、仮説実験授業研究会(たのしい科学の授業をしている人...

  • 炭酸の飲み物作り今昔

    【そのむかしの炭酸飲み物】 小学生頃の夏だったと思う。父がクエン酸を一瓶買ってきてくれた。というのも、当時定期的に届けてもらっていた雑紙『科学』(学研刊)に、飲み物の作り方が付録つきで載っていて、私はそれがとてもとても美味しいのだと報告していたのだ。 その飲み物の...

  • 繕いもの今昔

    縫いました、コースター。 いや、そうではなくてですね。 うちではいてるズボンの膝に穴があいたもんだから、その穴補修用にこしらえたのであります。 布はたまたま、生地を丸く切って使わぬまま残っていたのを使用。丈夫にすべく裏に接着芯を貼り、円周部分が落ち着くようミシンの刺繍モードで補強...

  • 雨もりを測定する

     台風が近づいてずっと雨が続いたときのこと。お陰様で、もれなく雨もりしました。「車」がね。 この日、朝出かけようと車のドアを開けたら、助手席椅子の座布団がびしょ濡れ。窓はしまっているのに。見れば、天井近く、室内ミラーの付け根あたりからしずくがポタリポタリ。天井の裏部...

  • 大腸検査と「手」

    大腸検査は二度目。最初は約10年前。検査中も検査後も壮絶な痛みでありました。ことに、カメラが大腸の曲がり角に接触するたびにズキズキッ!とまあ、もんどり打ってなんともはや。 ところがその次(2016年)はじつに快調、快腸。そのわけは、看護師さんの「手」であります...

  • 魚のさばきかた

    魚のあら汁を作るときなど、頭を包丁で割るのがむずかしいです。出刃包丁も持っていないし。 そこで私は、キッチン鋏を使って切るのですが、そのときの切り方をこんなふうにしています。 魚の頭の真ん中をさけ、図のように少し横に鋏を入れるのです。そうすると、真ん中にあるごつく...

  • おかいこ様

    これは2013年10月7日に書いたものです。 -------------------------------------------- 虫といえば、子供の頃、『科学』という子供向けの月刊雑誌に、繭玉というものが付録でついてきたことがあった。3、4㎝くらいの長さで、白い...

  • リハビリの効用

    2016年のこと。 入院している実家の母におつき合いして、病院のリハビリ室に行ったんである。ぼーっとながめているのも退屈だから一緒にまねしてみた。 500グラムの重りをつけた用具を両手に持ち、膝の上から肘をまげずに上げ下げするとか、たとえばそんなメニュー。母のゆっくりリズムで...

  • 茶碗の底のおたのしみ

    ご飯茶碗を割ってしまったので買いに行きました。売り場でどれがいいかしらんと迷っていると、一緒に買い物につきあっていた相方のユクト君が「これなんかどう?」と選んでくれたのが、茶碗の胴体にナスやトマトの絵がついているというもの。 野菜栽培が好きな私にぴったり。ほんわかし...

  • 泣く子と地頭には勝てぬ

    2013年9月13日に書いたもの。まだゲーム機がゲームボーイだったりファミコンだったりで、今のように普及してない頃の実話です。 【その1:ゲームセット】 休日、混み合った新幹線に乗ったときのこと。自由席は満員で通路に立つしかない。 こういうこともあろうかと持ってきた...

  • イヤホンの悩み

    1.ラジオのイヤホン  私は夜、床にはいって眠りにつく前のひととき、あるいは夜中に目覚めて眠れぬときなど、子守歌がわりにラジオを聞いて過ごす。 だが数年前まで、そのラジオを聞くのがたやすくはなかった。放送がうまくはいらんのである。なんでも、私の住んでいるこのあたりの電波事情...

  • 初めて見るもの 食べるもの

    実家の母へうちのベランダでとれたナスをお土産に持っていったときのこと。しま模様のナスのカプリスと、ぽってりした薄紫のナスのロッサビアンコを取り出してみせるやいなや、「なんときれいだこと。こんなの、見たことない!」と感嘆。だが、 母「これなんなの?」 私「ナスだよ...

  • へそくりの思いっきりブルーな結末

    4月のとある日。あろうことか、だいじにだいじにしまっておいた全財産がインクにまみれてしまっていた。 どうやらしまっておいた場所がちょうどスタンプ台の近くで、そのスタンプ台の間にはさまっていたメモ紙にインクがしみこみ、さらに近くにあったお札にもインクがうつってしまったら...

  • 壁に目あり 電柱に口あり

    年の瀬もおしつまってまいりました。ちまたでは忘年会などで盛り上がっている今日この頃でありましょう。 さてさて,この時期。寒さも手伝い,うかれて飲んだお酒はいずれにか放出したくなるのが人間のカラダのつねというもの。 ふと見れば,いい具合に塀が...

  • おがみ様

    ちょいと,むかし。 海辺のちいさな町に,チビトモという子どもがいたそうな。 そのチビトモのひいばあちゃん,(といってもチビトモが生まれたときにはもう亡くなっている)は,「おがみ様」だったそうだ。 ...

  • ネクタイの花

    左の写真は,食べこぼしのしみがついたり,すり切れたりして,だいぶくたびれたネクタイで作った花。光沢の美しさといい,縞の柄ぐあいといい,さすが元ネクタイ。布地が絹だけのことはありまする。 「くさっても鯛」とかもうし...

  • はじめての おつかい

    テレビ番組に,「はじめての おつかい」というのがありました。 小さな子どもが,お家の人にたのまれてはじめておつかいに行くときの様子を見せる,日本テレビのドキュメンタリー風番組。 ...

  • 散歩人は見た

    散歩人は「飲酒運転ナンバーワン」の代行を見た!の図 ぶらぶら,ご近所をお散歩していると,いろんなものを目にするんでございます。 「いつもこのあたりですれちがう灯油屋さん。ほら,あのイケメンのお兄さんの車に合わなかったけど,...

  • 机下の足下暖房法

    しんしんしん… 冬,机の下が寒い。 すわってじっとしているところだけに, なんとかして暖める方...

  • 生き物を育てるのが苦手。すぐ死んでしまうのがたまらないのだ。自分のせいだと悔やんで悲しくなるんだもん。 だが,ひょんなことから「まあ,ちょっとやってみてもいいか」と思い直し,家にある発砲スチロールを鉢がわりにして,ベランダ菜園...

  • ぎっくり腰

    あれは,朝,ゴミをすてようとゴミ袋に手を伸ばしたときだった。ギクッと音がしたと思ったところで,それっきりまっすぐに立っていられない。身体が大きく右前に傾いたなりである。 ぎっくり腰とは,こういうどーってことない仕草で起こると聞い...

  • じいさんのお年頃

    『ゆうたくんちのいばりいぬ』(きたやまようこ作/あかね書房/定価714円:本体680円+税)というシリーズものの絵本があります。 おれ,い...

  • としつき

    いつのまにやら新学期が始まってしまったようで,遅ればせですが,この間見かけた春の風物詩みたいなワンシーンをちょこっと。 絵は,入学式をすませたらしい兄妹のお子さん二人。 こ...

  • 寝ころんで役に立つ

    扇風機の活用法をひとつ。 これを横に倒して天井に向けて回す。すると,左図のように空気が移動し,室内全体が暖まるという仕掛けなり。 これがなかなか快適。この冬はことに寒くてエアコン...

  • はなしにならない話

    正月というのは普段食べつけないものを食べてしまうものだ。 この前もそうだった。頂き物の上等な干し芋をかじったら,奥歯の詰め物がぽろり脱落。以後ものを噛むのに往生。残っている歯で噛もうとするとあごがだるいだるい。だが折しも正月,病...

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