6月8日滋賀県東近江市にある天台宗阿育王山石塔寺(いしどうじ)を訪れました。石塔寺には、奈良時代前期に建立された三重石塔があり、石造層塔としては日本最古、石造三重塔としては日本最大(高さ7.6m)のものです(重要文化財)。その三重石塔のある場所から石段を降り、本堂に行ってみます。石段の途中にもたくさんの石塔がありますね。これらの小さな石塔(五輪塔)や石仏は、鎌倉時代から始まったそうです。近江西国三十三箇所第22番札所、石塔寺の本堂かつては、一条天皇の勅願寺として隆盛を極め、八十余坊の大伽藍を築かれていたと云われますが、安土桃山時代に織田信長の近江侵攻による焼き討ちで、七堂伽藍、木造建築物、寺宝が全て焼失し、寺は荒廃してしまいます。本尊は秘仏の聖観音その後、江戸時代初期に徳川家康の側近の天海大僧正が弟子の行...阿育王山石塔寺にて