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医療、特に緩和ケア・訪問診療・看取りに関する話題。

元ホスピス医、現訪問診療医。ライフワークの緩和ケア、認知症治療、看取りに関する話題です。

baumkuchen2017
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2017/04/05

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  • 訪問をお断りすること

    今回は日記のような内容になります。開業して、7月1日で7年目を迎えます。 訪問診療の殆どは紹介で成り立っています。 病院の連携室、訪問看護師さん、ケアマネジャーさん が、「この患者さんは虎太郎先生が合っているのでは」 と考えて下さりご紹介を頂くことはただただ感謝しか ありません。しかし一方で、一人開業医、(一年に1回くらいは 連携しているクリニックに助けてもらうことがあり ますが)なのでおのずと担当出来る患者さんには限り があります。私は外来もやっていて看取り間近の患者 さんも常にいるので、月60~70人くらいでも結構 いっぱいいっぱいになってしまいます。 家族にもただでさえ、旅行は無理・夜中…

  • 「在宅ひとり死」に必要なこと

    Yahooに、上野千鶴子さんの「在宅ひとり死」についての 記事がありました。news.yahoo.co.jpよく、おひとり様が在宅死を迎えることが出来るか、と いうことが話題になります。結論を言えば可能ですが いくつか条件があります。まず、ご本人の強い決意と 意思表示があること。これがないとご本人の意思表示が 困難になった時に周囲の人々が迷うことになります。 また、ご本人の想いをかなえようという気持ちを持つ 看護師、介護士、ケアマネといったチーム。 緩和のマインドとスキルを持つ在宅医。特に私は適切な「鎮静」が行える医師が良いと 思います。「在宅では鎮静など不要」と言い切る 在宅のカリスマ医もい…

  • 危険を事前に伝える難しさ

    眠剤に関係すると思われる転倒が、時々起こります。 そもそもあまり処方したい薬ではないし、 最大限注意はしますが、それでも起こります。 特に、がんの終末期では皆さんぎりぎりの状態で トイレまで歩かれるので、転倒の確率は飛躍的に 上がってしまいます。転倒の危険は、私はかなりしっかりと話していますが、 いざ転倒が起こると事前のお話を「聞いていない」と おっしゃるご家族が少数ですがいらっしゃいます。 この時は、 「後遺症の残る怪我もあるので気を付けて下さいと お話しましたよね?」 と具体的な言葉を言うと、「あ…」という表情に なります。ちなみにこの、「後遺症が残る怪我」と いうフレーズは、インパクトが…

  • 認知症介護を取り巻く感情

    認知症のケアで最もやってはいけないことのひとつは、 御本人の記憶違いや出来なかったことに対して厳しく 注意したり叱責することだと思います。 もちろん一生懸命介護をしている家族を責める意図は ありませんし、仕方のないこともあると思います。 ただ、ほぼ確実に「倍返し」があると思った方が良い です。介護は余計に大変になります。 これは認知症以前に、人と人の関係が、「怒り」で 良い方向に向かうことは殆どあり得ず、 ほぼ関係を悪化させることしかないからです。良く言われるように、認知症の方でも感情に基く 記憶は保たれやすく、言われた内容は覚えていなくても、 嫌なことを言う相手に対して怒りや不安等の ネガテ…

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