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wanderlust | 旅ゴコロを刺激する https://chihirou.wixsite.com/wanderlust/

旅好きによる、旅を反芻するサイト。旅ゴコロを刺激する情報や写真(主に海外)を、趣味でのんびり更新中。

OLしながら年に1,2回のペースで海外を旅しています。海外出張もそれなりに。 旅から帰って来た瞬間には「次はどこに行こうかな〜」って考えてます…。 これまでに渡航80回以上、40カ国以上訪問。 ウェブサイトには、ブログ(日記)以外にも、写真やおススメの本、旅のヒントなども掲載しています。

chihirou
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大田区
出身
逗子市
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2017/05/18

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  • フィンランドサウナの愉悦

    フィンランドといえば、ムーミンとサウナ。2大名物といってもよいだろう。 私自身はもともとそんなにサウナに思い入れがある方ではない。嫌い、ということもないが、大好き!と公言するほどでもない。 それでも、韓国に行けば必ず汗蒸幕(ハンジュンマク:麻の布をかぶって温度の高い土や石でできたドームに入る韓国式伝統サウナ)には行くし、トルコに行けばハマム(トルコ式蒸し風呂の公衆浴場)に行く。なので、当然、フィンランドでもサウナに行く気満々だった。 旅に出る前に予習をする派なので、サウナについて調べてみたところ、最近のサウナブームを牽引しているこの本に出会った。 「マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1)」 (モーニングコミックス) (Kindle版) この本によれば、サウナで温まり、水風呂や外気浴で冷やす、の温冷を交互に行うことで、「整ったーー!」という瞬間が訪れるのだそう。 なんとなく想像できるような、できないような。是非、私もフィンランドで整ってみたい!と思った。 私が目を付けていたサウナは、ヘルシンキに最近できたオシャレなサウナ、「LOYLY(ロウリュ)」。 「LOYLY」 http://w

  • 旅先ビンゴ

    旅の行き先はどうやって決めているの?と聞かれて驚いた。そんなこと、考えてもみなかった、というか、行きたいところに行っているだけだからだ。そんなことに疑問を持たれるなんて思いもしなかった。他の人はそうではないんだろうか?まぁ、私の行き先があんまり普通ではないからだろうが、それにしても、あまりにも何度もこの質問を受けるので

  • 私がアイスランドについてお伝えしたい5つのこと

    2015年8月に旅したアイスランドのことをkindle用の本としてまとめてみました。 実用的なガイドではありませんが、まだ日本ではマイナーな地、アイスランドの魅力を少しでもお伝えしたかった。初のkindle direct publishing でよくわからないことも多かったので写真は表紙のみ。中味は文字だけです。写真はウェブサイトの方からご覧ください! 是非ご笑覧いただければ幸いです。 『私がアイスランドについてお伝えしたい5つのこと』 http://amzn.asia/clh52gl

  • シベリア鉄道で行こう

    旅好きならば一度は考えたことがあるのではないか。「シベリア鉄道に乗ってみたい!」と。 シベリア鉄道といえばユーラシア大陸を横断する長距離列車。最長のモスクワ−ウラジオストク間を往くには1週間の乗車が必要。さすがにそれはちょっとハードルが高い。そこで、偶然知った、シベリアのイルクーツクとモンゴルのウランバートルを結ぶ区間のシベリア鉄道。2泊3日の旅だ。これくらいならちょうどいい!シベリアもモンゴルもいつか行ってみたい土地だった。 個人旅行だが、ロシアはビザも含めいろいろ面倒なので、手配は旅行代理店にお願いした。あまり詳細な事前情報はなく、4人のコンパートメントで、上の段のベッドが予約されている、あとは現地のガイドに確認してほしいとのこと。自分でウェブなどで情報収集はしてみたものの、モスクワ−ウラジオストク区間のことはそれなりに情報があるが、イルクーツク−ウランバートル区間についてはあまり出てこない。ま、同じようなものなんだろう、と思い、あるブログを参考に、普段とは異なる荷造りの準備をした(これら持ち物については後述する)。でも、あまり詳しく調べすぎても現地での楽しみが薄れるので、ちょっと

  • More Than Travel, Less Than Adventure.

    日常が吹き飛ぶような冒険…なんてものはそう簡単にできるものではない。若い時ならともかく、仕事が休める時期も期間も決まっているし、怪我や事件事故も困る。仕事に穴を開けられないから、あらゆることは基本的には前もって予約、準備。出たとこ勝負なんてもっての他。だけど、それでも、できるだけ日常から遠いところに身を置きたい。見たことのないものを見たい。経験したことのないことを経験したい。その衝動は押さえられない。おそらく、生活が安定しているからこそ(これは有難いことだが)、その淡々と続く日常を一歩抜け出して冒険のエッセンスを感じたい衝動が強いのかもしれない。逆に、日常生活が波瀾万丈の人は、休みの時くらい、のんびりと南の島でくつろいで過ごしたいと思うのではないか。たぶん私は、旅を糧に、ともすれば退屈な日常をどうにかサバイブしているのだ。 そんなわけで、安定の中のカンフル剤として、好奇心の赴くままに、ちょっとだけ人と違った旅を求めて経験してきた。そんな自分の中の大事な経験で感じたことを、旅の空気を、体験を、断片でもいいから文字で記録しておきたい、という気持ちが最近強くなった。自分の記憶力の衰えを年々実

  • オオカミに会いに行く

    世界最北の動物園、Polar Parkはノルウェー北部の北極圏最大級の町トロムソにある。正確に言うと、トロムソから車でさらに3時間ほどかかる僻地にある。 思えばこの日から遡ること2年程前、「世界ふしぎ発見!」で放映されていたPolar Parkを見たのがきっかけでこんなところまで遥々やって来た。ここでは、オオカミと触れ合えるプログラムがあるというので、強烈な印象が残っていた。その後、オオカミにとても強い興味を持ったきっかけがあり(これはまた別の話)、どうしてもこのPolar Parkに行かねば!と心に決めたのだ。 もちろんツアーなどはない。事前にかなり下調べをして個人で行くことに決めた。本当は冬に実施されているHowl Nightというプログラム(オオカミたちと一緒に遠吠えができる!)に参加したかったのだが、これは団体でしか申し込めないとのこと。仕方なく個人でも参加できるWolf Visitというプログラムに参加するため、夏のトロムソへ。 いざPolar Parkを訪ねる前夜はソワソワして遠足前の子ども状態。トロムソに着いた初日、観光前にまず観光案内所に行き、Polar Parkへの行

  • 犬ぞり疾走記

    オーロラ爆発でオーロラの見える確率がかなり高い、と言われていた2013年冬。どうしてもオーロラをこの目で見てみたかった私が選んだのはカナダのホワイトホース。日本人にメジャーなのはイエローナイフだったが、あえてホワイトホースを選んだのは、オーロラが見える確率が高いということ、イエローナイフよりは観光客が少なそうなこと、ユーコン野生動物保護区があることが理由だった。 オーロラを見るのはもちろん夜なので、日中はのんびり過ごすか、自分で予定を入れることになる。しかし、予定といっても、極寒の田舎町。オーロラを見るのだから当然そこはすこぶる寒くて、夜になれば真っ暗になるような、小さな小さな町なのだ。そんなわけで、選択肢はごくごく限られてくる。 一日はホワイトホースを選んだ理由のひとつ、ユーコン野生動物保護区へ行くオプショナルツアー。このプランには犬ぞり体験がついていた。犬ぞり用の犬たちを趣味でたくさん飼っているお宅(本業は弁護士と聞いた)の裏庭にある池(といっても相当な大きさと規模)で、一時間半ほどの犬ぞりの「お試し体験」ができた。これは、日本のツアー会社が手配した日本人向けのもの。それでも、真っ

  • 野生動物と遭遇する幸運

    アンカレッジから水上飛行機で40分ほど、広大な緑のツンドラやタイガを越え、霧深い入り江に着水。湿地を縦横に流れる細い水の流れは空から見ると大地を走る血管のように見える。大地の隅々まで水を届ける。この水は氷河からきているのだろうか。それともツンドラ、永久凍土の奥底から溶け出してきたのだろうか。少し灰色がかった色に見える。もしかして、この湿地にも熊やカリブーがいるのではないかと目を凝らして見たが、上空から見つけることはできなかった。 この辺りには水上飛行機でしかアクセスできない。だから、アラスカ州の州都であるアンカレッジからそう遠いエリアではないのに、人の気配のしない自然の最深部に入り込んだ気がするのだ。水上飛行機(ジブリ映画「紅の豚」でポルコたちが操縦しているようなやつだ)には初めて乗ったが、あまり高度がないせいか、景色を堪能でき、また離水や着水も想像以上にスムーズ。ジェット機とは異なり、ひどく人間的な、というか、人間の身の丈に合った、アナログな乗り物だと感じて好意を持った。 ここ、リダウトベイ(リダウト湾)ではグリズリーをはじめ、白頭ワシやビーバーなど、いろいろな野生動物を見ることがで

  • 私が極北を愛する理由

    町を渡る風は、北極の青白い氷を抜けて来たのか、清冽で気持ち良い。白っぽい灰色の空でも、びっくりするくらい青い空でも、そのひんやりとした空気は颯爽としていて気持ちが良い。一方、寒さは怖いものだ。もちろん暑さも過ぎれば同じく怖いけど、やはり寒さの方がより死に近いイメージがある。特に冬の北極圏は死が身近にあるのがよくわかる。 最初に極北を訪ねたのは、オーロラを見るために訪れたカナダのホワイトホース。日本人にはイエローナイフの方が人気なので、あえて小さなホワイトホースを選んだ。小さな北方の町。年末の寒い時期に訪れたが、記憶にあるのは小さなアイスクリームショップ。こんなに寒いのに、アイスクリーム売ってるんだ(というか、食べる人がいるんだ)…という小さな衝撃。町全体が白と灰色で暗い印象もあったけれど、その分、室内の暖かさや明るさが心地よかった。 次は、夏のアラスカ。アラスカについてはいくら語っても語り尽くせないくらい思い入れがあるけれども、それはまた別の機会に。 アラスカを訪れたのにはいくつか理由があるけれど、そのひとつのきっかけは、冬にホワイトホースを訪れた際に、ガイドや現地の人たちに「冬にこん

  • 物語のある風景

    スコットランドの風景には気配がある。手つかずの自然に見えるが、そこには何かの気配を感じるのだ。それが何かはわからない。単に霧のニュアンスのせいかもしれない。絶え間なく動き流れて行く雲とその雲が落とす影のせいかもしれない。でも、もっと何か密やかなるものが、ずっとずっと太古の昔からそこにいるような気がしてならない。 ヒースやアザミの茂る湿地の荒野を、低く垂れ込めた雲が、早い風に乗ってぐんぐんと移動していく。瞬間的に黒い雲がやってきて雨を降らせ、次の瞬間には陽が射す。幾条もの日差しが天の雲間から降りている様は言い得ぬ神々しさを感じさせる。まさに天使の梯子だ。 その湿潤な空気や、ざわざわと風に揺れる下草はたしかに何かを孕んでいるように思える。それは単に自分がスコットランドの物語や歴史を読んでいるので、そう感じるに過ぎないのかもしれないけれども、それでも確かに何かのささやき声が聞こえるようなのだ。もしかすると、スコッチモルトウィスキーの飲み過ぎで、頭が朦朧として、そんな気がするのだろうか? スコットランドのハイランド地方にある小さな島、スカイ島。島の中心は、目抜き通りが100mくらいしかない小さ

  • 旅の空気

    北極圏の凛とした空気。熱帯雨林の息苦しいくらい湿った空気。黄砂の混じった埃っぽい空気。真夏のカラリと乾燥した空気。結局のところ、旅で一番印象に残って懐かしむのはその土地の空気だ。写真や映像、本などで、世界中のいろいろな場所を疑似体験することができる。だけど、空気だけは、リアルにその場所に行かないと体験できない。 旅先に着く。まずは飛行機のボーディング・ブリッジやタラップ。空港の到着ロビー。空港の空気感は世界各国共通の、「どこでもない空気」が漂っている。ざわざわと多国籍の人々が集い、仕事だったり遊びだったり、幸福な気持ちだったり不安な気持ちだったり、さまざまな用事でさまざまな世代の人たちが行き交う。 以前は空港にいるとハイな気分になって、なんとなく落ち着かない気持ちだったが、旅の回数を重ねるにつれ、その「どこでもない空気」を心地良く感じるようになった。そこでは時差を経て、さまざまな体内時間で時間を刻む人たちがいる。寝ぼけた人、疲れた人、元気いっぱいの人、忙しそうな人が混在し、時間の流れさえ外界と異なる。この独特な空港の時間は、旅の始まりと終わりに必ずあるインターバル。新しい土地の空気に順

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