今年は低温で長雨が続き、夏も著しく不作であった。後の世では天明の大飢饉と呼ばれることになるのだが、秋になり、今度は干ばつが襲った。稲作はもちろんのこと、大概の野菜は全滅であった。集落のどの家でも、明日の食料に事欠く有様で、山菜や川魚で飢えを凌いだ。「この
素人が書くゲイ系小説です。
ゲイ系の小説を書いてみました。素人が書く小説ですし、発表するほどのものでもないのですが。
今年は低温で長雨が続き、夏も著しく不作であった。後の世では天明の大飢饉と呼ばれることになるのだが、秋になり、今度は干ばつが襲った。稲作はもちろんのこと、大概の野菜は全滅であった。集落のどの家でも、明日の食料に事欠く有様で、山菜や川魚で飢えを凌いだ。「この
「がっはぁあっ!?」弱い部分を責められて、すっかり弛緩していたところに、まともに腹の中央部めがけて強い衝撃を食らってしまった。自慢の8パックはいとも簡単に破られ、内臓の奥深くまで拳がめり込んでいった。「いいぞ、この腹筋をかき分けて奥まで突き抜ける感覚、もう1
「吐きたいだけ吐いておけ。吐くものがあればなぁ、ククっ。」見上げると嗤っている。何のために、なぜ俺が、声に出したいが、口は動いても声にならない。呼吸をするのが精一杯だ。「いいぞいいぞ、ずいぶん真っ赤になったな。いい色だ。」やられた中央部を中心にして真っ赤
崇の体から汗が滴り落ちた。まだ長袖を着ていても少し寒いくらいだが、崇もこういう得体のしれない恐怖からの冷や汗といったものは初めての経験だった。暑くもないのにドクドクと体の心底から湧き出てくる。「フフフ、いいじゃないか。思っていたよりもいいぞ。」と崇のパキ
急に顔に冷たい液体がかけられた。目を開けると辺りは真っ暗だった。夜?アンケートは昼だったなと思ったが、首を持ち上げたところを「お目覚めか」という言葉とともに左手首を急に持たれて立ち上がらされた。カチっと音がして、両手首を上の架柱に固定された。半分寝ぼけて
LINEで連絡を取ってみると、まず身長や体重、年齢等を聞かれ、会って話を聞きたいと言われた。ジムができるのではなく、ジムを作りたいと思っていて資金集めをしている段階なので、トレーニングはまだできないが、ニーズを調査しているのだという。崇はジムのマシンを実際に
崇がアルバイトから帰ると、郵便受けに一通のチラシが入っていた。この近くにパーソナルトレーニングジムができるらしく、そのモニターにならないかという案内だった。崇はそもそも大学のスポーツ施設でトレーナーとして働いている。ただ、トレーナーとしての資格を持ってお
さて、ウルトラマンジャックがこうして人々の記憶から忘れ去られた頃、ゼラブ星人の故郷、第八銀河系では、ある見世物が大賑わいであった。(注:登場人物が主としてゼラブ星人ばっかりになるので、ここからはゼラブ星人の声を地球の言葉に訳して記載している。)陳列されて
概要初めて読む人のために、この小説集の概略を書きます。全部にゲイが主人公で登場しますが、タイプはいろいろです。「構想中」っていうのは書いているのですけれど、まだアップはしていないです。「執筆中」はアップしているのですけれど、まだまだ続きます。いろいろ並行
登場人物基本的に、誰が主人公とかはありません。小説ごとに主人公も違いますし、設定も全然違います。ただ、同じ名前なら同一人物です。大抵は架空ですけれど、実在の人物をモデルにしているものもあります。(ま、俺しか知らないけど。)あと、年齢は悩ましいところで。ア
1年ぶりの雑記帳です。1年間に4作品、どうですかね?3か月に1作品か、まあいいペースなような。こんな感じでこれからも載せていけたらなと思っています。あと、今まで書いたものを整理しています。簡単に言うと、読みやすくするように一作品を一つのページにまとめていきたい
戦争というのは暴力対暴力、正義の戦争なんて果たして存在するのだろうか。先ほど捕らえられた偽朝鮮兵3人は雑兵というか韓国軍の指揮下にもなく、ただ戦争ということを利用して生き抜こうとしていたのだろう。韓国軍の機密を訊き質したところで得られるものなどなかろう。普
大権にとって幸運だったのは、司令官にあたる人物が大権のことを知っていて、北朝鮮の従軍記者として前線でスパイ活動をしていたのだと証言したからだ。大権はこの司令官の下で再びカメラマン兼記者として働くことになった。ソウルは既に北朝鮮の支配下となり、軍政を敷いて
追っ払っても殴られても、家族らしき女子供がまとわりついて離れない。まあ、撮れと言われるままに撮っているが、レンズの向こうでは明らかに軍専用のトラックが次々にここを通り抜けていった。これは、と思った時にはもう遅かった。まとわりつく女の衣服を剥ぎ取っていると
「おい、従軍記者。」振り向くと、どこで手に入れたのか、3人とも北朝鮮軍の軍服に着替えている。おそらく死体からでもはぎ取ったのだろう、ベースは濃緑色だけれど色あせているし、名前が刺繍してあるけれどバラバラだし、大体大権は北にいたからわかるのだが、その軍服はモ
大権は、図らずも韓国軍付きの御用記者として働くこととなった。逃げ出せば銃殺だ。ソウル撤退間近の韓国軍、しかし敗走する兵隊、混乱する市民を撮るわけにはいかない。今まで撮っていた貴重な写真は全て没収されてしまった。首都防衛軍のトラックが砂ぼこりをあげて、けた
大八車を引いて逃げ惑う群衆、しかし、逃げるといってもどこに逃げていいかはわからない。漢江にかかる橋は全て軍によって収用管理され、一般人は通ることはできない。また、ソウルから北に行こうにも、地雷が至るところに仕掛けられており、命の保証はない。ソウル市民はソ
「大韓民国国民に告ぐ、大韓民国国民に告ぐ、敵はソウル北方50キロまで迫っている。大至急、避難せよ。繰り返す、国民に告ぐ、国民に告ぐ、首都ソウルに向かって共産軍が進撃している。大至急避難せよ。」アメリカ軍の仁川上陸作戦によって韓国軍は中国国境の鴨緑江まで到達
「次、俺、俺っ!」ともう一人が手を挙げた。「コイツの恥ずかしいところ、もっと撮ろうぜ。」と言って、一騎の一物をグッと握った。「あっ・・ん、止めろ!」一騎の一物は、自らから湧き出してきたヌルヌルした自然のローションでギラギラと黒光りしていた。ただでさえ敏感な
一騎のそんな必死の懇願も意に介さず、悟は一騎の股間に足を力強く踏み込んだ。「おぅぃぃ、キンタマの感触、こんな筋肉してたら、さぞかしキンタマも鍛えちゃってるんだろうな?うらうら、右も左も、どっちの玉も俺の足から逃げられないぞ。」「ひぃぃぃぃぃ、キンタマが、
「電気あんま?久々じゃね、そんな言葉聞くの。じゃあ、俺やるよ。得意~。」と悟ががニヤニヤしながら手を挙げた。「よっしゃ、テメーにマジの電気あんまを見せてやるぜ!!」と寝て一騎の両足を取ると、足を股間に当てた。足先に、しっかりとヒンヤリとした玉二つが確かにあ
やはりビキニに目が行ってしまう。一見して高そうなブランド物のビキニで、もう、ハッキリと形が見えている。陰毛もビキニからはみ出して、男獣の香りがプンプンする。啓太郎がスマートフォンを取り出した。「これでさ、動画撮って。」「どこから?これ、ライトどうすんの?
「服を脱がせようぜ。」と家庭科で使っている大きな鋏を取り出した。「切ったら・・裸でこんなところウロチョロしたら警察呼ばれるんじゃないか?」「いいから。」これも計算済みで、だから首輪なのだ。ワイシャツは脱がせればいい。下着はまくれるが、切りたいのだ。ワイシ
「なんだコイツ、痛え、また殴りやがった。それでも教師かよ。」「なんだよ、マジで。」一人だけ、スタンガンを持った不良が、意識を失って伸びて居る一騎を横目にして、冷静に、「まあ、コイツをあっちへ運ぼうぜ。」「コイツ、カラダが無駄にデケエ。」「そっち、足を持て
「センセー」向こうから現れたのは、商業科の男子学生3人組だった。「何してんの?」タメ口にムッとしながらも、「お前らに関係のないことだ。」正直、一騎は3人の顔は何となくわかっても、名前は全然出てこなかった。それに、こんな奴らを相手にしていたら、実際に女子生徒
夜も更けて、そう遅い時間ではないのだが、あたりには人影が見当たらなかった。ニュータウンと呼ばれるこの辺りは、同じような色形をした一軒家が碁盤のように張り巡らされた区画に整然と並んでいる。ただ、明かりはまばらだった。それも「元」ニュータウンといった方がいい
「あぁぁ、はぁぁぁ、止めて、止めて。」「情けねぇなぁ。さっきまでの威勢はどうした?あっ?」「無理、無理ですぅ、潰れてしまいます、男の象徴が、ここだけは止めて。」「オマエ、俺のキンタマ2回も蹴っておいて虫のいいこと言うんじゃねぇぞ。男だろ?男ならその生き様を
「はがぁぁぁ!!!」もちろん定岡は腰を引いて避けようとしたが、なんせ羽交い絞めされて両肩を押さえられてなので、うまくは避けきれなかった。「くぉぉぉぉぉ!!!」上を見上げて目を見開いて膝金の痛みに耐えている。「大げさだな。」「演技じゃねぇの?」「コイツ、痛がれば
「そうだな、部長さんもついていけないよな?」部長も太い首を縦に振った。不良どもは皆がワサワサと羽交い絞めにされた定岡の方に寄ってきた。「オマエら、こんなことをしてタダで済むと思っているのか?謝ってももう遅いぞ!!」定岡は声を張り上げてこう言った。おそらくは
「オイ、オマエら。」と、定岡がツカツカ寄ってきた。「オマエらは、人間としてクズだ。男失格、タマなしの犬畜生だ。」と言い放った。言われた不良どもの顔は一様に紅潮した。それを知ってか知らずか続けて、「オマエらみたいな女の腐ったようなカスどもは根性を鍛えなおし
呼び出された不良たちはもちろんその定岡のやり方に不満であったし、呼び出された場所が教員室ではなく柔道室であったので、呼び出されて何をされるかは大体予想がついたし、それがわかっていて呼び出しに応ずるわけもないのだが、定岡はそういう人の気持ちというものに全く
そのことをある生徒から聞いた定岡は、不良たちを放課後、廊下に呼び出した。「なんすか、先生。」「俺、今日、スケとデートなんで、チャチャっと済ませてくれます?」不良たちはそういってカラカラと笑ったが、定岡の目は笑っていなかった。「お前たち、今日は大外刈の授業
まあ、不良というのは総じて勉強は苦手。いや、勉強が得意だけれども不良というのもいなくはないが、それは川商には行かずにエスカレーター式の私立の附属校に行っている。だが、体を動かすことは好きである。やはり体育や武道の時間は楽しみなのである。逆に、不良ではない
不良といっても、誰が番長とかリーダーとかいうのではない。ただ、素行の悪い者ばかりが集まっているだけだ。そして、この高校は当たり前だが不良ではない生徒も半分以上いる。というのも、偏差値が市内でも最下位というか、定員割れを起こすくらいの不人気校ではあるものの
定岡が赴任したのは川崎市でも札付きの悪、落ちこぼれが集まり、授業が成立しないクラスはおろか、高校というのは名ばかりの、不良集団が集まっただけの川崎商業高校、通称川商であった。定岡は元々は任期付講師として他校に勤めており、度重なる素行不良で保護者からクレー
「どうかな、ちょっと休憩して考えてみたらどう?」啓太郎の提案に、左右田だけではなく、周囲もざわついた。流石に甘いのではないかと。左右田はあまりにも舐められていると激怒し、「何言ってんだ、テメェ!!!俺を怒らせると知らないぞ。」「勝負あったと思うんだけれど。」
「じゃあ、始めようよ。」そんな啓太郎の柔らかい開始の合図で始まった。左右田は思いっきり腕を振り回し、パンチを繰り出す。専ら空手というより喧嘩殺法のボクシングだが、空振りをする。啓太郎の正拳突きはその空振りの後の隙を突いて放たれ、顔に、ボディにと的確にヒッ
「ルールは空手のルールがいいのかい?それとも他に何か提案があるの?」ハッと他の二人が啓太郎を見つめた。「高梨君、それは空手のルールではないと、上級生になんて説明したらいいか。」「啓太郎のことだから、型で優劣をつけようというんじゃねーかと思ったら、なんだ、
しかし、止めたところで2人には解決策がなかった。止めれば二人で相手をしなければならない。二人がかりで相手をすれば勝てるだろうが、一人では覚束ない。二人がかりで勝ったとしても卑怯といわれるだろうし、一人一人相手にするとなれば、後に戦った方が有利であろうし、負
そういう伝統に納得のいかない者もたまにいる。実力は俺の方が上だと過信し、上級生に対決を挑むが、大抵は多勢に無勢、たった一人の反乱は抑え込まれる。もうお分かりだと思うが、この合宿の最終日は弛んだ規律を引き締めるため、規律を乱そうとする者を力づくで抑え込むた
空手部合宿の最終日、青陵大学では伝統的に隣の県にある能登半島の先端、禄剛崎に作られた、一見灯台のように見えるがそういう用途ではなく、ただ見晴らしがいいからと作られてその後朽ちるに任せて放置されている建物に上がるのが伝統となっている。この建物は、中に入ると
久々に雑記帳を書きました。まあ、小説も気が向いたら書いているって感じで。最近は、自分が書いたものを読み直したりとかしているので、筆は全然進まないです。なんせ、ちょっとイラストをせっせと描いているということもあって、小説まで手が回らない感じです。イラストと
「どうした?」普段あまり感情を表さない木偶の坊が珍しく顔を紅潮させていたので、出っ歯が木偶の坊に聞くと、「殴られた。でも、俺は殴ってない。」「なんだ、お前も焼き入れたいのか。そうだよな、殴られたんはお前だもんな。でも、顔はやめとけよ。」と、木偶の坊は自分
「おう、それ、取ってくれ、それそれ、その袋、それじゃ。」木偶の坊が、市指定のゴミ袋と、それを掴むトングを持ってきた。淳平は、ジンジンする自分の一物を労わることもできずに、体全体で大きく息をしていた。小麦色に日焼けした体と、競パンに沿って現れた本来の真っ白
「さて、どうしようかの?」「もう、用が済んだろ、この手錠を取れって。」「手錠の鍵の、ここの枝に架けておくってからに。」「いやいや、さっきの兄ちゃんがいっじゃろがい。」「外してくれって、アイツ、俺を置いて尻尾を巻いて逃げてったんだから。」「いや、あの兄ちゃ
「ギャン!!!」思いっきり急所を蹴られ、犬が哭いたのかと思うような声を上げた。じわじわと染み渡ってくる痛みに耐えようとしているのか、それとも逃れようのない痛みにあえて逃れようとしているのか、頻りに体をくねらせて捻って、内股を引いて、それこそマッチョらしからぬ
「別に、謝って済むんだったらヤクザは用無しだわな。まあ、こっちとすりゃ、落とし前はどっちにつけてもらったっていいんだが、どうするよ?」と、ナイフを淳平に突きつけつつ出っ歯が言うと、言い終わるか言い終わらないかのうちに、「おい、元はといえば、こっちが頼んで
海の家は、最後の客がいなくなって早々と店仕舞いをした。夕方になると、監視員としての仕事もほぼなくなり、光和は監視台の拭き掃除をしている。淳平は、その様子を横目で見て、くだらない、と独り言をつぶやくと店の裏に回った。携帯電話を弄っていると、ふと人影が見えた
もう夏も終わりだ。風も涼しくなって、すっかり秋めいてきた。クラゲが今年は異様に多いし、もう海に入るって陽気でもない。ただ、泳ぎにっていうわけではなく、海に来てパラソルの下で寝転んで、海の家で焼きそばをつまみに昼から生ビールをグビグビ飲んで一日を過ごすなん
出っ歯は、ことの顛末を兄貴分にすぐさま報告した。興奮して、唾を飛ばしつつ早口で話した。兄貴分は、腕組みをしてずっと動かずに話を聞いていた。「で、テメエはどうしたんだ。」「やくざ者に手を出したらどうなるかってものをこの身で教え込ませないとなりませんぜ、兄貴
裏にはもう一人、少しおつむが弱そうなランニング姿の奴がいて、出っ歯が、「そいつを捕まえろ!」というと、愚純な動作で腕を掴んだ。「離せ、バカ、うすのろ、コイツ!」ともう一方の手で顔面をガンガン殴ったが、そこは鈍重でありつつも命令には絶対服従、全然離さない。顔
海の家にはガラの悪い連中だって訪れる。「ビール、全然来ないぞ。」と怒声が響いたので、淳平が持っていくと、出っ歯のやさぐれた感じの奴が、「遅えんだよ。」と言って余っていたビールをぶち撒けられた。「何すんだよ。」と思わず淳平はそのガラの悪い客の肩を押してしま
門田淳平と定岡光和は、今日もこの逗子海水浴場で監視員の仕事をしていた。普通であればライフセーバーが携わる仕事であるが、ここ数年はライフセーバーのやり手がおらず、逗子海水浴場のような波も穏やかで遠浅の海岸は海難事故もここ数年ゼロが続いているということもあっ
その日以降、ワイドショーも一切触れることがなくなり、CSの有料チャンネルで細々と放映されるだけとなった。今日は所沢の航空公園に現れた。近くに空軍基地があるものの、全く来る気配はなかった。経緯は分からないが、画面に映った時には既にウルトラマンはジャングルジム
一番衝撃を与えたのは、久喜のイオンの屋上に現れたときだった。「おっと、現れました。ゼラブ星人に遅れること5秒、ウルトラマン、直近の戦いでは骨を少なくとも3か所は折られているのですが、全くダメージはないようです。」前回の戦いで、明らかにウルトラマンは骨折をし
設置された防犯カメラは、有事に備えて一定数が内閣府の危機管理センターへとつながっているが、同時にメディアにも配信される。ただ、配信に当たってはモザイク処理がなされる。ウルトラマンが人間であるという根拠、それは、人間の体をボディペインティングのようなモノで
直近だと、ゼラブ星人が西川口の、蕨市との境界に近いラブホテル街に現れた。出現スポットはどちらも栃木県から埼玉県にかけてが多く、たまに東京の北部や茨城県西部にも現れる。おそらくは北関東にその侵略拠点基地のようなものがあるものと推定されているが、これもまだわ
隼人は漸く気が付いた。人間に戻ったところで、隼人の体を使っているのだが、どうやら隼人はそのウルトラマンでいるときの記憶もないし、また戦いによるケガも全くない。最初に説明しておかなければならないが、怪獣も宇宙人だ。ウルトラマンというのは伝説上のヒーローだ。
「隼人、しっかりしろ、おい、隼人。」狭山湖のほとりで気を失っているのが見つかった。というか、いなくなったときは狭山湖のほとりで伸びている。彼の名は井手隼人。科学特捜隊隊員であり、ウルトラマンだ。彼がウルトラマンになったのはよくわかっていない。ある日、寝て
「うぉっと、現れました。われらが正義の味方、ウルトラマンです。」実況中継の割には、淡々と話すアナウンサー。ウルトラマンとその相手、ゼラブ星人が荒川の湿地帯に現れた。出現する1時間前に時空が歪み、周囲の大気が急に不安定になるので、カメラは間に合わなくとも無人
と、考え事をしていたのでそのうちの一人が走り寄ってくるのに気が付かなかった。一瞬だった。ビリビリビリと衣を切り裂くような音がしたと思うと、その男は白いボロキレと化したものを持って反対方向に走っていく。もはや、顔は目鼻を除いて隠しているが、そこから下はすっ
常磐線の鉄橋下は、前は白髪の長髪のホームレスがいたのだが、いつの間にかどこかに行ってしまい、半ば壊れた段ボールと傘とかラジオとかのガラクタが残っていて、ひび割れたコンクリートから水が染み出していて、デコボコになった舗装に水たまりを作っていた。古びたサドル
数日後、いつものように荒川の自然堤防を、自転車は壊れたのでバイト先に向かって歩いていると、「月光仮面、おい、月光仮面。」という声が聞こえてきた。振り向くと、この前投げられたよりも太い、金属製の重量感のあるチェーンが飛んできた。顔のあたりに富んできたので、
その日も、普通に自転車で走っていると、ふいに衝撃を受けて自転車が止まったので浩輔は自転車ともども横倒しになった。「すいませーん」と何やら階段を上がってくる、茶髪の男が近寄ってきて「チェーン落としちゃって、これこれ。」金属製のチェーンが自転車のタイヤに絡ま
颯爽と走る自転車、白い布切れを巻き付けてたような風采で、サングラスをかけ、荒川の自然堤防の砂利道をひたすら走っている。本人、鈴木浩輔は月光仮面と周囲がら言われていることに全く気づいていなかった。なぜ、全身をそんな恰好にしているかというと、単に日焼けをする
どうも、小説をアップしていないのに雑記帳ばっかりアップして恐縮です。正直なところ、小説はアップしていないだけで結構書き溜めてあるのですが、イラストの方が・・卑猥になってしまっているのと小説とうまく噛み合わないというか、噛み合わせないイラストを描いているの
エリック、無事に政治大学の修士号を取ったらしい。・・英語の論文。政治用語が難しくて全然わからない。今日はバスケ友達とワイワイやっている。俺に抱き着いてきた。香港のスターバックスはこんなうるさくしてても文句言われたりしないのだろうか。俺は大きな旅行カバンを
おいしい店があるんだと言って、颯爽と歩きだす・・後ろ歩きして俺とぶつかったけど。あの、ボケが多すぎるんだよね。香港人のボケに、俺、東京出身なんでどう対処していいか分からないんだけど。「先生、やめてください。」ここで、彼が初めて日本語で言った言葉。なぜぶつ
その翌日昼、早速尖沙咀のプール脇の公園で待ち合わせ。修士論文書いているところで、授業はないからいつでも会えるんだって。鳥がいるところでって言うけど・・たくさんいるんだけど。フラミンゴか。上に網がないけれど、フラミンゴって飛べないんだっけ?「グァァ、グァァ
出会いは銅羅湾で。15時と遅い時間だったけれど、機内食だけしか食べていなかったから、下午茶セットのある適当な茶餐庁に入る。ガラガラだが、店員は全然寄ってこない。で、空いている席に座ると、ここじゃなくて向こうだという。最初に言えと思いつつも座るとその隣だと。
15時、スターバックスで友達と合流。エリックは友達が多いらしく、毎回いろいろな友達に紹介される。エリックはその中でも格段にイケメンだし、盛り上げ役なのか、何か言うと皆が笑っている。俺は広東語が全然分からないからよく知らないけどさ。というか俺に抱きついてきた
「何してんの?」「寄り目。」どこで覚えたんだ、そんな日本語。エリックと勝手に名乗っているが、彼は純粋な香港人、本名は何志強。まあ、香港人って元イギリスの植民地だったかなんだか知らないけれど、勝手に自分で英語の名前を付け、そしてそれを友達は普通にその名前で
手と手を取り合って、踊っているというより踊らされている。熱気がすごい。昨日の店と違って冷房が効いてはいるんだけれど、ムッとする熱気がカラダから発散されてくるから結局暑い。サムット、シャツを前からめくりあげて、ほぼ半裸になった。なぜ、こんなにエネルギッシュ
朝食を屋台で食べてからまたホテルに戻って寝転んで・・ハッと起きて時計を見たら、19時だ。バンコク来ているのに、昼間何にもせずに夜になっちゃった。起きたら起きたでまた・・精力剤欲しい。もう、今日一日セックスしかしていない。もう23時半・・だから、東京だったら25
知っている限りのいろいろな技巧をお互いが繰り出して、心ゆくまで楽しみ、そして燃え尽き、二人して大の字に寝る。彼はここで寝てから帰ると言うから、寝るのはいいんだけど、喉だって渇いたし、小腹も空いたしさ。冷蔵庫に入れてあったのは飲むヨーグルトとか乳酸菌飲料と
で、・・いや、俺は観光で来ていて、近くのホテルに泊まっているんだって言ったら、じゃ、遅い時間だから泊めてくれって向こうが言うから、全然、下心がないけれど、会ったばかりだけど、ホテルに連れだって戻って、シャワー浴びて、後のことは言うまでもないじゃない?友達
熱気の中、冷めているのは俺だけかな、なんて俺が壁際で一人氷の溶けきった、最早ただの赤くて、味も感じないくらい薄くなった液体を飲んでいると、向こうから色白で、髪はかるくウェーブがかかって、カラダも無駄なところがどこもないんじゃないかというくらいキレキレ、モ
彼とはスクンビットで出会った。日本人の友達とゲイ向けのゴーゴーバーに行って、ま、ゴーゴーバーって踊っている男の中から気に入ったのを品定めして連れ出すって言うシステムだから、俺みたいに純粋に(純粋か?)ショーを楽しむって客は胡散臭いらしくてね、毎日行ってい
どうも、俺の世界観で書いてしまっているので、伝わっているかどうかねっていうのが不安というか、まあもちろん読んでいる皆さんそれぞれの解釈に委ねていますけれど、きっと「こうじゃないんだよな」「もっとこうした方が良かったな」と思っている人も多いのかなと思います
どうも皆さん、1年ぶりに雑記帳を書きます。いちです。見返してみたら、この1年はあまり更新しなかったですね。ちょっと他でいろいろと忙しかったというのもありますが、いろいろな話を並行して書いているっていうのがいけないですかね。まあ、既に書き終えている作品も何個
シーロムの路地をちょっと入ったところにあるゲイ向けのクラブにいく。もう深夜3時を回っているんだけど、外まで聞こえる大音量。平気なものなのかね?ご近所の人眠れなくない?入口で金を払うと腕にスタンプを押される。何かすぐ汗で取れそうなんだけど。すごい人ですごい音
俺は泣く子も黙る、天下の青陵大学応援団長、沢登大地だ。応援団員たちを引き連れて、新潟の街を我が物顔で風を切って歩く。楯突くものなどいない、わが応援団員を除いては。誰もいなくなった倉庫、真っ暗だけれど、曇りガラスからは外の外灯と月の光が差し込んで、周りより
その中では一番背の低く、猫背というよりも肩甲骨あたりから前屈みに曲がっていて顔をまともに見たことのない団員は、両足首をつかむと、電気あんまを始めた。電気あんま、この年になって初めてやられた。無表情で、革靴で直に縮こまった股間に加えられる振動、力比べだった
立ち上がると、今度は「手、どけろ。」という声が聞こえてきた。大地はしわしわのトランクスを脱いだ時点で、両手で股間を押さえるように隠していた。臍から比較的濃いめに、渦を巻くように生えていて、男らしさ、雄っぽさが出ているだけに、両手で股間を隠す行為は傍目から
周りの応援団たちが、手拍子をして、コールを始めた。「おー、青陵、青陵、青陵、青陵大学日本一、ハイハイ青陵NO.1、ハイハイ青陵ハイハイ青陵、やっぱり青陵No.1、青陵素敵、青陵素敵、われらが青陵No.1、おー、青陵、青陵、青陵・・」これを聞くのは2度目、団長就任以来だ
応援団の伝統儀式はいろいろある。団長になるとき、もらった盃(といってもグラスに入った生ビールだが)を必ず飲み干さなければならないというような儀式はあったが、序列を上げ下げする儀式は聞いたことがなかった。周りの団員は、両手を後ろに組んで、不気味に何も言わず
翌日、大地が普通に部室に入ると、いつもの半分くらいしか人がいなかった。他の団員はどうしたのか聞いても、誰も答えない。と、部室に置いてあったモニタに動画が映っていた。はっきりは見えないが、蹴られて蹲り、そして、土下座して「申し訳ありませんでした。」と何回も
知らないうちに輪ができていて、大地とあばた面のリーゼントが向かい合った。大地の方がカラダが二回りくらい大きく、相手を圧倒していた。学ランを着たもう一人は、携帯電話でこの様子を撮っているようだった。それを見た応援団員のうち一人も、携帯電話を取り出して動画撮
ここから少し離れた白山公園に移動し、夜になるとほぼ人気のない信濃川の河原で再び対峙した。「さてと、俺の相手は誰がしてくれんの?」と、高校生のうち、金髪で昔懐かしいリーゼントヘアーの、ニキビ跡が生々しく残った奴がまず口を開いた。タイマン、まあ負けるはずがな
「おい、どけよ、邪魔だろ。」「お前らがどけよ。」「お前、高校生だろ。」「それがどうしたってんだ、コラァ。」と競り合いが続く。揉め事があれば何が何でも止めなければならない、そう思って成り行きを見ていたが、「おい、チンピラ、お前、勝ち目ないんだから、謝るんだ
ある事件というのは、こうして古町を闊歩していたある夜のことだった。余所者なのかは分からないが、この辺では見かけない制服の二人組、もちろん与太者だ。なんというか、見た目からして頭は良くなさそうな、図体だけデカくなって持て余しているような、そして夜も塾に行く
沢登大地、青陵大学3年にして応援団長。青陵大学、知らないだろうが地元新潟ではだれもが知っている。地元密着型の大学、まあ良く言えばそんなところだが、新潟から一歩出てしまえば誰も知らないような大学だ。偏差値はないに等しく、新潟大学よりも便の良い立地から、全国津
再び目が覚めた時、弘一の目の前で、男はイチモツを智哉にしゃぶられていた。全体的に真っ黒で、先の方はサンテミリオン産の赤ワインのような赤黒さで、青い血管が浮き出ているワイルドなイチモツだった。一方、弘一のそれは既に事済ませたかの如く力なくうなだれていて、そ
「これだ、これだよ、智哉。同じ。」男は自分で自分の股間を揉んでいる。さっきの冷静さはどこにいったのか、口を半開きにして、硬骨な表情でこっちを見ている。「オマエ、俺とはもう関係ねーんだ。」智哉は、片方の手で二つの玉を持ったまま、もう一方の拳で、ガンガン殴り
智哉は男の股間をずっとなぞっていた。というよりも、腹の方をなぞっている。どうやら、俺と同じくらいの巨根の持ち主らしい。フフ、やっぱり俺のことが忘れられないってわけか。「知っている。」男はハッキリと言った。「智哉、どっちが好きか、俺に遠慮、要らない。チャン
「おい、智哉。お前、最初から気づいていたんだろ?何だ、この男は、騙されているんだ、お前は。戻ってこい、また一緒に暮らそう。」弘一は喚くように言った。「最低なゲス野郎だ。俺をこんな形で呼び出すことしかできない卑怯者、俺とはまともに相手のできないタマなし野郎
しばらくすると、男二人が入ってきた。一人は弘一と同じくらい背が高く細身で、葉巻を燻らせながら颯爽と歩いてきた。もう一人はサングラスをして、上下真っ黒なスーツを着て、金のネックレス、金のピアスと派手目なファッションで、その男にまとわりつくように歩いてきた。
指定された場所は、銀座の外れにある、10階建ての雑居ビルだった。スナックのネオンがケバケバしく煌めいていて、その最上階にあるバーらしかった。入る前にコードを聞かれたので、事前に聞かされていた6桁のコードを言うと中に通された。こぢんまりとしているがいかにも高級
股間を押さえて、小さく低い呻き声を出しつつもんどり打っている姿を尻目に、薄汚れたホテルを出た。手帳をちぎったような紙切れには、携帯電話の番号が書いてあった。それ以外には何の情報もない。かけるのはいいけれど、かけたら何がどうなるのかも分からない。しかし、か
「スゲエ、こんなスゲエの見たことねえぞ。たまんねえよ。」「おい、本当だろうな、会わせるというのは。」「会わせると言っていない。」モノを握ったまま見上げて言った。「会う方法を教えるだけで、会うか会わないかはお前さん次第だ。」乱雑にモノを扱くと、ブランデー臭
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今年は低温で長雨が続き、夏も著しく不作であった。後の世では天明の大飢饉と呼ばれることになるのだが、秋になり、今度は干ばつが襲った。稲作はもちろんのこと、大概の野菜は全滅であった。集落のどの家でも、明日の食料に事欠く有様で、山菜や川魚で飢えを凌いだ。「この
「がっはぁあっ!?」弱い部分を責められて、すっかり弛緩していたところに、まともに腹の中央部めがけて強い衝撃を食らってしまった。自慢の8パックはいとも簡単に破られ、内臓の奥深くまで拳がめり込んでいった。「いいぞ、この腹筋をかき分けて奥まで突き抜ける感覚、もう1
「吐きたいだけ吐いておけ。吐くものがあればなぁ、ククっ。」見上げると嗤っている。何のために、なぜ俺が、声に出したいが、口は動いても声にならない。呼吸をするのが精一杯だ。「いいぞいいぞ、ずいぶん真っ赤になったな。いい色だ。」やられた中央部を中心にして真っ赤
崇の体から汗が滴り落ちた。まだ長袖を着ていても少し寒いくらいだが、崇もこういう得体のしれない恐怖からの冷や汗といったものは初めての経験だった。暑くもないのにドクドクと体の心底から湧き出てくる。「フフフ、いいじゃないか。思っていたよりもいいぞ。」と崇のパキ
急に顔に冷たい液体がかけられた。目を開けると辺りは真っ暗だった。夜?アンケートは昼だったなと思ったが、首を持ち上げたところを「お目覚めか」という言葉とともに左手首を急に持たれて立ち上がらされた。カチっと音がして、両手首を上の架柱に固定された。半分寝ぼけて
LINEで連絡を取ってみると、まず身長や体重、年齢等を聞かれ、会って話を聞きたいと言われた。ジムができるのではなく、ジムを作りたいと思っていて資金集めをしている段階なので、トレーニングはまだできないが、ニーズを調査しているのだという。崇はジムのマシンを実際に
崇がアルバイトから帰ると、郵便受けに一通のチラシが入っていた。この近くにパーソナルトレーニングジムができるらしく、そのモニターにならないかという案内だった。崇はそもそも大学のスポーツ施設でトレーナーとして働いている。ただ、トレーナーとしての資格を持ってお
さて、ウルトラマンジャックがこうして人々の記憶から忘れ去られた頃、ゼラブ星人の故郷、第八銀河系では、ある見世物が大賑わいであった。(注:登場人物が主としてゼラブ星人ばっかりになるので、ここからはゼラブ星人の声を地球の言葉に訳して記載している。)陳列されて
概要初めて読む人のために、この小説集の概略を書きます。全部にゲイが主人公で登場しますが、タイプはいろいろです。「構想中」っていうのは書いているのですけれど、まだアップはしていないです。「執筆中」はアップしているのですけれど、まだまだ続きます。いろいろ並行
登場人物基本的に、誰が主人公とかはありません。小説ごとに主人公も違いますし、設定も全然違います。ただ、同じ名前なら同一人物です。大抵は架空ですけれど、実在の人物をモデルにしているものもあります。(ま、俺しか知らないけど。)あと、年齢は悩ましいところで。ア
1年ぶりの雑記帳です。1年間に4作品、どうですかね?3か月に1作品か、まあいいペースなような。こんな感じでこれからも載せていけたらなと思っています。あと、今まで書いたものを整理しています。簡単に言うと、読みやすくするように一作品を一つのページにまとめていきたい
戦争というのは暴力対暴力、正義の戦争なんて果たして存在するのだろうか。先ほど捕らえられた偽朝鮮兵3人は雑兵というか韓国軍の指揮下にもなく、ただ戦争ということを利用して生き抜こうとしていたのだろう。韓国軍の機密を訊き質したところで得られるものなどなかろう。普
大権にとって幸運だったのは、司令官にあたる人物が大権のことを知っていて、北朝鮮の従軍記者として前線でスパイ活動をしていたのだと証言したからだ。大権はこの司令官の下で再びカメラマン兼記者として働くことになった。ソウルは既に北朝鮮の支配下となり、軍政を敷いて
追っ払っても殴られても、家族らしき女子供がまとわりついて離れない。まあ、撮れと言われるままに撮っているが、レンズの向こうでは明らかに軍専用のトラックが次々にここを通り抜けていった。これは、と思った時にはもう遅かった。まとわりつく女の衣服を剥ぎ取っていると
「おい、従軍記者。」振り向くと、どこで手に入れたのか、3人とも北朝鮮軍の軍服に着替えている。おそらく死体からでもはぎ取ったのだろう、ベースは濃緑色だけれど色あせているし、名前が刺繍してあるけれどバラバラだし、大体大権は北にいたからわかるのだが、その軍服はモ
大権は、図らずも韓国軍付きの御用記者として働くこととなった。逃げ出せば銃殺だ。ソウル撤退間近の韓国軍、しかし敗走する兵隊、混乱する市民を撮るわけにはいかない。今まで撮っていた貴重な写真は全て没収されてしまった。首都防衛軍のトラックが砂ぼこりをあげて、けた
大八車を引いて逃げ惑う群衆、しかし、逃げるといってもどこに逃げていいかはわからない。漢江にかかる橋は全て軍によって収用管理され、一般人は通ることはできない。また、ソウルから北に行こうにも、地雷が至るところに仕掛けられており、命の保証はない。ソウル市民はソ
「大韓民国国民に告ぐ、大韓民国国民に告ぐ、敵はソウル北方50キロまで迫っている。大至急、避難せよ。繰り返す、国民に告ぐ、国民に告ぐ、首都ソウルに向かって共産軍が進撃している。大至急避難せよ。」アメリカ軍の仁川上陸作戦によって韓国軍は中国国境の鴨緑江まで到達
「次、俺、俺っ!」ともう一人が手を挙げた。「コイツの恥ずかしいところ、もっと撮ろうぜ。」と言って、一騎の一物をグッと握った。「あっ・・ん、止めろ!」一騎の一物は、自らから湧き出してきたヌルヌルした自然のローションでギラギラと黒光りしていた。ただでさえ敏感な
一騎のそんな必死の懇願も意に介さず、悟は一騎の股間に足を力強く踏み込んだ。「おぅぃぃ、キンタマの感触、こんな筋肉してたら、さぞかしキンタマも鍛えちゃってるんだろうな?うらうら、右も左も、どっちの玉も俺の足から逃げられないぞ。」「ひぃぃぃぃぃ、キンタマが、
「次、俺、俺っ!」ともう一人が手を挙げた。「コイツの恥ずかしいところ、もっと撮ろうぜ。」と言って、一騎の一物をグッと握った。「あっ・・ん、止めろ!」一騎の一物は、自らから湧き出してきたヌルヌルした自然のローションでギラギラと黒光りしていた。ただでさえ敏感な
一騎のそんな必死の懇願も意に介さず、悟は一騎の股間に足を力強く踏み込んだ。「おぅぃぃ、キンタマの感触、こんな筋肉してたら、さぞかしキンタマも鍛えちゃってるんだろうな?うらうら、右も左も、どっちの玉も俺の足から逃げられないぞ。」「ひぃぃぃぃぃ、キンタマが、
「電気あんま?久々じゃね、そんな言葉聞くの。じゃあ、俺やるよ。得意~。」と悟ががニヤニヤしながら手を挙げた。「よっしゃ、テメーにマジの電気あんまを見せてやるぜ!!」と寝て一騎の両足を取ると、足を股間に当てた。足先に、しっかりとヒンヤリとした玉二つが確かにあ
やはりビキニに目が行ってしまう。一見して高そうなブランド物のビキニで、もう、ハッキリと形が見えている。陰毛もビキニからはみ出して、男獣の香りがプンプンする。啓太郎がスマートフォンを取り出した。「これでさ、動画撮って。」「どこから?これ、ライトどうすんの?
「服を脱がせようぜ。」と家庭科で使っている大きな鋏を取り出した。「切ったら・・裸でこんなところウロチョロしたら警察呼ばれるんじゃないか?」「いいから。」これも計算済みで、だから首輪なのだ。ワイシャツは脱がせればいい。下着はまくれるが、切りたいのだ。ワイシ
「なんだコイツ、痛え、また殴りやがった。それでも教師かよ。」「なんだよ、マジで。」一人だけ、スタンガンを持った不良が、意識を失って伸びて居る一騎を横目にして、冷静に、「まあ、コイツをあっちへ運ぼうぜ。」「コイツ、カラダが無駄にデケエ。」「そっち、足を持て
「センセー」向こうから現れたのは、商業科の男子学生3人組だった。「何してんの?」タメ口にムッとしながらも、「お前らに関係のないことだ。」正直、一騎は3人の顔は何となくわかっても、名前は全然出てこなかった。それに、こんな奴らを相手にしていたら、実際に女子生徒
夜も更けて、そう遅い時間ではないのだが、あたりには人影が見当たらなかった。ニュータウンと呼ばれるこの辺りは、同じような色形をした一軒家が碁盤のように張り巡らされた区画に整然と並んでいる。ただ、明かりはまばらだった。それも「元」ニュータウンといった方がいい
「あぁぁ、はぁぁぁ、止めて、止めて。」「情けねぇなぁ。さっきまでの威勢はどうした?あっ?」「無理、無理ですぅ、潰れてしまいます、男の象徴が、ここだけは止めて。」「オマエ、俺のキンタマ2回も蹴っておいて虫のいいこと言うんじゃねぇぞ。男だろ?男ならその生き様を
「はがぁぁぁ!!!」もちろん定岡は腰を引いて避けようとしたが、なんせ羽交い絞めされて両肩を押さえられてなので、うまくは避けきれなかった。「くぉぉぉぉぉ!!!」上を見上げて目を見開いて膝金の痛みに耐えている。「大げさだな。」「演技じゃねぇの?」「コイツ、痛がれば
「そうだな、部長さんもついていけないよな?」部長も太い首を縦に振った。不良どもは皆がワサワサと羽交い絞めにされた定岡の方に寄ってきた。「オマエら、こんなことをしてタダで済むと思っているのか?謝ってももう遅いぞ!!」定岡は声を張り上げてこう言った。おそらくは
「オイ、オマエら。」と、定岡がツカツカ寄ってきた。「オマエらは、人間としてクズだ。男失格、タマなしの犬畜生だ。」と言い放った。言われた不良どもの顔は一様に紅潮した。それを知ってか知らずか続けて、「オマエらみたいな女の腐ったようなカスどもは根性を鍛えなおし