湿原を取り巻く 草むらに ヒメアカネがいた まだ黄色い 羽化後間もないオスのようだ 止まっている花のつぼみはヒヨドリバナか 成熟すると赤くなる国内最小の赤とんぼ(アカネ属) 成熟したヒメアカネについては → こちらを参照 トンボ目 トンボ科 アカネ属 ヒメアカネ Sympetrum parvulum 姫茜 東アジア・極東 北海道・本州・四国・九州 丘...
廃園に咲く(続) ホザキノミミカキグサ サワヒヨドリ キキョウ
前回の続き 前回の記事は → こちらから ホザキノミミカキグサ 食虫植物タヌキモの仲間 ホザキ(穂咲)と言っても一輪づつ下から上へ咲いていく タヌキモ科の花は 独特な形で 構造が分かりにくい シソ目 タヌキモ科 タヌキモ属 ホザキノミミカキグサ Utricularia caerulea 穂咲の耳掻草 インド・スリランカ・日本・ニュージーランド・オーストラリア 国内 北...
例の丘の上の廃止された公園を 再度訪ねてみた 前回の記事は → こちらに 予想した通りの荒れようだった 伸び放題の草の中に埋もれかかった湿地があった 湿地の片隅に 白い花 サギソウが咲いていた あたりに何株か花の終わったサギソウの株が見える 今年最後のサギソウの花に間に合ったようだ 湿地の中に 細いひげのような草に小さな白い花が咲いている イトイヌノヒゲという ホ...
ガガイモの花 ヒトデのようなひげモジャの花が異様だが、 万葉集にも出てくるれっきとした在来種、 ほぼどこにでもある蔓草 葉は対生、ヘクソカズラを大きくした感じ テイカカズラやカモメヅルに近い仲間 テイカカズラ → こちらに カモメヅルは → こちらで リンドウ目 キョウチクトウ科 ガガイモ亜科 ガガイモ Cynanchum ...
田んぼの間の畔に 何かいないかと探していると キジのオスがエサを探して歩いていた 羽毛が相当擦り切れている、これから換羽の時期になる 振り返って こっちに気付いたのか 稲の陰に消えていった 農道の脇に小鳥がいた ヒバリのようだ 巣立ちの若いヒバリだろう 近付いてもなかなか逃げない 農道を左に折れてしばらく行くと また畔にキジがいた おそらくさっきのキジだ 睨んでいるよう うるさい奴...
小雨の田園地帯 花を咲かせる稲穂の田んぼに ケリの若鳥が遊んでいた 田植え前の田んぼで生まれたケリのヒナも すっかり成長して 虹彩の色も紅くなり 親鳥と区別が難しくなった。 ケリについて詳しくは → こちらなどを 畔の上に 黒っぽい鳥が、 バン 拡大しても遠すぎてボケボケ 肢の大きさが目立つ クイナの仲間なんだねえ バンについては → こちらも...
平野部の田園地帯を行くと 田んぼの中に白いサギが遊んでいる。 いつものダイサギ? いやいや、ちょっと様子の違うのもいる チュウサギでは? 少なくとも手前の1羽はチュウサギで間違いない。 頭部を拡大 嘴が短め、口角が目より後ろでない・・・ チュウサギでいいだろう 短めの頸もチュウサギの特徴だ 後ろのサギは長めに見えるが、 ダイサギはもっと長い 道路を渡るチュウサギ ペリカ...
吉備高原の山道に ヤマジノホトトギスが咲いた 花柱には斑点がなく、花被片は平開する。 山道のほとりに自生するからヤマジノホトトギス 花は先端に数個と葉腋に1・2個づつ付き、先端から根元方向へ順次咲いていく。 花が終わって結実しているものもある 斑点の多いものや少ないもの、青っぽい色や赤紫色や変化が大きい 関東方面では同属のヤマホトトギスが多いそうだが、 この近辺では見た...
高原の田圃の傍の沢の岸に咲いていた花の中からキキョウの仲間を集めてみた ソバナ キク目 キキョウ科 ツリガネニンジン属 ソバナ Adenophora remotiflora 岨菜 本州・四国・九州 山地の林縁や沢沿いに自生する多年草 花期は8月、9月 絶滅 東京都 絶滅危惧Ⅰ類 4県 絶滅危惧Ⅱ類 2県 準絶滅危惧 5県 近くに自生しているので気にしてな...
産卵するホソミイトトンボ夏型 ショウジョウトンボ オオイトトンボ クロイトトンボも産卵
高原のため池で ホソミイトトンボ夏型が産卵していた 産卵中のホソミイトトンボにモノサシトンボが近づく 危ない、危ない 連結して飛翔するホソミイトトンボ ホソミイトトンボは成虫で越冬するトンボ、年に二度発生する ホソミイトトンボと越冬蜻蛉について詳しくは → こちらで ショウジョウトンボは全身真っ赤なトンボ 池の畔では珍しくない オオイトトンボ この辺りでは高原の池でよく見かける ...
林縁の草の中の朱色の花は フシグロセンノウ 野草にしては大ぶりの鮮やかな花 節の部分が黒っぽい(黒褐色)のでフシグロ ナデシコ目 ナデシコ科 センノウ属 フシグロセンノウ Lychnis miqueliana 節黒仙翁 本州・四国・九州 山地の林床、林縁の多年草 日本固有種 絶滅 東京都 絶滅危惧Ⅰ類 3県 絶滅危惧Ⅱ類 5県 準絶滅...
ヒメコブオトシブミ オオメキバネハムシダマシ ハグロソウ キツネノカミソリ
台風10号はいよいよ直撃コースに 風雨はますます強まる、 今日一日は外出禁止 おとなしくしていよう先日の在庫から沢を登る小道で見つけたのは ヒメコブオトシブミ 鞘翅の盛り上がった瘤が特徴 ヒメコブオトシブミについては → こちらも オオメキバネハムシダマシ ひと月前に初めて見つけた甲虫 ゴミムシダマシ科の甲虫だ この前のオオメキバネハムシダマシの記事は → こちらに 小さいピンクの...
灼熱の太陽の下 夏草の緑の中に 燃えるような紅が 目に飛び込んでくる コオニユリだ コオニユリと言っても小さくはない、草丈も人の背丈より大きいものもある。 よく似たオニユリは奈良時代以前の外来種でコオニユリは在来種と言われている。 毎年コオニユリが咲くと「真夏」を実感する コオニユリについては → こちらなどを 林縁の木陰でひっそりと咲くウバユリ クリーム色の大きなユ...
マミジロハエトリの正面顔 大きなぎょろ目が何となく可愛い マミジロの所以の目の上が白いのはオス 獲物を見つけ、跳びかかって仕留めるハエトリグモは目が特に発達している 大小合わせて4対8個の単眼を持つ 江戸時代には 獲物を襲う様子が鷹に似ていると、 座敷鷹と呼ばれ愛玩用に飼育されたそうだ マミジロハエトリの蘊蓄については → こちらや こちらに ヤブランの花が咲いていた キンミズヒキも...
キツネノカミソリにキタキチョウ アキオサムシ? キイロスズメバチ
キツネノカミソリの花にキタキチョウが訪れていた このキツネノカミソリは普通のサイズ この前のオオキツネノカミソリでは、というものと比べ小さく雄しべも突出してない この前の キツネノカミソリは → こちらに 側溝の中をごそごそ歩く虫がいた 小ぶりのオサムシだ オサムシはよく分からない 帰って調べてみた。 オサムシの多くは飛べない甲虫なので狭い地域で種分化が起こり、 国内にもたくさんの...
雨雨雨の梅雨が明けたら 酷暑の毎日 そのうえ今度は台風まで 気候は異常でも そろそろ 咲くころだと ナツエビネの森へ行ってみた うす暗い森の中に 薄い紫の花が・・・ 近寄ると 涼しげな蘭のはな 大きな群落になっている ナツエビネについては → こちらにも ...
草むらに ニシキリギリスがいた 産卵管がないので♂ バッタ目 キリギリス科 キリギリス属 ニシキリギリス Gampsocleis buergeri 西螽蟖 本州近畿以西・四国・九州 ニシキリギリスについては → こちらに バッタをもう一つ ツマグロバッタ ♀ オスは黄色みが強く、イナゴに似た色合いなのでツマグロイナゴとも呼ばれる ツマグロバッタについては → こちらも ...
涼を求めて峡谷へ行ってみたが、 水の滴る岩壁の前に立っても 汗の吹き出す 蒸し暑さだった 梅雨明けが酷暑の始まりだもんねえ 峡谷の水の染み出る岩壁に イワタバコが咲いた 紫色で星形の可愛らしい花 水の滴る岩壁に 一面にぶら下がる葉タバコのような形の葉 シソ目 イワタバコ科 イワタバコ属 イワタバコ Conandron ramo...
高原のため池を覗くと ぽっかりと 黒い影が浮かんできた、 アカハライモリだ かつては ため池と言わず、用水路や野井戸や田んぼ周りの様々な水辺で見られた。 カエルとイモリは子供時代の遊び相手だった イモリの黒焼きは惚れ薬だっていうのは江戸時代からの伝説、落語のネタだ 今でも民間薬として販売されているらしい 怪しげなものだが・・・ それほど身近な生き物だったということだ...
お馴染みのヒメコブオトシブミだと思いスルーしかけ、 え? 瘤がない? ヒメクロオトシブミではないか 初見のオトシブミだ。 背中の瘤だけでなく、肢と腹部の色もヒメコブオトシブミとは異なっている ぎりぎりまで近寄って撮ったが、寄ると被写界深度が浅くなるし・・・ 甲虫目 オトシブミ科 ヒメクロオトシブミ Apoderus erythrogaster 姫黒落文 本州・四国・九州・対馬 出現期 4月~7...
コミミズク 初見だった 野鳥のコミミズクならよく知っているが・・・ 見つけたとき アワフキの仲間かと思ったが どうも違うような 帰った調べてみた コミミズク しかもミミズクの仲間だって カメムシ目 ヨコバイ科 ミミズク亜科 コミミズク Ledropsis discolor 本州・四国・九州 出現期 4月~11月 幼虫で越冬 食草 ク...
真夏のトンボ ヒメサナエ オオイトトンボ ホソミイトトンボ夏型 モノサシトンボ
渓流沿いの道でトンボを見た サナエトンボの様だ ヒメサナエかな ヒメサナエ ♀ で間違いなさそうだ ヒメサナエは渓流のサナエトンボだ ヒメサナエについては → こちらで そのまま山道を上って 高原のため池を覗いてみた ブルーのイトトンボがいる オオイトトンボ♂ 腹部をくねくねさせて ストレッチをしているかのよう 翅の一部が変形している。羽化の時の事故だろうが ...
今日のテーマはヘビです。 苦手な方は引き返すことをお勧めします。 とてもかわいい蛇なんですが・・・ とりあえずは半月前に撮った花の写真 ホタルブクロです。 次は ヘビです ヒバカリという小型のヘビです。 谷沿いの道を走っていると道路の真ん中に出ていました。 車を停めて近づいた。 赤みを帯びた明るい褐色の蛇、体長は50cm前後 背中に山形の稜がある ...
イチモンジカメノコハムシというらしい これを見つけたとき 前々からいつか見たいと探していたジンガサハムシか? と、 しかし 色模様がちょっと違うような? 帰って調べてみた。 同じカメノコハムシの仲間のイチモンジカメノコハムシに該当するようだ 亀の甲羅のような外観で危険を感じると足も頭も隠してしまう 亀の子だね 見た目は虫のフンか葉っぱの傷のように見える 茶褐色で周辺部...
雨の合間に もう そろそろだろうと アオバズクを見に行くと いた~! ヒナだ 2羽並んでいる やっと巣立ちだ 親鳥 お父さんアオバズクだ お母さんの顔が見えないが・・・ 拡大して見る 産毛が残っている いい顔だねえ しばらく見ていると 親鳥が ふわっと 飛んできた どこだ? 下だ ほとんど葉に隠れている 親子の顔が見えるところを探したら 一羽のヒナの顔が...
ウスノキの赤い実 オオバギボウシにツマグロコシボソハナアブが
雨が続いて、カメラをもって出られないので 少し前の在庫から 峡谷の沢沿いの道の辺 岩場に樹高20㎝程の草のような樹木が群がって生えていた ぽつぽつと赤い実がついている 帰ってから調べてみた、 ウスノキというらしい 5月頃黄緑色で釣鐘型の花をつけ7月頃赤い実がなる 赤い実には五つの稜があり 先端がへこんで臼のようになるのでウスノキという 赤い実は食べられる、ナツハゼやコケモモ、ブル...
巨大な牙が不気味に光り 八個の単眼が二段に並ぶ 肢には特徴的な豹紋 おそらくコアシダカグモだろう クモ目 アシダカグモ科 コアシダカグモ属 コアシダカグモ Sinopoda forcipata 小脚高蜘蛛 本州・四国・九州 19世紀ころの外来種らしい、 大型の徘徊性蜘蛛 ゴキブリ、バッタ、子ネズミなど小動物を捕食 アシダカグモが主に屋内に生息するのに対して コアシダカグモは自然度...
ちょっと太めなアオバズク お母さんアオバズクだ 貫禄十分 メスが出て来たなら、ヒナの巣立ちももうすぐ 身だしなみにも気を配り なんか目つきがきついんだが、警戒しているのかな お父さんもいつもの位置で 任せとけと言ってるみたい 早くヒナの顔が見たいよ~...
カシルリオトシブミ ムナグロツヤハムシ オオメキバネハムシダマシ ヨツキボシカミキリ
最近山道で見つけた小さい甲虫から イタドリの葉の上にいた 3mmほどの甲虫 ハムシかなと思ったが カシルリオトシブミ オトシブミの仲間だった よく見ると金属光沢が美しい 隣にいるのはアミメアリかな 甲虫目 オトシブミ科 アシナガオトシブミ亜科 カシルリオトシブミ Euops splendidus 本州・四国・九州 出現期 4月~8月 メスはイタドリ、ガマズミなどの...
近くまで行ったついでに久しぶりに海辺のフィールドを訪ねた。 めぼしいものはいなかった。 水路で会えたのは イソシギが一羽 ここではイソシギはほぼ周年見かける。 畑のほとりでキジを見つけた オスだ が・・・ 首の後ろがはげているようなのは換羽が始まっているため 翼の羽や尾羽などほとんどの羽が擦り切れてボロボロだ。 これから秋にかけて徐々に抜け替わり 冬にはピッカ、ピカの色男になるんだ...
草の上を黒に黄色の筋がある蜂がとんで来た。 ミカドトックリバチかと思うが・・・ 黄色の斑紋には個体差もあるようで識別に自信はない 一般にトックリバチと言えばミカドトックリバチのことを指すそうだ 雨でぬれた葉の水を舐めに来たのか 顔面に 三つに分かれた斑紋が見える おそらくメス ハチ目 スズメバチ科 ドロバチ亜科 ミカドトックリバチ Eumenes micado 北海道・本州・四国・...
ナナフシモドキです。 翅はないが昆虫です。 おそらく成虫 メス 肢は6本 4本に見えるのは前肢2本を前方へ伸ばして枝に擬態している 小枝に擬態しているのですが、緑の葉の上では効果は疑問 前肢も動かして移動、横から見た姿 頭部を拡大 短い触角が見える 見えにくいが目の上に角状の小さい突起がある 右目のように見える丸いものは取り付いたタカラダニ ナナフシモドキはほとんど単為...
アオバズクが気になって 何度か 栴檀の木を見に行った いつもオスが 一羽だけで じっと見張っている メスの抱卵期間はもう過ぎたはず、 ヒナはまだ小さいのだろうか、 ヒナが育つと 温めていたメスも外に出てくる そろそろ メスも出てくる頃なのだが・・・ 羽繕い 樹上で頑張るお父さんはエライ! 早くヒナの顔が見たいな ...
草の葉の上を チョロチョロ 飛び回っている黒い蜂がいた ジガバチ? にしては小ぶりだし ちょっと雰囲気が違うよう かえって調べてみた ジガバチモドキという蜂の仲間がいるそうだ どうやらオオジガバチモドキらしい 翅を震わせ飛び立ちかけた姿 腹部の形と色がよくわかる 飛び立ち 後胸部から腹部にかけての形がよくわかる ハチ目 ミツバチ上科 ギングチバチ科 ジガバチモドキ属 ...
この前の カイツブリの誕生から一週間 一個残っていた卵はどうなったか気になってため池を訪ねたこの前のカイツブリは → こちらに いたよ~ \(^_^)/ ヒナが4羽! あの卵も無事に孵ったんだ 浮巣は どこにも見えない 放棄した浮巣は崩壊して沈んだのだろう 4羽並んで はい あ~ん 大きなエビ 呑み込めるかな おんぶにだっこ 仲良し親子 初上陸? ...
コガシラアワフキではないかと思います。 草の葉の間で見つけた 頭が小さいアワフキムシということです カメムシ目 コガシラアワフキ科 コガシラアワフキ Eoscartopis assimilis 小頭泡吹 北海道・本州・四国・九州 成虫出現期 6月~8月 幼虫はヨモギなどの根元に泡の巣を作り吸汁 泡は排泄物(オシッコ?)に息を吹き込んで作るそうだ 泡の中からホタルが生ま...
水路沿いの葦原から ギョギョシ ギョギョシ オオヨシキリの声が聞こえてくる 新緑の葉がまだ柔らかいせいか、古い枯穂の茎に停まっている。 大きな声で囀るのはオス 縄張りを守っています。 メスは緑の葦の中で抱卵している頃 オオヨシキリはカッコウなどトケン類の托卵の標的でもあります。 近くの山からホトトギスの声が聞こえてきます。 ご用心 ご用心 オオヨシキリについては → ...
山道で出会った甲虫から キイロカミキリモドキ キイロクチキムシ
最近山道で出会った甲虫です。 キイロカミキリモドキ キイロカミキリモドキも体液中にカンタリジンを持つ火傷虫の一種です 黒い大きな目が面白い 幼虫は朽木の中や腐植物で育つ、成虫は花に集まる キイロカミキリモドキについては → こちらで これも黄色に黒い目と肢や触覚が目立つ キイロクチキムシ 指摘があり訂正しました、有難うございました。 橙色の小さい丸いものは昆虫につくタカラダ...
この前のカイツブリの巣はどうなったか、見に行った いたよ ヒナだ 背中にぶら下がって顔を出している 背中から転げ落ちる子、しがみつく子、まだ卵もある ヒナが三羽 卵が一個 ヒナが小さい、孵ったのはこの日の朝か、前日かな? 残った卵は大丈夫かな ダメになる卵もよくあることだし ”はい あ~ん” 捕ってきたのはイトトンボ おんぶ~ 抱卵する親鳥の背中にみんな潜り込んで おいしいエビだよ~...
クモキリソウが咲いた シロオビナカボソタマムシ フジハムシ?
高原の雑木林にクモキリソウが咲いた。 クモキリソウは野生ランの一種 花の拡大 よーく見るとやはりランの花の構造をしている。 群生の一部 水の染み出る岩の崖に20株ほどが群がって生えていた。 ラン科 クモキリソウ属 クモキリソウ Liparis kumokiri 雲霧草 朝鮮半島、日本 国内 北海道・本州・四国・九州・南西諸島 疎林の林床に生育する 絶滅危惧Ⅰ類・Ⅱ類に指定の地域もある ...
吉備高原の雑木林を車で走っていると キビタキの声が・・・ 近い! 車を停めて耳を澄ます 注意深く辺りを見回す。 いたいた キビタキのオス 近くに巣があるのかな 初夏から声は繰り返し聞いてきたが 今季初の撮影だ 背後から スズメ目 ヒタキ科 キビタキ属 キビタキ Ficedula narcissina 黄鶲 サハリンから日本列島中国の一部で繁殖、 冬はフィリピンなど東南アジアで越冬 ...
里山のため池 チョウトンボ モノサシトンボ コウホネ ショウブ ガガブタ
里山のため池を覗いてみたら・・・ 水辺の草にチョウトンボがいた チョウトンボの翅は光の反射で虹色に見えますが、じつは黒です。 池の中のコウホネの葉にモノサシトンボが産卵していた。 水際の剣のような細い葉はショウブ(菖蒲) 花が咲いていた ショウブ目 ショウブ科 ショウブ属 ショウブ Acorus calamus 菖蒲 端午の節句の菖蒲湯の菖蒲です。 花菖蒲は別の植物です。 池の土手では ツバ...
先日の廃止された丘の公園とは別の所です。 車で一時間半かけて山のちょっとした公園に行ってみた。 休耕田を利用した湿地にモートンイトトンボが飛んでいました オスです モートンイトトンボ♂は成熟するにつれ黒・水色・橙色がより鮮やかになります。 オスの上半身拡大 モートンイトトンボ ♀ 羽化直後に発色すると橙色になる 数日後には 頭部から黄緑色が広がり 最終的には腹部背面の黒と鮮やかなグリーン...
今年もアオバズクが帰ってきました。 ここが生まれ故郷なので「帰ってきた」と言っていいでしょう オスです 見張っています。 メスはこの栴檀の大木にある樹洞で抱卵中 睨んでいる? 頼もしいお父さんの顔です 白髪眉の怖い爺様? いやいや 瞬きをして目が閉じる瞬間です。 過去のアオバズク雛については → こちらに...
峡谷の渓流沿いの道路わきに ヤマアジサイが咲いていた 青いのも、赤いのも ヤマアジサイはガクアジサイを小ぶりにしたようで同種または亜種といわれ 西洋アジサイの原種と言われている ヤマアジサイについては → こちらなども 崖に垂れ下がった蔓はテイカカズラ ちょうど満開テイカカズラは蔓性の常緑樹 草ではない テイカカズラについては → こちらも 草の葉の上に細長い虫 エダナナフシの幼体だ...
閉鎖の公園にハッチョウトンボ大発生 モウセンゴケ ケラ フタスジサナエ キイトトンボ ヨツボシトンボ
昆虫や野草の撮影地として親しんできた 丘の上の公園は 昨年の西日本豪雨災害により閉鎖されていました。 今年度になって復旧が困難としてビジターセンター、キャンプ場などの廃止が決まりました。 湿地の周辺がどうなったのか気になって覗いてみました。 駐車場に車を停め、徒歩で湿地に行くと、 ハッチョウトンボが足元から群がって飛び立ちます。 こんな密集したハッチョウトンボは見たことがない、大発...
里山の大きなため池 その真ん中にぽっかり浮かんでいるのは 鳰の浮巣です 鳰(にお)はカイツブリの古語 鳰の浮巣は、寄る辺ない不安定なものとして和歌に詠まれ、俳句の季語にもなっている。 五月雨に鳰の浮巣を見にゆかむ 芭蕉 相棒が寄ってきた 交代です 白い卵が見えている ゆっくりと卵に覆いかぶさるように座る 交代した相棒が水草を咥えて来た、 浮...
シロヨトウヤドリヒメバチだと思います 「シロヨトウ」に寄生するヒメバチの意と思えます。 ただ国内には「シロヨトウ」と呼ばれるヨトウガの仲間はいません。 似た名前ではクサシロキヨトウという食草がイネ科のヨトウムシがいるそうですが、 関係はよく分かりません。 寄生蜂なのだから寄生主はいるはずですが・・・ 体長20㎜程の大き目のヒメバチ 葉の上を動き回っていた ヒメバチは寄生蜂で寄...
ヘリグロリンゴカミキリ ラミーカミキリ コメツキムシの仲間 ヒメコブオトシブミ フジハムシ
裏山で出会った小さな甲虫たちの続きです。 葉の裏に隠れるようにしていた黄色い虫は ヘリグロリンゴカミキリ 甲虫目 カミキリムシ科 ヘリグロリンゴカミキリ属 ヘリグロリンゴカミキリ Nupserha marginella 北海道・本州・四国・九州 成虫出現期 5月~8月 食樹 ヨモギ・アザミ(キク科)、スイバ(タデ科) カラムシの葉には ラミーカミキリ 甲虫目 カミキリムシ科 ...
イワツバメは本来、オーバーハングした岩壁に営巣するツバメでした。 最近はコンクリートの橋の裏で集団営巣しています。 民家の軒先で営巣してきた普通のツバメが新築家屋などで嫌がられて激減しているのに対して イワツバメは鉄筋コンクリートの橋の裏側に大集団を作りました。 橋桁の裏で一休みするイワツバメ 巣に餌を運ぶ親燕 イワツバメは3月中頃までに到着し営巣を始めます。 もう今は最初のヒナは巣立って、ヘル...
マルムネジョウカイ キアシカミキリモドキ オバボタル 山道で出会った小さな甲虫
裏山の道の辺でにいろんな虫に出会った。 まずは甲虫の仲間から マルムネジョウカイと言います。 ジョウカイボンという甲虫の一種 ジョウカイボンの漢字は浄海坊 浄海は平清盛の法名 なぜ清盛なのか? 想像だが 熱病で死んだという清盛(触れると火傷するほど熱かったという伝説) 体液に触れると火傷する火傷虫と呼ばれるジョウカイボンを 清盛の恨みや祟りになぞらえたのかも 胸部が丸い...
龍泉寺の湿地を訪ねて アカシジミ ハッチョウトンボ トキソウ
岡山市の西北部、北区下足守に龍泉寺という古刹がある。 そこに保護された湿地があると聞いていた。 ちょっと遠くて行ったことはなかった。 思い立って行ってみた。 龍泉寺の境内を抜け裏の湿地帯に入る いい所だ アカシジミが出迎えてくれた。 アカシジミは久しぶりに見た ハッチョウトンボも少数が飛んでいた。 ちょっと時期が早かったか 未成熟のオス トキソウは満開だった これからも時期を見て...
谷間に ササユリが咲いていた。 木漏れ日の中に白い花が揺れていた コアジサイも淡いブルーの花を咲かせた コアジサイは装飾花をつけない野生のアジサイです。 アジサイの原種と言われるヤマアジサイはまだ蕾だった 過去のヤマアジサイの花は → こちら 白い花はコガクウツギ これもアジサイの仲間 白い額の装飾花と中央の小さい両性花 山道の前方にカエルが...
山道で久しぶりに 小鳥に出会った エナガの幼鳥のようだ 巣立って間もない様子 とっさのことで慌ててシャッターを切ったら、頭が白飛び (^_^;) 直ぐに藪の中に消えた スズメ目 エナガ科 エナガ属 エナガ Aegithalos caudatus 柄長 ユーラシア大陸中緯度地域 ヨーロッパから日本まで広く分布 日本では北海道・本州・四国・九州 留鳥または漂鳥 北海道には頭の白い亜種シマエナガが生息...
外来種のナヨクサフジと思われる赤紫の花に蜂がたくさん訪れていました 大きい蜂は クマバチ キムネクマバチとも呼ばれる ハチ目 ミツバチ科 クマバチ属 クマバチ Xylocopa appendiculata 熊蜂 北海道南部・本州・四国・九州 成虫で越冬 春先から繁殖行動 メスは枯れ枝などに穴を掘り、 蜜と花粉の団子に卵を産み付け一列の部屋を作る メスは毒針を持つが蜜と...
マダラヒメバチと言います イトトンボを撮っていた時に見付けました。 黒と黄色の二色があざやかで目立つ 忙しなく動き続けるのは 宿主のアゲハチョウの幼虫を探しているのだろうか ハチ目 ヒメバチ科 マダラヒメバチ Pterocormus generosus 斑姫蜂 北海道・本州・四国・九州 成虫出現期 5月~8月 アゲハチョウの幼虫に寄生する 成虫で越冬し、アゲハチョウの幼虫に卵を産...
ウグイスが囀っています まるで叫んでるようです。 小さな体で 谷中に響き渡る声を出します。 声は聴けても姿はなかなか見せません いつも藪の中 喉の鳴管と呼ばれる部分を震わせて鳴くのですが大きく膨らんでいます 羽毛がはげて? 肌が見えています スズメ目 ウグイス科 ウグイス属 ウグイス Horornis diphone 鴬 全国に広く分布 東京都、千葉県 準絶滅危惧 古来日本三大鳴鳥の一つと...
ため池で一番たくさん飛んでいたのは アオモンイトトンボでした。 アオモンイトトンボ オス アオモンイトトンボは平地のため池では ふつうに見られます。 しっぽの先(腹部8・9節)があざやかなブルーなので青紋というらしい オスのように見えますが同色型の雌です 見分ける一番はオスの副性器ですがこの画像では見えにくいです。 見えるところでは縁紋の色と 腹部の太さの違いでしょうか。 これが普通の雌 ...
前回に続き 平地のため池のイトトンボから ムスジイトトンボです オス 上半身の拡大 頭部、胸部の詳細がよくわかります 前回の セスジイトトンボとの違いを比較できますムスジイトトンボのオスは鮮やかなブルーのイトトンボです ムスジイトトンボのメス トンボ目 イトトンボ科 クロイトトンボ属 ムスジイトトンボ Paracercion melanotum 六条糸蜻蛉 宮城県以南...
田園地帯のため池にイトトンボがたくさん飛び回っています。 まず目についたのは セスジイトトンボ オスです 頭部、胸部 詳細 セスジイトトンボ メス トンボ目 イトトンボ科 クロイトトンボ属 セスジイトトンボ Paracercion hieroglyphicum 背筋糸蜻蛉 朝鮮半島、中国、ロシア極東部 北海道・本州・四国・九州 平野部のため池や緩い流れに産卵、 成虫出現期5月...
ちょっと湿った林床で 小さな白い花を見つけました。 一見 ハコベかなと見えるように群生しています。 タニギキョウと言います。 花弁が五裂しています キキョウの仲間です 蕾はこんな感じ キク目 キキョウ科 タニギキョウ属 Peracarpa carnosa 変種 タニギキョウ P. c. var. circaeoides カムチャッカ、南千島、樺太、日本、朝鮮・中国の一部 ...
この前の続きです ヒメウツギの白い花に 大きな黒い蝶が来ました。 ミヤマカラスアゲハです 黒い翅に青や緑に光る点がちりばめられ、素晴らしくきれいなアゲハチョウなのですが、 飛び回ってじっとしないので、撮影は難しいです。 翅の裏面 ミヤマカラスアゲハのもうちょっとましな写真は → こちらなど おまけ ミスジチョウもいました コミスジかな ...
ほの暗い林床に黄色い光が・・・ キンランです まだ開ききってはないけれど もともとあまり開かない花だけど 唇弁が見える程度には開いてほしかった ラン科 キンラン属 キンラン Cephalanthera falcata 金蘭 本州・四国・九州 明るい林床に生える 環境省 絶滅危惧Ⅱ類 岡山県 絶滅危惧Ⅱ類 北海道と沖縄...
峡谷に 真っ白いヒメウツギの花が咲いた。 いろんな虫が花を訪れる 黒っぽい小さな蝶が 花から花へ 忙しなく飛び回っている アオバセセリだ チョウ目 セセリチョウ科 アオバセセリ Choaspes benjaminii 青羽挵 中国大陸・朝鮮半島 国内は本州・四国・九州・沖縄 山地の林縁部・渓流沿い セセリチョウでは国内で唯一青色の翅をもつ 出現期 5月、9月...
久しぶりに小田川源流部まで足を延ばした 昨年の豪雨の爪痕はまだ生々しい 真備町など下流の生活地域が優先されるためか 上流の谷はほとんど手つかずで放置されたままだ そんな峡谷にも 花は咲く・・・フデリンドウ 春に咲く小さなリンドウ 小さいものは花の先端から地面まで4㎝ほど ちょっと変り者がいた 小さな花だけど、倒...
キジムシロの黄色い花に黒い虫が来ています モモブトカミキリモドキと言います モモブトと言っても腿が太いのはオスだけ 翅を広げて 飛び立った 飛行する モモブトカミキリモドキ カミキリモドキとはカミキリムシのようで ...
ケリです。 田んぼの真ん中にうずくまっていました。 抱卵しています。 これでも、一応、巣です 拡大しても、土のくぼみに幾らか枯草があるだけに見える トラクターが耕しに来るまでにヒナが生まれるといいけど 少し離れたところで餌を探すケリがいます。 おそらくパートナー ...
桜はもう何日も前に散ってしまいましたが・・・ 桜の蜜を舐めに来たメジロです ...
一か月とちょっと前に撮ったのですが 何かいるのがわかりますか イノシシが藪の中で土を掘り返して何かを食べている 掘っているのは自然薯かも 左部分を拡大 目が案外かわいい それから一か月後 山道の傍で罠にかかったイノシシを見た体毛が少ないですね 交雑種(イノブタ)でしょうか? 最近イノシシのイノブタ化が進行していると危惧されています。 ...
高原のため池で オツネントンボ が産卵していました。 オスとメスが連結して水中や 水辺の植物などに産卵します。 水鏡 静かな水面にシンメトリー 枯草でメスを待つオス オツネントンボは成虫で越冬するトンボです。 オツネントンボなど 成虫で越冬するトンボについて詳しくは → こちらに ...
峡谷の林床にひっそりと咲いていました コショウノキと言います ちょっと貧弱なジンチョウゲのようですがこの地方に自生する小灌木です。 近寄るとジンチョウゲそっくりの花から芳香が香ります。 アオイ目 ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属 コショウノキ Daphne kiusiana 胡椒の木 関東以西の太平洋岸・四国・九州 常緑低木 枝先に芳香のある花を数個つける 球状の液果が6月に赤く熟...
高原の石灰岩台地に春の花が咲いていました。 カタクリ アマナも咲き始め キバナノアマナは満開です。 ...
Yahoo!ブログから引っ越してきました。 よろしくお願いします。 そろそろ北へ帰る時期になった チョウゲンボウに出会いました 関東では花隠しの雪だそうですが、 もう少しいてほしいね。 ...
ブログサービス終了 予想はしていたのですが、 直面すると 気が抜けます やれやれ 1年前のリニューアルに対する対応は 残るか 出るか 選択があったけど、 サービス終了だと選択の余地なしです。 このまま やめてもいいかとも思うのですが、 もともと年寄りの暇つぶしブログです、 せっかく出来た 全国の皆様との繋がりを 大事にしたいし ...
冬を乗り越えた タゲリが早春の陽射しに輝いていました。 数年前は400羽前後が越冬していましたが、 今年はとても少なかった。 それでも 秋に渡来したころは70羽程度はいたのですが、 今残っているのはおよそ20羽 移動したのか 猛禽の餌になったか・・・ 北帰行はまだ少し先のはず 伸びをする...
ノスリがいました 翼が擦り切れてボロボロです 羽ばたくと羽毛が飛び散っています。 換羽が始まっているようです。 タカ類は春から秋まで徐々に換羽するそうです。繁殖期と重なっています。 カラスに見つかると 面倒なことになるんだが・・・ 少々カラスが騒いでも悠然と・・・ おっとりしているようで貫禄のあるノスリです。 ノスリについての蘊蓄は → こちら ...
数日前 遅すぎたかなと心配しながら セツブンソウの花を見に行きました。 まだ何とか満開状態が見られました。 セツブンソウです。 ニホンミツバチが蜜を集めていました。 オオイヌノフグリも咲き始め セイヨウタンポポも咲いていました。 セツブンソウについては → こちらなど...
山道で 落石防護ネットに 迷い込んだ アオバトを見つけました。 とっさに手元の300㎜で撮ったら顔だけ 目が綺麗ですね 標準ズームに替えて何枚か撮りながら 出口へ誘導しました 何とかネットの裾の隙間から出られて飛んでいきました。 アオバトについては → こちらとか こちら ...
草原にコチョウゲンボウ♀タイプがいました。 翼を上げて・・・ 飛び出す と思ったが えっ? これはストレッチか? 伸びをしただけだったみたい しばらくして また・・・ 今度は姿勢が低い 飛んだ! 飛び出すときは姿勢が低いんだな 低空を一直線に飛んでいった もう少し暖かくなると 北の故郷へ帰るんでしょうね。 コチョウゲンボウについては → こちらや こちらなども...
暖冬だ 寒波襲来だと言っている間に 春はすぐそこまで来ていました。 ホソバナコバイモはすでに咲いていました。 花の付かない、まだ若いホソバナコバイモの一ッ葉、 褐色タイプと緑色タイプが並んでいます。 ユリ目 ユリ科 バイモ属 ホソバナコバイモ Fritillaria amabilis 細花小貝母 中国地方と九州の主に石灰岩地帯に分布 環境省 準絶滅危惧 岡山県 準絶滅危惧 ヤ...
シロハラが白膠木の実を食べに来ました。 シロハラは普通に見られるツグミの仲間の冬鳥です。 今年は少なかった。 やっと会えた スズメ目 ヒタキ科 ツグミ属 シロハラ Turdus pallidus 白腹 東アジアで広く分布、 日本では冬鳥、中国山地の一部で少数が繁殖 体長25㎝ ...
在庫から モズ です モズはかなり身近な野鳥です。 フィールドで見かけるときは視界の端に ちらちら見え隠れする印象があります。 分類学の父と呼ばれるリンネは 猛禽類(目)にコンドル類ワシタカ類フクロウ類とともにモズを含めたそうです。 もちろん現在ではこの分類は否定されています モズがハンターであることは古くから広く知られていました。 モズ♂ かぎ状の嘴が猛禽っぽ...
今年はノスリも少ないですが、 フィールドを巡ると1羽や2羽のノスリには会えます。 昔は「クソトビ」「馬糞鷹」とも呼ばれたそうですが、 野鳥がいないときに ノスリの存在はありがたいですね。 飛び出そうとする姿は堂々たる鷹ですよね。 ノスリについての蘊蓄は → こちら ※「馬糞鷹」にはノスリのほかに チョウゲンボウやサシバの異名でもあったそうです。 どれも身近にごろ...
緑の頭と赤い頭が並んで泳いでいました。 対照的でよくわかります。 純粋アメリカヒドリと言えそうな・・・ 恐る恐る観察していると 何と 目の前にやって来ました 人家の傍の大きな池なのでパンくずとか与える人がいるらしく 人影を見ると近寄って来ました。 日本に渡来するアメリカヒドリは ヒドリガモとの交雑種が多いので要注意ですが ...
白い虹彩と白い下尾筒、頭部から胸部・体側が赤褐色、黒褐色の背 灰色の嘴、下嘴基部の喉に白斑 すべてメジロガモ♂成鳥の特徴に合致している と見えるけど・・・ 翼と肢を伸ばしてストレッチ 下肢は灰色(これも一致) 腹部下面は白い、下尾筒白色部は大きくはっきりしている。 メジロガモだとしても、初見・初撮りなので 私一人だけの判断では断定しにくいです。 取...
年末に巣材を運んでいたカワガラス、 一か月が経った今 盛んに川虫などの餌を運んでいました ペアでエサ取りををしているので、ヒナはだいぶ育っているのかな 巣立ちは案外早いかも・・・ 川底の小石を剥がして川虫を集めます。 小さな虫を沢山くわえています。 ヒナが2羽か3羽いるとして、1日に何度往復すればいいのでしょうね。 巣立つまで親鳥は休む間もなくて大変です・・・ 年末の巣材を運ぶカワガラ...
クマタカの撮影なんて そう度々はできないのですが 前回の続編のようなものです・・・ 前回より少し離れた場所で別個体、 遠い位置からのショットです 飛び立ち 曇り空がバックではいまいちですが・・・ クマタカについての蘊蓄などは → 前回のこちらへ ...
最近出会った小鳥 イソヒヨドリ オオジュリン メジロ アオジ
この冬はなぜか小鳥に出会わないですね。 最近出会った小鳥を幾つか 海辺で 留鳥イソヒヨドリ♂ 葦原で 冬鳥オオジュリン 藪のほとりで 留鳥メジロと 冬鳥アオジ 山に雪が少ないからでしょうか。 最近の寒波にちょっと期待しています・・・ とは言え北日本は豪雪でも 山陽地方は暖かい冬が続いています。 寒いのは大嫌いなのですが、 冬鳥は見たいし・・・...
ウミアイサの来る海岸へ行ってみました。 例年なら20羽前後はいるはずなのですが、 今年は 5羽? 何とかいました。 ウミアイサ♂です ぼさぼさ頭と睨みを利かした赤い目が特徴です。 こっちが♀ 少数でも近くで見えただけ良しとしますか 以前のウミアイサは → こちらで ...
枝に止まったコチョウゲンボウを見つけました。 地面にはよくいますが、樹上の姿は珍しいです。 羽繕い これはストレッチ 今度は飛びたちます よーい ドンッ! おまけ 電線止まり コチョウゲンボウ♂ コチョウゲンボウについては → こちらや こちらなども...
水路で・・・ アオアシシギです 嘴から落ちた雫がま~るく 「アオアシ」というけど黄緑っぽい肢です。 ピィーッ 姿を見れば鳴き声というより叫び タシギもお散歩 枯れ葦の中から出てきました。 イソシギも腰を振り振り ...
海岸近くの磯で カワウが 大きな魚を呑もうと・・・ おい! ちょっと!! 大きすぎないか??? うわっ! こっこっこいつは! チヌ(クロダイ)じゃね? でかっ! 呑めるわけねえだろ 無理だよ 喉が裂けちゃうよー 何ともならねえよなあ 大物だけどなあ 大物過ぎるよなあ 残念だけど・・・ まあ 気を取り直して 次は手ごろな・・・ がんばれよ~...
クマタカの棲む峡谷を 久しぶりに訪ねました。 着いてすぐ 山腹の木にクマタカ発見! 立った冠羽がカッコイイ! 睨んでますねえ 赤っぽい橙色の虹彩は堂々たる成鳥のしるしだとか 飛び立つ直前は 引き絞った弓矢のよう 一直線に飛びだして 翼を広げてふわり &...
そろそろ綺麗になったかなと ミコアイサの来る池へ会いに行きました。 ミコアイサ♂ パンダガモに変身完了 茶色の頭はミコアイサ♀です 向う側のオスはまだ変身途中で、エクリプスの羽毛が残っています 次々と潜って・・・、 ミコアイサは潜水ガモです。 小魚などの動物食です。 池の対岸近くに たくさん群れていました。 一斉に飛び立った 着水しま~す 中にはド派手な着水をするヘタッピーもいます パタパ...
チュウヒです。 知り合いは「毎日葦原を飛んでいるよ」と言いますが、 久しぶりに見ることが出来ました。 もともと茶色っぽい個体なのだけど 真冬の午後3時の太陽は既に夕日の色に周囲を染めていました。 睨んでる V字飛行のチュウヒはなかなか背面を見せないですね 国内産のチュウヒと思います。 以前は色模様の鮮やかな大陸産のチュウヒも見られたのですが 最近は大陸型のチュウヒって見なくなり...
電柱の天辺にハヤブサが座ってるよ~♪ しばらく ぼんやりと・・・ のんびりと?・・・ ちょっと 伸びをして ハヤブサ成鳥に違いないのだけど、年寄りなのかな? なんか覇気がないような・・・ 頭をかいて・・・ 飛んでいった・・・ 標準的なハヤブサ成鳥については → こちらとか こちらを ...
スプリンクラーに止まっていたノスリが飛び出し・・・ 滑空して ネズミでも捕まえるか・・・と思いきや また スプリンクラーに 止まった・・・ だけでした。 何にもしなかった・・・ ノスリについての蘊蓄は → こちら ...
畑の中を小鳥が歩いていました。 ヒバリ?・・・ ではない 私は誰でしょう? タヒバリでした~♫ なんか咥えてる クモではない、昆虫? 肢の形と長い触角がかすかに見えるので コオロギの仲間のようですが、真冬でも生きているのかな? 虫をくわえている画像を拡大して見た やはりコオロギ類の幼虫に見えます。 調べてみたら コオロギの仲間は一般には卵で越冬し、成虫は死滅します。 しかし...
カワウは海岸や河口から上流の渓谷まで、水辺のいたる所で見られ、 何かとお騒がせの野鳥ですが、 1970年代には全国で生息数3000羽以下と絶滅の危機に瀕したそうです。 水質汚濁と海岸線の埋め立て、 有害化学物質(ダイオキシン、DDT,PCBなど)の 垂れ流しが原因のようです。 その後の環境対策などにより、生...
エナガです。 里山では年中見られる留鳥ですが、 冬(非繁殖期)にはシジュウカラなどと混群を作り、山裾を回遊しています。 見かけると、撮りたくなりますが、 ちょこまかと激しく動き回って結構手ごわい相手です。 エナガはアブラムシなどの小さい虫が主食なので枝の繁みから離れません。 小さな丸い体に長い尾羽のついた姿が 長い柄の柄杓に見えるからエナガ(柄長)なのだそうです。 スズ...
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