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ゲイなんすっけど、小説書いてみました https://gay-novel.blog.jp/

素人が書くゲイ系小説です。

ゲイ系の小説を書いてみました。素人が書く小説ですし、発表するほどのものでもないのですが。

いち
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2017/02/25

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  • だって夏じゃない(11)

    「どうした?」普段あまり感情を表さない木偶の坊が珍しく顔を紅潮させていたので、出っ歯が木偶の坊に聞くと、「殴られた。でも、俺は殴ってない。」「なんだ、お前も焼き入れたいのか。そうだよな、殴られたんはお前だもんな。でも、顔はやめとけよ。」と、木偶の坊は自分

  • だって夏じゃない(10)

    「おう、それ、取ってくれ、それそれ、その袋、それじゃ。」木偶の坊が、市指定のゴミ袋と、それを掴むトングを持ってきた。淳平は、ジンジンする自分の一物を労わることもできずに、体全体で大きく息をしていた。小麦色に日焼けした体と、競パンに沿って現れた本来の真っ白

  • だって夏じゃない(9)

    「さて、どうしようかの?」「もう、用が済んだろ、この手錠を取れって。」「手錠の鍵の、ここの枝に架けておくってからに。」「いやいや、さっきの兄ちゃんがいっじゃろがい。」「外してくれって、アイツ、俺を置いて尻尾を巻いて逃げてったんだから。」「いや、あの兄ちゃ

  • だって夏じゃない(8)

    「ギャン!!!」思いっきり急所を蹴られ、犬が哭いたのかと思うような声を上げた。じわじわと染み渡ってくる痛みに耐えようとしているのか、それとも逃れようのない痛みにあえて逃れようとしているのか、頻りに体をくねらせて捻って、内股を引いて、それこそマッチョらしからぬ

  • だって夏じゃない(7)

    「別に、謝って済むんだったらヤクザは用無しだわな。まあ、こっちとすりゃ、落とし前はどっちにつけてもらったっていいんだが、どうするよ?」と、ナイフを淳平に突きつけつつ出っ歯が言うと、言い終わるか言い終わらないかのうちに、「おい、元はといえば、こっちが頼んで

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