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映画の批評・考察など。できるだけこれまであまり言及されてこなかった美点を持つ映画を取り上げます

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2017/07/07

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  • 『羅生門』映画としての評価

    監督:黒澤明 脚本:黒澤明・橋本忍 出演:志村喬・千秋実・森雅之・京マチ子・三船敏郎 1950年 この映画は1950年においては斬新過ぎたのか、当時の記事を見るとかなり不評だった事が分かる。評価面ではキネマ旬報の年間ベストテンで5位に留まっているし、興行成績では10位以内にも入っていない。一方、海外ではベネチア映画祭での金獅子賞をはじめ、米アカデミー賞やゴールデングローブ賞の外国語映画賞など、多数の映画賞を受賞して...

  • 『ドリーの冒険』明晰な表現が際立つグリフィスのデビュー作

    監督 D.W.グリフィス 1908年 アメリカ 12分 サイレント映画 映画の父と呼ばれているD.W.グリフィスのデビュー作。大衆音楽がビートルズ登場の後先で分けられたり、哲学史がカント以前・以後で分けられたりするように、映画の世界ではグリフィスがその画期を作っている。今日我々が日常生活の中で何気なく「映画」という時なども、一般的にはグリフィス以降の映画を思い浮かべているわけだが、この『ドリーの冒険』はどちらか...

  • 『大列車強盗』動きと虚構性

    監督 エドウィン・S・ポーター 1903年 アメリカ 13分45秒 サイレント映画 アメリカ映画史上初の大ヒット作だ。 ならず者たちの列車強盗から死まで、その顛末が描かれる。ストーリーが単純な出来事の羅列でできているのは従来通りだが、駅員の捕縛、列車への侵入、走る列車上での格闘、客車の切り離し等々と、当時としては非常に詳細に描かれて、かなり物語らしくなってきている。 列車強盗や銃撃戦という内容は実生活ではな...

  • 『アメリカ消防士の生活』発展途上の映画技法

    監督 エドウィン・S・ポーター 1903年 アメリカ 6分50秒 サイレント映画 実はこの映画は1970年代にオリジナル版が発見されるまで、カットバックを駆使した再編集版の方がオリジナルと見做され、過大に評価されてきたという歴史がある。 今日、オリジナル版を見てみると、残念ながらジェームズ・ウィリアムソンの『火事だ!』の陳腐な模倣作品と言うしかなさそうな感じだ………。『火事だ!』は被写体、演技、撮影・編集と、すべ...

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