写真はミヤマスナゴケ Dilutineuron fasciculare だと思います。 岩上に大きな群落を作っていました。 上の最小目盛は1㎜です。 生育している様子から受けた印象より長く伸びていて、何年も伸び続けているようです。 伸びながら古い分枝は切り離されるのか、分枝...
ナガサキツノゴケ Anthoceros punctatus がありました。 “ツノ”を伸ばすのはこれからのようでしたが、これまで胞子体に関心が向かい、あまり葉状体を観察してこなかったので、今回は葉状体について観察しました。 葉状体はロゼット状で波打ち、縁は不規則に切れ込ん...
写真はナミスジヤナギゴケ Amblystegium varium のようです。 湿地に生えていました。 茎葉の中肋は上部で多少屈曲しています。 和名はこれを“波筋”としたのではないかと思います。 翼部はあまり明瞭な区画を作っていません(上の写真)。 上は葉身細胞です。
写真はシロハイゴケ Isopterygium minutirameum でしょう。 奄美大島の町のすぐ近くの林の朽木の上で育っていました。 暖地性のコケで、このブログにはこれまで2度載せていますが( こちら と こちら )、いずれも大阪付近の温室の中で、自然環境下での撮影は初...
写真のコケ、平凡社の検索表をたどるとチャボゴヘイゴケ Spruceanthus polymorphus のようです。 朽木上にありました。 分布は紀伊半島以南です。 種小名の polymorphus がどこのどんな特徴からつけられているのか知りませんが、同じ株の中でも葉形...
上は樹幹に育っていたコケ群落の写真です。 光沢を帯びた黒褐色のaはヤマトクロウロコゴケ Lopholejeunea zollingeri だったのですが、この結論に達するまでには、なかなか大変でした。 今回はこのことについて書くことにします。 ちなみに、bは ナミゴヘイ...
写真はゴマダラヤスデゴケ Frullania pseudoalstonii でしょう。 いろんなコケが混生している中に少し混じっていました。 上は背片にピントを合わせています。 背片には眼点細胞が散在しています。 下は上と同じ場所で、ピントをずらし、腹片にピントを合わせてい...
奄美大島 マテリヤの滝への道にあったヒリュウシダ Blechnum orientale です(2023.1.17.に撮影)。 亜熱帯から熱帯に分布する大形のシダ植物で、日本では屋久島以南に分布します。 葉を裏から見ると、主脈の大部分が黒々としています(上の写真)。 この...
上は、奄美大島で、シゲリケビラゴケとシダレヤスデゴケが絡み合って枝から垂れ下がっている所に、ほんのわずか着生していたコケです。 上の2枚の写真を見ると、側葉と、それより小さな腹葉が見られます。 側葉では舷がわずかに分化しています。 葉の形や側葉と腹葉の分化が見られること...
上は奄美大島で見た ヌカボシクリハラン Microsorum buergerianum です(2023.1.17.撮影)。 ツル性のシダ植物で、木によじ登っていました。 和名の「ラン(蘭)」は美しい植物の代名詞ですから、「クリハラン」は栗に似た葉の美しい植物という意味になる...
上は、奄美大島で見た、細い枝にいろいろな蘚苔類が混生している所の一部で、 シダレヤスデゴケ にコクサリゴケモドキ、 シゲリケビラゴケ 、 ボウズムシトリゴケ 、コクサリゴケなどがくっついています。 今回はこのうちのコクサリゴケモドキ Metalejeunea cucul...
写真は雨上がりのイバラゴケ Calyptrochaeta japonica です。 本種は乾いてもあまり縮れませんが、やはり十分水分を含んだ時の美しさは格別です。 前にも書きましたが、和名の由来は蒴柄の様子からですが、今回も残念ながら蒴はありませんでした。 葉の大きさには...
写真の大きな葉はヒトツバ Pyrrosia lingua で、2023.1.17.に奄美大島で撮りました。 大阪付近でもふつうに見ることのできるシダですが、葉を覆っている苔類が気になり、本種であることを確認するために調べました。 なお、まだ若い株なのか、胞子をつけている葉...
写真はホソバハシボソゴケ Papillidiopsis complanata だと思います。 樹幹に着生していました。 葉には光沢があります。 葉の長さは 2.5mmに達しています。 蒴柄の長さは6~7mmです。 葉は披針形で、上部で急に細くなり、長く伸びています。 上...
奄美大島のあちこちでナミゴヘイゴケ Spruceanthus semirepandus を見ました(2023.1.17.)。 多くは上の写真のように枝についていましたが、幹に張り付いているものもありました。 上は腹面から撮っています。 背片は長さ約2mmで、腹縁はやや内...
新三田近くで行われた昨日(2023.2.8.)の観察会で見た植物、フウロソウの仲間であることはすぐわかりますが、調べてみると Erodium malacoides のようです。 自生地は地中海周辺のユーラシアや北アフリカです。 葉にも花柄にも長毛がありますが、特...
写真はイトヒキフデノホゴケ Isocladiella surcularis でしょう。 上は樹幹に、下は横に走る太い枝についているところです。 上の2枚の写真は奄美大島で 2023.1.17.に撮影しています。 本種の分布は千葉県以西で、 こちら には奈良県で撮影したものを...
イラクサ科のハドノキ Oreocnide pedunculata が果実をつけていました(2023.1.17. 奄美大島で撮影)。 以前、和歌山県の大島で見たことがありますが、久しぶりの果実です。 なお、上の写真の白い所は食べられますが、あまり美味くはありません。 本種は雌...
写真はハリヒノキゴケ Pyrrhobryum spiniforme でしょう。 樹幹で育っていました。 上の写真からは、葉の細いヒノキゴケのような印象も受けますが、背景の葉からも分かるように・・・ 大きさはヒノキゴケなどと異なり、茎の長さは5cmに達しません。 胞子体は...
写真はマキハハリゴケ Claopodium assurgens でしょう。 樹幹を覆っていました。 茎は這い、多くの枝が斜上し、密に葉をつけます。 上は乾いた状態で、葉は捲縮しています。 茎葉と枝葉とは形が違っています。 茎葉は葉先が細く伸び、枝葉は広披針形です。 写真は...
写真はジャバシラガゴケ Leucobryum javense でしょう。 腐葉土の上や樹幹の下部にも広がっていました。 本種は日本産のシラガゴケ属の中で最大の種で、葉の長さはオオシラガゴケよりずっと長いのですが、オオシラガゴケのように這うことは少なく、植物体の長さは オオシ...
枯れた キジノオゴケ の上で育っていた上の写真の2種類の苔類、大きい葉の方は調べていませんが(カマハコミミゴケ?)、小さな葉の方は、平凡社の検索表をたどると、ぴったりとあてはまる種は無いのですが、十分生長していない株のオビナシヨウジョウゴケ Cololejeunea pseud...
昨日キジノオゴケを載せましたが、そこから少し離れた所にも上のようなキジノオゴケがありました。 雨でぬれて分かりにくいのですが、周囲は ホゴケ で、岩から垂れ下がっていました。 二次茎の長さは約5cmで、平凡社の記載に近く、茎の先まで緑色を保っています。 昨日載せたもの( こち...
「ブログリーダー」を活用して、そよかぜさんをフォローしませんか?
写真はミヤマスナゴケ Dilutineuron fasciculare だと思います。 岩上に大きな群落を作っていました。 上の最小目盛は1㎜です。 生育している様子から受けた印象より長く伸びていて、何年も伸び続けているようです。 伸びながら古い分枝は切り離されるのか、分枝...
上はヤマモモ Morella rubra の果実で、果実の重みで枝が垂れ下がっています。 2025.6.29.に貝塚市にある大阪府立少年自然の家での撮影ですが、ここではたくさん自生している木が見られ、地面に落ちてしまった果実もたくさんありました。 本種は関東以南に自生する...
写真はタカネヤバネゴケ Fuscocephaloziopsis leucantha だと思います。 前に載せた ナンジャモンジャゴケ に混生していました。 葉は横に近い斜めにつき、葉の幅は茎径とほぼ同じです。 上は腹面を撮っています。 分枝は腹面からもしています。 腹葉は...
岡山コケの会関西支部では毎月第4火曜日に顕微鏡観察会を行っていますが、6月の観察会にと長野県のKさんからいろいろなコケを送っていただきました。 上はそのうちの1種で、ナンジャモンジャゴケです。 上は葉の横断面です。 蘚類でも苔類でも葉には背面と腹面があるのですが、本種ではその...
上はマルバコオイゴケモドキ Diplophyllum andrewsii で、大阪市立自然史博物館に収蔵されていた標本です。 先日載せた イボヒシャクゴケ とマルバコオイゴケとを比較検討するにあたり、この標本も参考にしました。 以下はこの標本の観察結果です。 腹片は長舌形で...
先日、マルバコオイゴケに似たコケを、著しいいぼ状パピラがあることなどから、イボヒシャクゴケ Scapania verrucosa ではないかと思い、 こちら に載せましたが、先日大阪市立自然史博物館に収蔵されているイボヒシャクゴケの標本を見る機会があり、比較検討の結果、両者は...
岩上に厚く育ったコケ群落、一見オヤコゴケの群落に見えましたが、持ち帰って調べてみると、群落の奥に細いひも状のコケがたくさんありました(上の写真)。 この細いひも状のコケ、観察の結果はマルバヤバネゴケ Cephalozia lunulifolia のようです。 オヤコゴケもマ...
上はタカネツキヌキゴケ Calypogeia neesiana でしょう。 雨中のTG-6での撮影で、画像はくっきりしていません。 亜高山帯ではふつうに見られるコケですが( こちら や こちら )、撮ったのは京都市右京区京北上弓削町の標高500m付近です(2025.6.1.撮...
下は Part1の 2013.1.6.に載せていたものを加筆し、こちらに引っ越しさせた記事です。 写真は 2012.12.14.の撮影です。 ハエやカの仲間の分類には翅脈が重要になります。 上は翅脈の様子から、クロバネキノコバエ科(Sciaridae)の一種だと思います。 ...
生垣の下のコンクリート壁についていたコケ、雨で濡れてよく分からないので少し持ち帰り、水分を拭き取って映したのが上の写真です。 ヒナノハイゴケの群落の所々にコモチネジレゴケ(赤い円内)が育っていました。 コモチネジレゴケ Syntrichia laevipila は、これまで...
上は無性芽をつけたフソウツキヌキゴケ Calypogeia japonica です。 岩上にありました。 上の写真は上が腹面、下が背面ですが、この撮り方では違いがよく分かりませんね。 とにかく、葉を含めた茎の幅は 2.5~2㎜、葉は広舌形で円頭です。 上の2枚は腹葉で...
写真はフトリュウビゴケ Loeskeobryum cavifolium でしょう。 、雨で濡れています。 蒴をつけていたので、持ち帰って観察することにしました。 大形のコケで、上の写真では長さ約8cmですが、10cm以上にもなります。 枝は不規則またはまばらに出て1~2回羽...
写真はイワダレゴケ Hylocomium splendens でしょう。 新芽が伸びてきています。 濡れているのは雨後のためです。 京都市右京区京北上弓削町で2025年6月1日に撮影しました。 平凡社では、「(本種は)深山,とくに亜高山の針葉樹林の林床や岩上,腐木上にしばし...
岩面を真っ赤に覆うコケ、調べてみるとコアミメヒシャクゴケ Scapania parvitexta でした(2025.6.1.に京都市右京区京北上弓削町の標高500m付近で撮影)。 低地から亜高山帯まで広く分布するコケで、このブログでもこれまで何度も載せていますが(いちばん下に...
写真はタカネミゾゴケ Marsupella emarginata ssp. tubulosa だと思います。 和名に「高嶺」とありますが、低地にも分布しています。 濡れているためでもありますが、植物体は光沢があります。 上から見た時の葉を含めた茎の幅は1~1.5㎜です。 ...
上はヤマトフデゴケと混生しているイヌムクムクゴケ Trichocoleopsis sacculata です。 前に同じ場所で採集した4月上旬の本種を載せましたが( こちら )、その時に比べて新しい枝が伸び、存在がはっきりわかるようになっていました。 雨に濡れて細部が分からない...
上は京都市右京区の京北上弓削町で採集されたヒシャクゴケ科のコケです。 採集地付近はこのコケの群落が数多く点在しているようですが、種名は不明で、みんなで検討しようということになりました。 以下は、少し分けていただいたものを自宅で観察した記録です。 分枝の様子を観察したところ、側...
写真はフジウロコゴケ Chiloscyphus polyanthus でしょう。 堰堤上部の水飛沫のかかる所に育っていました。 和名は富士山に由来しているようですが、低地から亜高山帯の、水際や水深の浅い水中などに分布しています。 葉は斜めについて広く開出し、全縁で、葉先は円...
写真はノミハニワゴケ Haplocladium angustifolium でしょう。 伐採木上にありました。 蒴は傾くか水平になっています。 乾いた状態では葉は枝に密着し、その時の葉を含めた枝の幅は 0.3~0.5㎜です。 雌苞葉は1~1.5㎜の長さがあります。 株全体...
日本産のジャゴケ属( Conocephalum )は4種からなりますが( こちら )、従来はジャゴケ1種と思われていたように互いによく似ています。 いずれも雌雄異株で、雌株は高く伸びる雌器托をつくり、雄株は小判型の雄器托をつくり、そこから精子を空中に噴出させます。 マツタケジ...
水辺に咲くハンゲショウ Saururus chinensis (ドクダミ科)です。 属名はラテン語で「トカゲの尻尾」の意味です。 上はハンゲショウの葉の影から顔を出していたトカゲの仲間のカナヘビですが、もちろんカナヘビの存在とハンゲショウとは関係なく、属名は細長い花序の形から...
樹幹にたくさんの蒴、調べてみるとヒメウスグロゴケ Leskeella pusilla でした。 「 ミクロの世界のコケ図鑑 」では「岩やコンクリート壁の世界」(P.148)に入っていますが、本種は今回のような樹幹の他にも、コンクリート製の擬木にもよく見られます。 図鑑に...
● 山口新聞 2024年6月25日 ● J-WAVE 2024年6月29日 「RADIO DONUTS」の「LIFE IS A GIFT」で放送していただきました。 ● 東京新聞・中日新聞 2024年7月13日・14日
樹幹のマルバヒメクサリゴケ Myriocoleopsis minutissima が、胞子を飛散させた後の蒴をたくさんつけていました(2024.6.15. 京都府立植物園)。 上の写真の白いものが空になった蒴です。 上は腹面から撮っています。 腹葉はありません。 ゴミ...
「ミクロの世界のコケ図鑑」の発売が開始されました。 大きな画面で編集していて、本になってみると少し小さすぎた写真もありますが、そこは実際のコケ観察疑似体験ということで、2~3倍の虫メガネで見てください。 下の正誤表など、この本に関する記事をまとめたページを作成しています( こ...
「ミクロの世界のコケ図鑑」の正誤表です。 本の間違いに気づかれた場合は、ご連絡ください。 --------------------------------------------------- P.9 「二次茎」の説明 (誤)・・・伸びる。茎で、・・・ (正)・・・伸...
開裂した蒴をつけたヒラヤスデゴケを 6月11日 に載せたばかりですが、上の写真もヒラヤスデゴケ Frullania inflata (別名マエバラヤスデゴケ)のようです。 平凡社の図鑑では、本種の生育場所については、「低地のしばしば水没するような岩上に生育し,樹幹にも着生。」...
写真はヒラヤスデゴケ Frullania inflata (別名マエバラヤスデゴケ)でしょう。 京都府立植物園のあちこちの樹幹についていました。 写真は4月中旬の撮影ですが、本種は雌雄同株で、たくさんの開裂した蒴が見られました。 腹葉は茎径とほぼ同じ幅で、長さは幅の約2倍、中...
「ミクロの世界のコケ図鑑」の発行日が近づいてきました。 今回は本書の特徴を、少し専門的な面から紹介したいと思います。 ① 蘚類・苔類・ツノゴケ類の扱いについて 多くのコケ図鑑では、「コケ植物は蘚類・苔類・ツノゴケ類に大別できる」趣旨のことが書かれています。 本書では「コケ植物...
岩上にあったコケ群落、所々にジャゴケの仲間(オオジャゴケまたはウラベニジャゴケ)が混じっていておおよその大きさの見当がつくと思いますが、かなり大きなコケです。 調べた結果はヤマトチョウチンゴケ Plagiomnium japonicum だろうと思います。 匍匐茎は長く、古...
実習で外を歩いたところ、ハナミョウガ Alpinia japonica の花に出会いました。 多くはまだつぼみの状態で、今年は春先の気温が低く、例年より少し遅いようです。 ハナミョウガは関東~九州の林内に生える常緑多年草です。 ミョウガと同じショウガ科で、茎や葉の形態はミョ...
ハットリチョウチンゴケ Rhizomnium hattorii の雌株と雄株の群落が、岩上に少し離れてありました。 葉は広倒卵形で、中肋が赤くなっています。 茎は赤く、舷が赤くなっている葉もあります(上の写真)。 葉は茎の上部に集まる傾向があります。 茎の長さは約2cm、...
上の写真のコケ、タマゴケかとも思いましたが、ルーペで見ても自信がありません。 タマゴケは胞子体がついていれば確実ですし、胞子体が無くても、黄緑色の半球形の群落を作っていて、他のコケとは区別できます。 しかし上の写真のようにまばらに生えている様子はタマゴケらしくありません。 持っ...
オオスカシバ Cephonodes hylas は昼間飛び回る大形の蛾で、幼虫がよく植栽されるクチナシを食餌植物としていることもあって、都市部でもよく見かけます。 飛び回っている成虫は、和名に透翅(すかしば)とあるように翅が透明ですが、羽化したばかりの頃は、他の多くの蛾同様...
晩秋にはホソバミズゼニゴケは葉状体の先が細かく分かれて無性芽となりますが、エゾミズゼニゴケはそのような無性芽を作らず、違いは明瞭になりますが、その他の時期は、両者はよく似ています。 エゾミズゼニゴケはホソバミズゼニゴケより少し黄色みが強い意向があるのですが、時期や生育環境にもよ...
写真はオニヒカゲワラビ Diplazium nipponicum です。 川沿いなど空中湿度の高い所を好み、本来は常緑性ですが、寒地では夏緑性となる大型の多年性のシダです。 上の写真からも根茎が短く這っていることが分かります。 葉は3回羽状複葉、ソーラスは線形で一端が中肋に...
岩の崖に育っていた上の写真のコケ、オオスギゴケかと思いましたが、蒴を見ると・・・ 蒴には縦に稜があって Polytrichum (スギゴケ属)に間違いなさそうですし、このような大形のものはウマスギゴケとオオスギゴケしか思い当たりません。 両者の区別は蒴があると簡単で、頸部のく...
リンゴコブガ Evonima mandschuriana の幼虫がいました(上の写真)。 頭部から上後方に伸びるモコモコした長い角のようなものは・・・ 上は正面から撮った写真ですが、連なった丸いものの1つひとつをよく見ると、下に口器らしきものがあり、頭部らしいことが分か...
岩の崖で育っていたコケ群落(上の写真)、シッポゴケ科のような葉に内外2列の蒴歯を持った蒴、不思議に思って調べたところ、ユミゴケの群落にアカイチイゴケが少し混生していて、蒴はアカイチイゴケのものでした。 以下はユミゴケ Dicranodontium denudatum につい...
上はアツブサゴケ Oticodium laevisetum だと思います。 コンクリート製の堰堤の壁についていました。 基物に密着していた茎は密に枝分かれしており、そこから多くの枝を上方に出しています。 乾いた状態で枝の幅は葉を含めて約1mm、蒴は卵状円筒形で直立、蒴柄...