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ソウル陥落(6)
大権にとって幸運だったのは、司令官にあたる人物が大権のことを知っていて、北朝鮮の従軍記者として前線でスパイ活動をしていたのだと証言したからだ。大権はこの司令官の下で再びカメラマン兼記者として働くことになった。ソウルは既に北朝鮮の支配下となり、軍政を敷いて
2024/06/27 08:30
ソウル陥落(5)
追っ払っても殴られても、家族らしき女子供がまとわりついて離れない。まあ、撮れと言われるままに撮っているが、レンズの向こうでは明らかに軍専用のトラックが次々にここを通り抜けていった。これは、と思った時にはもう遅かった。まとわりつく女の衣服を剥ぎ取っていると
2024/06/24 18:05
ソウル陥落(4)
「おい、従軍記者。」振り向くと、どこで手に入れたのか、3人とも北朝鮮軍の軍服に着替えている。おそらく死体からでもはぎ取ったのだろう、ベースは濃緑色だけれど色あせているし、名前が刺繍してあるけれどバラバラだし、大体大権は北にいたからわかるのだが、その軍服はモ
2024/06/08 09:30
ソウル陥落(3)
大権は、図らずも韓国軍付きの御用記者として働くこととなった。逃げ出せば銃殺だ。ソウル撤退間近の韓国軍、しかし敗走する兵隊、混乱する市民を撮るわけにはいかない。今まで撮っていた貴重な写真は全て没収されてしまった。首都防衛軍のトラックが砂ぼこりをあげて、けた
2024/06/05 18:11
2024年6月 (1件〜100件)
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