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ぱこぺら 映画批評 https://pakopera.blog.fc2.com/

映画の批評・考察など。できるだけこれまであまり言及されてこなかった美点を持つ映画を取り上げます

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2017/07/07

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  • 『理由』シリアスを装った遊び心

    監督:大林宣彦 脚本:大林宣彦・石森史郎 原作:宮部みゆき 2004年 一家惨殺事件が起こり、捜査の進展に伴ってその一家が全員他人で構成されたニセ家族だったことが分かってきて……といった物語が展開する。 ニセ家族を中心に多種多様な家族像を描いていて、ストーリーとしては「家族とは何か?」といった主題が浮かび上がってくる。しかし実際に見てみると、語られる内容より語り方の特異さの方が、よほどこの映画を特徴づけてい...

  • 『七人の侍』価値観の衝突を描いた娯楽活劇

    監督:黒澤明 脚本:黒澤明・橋本忍・小国英雄 出演:志村喬・三船敏郎・宮口精二 1954年『七人の侍』は映画史上の傑作であると同時に、一般の観客にも時代を越えて愛され続けてきた稀有な映画だ。農民が村を守るために侍を雇い、野武士たちと戦うという単純なプロットの中に多くのモチーフが展開される。暗く深刻な状況から始まり、活劇の楽しさ、生きることに伴う悲しみや苦しみ、価値観の異なる人々の葛藤、荒々しい歓喜と暴力、そ...

  • 『生きる』濃密な描写と斬新な構成

    監督:黒澤明 脚本:黒澤明・小国英雄・橋本忍 出演:志村喬・小田切みき 1952年 この映画の主人公、渡辺勘治は世界を救ったり、何らかの偉業を成し遂げたりはしない。どこにでもありそうな小さな公園を一つ作るだけだ。末期癌の宣告を受けた市役所職員が一念発起して公園を作る、という物語は、非常にスケールが小さく、陰鬱な印象を与えもする。しかし『生きる』はそんな題材からは想像もつかないほど壮大で豪華な、そして楽しめる...

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