(84)病死をフラットに考える
自分が病気になること、いずれ死ぬことはできれば考えたくないことだ。 なぜなら私たちは日々、明るく前向きにといった言葉たちに囲まれている。 楽しいことを考えていれば幸せだし、生活が上手くいくことも知っている。 だから敢えて暗い方は見ないよう無意識が働く。しかし病や死と向き合うことと、明るく前向きに生きることは果たして両立しないのだろうか。 明るく前向きとはいかないまでも、平静な気持ちで見つめ返すことは出来ないだろうか。 そんなことを考える。人生を一つのイベントと考えればどうだろう。 幼少期、少年期は本番に向けての準備期間。明確な目的が見つからないなりにも好きなこと、向いていることを見つけようと苦…
2017/06/30 08:51