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山いこら♪ https://blog.goo.ne.jp/yamaikora

山に森、生き物、林業、樹木、木材などに関する色々な知識や楽しさを共有しましょう。みんな、山いこらA

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2017/04/24

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  • ミズカマキリ

    代表的な水生昆虫の1種「ミズカマキリ」。名前にカマキリと付いていますが、カメムシ目の昆虫で、陸生のカマキリとは全く別の昆虫になります。ミズカマキリの体長は40~45mm、体は細長く、体の色は灰褐色~暗褐色で、前脚は捕獲用、中後脚は遊泳用になっています。肉食性で、捕獲用の前脚を使い、オタマジャクシや小型の魚類、水面に落下した陸生昆虫などを捕獲し、体液を吸い取ります。体液を吸い取る食事の方法は、アメンボやマツモムシといった肉食性カメムシ目の昆虫だな~と思うので、陸生のカマキリとは全く異なりますね。ミズカマキリは、日本全国に分布し、水田や池、沼などに生息し、ある程度の水質汚濁には耐性があるものの、農薬に対しては弱いので、減少傾向にある水生昆虫の1つです。最近は、無農薬や減農薬でお米を育てる方も増えているので、少...ミズカマキリ

  • ルリタテハ

    瑠璃色の模様が素敵なチョウ「ルリタテハ」。ルリタテハはタテハチョウ科のチョウで、名前のとおり「瑠璃色の模様がある」ところが名前の由来となっています。体長は25~45mm、森林の中でも平地やその周辺に生息し、森林以外にも里山や農地、都市部の公園や緑地と幅広い環境で出会うことがあります。瑠璃色の模様が特徴的で、その上、ルリタテハに似たチョウがいないので、すぐに覚えられるチョウですね。しかし、瑠璃色の羽の裏は、落ち葉や樹皮に似た模様なので、見失うほど景色に溶け込んでしまいます。瑠璃色の派手な模様が目立つ分、羽を閉じると全く目立たないので、そのギャップを利用して、外敵から身を守っているのかもしれませんね。次はルリタテハの幼虫。ルリタテハの幼虫は、サルトリイバラやユリ科の植物の葉を食べます。森林の中では、サルトリイ...ルリタテハ

  • 樹木の蛍光物質 × ブラックライト

    バットに使われる樹木で有名な「アオダモ」。その「アオダモ」や「マルバアオダモ」を水に漬けて、ブラックライトを当てると青く、美しく光ります。なぜ、樹木は、このような蛍光物質をもつのか。光合成の関係で、蛍光物質が光エネルギーの伝達に役立つそうですが、それは一部らしく、積極的に蛍光物質を備える理由は、明確になっていないそうです。まー、そんな難しい話は置いといて、気になるのは、「他の樹木も光るのか?」ということです。いろいろ試してみたので、その動画がこちら↓↓↓ご覧いただいたウメ、ウバメガシ以外にも、アカメガシワ、ノグルミ、ウツギ、クサギも光りました。それでも、やっぱり、アオダモが一番美しいですね!(^^)!樹木の蛍光物質×ブラックライト

  • 合意形成

    今回の講義は「合意形成」。そもそも、合意形成とは「チームメンバーや関係者の意見を一致させること」であり、相手を説得したり、相手を説き伏せたりする行為ではありません。お互いの意見を納得いく形に導き、その上で、合意を取り、その合意の下で決定された意見や提案に対しては、各々が当事者意識をもつことも重要です。不満や不安を残したまま、力業で合意させたものは、合意形成をとは言いません。合意形成は、お互いに意見を出し合い、納得いく形で合意することが重要です。なので、合意形成には「論理」と「心理」の両方が重要です。今回は、和歌山県農林大学校林業研修部(以下、和歌山林大)において、合意形成についての講義を行いました。和歌山林大の学生さんたちには、合意形成には論理と心理が重要であることを体感し、理解いただくため、ゲームを通じ...合意形成

  • 林業視察ー宮崎県 再造林ー

    前回の報告からだいぶ経ちますが(^_^;)、宮崎県の林業視察~再造林編~。16年間、素材生産量日本一の座に輝き続けた宮崎県。再造林という問題に直面しています。一番の問題は「人手不足」。伐採量に対して再造林が追い付かない。そして、造林作業はマンパワー。それでも、各地域で工夫して取り組み、再造林率100%を掲げる地域もありました。あと「地拵え」も大切にされていました。それについては、強く共感できるので、いずれ「無地拵え」なんて言葉は死語になるんじゃないかなと思います。まー、そもそも、地拵えの目的が果たせていない無地拵えに価値はないと思います。加えて、「機械地拵え」は出来るところで実施して、基本的に「人力地拵え」は0にならないという考えも共感しました。そうです、「人力地拵え」は無くなりません(´▽`)。紀伊半島...林業視察ー宮崎県再造林ー

  • 林業視察ー宮崎県 大型製材工場ー

    久しぶりの林業視察。今回は宮崎県。まずは、宮崎県に作られた大型製材工場。規模がすごい!の一言に尽きます。製材品だけでなく、見渡す限り丸太。大量の丸太が次々と製材されていきます。ズラッとならぶ高温乾燥機。このような大型製材工場が、地域の木材需要を生み、国産材供給を支えている。的なことを言われますが、支えているのは工場ではなく、ここで働く人たちです。ここで働いている一人一人の従業員さんが、工場を支え、それが地域の木材需要を生み出し、支えています。大切なのは、この工場で働く人たち。製材工場を見学させていただき、改めて、「従業員は大切」だと思いました。まだまだ暑い日が続くけど、熱中症に気を付けてください!林業視察ー宮崎県大型製材工場ー

  • 林分の発達段階

    僕の中で、森林は樹木が集合した空間であり、森林を育てることは、木を育てることという認識を持っています。樹木医という立場からすると、健康な樹木の集合体が健康な森林であり、不健康な樹木の集合体が不健康な森林です。森林の基本構成は「樹木」であること。というわけで、その樹木の成長に応じるように、森林も発達していきます。このことを「林分の発達段階」と言い、藤森隆郎先生が提唱したもので、森林づくりを進める、森林施業を体系化する上で、非常に重要な知識です。しかし、色んな講座で、「ご存じですか?」と尋ねても、残念ながら「?」という顔をされる方が多いです。林業大学校や林学の大学を卒業された方でも、「?」という顔をされる方もおられ、「遷移のことですか?」と混在される方も・・・。森林づくりや森林施業に関する講義の依頼を受けたと...林分の発達段階

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