難しいと感じる軍事や防衛、安全保障などについて入門者向けにわかりやすく解説していくブログ。
アメリカのトランプ大統領のイスラム圏の7ヵ国を入国禁止令が最近話題となっています。入国禁止制限の理由としてトランプ氏は、ISISなどのイスラム圏の「テロへの脅威」を上げています。 テロとはテロリズムの略称した和製英語でもあります。2001年の9月11日に起きた「アメリカ同時多発テロ」を境に有名になりました。 そもそもテロリズムとは何か?又、テロリズムはなぜ対処が難しいのか?ということを、テロに関する歴史を少し交えながら解説していきます。 テロリズム(テロ)とは何か? テロはなぜ対策が難しいのか? テロ組織の元を断つのが難しいテロリストの組織構造 テロリストが主導権を持っている イスラム過激派に…
イエメンでのアルカイダ討伐作戦。トランプ政権に今何が起こっているのか
出典:https://rampages.us/aqaptracker/wp-content/uploads/sites/7644/2015/07/Yemen_AOI.jpg 28日未明にイエメン中部のバイダ洲ヤクラ地区で、国際テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」に対して、アメリカ海軍特殊部隊(Navy SEALs)が急襲作戦を行いました。 この作戦で、「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)の戦闘員41人と民間人16人、アメリカ軍兵士が1人が死亡し、3人が負傷しました。 トランプ大統領は、イスラム系テロ組織の掃討にも力を入れることを考えており、トランプ政権以降になってイエメンでの初…
出典:http://www.greenpeace.org/ あまり知られていませんが、フランスは世界の各地に領土を持っています。周辺を海に囲まれた島国いくつかを領土として持っており、地続きであるヨーロッパの国でもあるのにも関わらず、フランスの排他的経済水域は世界で2位と広大です。 その領土の内の3つがアジアにあり、全て南太平洋に位置しています。 中国は周辺国と領有権の問題を多く抱えていますが、その内の日本との問題である「東シナ海問題」、東南アジア諸国との問題である「南シナ海問題」の問題を抱えています。 これらは極東であるアジア地域の問題とされてきましたが、ヨーロッパの国であるフランスにも関わる…
防衛省が独自で運用するXバンド・防衛通信衛星「きらめき2号」が、昨日の24日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。防衛省は、2020年度末までにさらに2機を打ち上げる予定で、合計3基態勢を目指しています。 実は防衛省は今までも「Xバンド・防衛通信衛星」を使用していましたが、従来の防衛通信衛生とは違います。 今回は、従来の防衛通信衛星との違いや、この通信衛星を打ち上げたことにより、日本の国防にとってどのような効果があるのかについて解説します。 「防衛通信衛星」とは? Xバンドとは? 従来は民間の「商用衛星」を利用していた 「防衛通信衛星」が運用されることの利点 Xバンド 防衛通信…
「ポピュリズム(大衆迎合主義)」とは何か?ローマ法王のいう「ポピュリズムがヒトラーを生む」の意味とは
20日にドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任すると、後日にローマ法王の発言が話題になっています。 AFPBBの報道によれば、トランプ氏の就任日の後日の21日に、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(ローマ法王)は、「ポピュリズム(大衆主義)はヒトラーを生み出しかねない」と警告をしました。 ローマ法王はポピュリズムの例としてナチス・ドイツを挙げ、以下のようにも発言しました。 「ドイツは指導者を求めていた。ドイツのアイデンティティ−取り戻せる指導者を。そこに私ならそれができる』と言って、アドルフ・ヒトラーが現れた」 「ヒトラーは指導者の座を盗んだのではない。彼はドイツ国民によって選ばれ、…
イギリスとの戦闘機次世代ミサイル技術の共同研究を今年の2017年で完了させる方針を決めました。 日本とイギリスの技術を組み合わせることにより、世界最高水準のミサイルを開発できるかもしれないとの報告書もあり、これから共同開発に移行するかどうかを決定する予定です。 これが実現されれば、F-2戦闘機以来のアメリカ以外の国で、初めて兵器の共同開発が始まります。 共同研究の経緯 共同研究を行っているのは「JNAAM (統合新型空対空ミサイル)と呼ばれるものです。イギリス、ドイツ、フランスなどの欧州6カ国は「ミーティア」という射程200kmの長距離の空対空ミサイルを開発しました。 共同研究の内容は、「ミー…
なぜ「日米安全保障条約」ができたのか。日本に米軍基地がある理由
出典:Japan/America Society of Kentucky - Dr. Shimada Japan Lecture and Panel Discussion 沖縄の普天間基地問題や、その他の米軍基地などの問題が話題になるように、日本には多くのアメリカ軍基地があります。日本はアメリカと「日米安全保障条約」を結んだことにより、日本は基地を提供してアメリカ軍が駐屯しています。 しかし、「日米安全保障条約」などを取り巻く環境もいろんな要素が絡み合い、様々な問題となっています。 そもそもなぜ他国の軍隊であるアメリカ軍が日本に駐屯しているのか?そして、そうなった経緯とは何か?それに基づいた「…
米海軍特殊部隊(Navy SEALs)史上で最多の死傷者数を出した「レッド・ウィング作戦」とは
アメリカ軍はこれまで、中東やアフリカなどで特殊部隊を派遣する作戦を何度も行ってきました。 特にアフガニスタ紛争においては、テロリストのターリバーンの排除を精力的に行っていました。当然、その全ての作戦が成功したわけではなく、失敗した作戦は何度もあります。 その中でもアメリカ海軍特殊部隊、通称 NavySEALs(ネイビー・シールズ)の創世以来、最多の死傷者数を出した最悪の作戦失敗と呼ばれる「レッド・ウィング作戦」を紹介します。 この作戦はSEALsの隊員が、大多数のターリバーンに包囲されて、たった一人だけが生還し、映画「ローン・サバイバー」の実話でもあります。 レッド・ウィング作戦とは? 山羊飼…
日露戦争はなぜ起きたのか?(その2)日露戦争の経過と後の影響とは
出典:https://www.jacar.go.jp/nichiro2/sensoushi/sensou_map.html 前回の記事の続きの「その2」になります。 満韓交換論も決裂した日本は、遂にロシアとの開戦に踏み切ることになります。 beginner-military.hatenablog.jp 今回は日露戦争の直前の開戦に至る前での経緯と、日露戦争で日本はどのような方法を用いて勝利をしたのか、そして日露戦争後に当事国だけでない世界各国に与えた影響とは何なのかについてなどをわかりやすく解説していきます。 日本が勝利を得るためにした方法とは 日露戦争の開戦に至るまでの経緯 仲介役のアメリカ…
日本は約100年前の1904年~1905年にかけて、当時の大国であったロシア帝国と戦争をしていました。 結果的には日本の勝利で終わったこの戦争は、後に日本や世界中の国々に大きな影響を与え、歴史の転換期ともいえるものでもありました。 日本はなぜロシアと戦争をすることになったのか?それの原因と、戦争によって日本はどんな影響を得て、何を得られたのか?などについてをわかりやすく解説していきます。 この「日露戦争」の解説は2回に分けて解説します。この回では日露戦争が起きる原因についての解説です。 日露戦争とは 「日露戦争」が起きた原因である日露の対立とは? 南下政策とは? 三国干渉とは? 満州を事実上占…
上記は「連合国は自由のために戦う」と書かれているポスター 「国連」とよく呼ばれている「国際連合」。安全保障を主とするこの国際組織は、「国際平和・安全の維持」、「諸外国間の友好関係の発展」、「経済や社会などの国際強力の実現」(国連憲章の冒頭から一部を抜粋)のためにあるとされています。 世界中から加盟国が集まり、「中立で公正公平な組織」、「調和のとれた国際平和を目指す」かのようなイメージを持つ方が多く、日本ではそういう組織だとされていますが、必ずしもそうではないとも言えます。(公正公平とは何か。という所まで話が進んでしまいそうですが、ここでは省きます) 今回は「国連というものは何か」というような概…
「原子力潜水艦」の良さとは何か。「通常動力型潜水艦」との違い
オハイオ級原子力潜水艦 米軍基地の話題で、よく「原子力潜水艦」という言葉を聞くと思います。 「原子力潜水艦」とは名前の通り、「原子力」を機関として動いている潜水艦のことです。 今回は「原子力潜水艦」ついて、通常の潜水艦との違いや良さについて解説していきます。 原子力潜水艦の特徴 原子力による高い出力を得られる 長期間の継続的な潜行活動ができる 海水を電気分解により酸素を作り出せる 最強というわけではない原子力潜水艦のデメリット 原子爆弾よりも研究が早かった原子力潜水艦 原子力潜水艦の特徴 出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%…
「潜水艦」とはご存知の方も多いと思いますが、水中を潜航できる船舶のことを指します。 今では、ほとんどの国の海軍が潜水艦を保有しており、どこの国の海軍も潜水艦の存在は戦略として非常に重要とされています。 潜水艦が一番最初にできたのは、以外にも古く1620年にオランダ人の発明家コルネリウス・ドレベルによって発明されました。 第一次世界大戦で、ドイツ帝国が実戦に投入したことから、そこでの活躍により、世界中で研究と開発が進みました。 今回は兵器解説の中で、「潜水艦」をテーマに概要とその任務内容を解説します。 究極のステルス機である潜水艦 潜水艦の最大の特徴は、「究極のステルス機」とも呼ばれるほどのステ…
安倍内閣によって15日に閣議決定された「駆けつけの警護」の新任務が、国連平和維持活動(PKO)で南スーダンに派遣される陸上自衛隊の部隊に付与されます。 ニュースなどでよく聞くこの「駆けつけ警護」とは何のことでしょうか。 これらの問題について知るには、自衛隊の国際平和維持活動(PKO)における今までの活動の歴史を少し振り返らなければいけません。今回は「駆けつけ警護」をテーマにお話します。 beginner-military.hatenablog.jp 駆けつけ警護とは 「駆けつけ警護」とは、国連平和維持活動(PKO)中の自衛隊が、NGOや国連職員、他国軍などが暴徒などの武装集団に襲撃を受けた際に…
PKO活動というのは、ニュースなどでも話題になるよく聞く言葉だと思います。 現在、南スーダンに自衛隊が派遣されてPKO活動を行っているように、日本は1992年のカンボジアPKOを初に、自衛隊を現地に派遣して数々のPKO(国連平和維持活動)に参加してきました。 そもそも国連平和維持活動(PKO)とは何か?そして、PKOの目的は何なのか?国連平和維持活動(PKO)は、どのような経緯で出来てきたのかについても解説します。 国連平和維持活動とは? なぜ軍隊が入る必要があるのか? PKO活動で特に重要な事 PKOはどういう経緯で生まれたのか? 「スエズ動乱」とは? スエズ動乱をきっかけに生まれた国連軍 …
ヨーロッパの安全保障体制である「北大西洋条約機構(NATO)」とは何か?
少し前に「集団的自衛権」の話題がニュースでも話題になりましたが、ヨーロッパにはそれを前提とした同盟があります。 2014年に起きたロシアによるクリミア併合、ウクライナ東部の情勢などで、NATO(北大西洋条約機構)という言葉をニュースで聞いたことがあると思います。 NATO(北大西洋条約機構)は、出来た当初は「東西冷戦」によって生まれたものですが、冷戦が終わった現在でもヨーロッパの安全保障を考える上では、非常に大事なものです。 今回はNATO(北大西洋条約機構)について概要を少し解説したいと思います。 北大西洋条約機構(NATO)とは? NATOはどのようにして生まれたのか?その経緯とは 東西冷…
長い歴史の中で多くの戦争を経験してきた国家は、できる限り戦争を回避しようといろいろな仕組みを作っては、それを試みようとしてきました。その方法の一つとして、「勢力均衡」というものがあります。 「軍事バランス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。安全保障関連の分野ではよく出てくる言葉です。「軍事バランス」とは名前の通り、「その周辺地域にある国々の[軍事力]の[バランス]」のことです。ある国とその近くにある国がどれだけ軍事力が同じくらいに均衡しているかという意味です。 今回のテーマは、この「軍事バランス」と関連する「勢力均衡」というものを説明します。 勢力均衡とは ヨーロッパで主流だった「勢力均…
よくハリウッド映画やドラマなどで、「特殊部隊」という言葉を聞くと思います。 映画などを観てると、「特殊部隊」は何か凄そうな任務をやる部隊?暗殺とかをやる部隊?というイメージがあると思います。 今回は特殊部隊とは何をするための部隊なのか?そして、特殊部隊が作られてきた経緯などを少し紹介していきます。 特殊部隊って何? 平時でも動くかもしれない特殊部隊 「特殊部隊」は具体的に何を行うのか? 偵察(諜報活動) ゲリラ戦(後方錯乱) 対ゲリラ戦 破壊工作 人質奪還 要人暗殺 革命・反乱支援 「軍隊系」と「警察系」の特殊部隊の違い 特殊部隊が生まれた経緯 「特殊部隊」の隊員に必要な資質と能力 特殊部隊員…
在日アメリカ軍の基地問題などのニュースの話題では、アメリカ「海軍」とアメリカ「海兵隊」がよく出てくると思います。 どちらも「海」が付くわけですが、両方ともアメリカ軍の中にある全くの別組織です。「海軍」の中に「海兵隊」という部門があったり、「海兵隊」という「海軍」の別称なのでは?と誤解している方も多いと思います。 今回は「海軍」と「海兵隊」の両者の違いとは何か?ということを解説します。 「海兵隊」とは? なら海軍は何をやっている組織なのか? 海兵隊とはどういう時に送られるのか? 「海兵隊」ができた経緯は? 陸軍や海軍の中にある「海兵隊」の名称がつく部隊 日本にも「海兵隊」はあるのか? 「海兵隊」…
「後方支援」だからと軽視してはいけない。戦場における「兵站」の重要性とは?
軍隊と言ったら、戦車、ヘリコプター、戦闘機、歩兵、戦車や特科などの砲撃や射撃などといった戦闘部隊ばかり思い浮かべるかもしれませんが、軍隊が持つの能力はそれだけではありません。軍隊にあるのは、銃の使い方の技術、強力な兵器の使い方など、直接的な戦う能力だけではありません。軍隊が継続的に戦闘を行うには、それらを支援する能力が必ず必要不可欠になります。 直接戦う兵士達に最適な戦いやすい環境を用意し、それらを計画したり支援をする能力。これらを「兵站」と呼びます。 タイトルに「後方支援だから」と、”だから”を付けてしまいましたが、軍事をあまり知らない人達には、「直接戦わないのに何のためにいるの?」と考える…
戦争とは軍人だけがするもので、民間人には関係がないものだと思われてきました。 しかし、第一次世界大戦を機に、民間人にも直接的な被害が出るようになり、戦争とは国家の全てを投入しなければいけない総力戦となりました。 第一世界大戦を機に広まった「国家総力戦」とは何か?それまでの戦争とは具体的にどう違うのかなどを紹介します。 「国家総力戦」とは 「国家総力戦」はどのような経緯で生まれたのか 第一次世界大戦前の戦争 大量生産と技術革命が戦争を変える 第一次世界大戦での「総力戦」 民間が戦争に関わっていくようになる 大量の労働力が必要になる あらゆるものが制限を受ける 民間も直接的被害を受けていく 「国家…
安全保障や軍事の分野では「抑止力」という言葉をよく聞きます。今回は「抑止力」をテーマに、概要をわかりやすく説明します。 「抑止力」という言葉を一ページにまとめるのはとても難しく、この言葉で一冊の本が出来あがるぐらいです。「抑止力」といってもいろいろ当てはまったり種類があるため、ここでは一例を挙げて説明するものの、全て該当するとは限りません。「抑止力」のテーマについては、今後も補足の別記事を挙げて説明していく予定です。 「抑止力」とは 「抑止力」とは、簡単に言えば「戦争を仕掛けようとする気持ちをやめさせる力」です。「戦争を仕掛けようとする気持ち」とは何なのか。それを知るには戦争はなぜ起こるのかを…
世界中で廃止されてきている「徴兵制度」。「徴兵制度」のメリットとデメリットは何か?
「徴兵制度」とは、国民に対して一定期間の兵役の義務を課す制度のことです。それに対する対義語としては、自分の意思で軍に志願する「志願制度」があります。 大抵は、若い男性が徴兵の主な対象となりますが、国によっては男性だけでなく女性にも徴兵を課している国もあります。 安全保障関連法案の話題では、「徴兵制が復活する」などの意見が出てきます。日本だけでなく世界中のあらゆる国が、過去には兵力確保のために「徴兵制」を採用していましたが、現在では「徴兵制」よりも「志願制」を採用している国がほとんどです。 今回のテーマは「徴兵制」に関する基本的な概要、軍事政策としての徴兵制にすることのメリットとデメリットについ…
「安全保障条約」「安全保障関連法案」など、「安全保障」とつく言葉をニュースなどでもよく聞くと思います。今回は当ブログのタイトルにも付けられている「安全保障」について、概要を少し説明したいと思います。 安全保障とは何なのでしょうか。それには「安全保障」という言葉の定義だけでなく、「安全保障」という概念が出来た経緯についても少し触れたいと思います。 安全保障とは 安全保障とは酸素のようなもの 安全保障の多様な定義 伝統的安全保障 人間の安全保障 総合安全保障 集団安全保障 安全保障という概念が生まれた経緯 何を「危機と感じる」かは、それぞれ違う 安全保障とは 「安全保障」とは簡単に言えば、「国家・…
ほとんどの国には軍隊という組織を持っています。日本も軍隊という名称を名乗れないものの、自衛隊という防衛組織を持っています。日本政府は公には「自衛隊は軍隊ではない」と言うものの、外国から見れば自衛隊は日本の国防軍だと見られます。 戦争は悪いことだと言われていながら、なぜ国家は軍隊を持つ必要があるのか。今回はこれをテーマに解説していきます。 出来る限りわかりやすく説明するためにも大まかな概要だけ説明し、専門用語を省くためにも、細かい所の説明はなしとさせていただきます。 軍隊を持つ理由は国によって理由は様々ですが、大体どこの国も理由は一致しています。その理由を説明するためにもここからは、仮想的に実際…
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