令和5年6月1日(木)休養します。雑用が多くなり、心身の疲弊のためブログを暫く休養させていただきます。皆様の楽しいブログと交流出来ないのが、残念です。遊民ヤギ爺より。暫く、休養します。
俳句と映画のゆうゆう散歩
暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。
令和4年8月31日(火)夏休み終わる夏休みは学校や会社、官庁等で夏季に取る休暇。7月下旬から9月上旬の一定期間を定めて一斉に、或いは交代で取る。この間に帰省、旅行、避暑、研修等に活用する。今夏はコロナ過にも拘わらず、大きな規制は行われず家族旅行等で皆一斉に大移動が行われた。その間にコロナ7波で多くの感染者が出たものの、、無事?夏休みは終了した。夏休み期間の天候は前半(7月中)は雨が少なく晴れた日が多く、気温は35℃以上の猛暑日が続いた。後半(8月中)は一転して雲が広がり雨天が続き、各地で土砂災害も(特に東北地方)多発し、日照時間も激減した。明日から二学期が始まる。(もう始まっている学校もある)宿題は終わった?、、大丈夫?長い夏休みが明けるこの時期、人間関係に心を痛め、虐めに苦しんで居る子供達の不登校や、自...夏休み終わる
令和4年8月30日(火)赤とんぼ:秋茜蜻蛉は著しく大きな複眼の頭部と、左右二組・計4枚の網模様の翅の付いた細長い胴・腹部を持った昆虫。昔から日本人に親しまれて来た。元々河川や湖沼の豊かな日本の風土には蜻蛉は多く生息し、我が国の呼称「あきつしま」は蜻蛉の古名「あきつ」に因むものである。赤とんぼは、秋茜・深山茜・猩々蜻蛉・姫茜等の総称である。秋茜、深山茜、猩々蜻蛉、姫茜、この仲間は成熟すると腹部が赤くなり、雄は特に色鮮やか。赤とんぼの代表は「秋茜」である。普通の体調は4cm程。初夏に羽化した直後は橙黄色をしている。夏の時期を山地で過ごし、秋になると群れて大移動をして里の平地に下りて来る。雌雄が連結をして池面(水面)を打ちながら産卵する。水や土を打ち或いは空中でホバリング(留まる)のは蜻蛉の習性の一つとされてい...赤とんぼ
令和4年8月29日(月)鶴舞公園の酔芙蓉酔芙蓉は、アオイ科・フヨウ属の落葉低木中国原産の芙蓉を改良した園芸品種、一重・八重咲きがある。同じ花が朝の陽射しの中では純白に開花し、午後2時頃になると薄紅色に染まり、夕方になると殆どの花が萎んでしまう。夏から秋にかけて大輪の花を咲かせ、朝・昼・夕と花の色の変化が、まるで酒に酔い顔が赤くなる様子から、「酔芙蓉」の名が付けられた。樹木の高さは1~5mで、5弁の一日花が咲く。葉は10~20cm程の掌状で、5~7に浅く裂け互生する。芙蓉によく似た花に木槿(ムクゲ)があるが、芙蓉の花との違いは、花の雌蕊が5つにカーブするように曲がっているのが「芙蓉」で、真直ぐなのが「木槿」である。最も区別し易いのが葉っぱで、芙蓉の葉は大きな掌状裂けた(5~7)形で、色は明るい緑色をしている...酔芙蓉
令和4年8月28日(日)気象予報士の日、百葉箱1949年(平成6年)8月28日に、第1回気象予報士の国家試験が行われ、この日を「気象予報士の日」とした。気象庁以外の人が気象予報を行う際に、その技術水準や信頼性を担保するための技能試験として創設された。全国の天気、日本初の天気予報図(明治17年)、気象予報士とは、日本の国家試験の一つで「気象業務法第3章の2」に基づき、指定試験機関が実施する知識及び技能についての試験(気象予報士試験)に合格した者であって、気象庁長官による登録を受けた者をいう。1993年(平成5年)の「気象業務法改正」に依り、気象庁以外の者に対する予報業務の許可が実施された。気象予報業務の許可事業者は事業所ごとに気象予報士を置かなければならない。気象予報士は事業所と専属の関係は必要はなく、予報...気象予報士の日
令和4年8月27日(土)残暑:秋暑立秋を過ぎてもまだ暑さが厳しいこと。木陰、一度涼しさを味わってしまった体には、むしろ残暑の方が厳しいものがある。連日の猛暑とコロナ、早朝から救急車の出動も引っきりなしに続いている、、、、。他人事ではない。人混みでのマスクは必要であるし、熱中症予防に水分補給は必要不可欠である。睡眠不足を補う、昼寝(30分程)ほぼ日課となり、日々、何するでなく存えて居ります。暑さにより疲労を感じ易くなる、夏バテの大きな原因は自律神経の乱れといわれています。交感神経(体と心を活発に動かす時に働く神経)と、副交感神経(体と心を休め、リラックスする時働く神経)のバランスが取れなくなり、疲れ易く胃腸や全身の不調が生じる。1)食欲の低下により、必要な栄養素の不足。2)発汗による、水分・ミネラルの不足。...残暑
令和4年8月26日(金)赤のまんま:犬蓼(いぬたで)タデ科イヌタデ属の一年草、道端の何処にでも在る雑草。草丈20~50cm、葉は楕円形で互生し長さ3~6cm程の広祓針形。夏から秋にかけ茎先に長さ5cm程の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の小花を沢山つける。花弁はなく、花弁のように見えるのは萼である。額は5つつに深く裂けて花びらのように見える。雄蕊は8本、花柱(雌蕊)は3本である。和名の「ヤナギタデ」は葉に辛味がなく、役に立たないという意味。一昔前、女児等が「ままごと遊び」をし、赤い小さな花や果実を採り、赤飯に見たてて「赤まんま」と呼んだ。イヌタデは「食べられない」という意味相があり、実際に料理に使われるのは「ヤナギタデ」(別称ホンタテ、マタテ)がである。雑草が目立つ、公園の所々に赤い稲...赤のまんま
令和4年8月25日(木)潮路句会7月例会より、日時:令和4年7月9日(土)、13時~場所:大手コミュニテイセンター参加者:出席7名、欠席2名兼題:雪ノ下、当季雑詠蜻蛉の思案の目玉動きけり玲子潮路抄きらきらと砂躍らせて清水湧く玲子雨の庭烟れるやうに雪ノ下美保子咲き初むと見れば早や散る沙羅の花魚青脇役の日陰に楚々と雪ノ下輝子藍暖簾うなぎのうの字泳ぎをり千里玉解来て風の煽れる芭蕉かな美智子目の合ひし葉っぱの上の雨蛙ヤギ爺夏の盛り、参加者7名(欠席者2名)とやや淋しい、夏バテ、食欲不振、コロナが心配、、、それでも句仲間はコミュニテイセンターへ集まる、、、此処は冷房も確り、、冷たいお茶とお菓子で喉を潤して。聞けば、猛暑も何のその、句仲間は吟行(白鳥庭園)へ出かけたようである。ふはふはと風に浮き立つ合歓の花美保子(白...潮路句会7月例会より
令和4年8月24日(水)千振:せんぶり、当薬リンドウ科の二年草、日当たりの好い山野に群生する。中国、朝鮮半島や日本に分布する。日本では関東より以西の本州、九州、四国に広く分布する。日当たりのやや湿気が在る山野の草地に生息する。葉は1から3cmの細長い線形で葉は対生する。茎は方行の暗紫色で、直立し長さ10~20cmの枝先に、秋になると白色に紫の線が入った五弁の花を付ける。茎、根ともに全草が常に苦く、千回振り出しても未だ苦みが残ることから、「千振」の名が在ると云われる。故に、最も苦い生薬と云われている。全草を干して煎じ胃腸薬にするが、山麓の土産物店等では乾した千振を店先にぶら下げて(宣伝?)にしている。別称の「当薬」は、よく病に効く(当たる)の意味。開花時の全草を干した物を生薬の「当薬」とし「健胃剤」として売...千振
令和4年8月23日(火)狗尾草:猫じゃらしイネ科の一年草、草丈50~60cm葉は同じ属の麦や粟に似ているが、イネ科としてはやや幅広で細長い楕円形、艶の無い緑色の葉をつける。茎を含む葉鞘とその部分に薄い毛が生えている。花序は円柱形で一面に花が付き、多数の毛が付き出しブラシ状になる。狗尾草は現在では食用にされないが、粟の原種で食用として使用されていた。江戸時代、飢饉の頃にはカラスムギ等とこれを食用として飢えを耐えたと云われている。狗尾草は平地に普通に生え、公園、空地等何処の道端にも群れている。花穂を仔犬の尻尾に見立て「狗尾草」(えのころぐさ)と呼んだ。また、猫をじゃれさせるので「猫じゃらし」と呼んで親しまれる。子供達は狗尾草と言うと、「ン、、?」と首を傾げるが、猫じゃらしと言えば「ア、これね。」全世界の温帯に...狗尾草
令和4年8月22日(月)葡萄が届いた葡萄はブドウ科の蔓性落葉低木、原産地はアジア西部からヨーロッパ南部。ペルシャ・カフカス地方の原産とされ、古くからペルシャインドで栽培されたヨーロッパ系と、北米原産の系統がある。茎は枝の変形した巻きヒゲで他の物に巻付いて昇る。葉は心臓形をしている。初夏に花穂を出し淡緑色5弁の細い小花を開く。花の後、円い果実を房状に生じて秋に熟し暗紫色、淡緑色となる。生食、干しブドウにし、或いはジュース、葡萄酒にする。日本では生食が多いが、欧米ではその殆どがワインとなる。日本では品種改良が盛んで、巨峰・マスカット等の大粒の品種に人気がある。マスカット巨峰、巨峰は、日本原産の生食用ブドウの品種。大井上理農学研究所の大井康氏が、ヨーロッパ原産種と米原産種を交配させた品種で、其の名は大井上理農学...葡萄が届いた
令和4年8月21日(日9十六豇豆:豇豆、ささげマメ科の一年草、アフリカ原産草丈2~4m若い莢の先端がやや持ち上がり、物を捧げ持つ形に似ることから付けられた名前という。豇豆は蔓性と矮性(わいせい)が在る等品種は大変多い。熟した豆は煮豆や餡にする他、皮が裂けにくいために、慶事の赤飯に炊き込む。十六豇豆の花、十六豇豆(じゅうろくささげ)は、「捧げる」の意味で莢がはじめ上を向いて伸びるのでこの名が在る。細く長い莢を結ぶ豆で、葉も実も小豆に似て小豆よりもやや大きい。莢の最も長い品種を十六豇豆、十八豇豆、長豆等という。柔らかな若い莢ごと煮つけて食べる。また、熟した白、黒、茶、赤福色など様々な豆は干して食用として煮豆や菓子の原料にしたりする。莢の中に豆が16個あるので十六豇豆と名付けられた。日本では既に江戸時代に栽培さ...十六豇豆
令和4年8月20日(土)葉鶏頭:雁来花、かまつか、熱帯アジア原産のヒユ科の一年生観葉植物。根はゴボウ状の直根、草丈80~150cある。長楕円形の葉が互生する。変色前の葉鶏頭、初秋になると葉先の緑の頭部から紅、黄、斑入り等の色が付き初め、雁の訪れる頃にいよいよ鮮やかな彩りを呈する。「雁来花」の名の所為である。茎は太く直立し、2mにもなり、多数の葉をつける。花芽が分化する晩夏から初秋に、枝先の葉が紅・黄・赤などに色づく。花は葉腋のところに密生して付くが、淡緑・淡紅色で余り目立たない。葉鶏頭はで中国名で「雁来花」と呼ばれるが、日本の古名では「かまつか」という。その云われは、清少納言の「枕草子」の「草の花64段」に、『葉鶏頭のことを日本人が「かまつか」と呼んでいる植物は唐の文字で「雁来花」と書かれている。』この事...葉鶏頭
令和4年8月19日(金)俳句の日今日8月19日は「俳句の日」です。単純明快、語呂合わせで「819」(は・い・く)判り易い。1992年、俳人の坪内稔典さんが8月19日を「俳句の日」と制定。1994年、松尾芭蕉の生れ故郷として知られる三重県上野市(伊賀上野市)が、芭蕉の生誕350年を記念し、8月19日を「俳句の日」にすると提唱した。芭蕉の像(伊賀上野、芭蕉翁記念年館)1998年、愛媛県松山市青年会議所が8月19日を「ハイクの日」と決め、全国高校生を対象とした「俳句甲子園」を開催。(その後、毎年恒例行事とした)俳句甲子園2014年、「日本記念協会」が8月19日を「俳句の日」と認定した。2018年に俳人の夏井いつきさんが、テレビ番組「プレバト」の中の俳句コーナーにレギュラー出演する事となる。これにより、全国的な俳...俳句の日
令和4年8月18日(木)狐の剃刀ヒガンバナ科の多年草、東アジア(朝鮮半島)の一部、(九州・四国・本州)に分布山地の林下に群生する。有毒植物。暗黒色の根を持ち、春に約20cmの剃刀状の葉を数本出す。晩夏に葉が枯れ落ちる頃に花茎を出す。盆前後になると花茎は30~50cm程に伸び、先端で枝分かれした先に数個のユリに似た6弁の黄赤色の美しい花を咲かせる。この花の由来は葉の形にある。細長い葉が剃刀のように見えることからと云われる。亦、なぜ「狐」の名が付いたかは、葉がない状態で花が咲きその姿が狐に化かされた様にみえ、その色合いも狐に似ているからとも云われる。この花は食用にされる「ノカンゾウ」という花に似ているが、毒性が極めて強く決して口に入れてはならない。ノカンゾウ、今年もまた愛知県豊田市稲武に在る、「大平井公園」で...狐のカミソリ
令和4年8月17日(水)大文字:精霊送り火盆の精霊送りの行事の中で一際目を惹くのが「大文字」と云われる送り火である。8月16日に京都の東山にある如意ヶ岳で、「大文字」点火が行われる。次いで「妙法」、うち「妙」は松ヶ崎の西山(万灯籠山)で点火され、「法」は松ヶ崎の東山(大黒天山)で点火。「舟形」は西加茂の船山で点火、「左大文字」は大北山、最後に「鳥居形」は嵯峨鳥居本の曼荼羅山で点火される。山の中腹に「大の字形」に薪を積んで火床とし、一斉に点火する。地元の保存会では早朝から総出で、松の割木を井桁に積んで「大の字」を作り準備し、夜の点火に供える。夜空にあかあかと燃え上がるので盆の送りとしては最も規模が大きく、遠くからもよく見える。他の送り火も5分づつ間隔を置いて順次点火される。京都市街の至る所に見学所が設けられ...五山送り火
令和4年8月16日(火)梨:長十郎、二十世紀、有の実バラ科の落葉低木、日本の中部以南及び中国大陸に自生する原種から、それぞれ果樹として品種改良された。4月頃、葉とともに桜によく似たやや大きもの白い花を付ける。果実は大型の球形で、外皮に小さな斑点がある。大別して「長十郎」に代表される赤梨と、「二十世紀」に代表される青梨が在る。長十郎、二十世紀、赤梨は外皮の斑点が鮮明で、外皮も実も硬めである。対して青梨の二十世紀の皮は薄く、水分も多く甘味や芳香がある。昭和30年代頃になると甘味の強い新水・幸水。豊水等新種の栽培が多く目立つ様になった。幸水、近年、子供の頭ほどある大きな「愛宕」が開発されて、年末の贈答品として出廻るようになった。愛宕とリンゴ、洋ナシは芳香がすぐれ甘味もあるが、水分が少なく梨の「サクサク感」に乏し...梨有の実
令和4年8月15日(月)終戦記念日:終戦の日昭和20年(1945年)8月15日、日本は「ポツダム宣言」を受諾し、終戦の詔勅(しょうちょく)が宣布され、第二次世界大戦が終結した。我が国ではこの日を「終戦記念」と定め、国の再建、復興と戦争の根絶と平和を誓う。この日に戦没された方々に対し、全国各地でそれぞれの催しにより犠牲者の慰霊が行われる。ポツダム宣言とは、1945年7月、ポツダム(ドイツ東部ブランデンベルグの州都)に於いて、アメリカ、イギリス、ソ連が会して第二次席大戦の事後処理を行い協定を結んだ。日本に対して発した共同宣言で、降伏を勧告し降伏条件と戦後の対日処理方針とを定めたもの。軍国主義的指導勢力の除去、戦争犯罪人厳罰、連合国による占領、領土の制限、日本の徹底民主主義かなどを要求。この時日本はこれを無視し...終戦記念日
令和4年8月14日(日)韓国の豪雨韓国ではソウルを中心とする首都圏で、8月8日から記録的な豪雨が続き甚大な被害をもたらした。8月8、9日の二日間で、ソウルと京畿地域だけで6000台の車が水没し、779憶ウオン(約180憶円)の被害となる。この豪雨に因る死者は11名、行方不明者は6名となった。1時間当りの降水量は140mmに達し、過去115年間の観測史上最大級の豪雨となった。ソウル市内の繁華街江南地区では地下鉄駅が浸水し、幹線道路も冠水して交通マヒを起こした。亦、半地下の住宅が浸水し3名が死亡した。尹錫悦(ユンソンニヨル)大統領が被災した住宅を視察した。初動が遅れたと批判を受け謝罪をした。2020年の米アカデミー賞受賞の韓国映画「パラサイト半地下の家族」で、貧困の象徴とされ話題となった半地下住宅。(私も同年...韓国の豪雨
令和4年8月13日(土)盆:盂蘭盆会7月13日から16日の間に、先祖の霊を迎えもてなし、送るまでの諸行事をいう。月遅れの陽暦(8月13日~16日)に行う所が多い。盆休暇を利用して帰省し、田舎の父母の元へ子供達を連れて帰る。田舎(故郷)では「盂蘭盆会」の用意をし、13日までに仏壇や仏間、墓所の掃除をし精霊の飾りや供物を用意する。宗派にも依るが、私の実家では茄子や胡瓜で馬(牛)を作り、野菜などの供物を添える。朝・昼・晩、三度三度の食を仏前に供え、16日の夜に寺へ納める(昔は、川へ流したが、現在では川が汚れるとの事で禁止された。)盂蘭盆会は、釈迦の高弟の「目連」が餓鬼道に堕ちた母親の苦しみを救うために行ったのが起源とされ、インドで行われていた農耕儀礼から発している。我国では「日本書記」に記述があり、日本最古の仏...盆休み
令和4年8月12日(金)鬼灯:ほおずきアメリカ大陸、アジア、ヨーロッパに約100種類が在る。ナスカの多年草で野生のものも在るが殆どが栽培される。6~7月頃に白、淡い黄色の花が咲き、花の後に六角状の萼が次第に大きくなり、球形の獎果(しょうか)を包み熟するとともに赤く色づく。草丈は60~70cm。奬果は、珊瑚の玉のように艶やかである。子供の頃に、この玉の中の種を取り出した皮の部分だけを口に含んで吹いて遊ぶことが流行っていたが、、、、一般的に栽培される鬼灯には毒性があり(食用品種も在る)食用にはむかない。殊に妊娠中の女性は流産することも在り注意が必要である。鬼灯(ほおずき)の名は、その実の赤くふっくらした様子から「頬」を連想したもので、「顔つき」のように頬につきをくっ付けた呼び名と云われる。亦、赤い果実から「ホ...鬼灯
令和4年8月11日(木)山の日今日8月11日は「山の日」です。2014年(平成26年)に制定され「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としている。2016年(平成28年)、「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」施行され、8月11日を国民の祝日「山の日」と決められた。山の日は「日本山岳会」を始めとする各機関、地方自治体等の意見を受けて協議を重ねた。様々な考えを聞き「8月11日は従来の盆休暇(8月13~15日)に12日を加えれば、企業の間で盆休暇が増え(5連休)社員等の夏季休暇が取り易くなる」との意見で決定された様である。私(ヤギ爺)は東京で寮生活をしていた若い頃、先輩等に誘われ、東京近郊の山(と言っても丹沢山系、秩父、箱根等気軽なハイキング程度)へ出かけていた。そして帰ると歌声喫茶等...山の日
令和4年8月10日(水)長崎原爆忌長崎は8月9日、米軍の原爆投下から77年を迎えた。長崎市の平和公園では「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」がが営まれた。式典の開催される前、式場では被爆者歌う会「ひまわり」の合唱が披露された。この会のメンバーはご高齢の方が多く、今回が最後の公演である。メンバー最高齢者の宇木和美さん(82歳)は、2歳の時に自宅で被爆された。この被爆体験を基に広く活動を続けられてきた。そして歌う会に参加され今日まで歌い続けてこられた。「聞こえていますか被爆者の声が、あなたの耳に聞こえていますか。もう二度と作らないでわたし達被爆者を、あの空さえ悲しみの色。覚えていますかヒロシマ・ナガサキ、いのちも愛も燃え尽きたことを、もう二度と作らないでわたし達被爆者を。あの忌わしい日を繰り返さないで。聞こえて...長崎原爆の日
令和4年8月9日(火)草むしり:除草夏は雑草が蔓延り易いので始終注意していて、醜く延びた雑草を抜き取らねばならない。畑などの耕地は勿論、道路や庭での雑草取りも欠かせない。雑草の力は強くすぐに生い茂ってしまうので、度々除去をしなければならない。涼しい朝のうちに草取りをすることが多いが、田畑の草取りについては、除草剤の出現により作業の様子は一変した。連日、猛暑と豪雨が日替わりでやってくる。公園や庭の雑草は逞しく、刈っても刈っても直ぐに生えてくる。その勢いは凄まじいものがある。此方(ヤギ爺)は暑さにバテ気味で、ただ庭を恨めし気に眺め居るのみ、、、、、。カミさん、そんな私を横目に眺め(睨むの方が正しいか)しぶしぶ立上がり、庭の草取りを始めた。気にはなるものの重たい尻は上がらず、じっと居座る。(無言の火花が散る、、...草むしり
令和4年8月8日(月)閻魔参り:十王詣今月の兼題に「閻魔」がある。閻魔には余りご縁がない。(と、言うより閻魔様は在って欲しくない存在、小さな頃に嘘をつくとエンマ様に舌を抜かれるヨ、と脅されていた)早速、句仲間のMさんに相談する。「甚目寺観音に十王堂というのが在り、其処に閻魔様や、脱衣婆が祀られるとの答え。甚目寺観音へは、4年程前に吟行に出掛けていた。写真を2,3枚撮っていたが、閻魔堂には余り興味がなく句の題材にしなかったようだ、、、、、。閻魔参りは、毎月の十六日が閻魔堂の縁日で参拝者がある。特に1月16日を「初閻魔」とし、7月16日(地方により8月16日)を「閻魔の大斎日」と呼び、この日には諸寺院に詣でる風習が在り、これを閻魔参りという。閻魔はインドの伝説に由来した冥界の王で、人間の生前の行いを審判すると...閻魔参り
令和4年8月7日(日)原爆忌昭和二十年8月6日、広島市に世界最初の原子爆弾が落され、最初の4カ月間で約13万人の人命が失われた。8月9日には長崎にも投下された。この両日を「原爆忌」という。8月6日を「広島忌」、8月9日を「長崎忌」ともいう。昨日(8月6日)、米軍の原爆投下から77年目の「原爆の日」を迎え、広島市の平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・記念式典」が営まれた。会場には世界99カ国」欧州連合代表が出席(ロシアはウクライナ侵攻を理由に招かず。コロナウイルス感染防止のために出席者を絞り、2855人がが参列した。原爆投下時刻の8時15分、「平和の鐘」を合図に参列者全員が黙祷を捧げた。平和祈念公園一帯にも多くの人が訪れ黙祷をしていた。これに先立ち、今年新たに4978人の死没者名簿を追加し、慰霊碑の石室に、松...広島原爆忌
令和4年8月6日(土)墓参り:墓洗う「墓洗う」という季語の他、やや古い言い方で「展墓」「掃苔」などの季語もある。墓参りは盆の他に故人の命日、春秋の彼岸、年末年始等に行うが季語として扱うのは「盆」を本義とする。帰省をするのはもっぱら、月遅れの盆の時期が多いようなので野や山の夕暮れともなれば、秋の気配が感じられる頃でもある。霊園のような所では区画が整然としているが、近頃では「墓じまい」をされる方も多くなり、所々に歯抜けの様な空間が出来甚だ淋しい感じもあり、一層秋の気配がただよう。我家では毎年8月の初旬に墓参りを行う。盆(8月13~15日)になると大きな霊園(平和公園)の周辺では、大変な交通渋滞が起きる。霊園の入口付近から墓所まで1時間以上の大渋滞だ。(帰りも同様で中々出られない)そのためここ数年は、8月初めの...墓参り
令和4年8月5日(金)カンナ:かんなの花、檀特の花カンナ科カンナ属の球根植物であるが、暖かい地方では球根を掘りあげる必要はなく、宿根草として扱われる。中南米原産で、アンデスの地域では根を食用とする種を育てる所も在る。春に球根を植えると夏から秋にかけて独特の形をした花を咲かせる。草丈は2m芭蕉に似た楕円形の葉の間から花茎を出し、大きな唇形の花を開く。色は赤や黄色等のいかにも熱帯産らしく、色鮮やかである。花の時期は長く、7月頃から11月初め迄咲き続ける。日本へは明治時代に、欧州で品種改良されたものが渡来し、観賞用として栽培された。アカハナ檀特の花また、「檀特の花」と言われるのはカンナの一つであり江戸時代に東南アジアから渡来したが、今では殆ど栽培されていない。名古屋市の北西に位置する「庄内緑地公園」の奥に、ボー...カンナ
令和4年8月4日(木)断水連日猛暑が続き、一昨日は37.7度、昨日は38度、、、、うだるような暑さに夏バテ気味となり、部屋のエアコンも点けっぱなし、水の使用量も半端じゃない。やれコロナだ、やれ熱中症だと騒がしき中、本日は毎年夏の時期恒例となった「受水槽の清掃・点検日」である。本日(午前9時から午後3時迄)受水槽清掃のため断水します。」「何でこんなに暑い時期、水の使用量の多い時に断水するの?」と仰る方もお見えになるが、数年前までは冬の時期に実施した処、「冬の時節、年寄りはトイレが近い。断水は困る」の意見。受水槽内部、止むを得ずこの時期に実施となった。(ああ言えば、こう言う)早速、部屋中の容器に水を溜める、貯水袋(緊急避難用)バスタブ、洗面所に、台所の飲み水用に、、、、この暑い時期の断水は、水分補給も儘ならず...断水
令和4年8月3日(水)蚊取線香:蚊遣り火蚊を追払うために松・杉・榧等の葉や、蓬などを焚いて燻すことをいう。除虫菊を主原料とする渦巻き状の線香を「蚊取線香」という。現在では蚊取の薬効成分を電気蚊取器にセットするものや、薬効成分を噴霧するスプレータイプが主流となっている。亦、手足に直接かける「虫よけスプレー」もあり、母子等が公園などへ出かける前に手軽に使用したり、携帯用も在る。一昔前には、夏になると各家の部屋の中に必ず蚊遣り火が焚かれていた。渦巻き状の蚊取線香が入った「蚊遣りぶた」が置いて在り、就寝時に「蚊帳」が座敷に吊り下げられた。何処の家にも、夏の必需品として居た物だが、今では蚊帳は全く姿を消し、蚊取線香もスプレータイプに変わった。町内では、夏祭り、ラジオ体操、草取り等で公園に入る前に、缶に入れた蚊取線香...蚊取線香
令和4年8月2日(月)昼寝:午睡、三尺寝昼間の睡眠のことで、酷暑の折り疲労が激しく睡眠不足になるので、午睡が奨励される。また、職人や大工などが仕事場で短時間寝ることを三尺寝という。それは足場や材木の上の三尺にも満たぬ狭い場所で眠るからとか、日陰が移動する間だけ昼寝を許されたからとも云われている。暑さに依る体力の消耗と、眠り難い夜間の睡眠不足を補う為に午後の一時に昼寝をする。昼寝は10~30分くらいの仮眠を取ると、脳が活性化するとの研究結果が報告されている。また、それ以上の仮眠は逆に脳の活性を妨げて夜の不眠の原因になると云われる。午睡を取る時間は午後1時~3時頃が良いとされる。高齢者(私等)は、昼寝の後には血圧が下がり、生活習慣病予防に良いとも云われている。若い方達には事故の予防や仕事の効率UPにもよいとさ...昼寝
令和4年8月1日(月)夕顔ウリ科の蔓性一年生植物、原産地は北アフリカまたはインドとされているが、古くから日本でも栽培されているが、何時頃日本へ渡来したのかは、定かではない。晩夏の夕暮れ時、白い五裂した大きな花を開くが、翌日の午前中には萎んでしまうことから「夕顔」の名がついた。儚げな中にも野趣があると感じるのは、紫式部の「源氏物語」の夕顔や、清少納言の「枕草子」の影響に依るところが大きいようである。この時代の生活、四季の情緒、生活感を夕顔の中に思い浮かべる、、、、、。「朝顔」「昼顔」「夜顔」がいずれもヒルガオ科の植物であるが、「夕顔」はウリ科の別の植物で類縁関係はない。秋になると長楕円形や毬形の大きな実を結び、その果肉は「干瓢」(かんぴょう)の原料となる。果実の生育は極めて旺盛で、実の大きさは60~90cm...夕顔
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令和5年6月1日(木)休養します。雑用が多くなり、心身の疲弊のためブログを暫く休養させていただきます。皆様の楽しいブログと交流出来ないのが、残念です。遊民ヤギ爺より。暫く、休養します。
令和5年5月30日(火)紫陽花:あぢさい、七変化、四葩(よひら)ユキノシタ科の落葉低木、高さ1.5m~2m日本原産で江戸時代に来日したシーボルトによって西洋に紹介された。平たく清楚な額紫陽花の改良種とされる。葉は広卵形で対生する。初夏に球状の集散花序に4枚の萼片だけが発達した装飾花を多数つける。咲き始めの頃は白色で、次第に色が変化していく。色は青から赤紫色へ変化するところから「七変化」という。また「四葩」(よひら)と呼ばれる。四葩の名は、花びらのように見える四枚の萼の中心から細かい粒のような花をつけることからといわれる。花びらと思う部分が萼、蕊とと思っている部分が花である。「あぢさい」の由来は、「あぢ」は集まるの意の動詞で、「さい」は藍色のことで、藍色が集まるという意味からこの名前が在るとされる。花の色は...紫陽花
令和5年5月29日(月)合歓の花:ねぶの花マメ科の落葉高木、高さ10mにも達する。山中や川原などに自生。里近くの河原などでも見かける。葉は細かい羽状複葉で、小葉は10~20対生する。葉は夜間閉じて垂れ下がり、眠るように見えることからこの名前がある。漢字名のネムノキ「合歓木」((ごうかんと呼ぶ)は、中国に於いてネムノキが夫婦円満の象徴とされる事からと云われる。6~7月頃、雄蕊の長い花を咲かせるが「紅刷毛」に似てとても美しい。枝先に10~20個の花が集まって咲く。莢は篇長楕円形で、樹皮は打撲傷に効能があり、精神安定・不眠解消にも効能があると言われる。また害虫の駆除にも用いられている。木材は胴丸火鉢や木工、下駄の歯などに使用されている。今日5月29日、気象庁は本州の東海地方迄の地域が梅雨入りをしたと宣言した。朝...合歓の花
令和5年5月28日(日)おうちご飯カミさん達が集う「てとてとの会」が毎週3回(火、水、木)ランチサービスを開いている。名古屋港近隣に住むカミさんらのグループ「てとてと」では毎週一回クラフト教室の場で、人形や小物入れ等を作っている。他のグループも様々(古い着物を洋服に仕立て直す)在る様子。これらとは別に古民家を所有されるカミさんが、ご近所に住む独り居の方、中小企業にお勤めの方等向けの古民家カフェを開いてる。当初は一人暮らしの方に昼食を提供、相談事・話相手になっていたのが、誰もが自由に出入りできる交流の場となり、「古民家カフェ」となった。名古屋港に近い住宅地の路地裏に在る普通の古民家で、判り辛い場所、口コミで来られる方以外は、殆どがご近所の顔見知りばかりである。普通の家の玄関に入ると、正面に12畳位の部屋に8...おうちご飯
令和5年5月27日(土)梯梧の花:海紅豆インド原産のマメ科の落葉高木で、高さ10~15m。樹皮は白色を帯び、枝には太い棘がある。初夏、赤色の5~8cmの大きな蝶形の花を多数、密に総状花序につけ、美しく輝く。最盛期には、木全体が赤く見えるほどになる。沖縄県の県花で、九州から本州中部の暖地に咲く。別名の「海紅豆」はアメリカ梯梧ともいい、ブラジル原産。名古屋港の埠頭公園には、例年より早く真っ赤な梯梧の花が見頃を迎えている。埠頭公園の散策コース(北側駐車場から岸壁まで)の散策路沿いに真っ赤な蝶が樹木に叢るように見える。この公園は草花はなく、ユーカリ、ハンノキ、鈴懸などが青々と茂る中、ひと際目立つ紅の色、、、、、。冬場になると植栽の手入れをされる方達が、枝葉を落とし梯梧は裸木となる。それぞれの枝ぶりが違い、まるでポ...梯梧の花
令和5年5月26日(金)日向水桶や盥(たらい)に水を入れて日中、日向に出して置いて温まった水のこと。洗濯にも使うが、一日の務めや畑仕事等から帰った人たちの汗にまみれた身体を拭くのに適した温度になっている。ひと昔前には、少しお湯を足して行水にも使った。その後、自動で操作出来る「太陽温水器」が発達し、一軒家の屋根の上に設置されたのをよく見かけた。この太陽温水器はよく工夫が凝らされて居り、夏場には可成熱い湯が使え、風呂や炊事、洗濯等に使用されていた。最近ではこれに代わり、「ソーラパネル」を日当たりの良い場所に設置する自家発電装置が普及し始めている。太陽光熱をエネルギー源として、冷暖房・給湯・給電などに利用するシステムである。最初に設置費用はかかるが、数年すれば基が取れ、その後は電気代が節約出来るそうだ。当初、日...日向水
令和5年5月25日(木)玉簾の花:玉すだれヒガンバナ科の多年草。南米ペルー原産で日本へは、明治時代の初期に渡来した。葉は細長く30cm程の濃緑色をしている。夏に高さ30cm程の花茎を出し、その先端に六弁の純白の花を上向きに一つ開く。観賞用草花として庭園に栽培され、地下に鱗茎を付ける。日中に開花して、夜になると閉じる。玉簾の名は、白い小さな花を「玉」、叢生する葉を「簾」に見立てて「玉簾」と名付けられた。別名の「レイン・リリー」(雨百合)がある。まとまった雨の後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。葉は細長く濃緑色の棒状で、土の中から直接葉が出る。夏に一本の花茎に対して、花は一つだけ開花する。この花の仲間に桃色の花の咲く「サフランモドキ」が在る。また、「玉すだれ」の名で神戸売られる乾菓子が在るという。粉...玉すだれ
令和5年5月24日(水)未央柳:ビヨウヤナギ、美容柳中国原産、オダギリソウ科の半落葉広葉樹の小低木。日本へは凡そ300年前に渡来した。中国では「金糸桃」と呼ばれている。葉は対生し長楕円形で、一見柳の葉に似る。葉は冬の間でも落葉せずに残り、新葉が出ると同時に古い葉が落ちる。夏、茎頂に大型(5cm程)五弁の深緑色の花を数個開く。よく枝分かれして株立ち状になる。長く伸びた多数の雄蕊は金糸のように美しく、梅雨時に咲く花は人気がある。古くから庭木や公園樹として植えられ、花材としてよく用いられている。花弁はくさび形で、特に長い雄蕊が多数付きよく目立ち、雄蕊の基部は五つの束になっている。果実は円錐形で先端に萼片を残す。今年も地下鉄名古屋港駅前大通りにある花壇に未央柳の黄色の花が咲いていた。五弁の花の中央には、金色に輝く...未央柳
令和5年5月23日(火)未だ五月なぜ暑い夏が暑いのは、昔も今も変わりのないところで「暑さ」は三夏の季語となっているが、暑さを殊に覚えるのは梅雨が明けてからである。ところが、爽やかな五月のはずが暑い、、、、、。中日新聞朝刊より、二十二日、名古屋市や岐阜市などで30度を超える真夏日となった。十七日には岐阜県揖斐川町で35.1度、三重県松阪市で34.5度に達した。共に五月の観測史上で最高記録となった。梅雨入り前、なぜこれほど季節外れの暑さが続くのか、、或る気象学者は「地球温暖化の影響で偏西風の流れが蛇行し、日本列島の北方上では高気圧が押し上がり、偏西風が滞り暖気が居座り暑さが押し寄せた。南の暖気と北の寒気の堺目を吹き流れる偏西風は、暖気と寒気の温度差が大きいとまっすぐに流れるが、最近地球温暖化が進み、北方の寒気...地球温暖化
令和5年5月22日(月)フクシア:ツリウキソウアカバナ科フクシア属の植物、原産地は熱帯アメリカ。部メキシコ、中央アメリカ、アンデス山脈、ブラジル南東などの海岸、山地などに自生する。高さ1m以下で、葉はやや厚く夏に葉腋から長柄を出して、花は下垂して咲く。花の色は白、桃、紅紫など、八重のものも在る。名古屋の東山動植物園では、温室栽培される「フクシア」が見ごろを迎へその花の色、形は多種多様で40種ある。今朝(5月22日)の中日新聞に、「フクシア」の記事が掲載されていたので、引用紹介します。「まるで踊るバレリーナのようだ。衣装のチュチュの如く横に広がるのは萼(ガク)と、花びら色の組み合わせは白とピンク、赤と白、赤と紫とさまざま。そこから雌蕊と雄蕊がスラリとした脚のように伸びている。花の大きさは5~8cmほどで、下...フクシア
令和5年5月21日(日)石楠花:シャクナゲツツジ科の常緑低木、高さ2~4m葉は革質の長楕円形で表面は深緑色で光沢がある。裏面は淡褐色または白色の密毛を生じる。初夏にツツジに似た5~7弁の鐘形の合弁花を多数(10数個)つける。淡紅色の花は大ぶりで群がって美しく咲く。花の色は様々あり、やや紅茶がかった花、濃い紅色、白、紅白のまだら、薄ピンク等と豊富である。花冠は七裂するが、東日本には五裂の「アズマシャクナゲ」が自生する。シャクナゲは庭園などにも多く植えられているが、山中に自生して咲く花は美しく殊に魅力的である。今年は開花が例年より1~10日程早く、既に盛りを過ぎた所も多いようだ。この地域の鶴舞公園、徳川園、白鳥庭園等に多くのシャクナゲがツツジの様に咲き盛る。徳川園、白鳥庭園、東山植物園内に「しゃくなげの森」が...石楠花
令和5年5月20日(土)新緑の中村公園名古屋市の西部に中村公園がある。(現名古屋市中村区)名古屋駅から地下鉄東山線に乗り凡そ15分、「中村公園駅」で下車。地上に出ると右手に巨大で真っ赤な鳥居が出迎えてくれる。鳥居を潜り北へ10分程歩くと、公園入口に石の鳥居を潜ると木陰も多く、都会の喧騒を忘れさせてくれる空間がある。新緑の中村公園。左手の池の畔に秀吉の少年時代、日吉丸とその仲間の像が立ち並ぶ。この地(中村)在住の貧農の子と生まれ育った。幼少期の記録は定かではないが、数多くの伝説、逸話が残されている。瓢箪型の絵馬、像の前を左手(北)奥に進むと豊国神社がある。(明治11年建立)大正10年、この地(中村)が名古屋市に編入されたのを記念して、昭和4年に、真っ赤な大鳥居が作られた。(京都平安神宮の鳥居よりやや高いそう...中村公園
令和5年5月19日(金)病葉:わくらば青葉の季節に、病害虫や風通しの悪さなどから赤や黄色に変色して朽ち落ちる木の葉。病気に侵された葉、色づきすがれた葉をいう。夏、万緑の中で蝕まれて黄色に色づいたり、赤く色づいたりして落下する葉は健全な葉に比べ、確かに病に取り付かれてしまった葉なのだろう。天文11年(1542年)の連歌書「宗養書とめ」の中に見られる発句に、わくら葉をさそひて落ちぬ秋の月とあるがこの句は例外的な作であり、江戸時代に夏の季語として定着した。(俳書には「わくらは」という訓みがある)夏の青々とした葉の中に虫食い等で変色した葉を夏の季語とした。病葉と書いて「わくらば」と読むのかはよく判らない。病葉の「病」を「わくら」とは読まないが、「葉」の字は「ば」と読む。二文字合わせて「わくらば」と読む。1961年...病葉
令和5年5月18日(木)汗拭い:ハンカチーフ、手拭い4汗を拭うための布で昔は手拭いを用いたが、今ではハンカチーフを使用する。手拭い、手拭い、ハンカチ、ハンカチーフは木綿、麻、絹、ガーゼなどの素材が在り、派手な柄や美しい紋様を染め抜いたものや、縫い取りをしたもの等多様である。暑い季節には汗を拭くものが手放せぬが、「汗ふき」はともかく「汗ぬぐい」という言葉は死語に近いものである。汗を拭くのにハンカチは最も一般的なものだが、ハンカチ自体は一年中で使われるもので「季節感」はやや乏しいようである。甲子園で活躍した「ハンカチ王子」は一世を風靡した、、、、。以前、大ヒットを飛ばした「木綿のハンカチーフ」等々、、、ハンカチに纏わる、「流行語」は数多く存在し話題に事欠かない。今年の季節の移り変わりは異常なほど早く、、、、、...汗拭い
令和5年5月17日(水)忍冬の花:スイカズラ、金銀花スイカズラ科の半落葉の蔓性木本、高さ2~3m山野に自生し時に観賞用に栽培され、前株に褐色の細軟毛を密生する。初夏(5,6月頃)、葉腋に細い筒形の芳香のある合弁花、白色又は淡紅色の厚唇形の花を開き、のちに黄色に変わる。花は二裂し、甘い香りを放つ。葉を内側に巻いて冬を過ごす。枝葉が冬も萎れず枯れないので「忍冬」(にんどう)と呼ばれている。10月頃、栗色の腋果(実)を結ぶ。茎や葉を乾したものは漢方生薬の「忍冬」とし、利尿剤や解毒・解熱剤となる。花を乾したものは、吹き出物の洗浄用として利用される。和名の「スイカズラ」は「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜が在り、古くは子供が好んで花の茎の細い方を口に含んで甘い蜜を吸って遊び、この名が付いたといわれる。砂糖の無い頃...忍冬の花
令和5年5月16日(火)旅の日旅を愛する作家や芸術家等に依って結成された「日本旅ペンクラブ」(旅ペン)が1988年(昭和63年)に制定した)旅の日」。1689年(元禄2年)の5月16日(旧暦3月27日)に俳人の松尾芭蕉が江戸を立ち、「奥の細道」へ旅立った日に因んだもの。芭蕉は日光街道を北へ進み、陸奥・出羽・越後・加賀・越後などを彼(芭蕉)にとって未知の国を巡る旅であった。全行程約600里(≒2400km)に及ぶ旅であった。記念日は、忙しい現代社会に於いて忘れがちな「旅心」を大切にし「旅人」とは何かと、あらためて問いなおす事を目的とされる。日本旅のペンクラブは、全国あらゆるジャンルから「旅の大賞」と、「川柳」の入選作品を表彰している。日本旅のペンクラブは昭和37年(1962年)に設立し、作家やジャーナリスト...旅の日
令和5年5月15日(月)潮路句会5月例会日時:令和5年5月13日(土)13時~場所:大手コミュニテイセンター参加者:7名(うち1名、不在投句)兼題:1)聖五月、2)五月富士、3)当季雑詠、聖五月は、晴天の日が多く芍薬が開き、河鹿が鳴き、行楽やピクニック等の好季節となる。薫風に泳ぐ鯉幟も見られ、蠅や蚊でくるようになると、いよいよ夏らしい季節、、、。五月富士は、この頃になると富士山の雪も遠目には見えなくなり、夏めいてくる。然し現在では残雪と岩肌とが対照的である富士山を指す場合もある。知ってはいても、普段は中々使い慣れない季語に戸惑う。さざ波の光りの先に皐月富士玲子潮路抄ひとひらも白を濁さず牡丹散る玲子牧牛の黒光りせる聖五月魚青雲一朶日の出に染まる五月富士魚青紅を引きはにかむ少女聖五月美保子ほったらかしの庭に紫...潮路句会
令和5年5月13日(土)羊蹄の花:ぎしぎしのはなタデ科の多年草で、野原や畔等の湿地や道端などにも群生。茎の高さは、50~100cm程になり、上方で分岐する。葉は20cm前後の長楕円形で幅5~10cmの大型。5~6月頃に節々から淡緑色の小花が多数輪生し、全体で細い円錐状の花穂を出す。花が終わる頃に三綾の瘦果(果実)を結ぶ。茎や葉は蓚酸(しゅうさん)を含み、この強い酸味を除き食用とする。若い芽は水草の「じゅんさい」のように粘りを持ち「丘じゅんさい」とと呼ばれ食用となす。お浸し、和え物や漬物として利用される。根の部分は「しのね」といい、「大黄」に代用品となり、緩下剤として便秘に効能があるといわれる。また生の根を擂り潰して塗ると、皮膚病、オデキ、腫物に効能があるといわれている。公園の雑草が伸び放題ととなり、そろそ...ぎしぎし
令和5年5月12日(金)そら豆:蚕豆、はじき豆マメ科の二年生蔓性の作物。原産地は不詳とされるが、古来より西アジアで栽培、今では世界各地で栽培されている。2~3月頃、直径3cm程の紫色の蝶型の花を咲かせる。その後、長さ」10~30cmもある大きな莢を付け、中に3cm程の平たく親指の先くらい、薄緑色の実が3~4個の豆(種子)が含まれる。莢が空を向くので「天豆」と言い、莢の中にあるソラマメの実が、蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」という字が充てられた。(酒処では「天豆」表示する所もある。)近年、ハウス栽培など技術が発展して秋の一時期を除いて、一年中食べられるようになった。生のそら豆は「野菜」として扱われるが、豆が莢から出て空気に触れると直ぐに固くなり、「そら豆が美味しいのは3日間だけ」といわれるように、...蚕豆
令和5年5月11日(木)アマリリス:ジャガタラ水仙ヒガンバナ科の多年生球根植物で、地中に鱗茎を形成する。原産は中南米・西インド諸島とされ、18世紀初頭にヨーロッパにもたらされた。日本へは江戸の嘉永年間(1848~1854年)に渡来して、「ジャガタラ水仙」と呼ばれた。長大な線形の葉を叢生し、60~70cmの太い花径の頂部に散形花序をつける。百合に似た大型6弁の花を数個付ける。交配した品種は多く、花の色は赤、白、橙、紅白の絞りなどの様々に在る。温室栽培で冬場にも、鉢植えなどを楽しむことができる。ベランダのアマリリスが、今年も大輪の花を咲かせた。早や10年、当初は冬場になると球根を土に戻して鉢を室内へ移していた。ここ数年は、殆ど手入れもせず冬の間もベランダに放置した儘。それでも毎年、綺麗な大輪の花を咲かせ、我々...アマリリス
令和5年5月23日(火)未だ五月なぜ暑い夏が暑いのは、昔も今も変わりのないところで「暑さ」は三夏の季語となっているが、暑さを殊に覚えるのは梅雨が明けてからである。ところが、爽やかな五月のはずが暑い、、、、、。中日新聞朝刊より、二十二日、名古屋市や岐阜市などで30度を超える真夏日となった。十七日には岐阜県揖斐川町で35.1度、三重県松阪市で34.5度に達した。共に五月の観測史上で最高記録となった。梅雨入り前、なぜこれほど季節外れの暑さが続くのか、、或る気象学者は「地球温暖化の影響で偏西風の流れが蛇行し、日本列島の北方上では高気圧が押し上がり、偏西風が滞り暖気が居座り暑さが押し寄せた。南の暖気と北の寒気の堺目を吹き流れる偏西風は、暖気と寒気の温度差が大きいとまっすぐに流れるが、最近地球温暖化が進み、北方の寒気...地球温暖化
令和5年5月22日(月)フクシア:ツリウキソウアカバナ科フクシア属の植物、原産地は熱帯アメリカ。部メキシコ、中央アメリカ、アンデス山脈、ブラジル南東などの海岸、山地などに自生する。高さ1m以下で、葉はやや厚く夏に葉腋から長柄を出して、花は下垂して咲く。花の色は白、桃、紅紫など、八重のものも在る。名古屋の東山動植物園では、温室栽培される「フクシア」が見ごろを迎へその花の色、形は多種多様で40種ある。今朝(5月22日)の中日新聞に、「フクシア」の記事が掲載されていたので、引用紹介します。「まるで踊るバレリーナのようだ。衣装のチュチュの如く横に広がるのは萼(ガク)と、花びら色の組み合わせは白とピンク、赤と白、赤と紫とさまざま。そこから雌蕊と雄蕊がスラリとした脚のように伸びている。花の大きさは5~8cmほどで、下...フクシア
令和5年5月21日(日)石楠花:シャクナゲツツジ科の常緑低木、高さ2~4m葉は革質の長楕円形で表面は深緑色で光沢がある。裏面は淡褐色または白色の密毛を生じる。初夏にツツジに似た5~7弁の鐘形の合弁花を多数(10数個)つける。淡紅色の花は大ぶりで群がって美しく咲く。花の色は様々あり、やや紅茶がかった花、濃い紅色、白、紅白のまだら、薄ピンク等と豊富である。花冠は七裂するが、東日本には五裂の「アズマシャクナゲ」が自生する。シャクナゲは庭園などにも多く植えられているが、山中に自生して咲く花は美しく殊に魅力的である。今年は開花が例年より1~10日程早く、既に盛りを過ぎた所も多いようだ。この地域の鶴舞公園、徳川園、白鳥庭園等に多くのシャクナゲがツツジの様に咲き盛る。徳川園、白鳥庭園、東山植物園内に「しゃくなげの森」が...石楠花
令和5年5月20日(土)新緑の中村公園名古屋市の西部に中村公園がある。(現名古屋市中村区)名古屋駅から地下鉄東山線に乗り凡そ15分、「中村公園駅」で下車。地上に出ると右手に巨大で真っ赤な鳥居が出迎えてくれる。鳥居を潜り北へ10分程歩くと、公園入口に石の鳥居を潜ると木陰も多く、都会の喧騒を忘れさせてくれる空間がある。新緑の中村公園。左手の池の畔に秀吉の少年時代、日吉丸とその仲間の像が立ち並ぶ。この地(中村)在住の貧農の子と生まれ育った。幼少期の記録は定かではないが、数多くの伝説、逸話が残されている。瓢箪型の絵馬、像の前を左手(北)奥に進むと豊国神社がある。(明治11年建立)大正10年、この地(中村)が名古屋市に編入されたのを記念して、昭和4年に、真っ赤な大鳥居が作られた。(京都平安神宮の鳥居よりやや高いそう...中村公園
令和5年5月19日(金)病葉:わくらば青葉の季節に、病害虫や風通しの悪さなどから赤や黄色に変色して朽ち落ちる木の葉。病気に侵された葉、色づきすがれた葉をいう。夏、万緑の中で蝕まれて黄色に色づいたり、赤く色づいたりして落下する葉は健全な葉に比べ、確かに病に取り付かれてしまった葉なのだろう。天文11年(1542年)の連歌書「宗養書とめ」の中に見られる発句に、わくら葉をさそひて落ちぬ秋の月とあるがこの句は例外的な作であり、江戸時代に夏の季語として定着した。(俳書には「わくらは」という訓みがある)夏の青々とした葉の中に虫食い等で変色した葉を夏の季語とした。病葉と書いて「わくらば」と読むのかはよく判らない。病葉の「病」を「わくら」とは読まないが、「葉」の字は「ば」と読む。二文字合わせて「わくらば」と読む。1961年...病葉
令和5年5月18日(木)汗拭い:ハンカチーフ、手拭い4汗を拭うための布で昔は手拭いを用いたが、今ではハンカチーフを使用する。手拭い、手拭い、ハンカチ、ハンカチーフは木綿、麻、絹、ガーゼなどの素材が在り、派手な柄や美しい紋様を染め抜いたものや、縫い取りをしたもの等多様である。暑い季節には汗を拭くものが手放せぬが、「汗ふき」はともかく「汗ぬぐい」という言葉は死語に近いものである。汗を拭くのにハンカチは最も一般的なものだが、ハンカチ自体は一年中で使われるもので「季節感」はやや乏しいようである。甲子園で活躍した「ハンカチ王子」は一世を風靡した、、、、。以前、大ヒットを飛ばした「木綿のハンカチーフ」等々、、、ハンカチに纏わる、「流行語」は数多く存在し話題に事欠かない。今年の季節の移り変わりは異常なほど早く、、、、、...汗拭い
令和5年5月17日(水)忍冬の花:スイカズラ、金銀花スイカズラ科の半落葉の蔓性木本、高さ2~3m山野に自生し時に観賞用に栽培され、前株に褐色の細軟毛を密生する。初夏(5,6月頃)、葉腋に細い筒形の芳香のある合弁花、白色又は淡紅色の厚唇形の花を開き、のちに黄色に変わる。花は二裂し、甘い香りを放つ。葉を内側に巻いて冬を過ごす。枝葉が冬も萎れず枯れないので「忍冬」(にんどう)と呼ばれている。10月頃、栗色の腋果(実)を結ぶ。茎や葉を乾したものは漢方生薬の「忍冬」とし、利尿剤や解毒・解熱剤となる。花を乾したものは、吹き出物の洗浄用として利用される。和名の「スイカズラ」は「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜が在り、古くは子供が好んで花の茎の細い方を口に含んで甘い蜜を吸って遊び、この名が付いたといわれる。砂糖の無い頃...忍冬の花
令和5年5月16日(火)旅の日旅を愛する作家や芸術家等に依って結成された「日本旅ペンクラブ」(旅ペン)が1988年(昭和63年)に制定した)旅の日」。1689年(元禄2年)の5月16日(旧暦3月27日)に俳人の松尾芭蕉が江戸を立ち、「奥の細道」へ旅立った日に因んだもの。芭蕉は日光街道を北へ進み、陸奥・出羽・越後・加賀・越後などを彼(芭蕉)にとって未知の国を巡る旅であった。全行程約600里(≒2400km)に及ぶ旅であった。記念日は、忙しい現代社会に於いて忘れがちな「旅心」を大切にし「旅人」とは何かと、あらためて問いなおす事を目的とされる。日本旅のペンクラブは、全国あらゆるジャンルから「旅の大賞」と、「川柳」の入選作品を表彰している。日本旅のペンクラブは昭和37年(1962年)に設立し、作家やジャーナリスト...旅の日
令和5年5月15日(月)潮路句会5月例会日時:令和5年5月13日(土)13時~場所:大手コミュニテイセンター参加者:7名(うち1名、不在投句)兼題:1)聖五月、2)五月富士、3)当季雑詠、聖五月は、晴天の日が多く芍薬が開き、河鹿が鳴き、行楽やピクニック等の好季節となる。薫風に泳ぐ鯉幟も見られ、蠅や蚊でくるようになると、いよいよ夏らしい季節、、、。五月富士は、この頃になると富士山の雪も遠目には見えなくなり、夏めいてくる。然し現在では残雪と岩肌とが対照的である富士山を指す場合もある。知ってはいても、普段は中々使い慣れない季語に戸惑う。さざ波の光りの先に皐月富士玲子潮路抄ひとひらも白を濁さず牡丹散る玲子牧牛の黒光りせる聖五月魚青雲一朶日の出に染まる五月富士魚青紅を引きはにかむ少女聖五月美保子ほったらかしの庭に紫...潮路句会
令和5年5月13日(土)羊蹄の花:ぎしぎしのはなタデ科の多年草で、野原や畔等の湿地や道端などにも群生。茎の高さは、50~100cm程になり、上方で分岐する。葉は20cm前後の長楕円形で幅5~10cmの大型。5~6月頃に節々から淡緑色の小花が多数輪生し、全体で細い円錐状の花穂を出す。花が終わる頃に三綾の瘦果(果実)を結ぶ。茎や葉は蓚酸(しゅうさん)を含み、この強い酸味を除き食用とする。若い芽は水草の「じゅんさい」のように粘りを持ち「丘じゅんさい」とと呼ばれ食用となす。お浸し、和え物や漬物として利用される。根の部分は「しのね」といい、「大黄」に代用品となり、緩下剤として便秘に効能があるといわれる。また生の根を擂り潰して塗ると、皮膚病、オデキ、腫物に効能があるといわれている。公園の雑草が伸び放題ととなり、そろそ...ぎしぎし
令和5年5月12日(金)そら豆:蚕豆、はじき豆マメ科の二年生蔓性の作物。原産地は不詳とされるが、古来より西アジアで栽培、今では世界各地で栽培されている。2~3月頃、直径3cm程の紫色の蝶型の花を咲かせる。その後、長さ」10~30cmもある大きな莢を付け、中に3cm程の平たく親指の先くらい、薄緑色の実が3~4個の豆(種子)が含まれる。莢が空を向くので「天豆」と言い、莢の中にあるソラマメの実が、蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」という字が充てられた。(酒処では「天豆」表示する所もある。)近年、ハウス栽培など技術が発展して秋の一時期を除いて、一年中食べられるようになった。生のそら豆は「野菜」として扱われるが、豆が莢から出て空気に触れると直ぐに固くなり、「そら豆が美味しいのは3日間だけ」といわれるように、...蚕豆
令和5年5月11日(木)アマリリス:ジャガタラ水仙ヒガンバナ科の多年生球根植物で、地中に鱗茎を形成する。原産は中南米・西インド諸島とされ、18世紀初頭にヨーロッパにもたらされた。日本へは江戸の嘉永年間(1848~1854年)に渡来して、「ジャガタラ水仙」と呼ばれた。長大な線形の葉を叢生し、60~70cmの太い花径の頂部に散形花序をつける。百合に似た大型6弁の花を数個付ける。交配した品種は多く、花の色は赤、白、橙、紅白の絞りなどの様々に在る。温室栽培で冬場にも、鉢植えなどを楽しむことができる。ベランダのアマリリスが、今年も大輪の花を咲かせた。早や10年、当初は冬場になると球根を土に戻して鉢を室内へ移していた。ここ数年は、殆ど手入れもせず冬の間もベランダに放置した儘。それでも毎年、綺麗な大輪の花を咲かせ、我々...アマリリス
令和5年5月10日(水)雨蛙アマガエル科の一種で体調4cmくらい。雌はやや大きい。四股(前肢4本、後肢5本)の各指端に吸盤を持ち、樹上に登る。木の葉や草の上に棲み、雨模様の折りや夕立の前などに「キャクキャクキャク」鳴くので「雨蛙」といわれる。体は緑色または茶褐色で、保護色で周囲の状態に溶け込んで葉の上などでゃ緑色、木の幹や地上に移ると忽ち色を変える。鼻から目・耳にかけてと、体側とに黒色の斑紋がある。日本各地に棲息し、広くはアマガエル科・南アマガエル科の蛙の総称で、多くは熱帯産。大形で美しいものもある。春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠する。最近の都市化の中でもヒキガエルの数は夥しいが、アマガエルの方は減少傾向みられる。アマガエルは肉食性で、小さな昆虫やクモ類を捕食する。動く物に反応し、死んだ...雨蛙
令和5年5月9日(火)葛まんじゅう葛粉を水で溶き火にかけて練り、半透明に固まったものを皮にして、中に餡を包んだ饅頭。桜の葉で包んだものもあり、東京では「葛桜」の名前で呼ばれている。つるりとした食感、冷たい口当たり、葛の透明度は夏の菓子として欠かせぬものの一つである。葛はマメ科の大型蔓性の多年草で、茎の長さは6~10m、それ以上にも伸びる。茎の太さは直径10cm以上に達し、根は太く大きく澱粉を取り出して薬用や食用にする。葛粉を使った食べ物には他に、葛餅、葛練、葛切等がある。葛餅は、葛粉を熱湯で練ったものを型に流し入れて冷して固めた菓子。三角等に切り、きな粉と蜜をかけて食する。元々は正麩(小麦粉)を練り、長期に発酵させ蒸したもの。岐阜県大垣市に「水まんじゅう」という和菓子がある。俳人芭蕉が、「奥の細道むすびの...葛まんじゅう
令和5年5月8日(月)世界赤十字デー今日(5月8日)は、「世界赤十字デー」です。1828年(文政11年)5月8日生まれのスイスの実業家アンリ・デユナンは、1859年のイタリア統一戦争の際に、4万人の死傷者を目撃し、村人らと協力して負傷者の救護にあたった。「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士その尊い命は救わなければならない」との信念がこの時に生れた。1862年に彼が執筆・出版した著書「ソルフェリーノの思い出」は、ヨーロッパ各地に訴え共感を得た。「赤十字思想」の誕生である。後に「第一回ノーベル平和賞」を受賞したアンリ・デュナンの功績を讃え、第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)、彼の誕生日である5月8日を「世界赤十字デー」(WorldredCrossday)とすることが決定された。こ...世界赤十字デー
令和5年5月7日(日)卯の花:空木の花ユキノシタ科の落葉低木。高さは1~2.5m、分岐する。和名はウツギ(空木)、幹(茎)が中空で在る事から命名。「ウノハナ」は、大豆の殻(豆腐のオカラ)が卯の花に似ているから、また花は卯月(旧暦の4月)に咲くことから卯の花とも呼ばれる。豆腐のオカラは、卯の花に似ているからと、日本と中国に分布し、日本では北海道の南部から九州地方迄幅広く分布している。山野の路傍や崖地、林などの日当たりの良い場所に自生する。畑の生け垣・庭等の土地の境界線の目印として植えられる。5月頃に白色五弁の直径10~20mmほどの小花が密生し垂れ下がるように咲く。樹皮は新しいうちは赤褐色で、灰褐色で古くなると剥がれる。葉は長さ5~15cmの卵状長楕円形、卵状被針などで葉柄を持ち互生する。慣用句の「卯の花腐...卯の花
令和5年5月6日(土)立夏:夏はきぬ今日5月6日は「立夏」、二十四節気の一つで夏の始めをいう。「夏に入る」「夏来る」とも使われるが、南北に長い日本列島では、気候の推移に差が在り、東北地方ではこの頃桜が満開を迎える。ところが今年は地球温暖化の所為も在り、何もかもが速く、、花の咲く季節も相当早くなっている。既に東北は基より北海道でも桜の散る頃である。とは言え、春とは違う清々しさ、若葉のそよぎ、陽光や風の動きにも夏が来たことを実感させられることが多い。立夏でその思いを綴る「万葉集・二巻」に在る御歌、「春過ぎて夏来たるらししろたへの衣干したり天の香久山」(中国の歴法から学びたての四季の移行を取入れた歌)またこの頃よく耳にし、口ずさむ歌に「夏は来ぬ」がある。歌碑:小田作之助の出身、(新潟県上越市の大潟中学校内)19...立夏
令和5年5月5日(金)家族の食事会木々の緑、その緑を渡る風に太陽のきらめき、、、、、はやくも初夏のここち佳さがただよう季節となり、道行く人の姿はもはや半袖姿が目立ちはじめた。ゴールデンウイークも半ばを過ぎ、はや折返し、終盤へと、。相変わらず渋滞の車列が続き、行楽地へ向かう人、帰る人。昨夜、我が家は娘家族、息子家族が孫(大学2年男子、高3年女子、中2年男子、小5年女子)を連れやって来た。私達老夫婦と合わせ家族10人が揃って食事会(外食)となる。孫達それぞれに部活等が忙しく、又一人受験(大学)を控える。ここ数年、受験・入学・部活などで家族揃う事はなかった。双方の家族、「久しぶりだねー、、随分大きくなったわねー、」まだまだ、この生活が続きそうである。そんな中での家族揃って食事会、さぞかし話が弾むと思いきや、何だ...食事会
令和5年5月4日(木)みどりの日1989年(平成元年)、昭和天皇の崩御に伴い「天皇誕生日」が12月23日(年号が平成となった。)へと移行された。それまでの天皇誕生日(4月29日)は、自然に親しまれた昭和天皇の恩恵に感謝し、豊かな心を育む「みどりの日」と改称。その後の2005年(平成17年)に祝日改正法が施行される。2007年(平成19年)に、国民の休日であった5月4日を「みどりの日」とし、そして4月29日は「昭和の日」とした。(みどりの日は目まぐるしく、二転三転している)ゴールデンウィークの真っただ中の「みどりの日には、各地で様々なイベントが催され、東京都等では子供の日も含め入場料を無料にする施設(公園)は多いようである。新宿御苑、小石川後楽園、上野動物園、井の頭公園、多摩動物公園などがある。残念ながら名...みどりの日
令和5年5月3日(水)憲法記念日日本国憲法は、昭和22年(1947年)5月3日に施行され、同23年7月の「国民の祝日に関する法律」により、この日を祝日と定められた。改憲法には賛否両論があり、それぞれの憲法記念日集会を開く。折しもゴールデンウイークにあたり、人々は行楽に出かけたりして連休を楽しむ。今年で施工から76年を迎えたが、人権や平和、日本の将来を静かに考えるのが、この日の意義であろう、、、、、。この日は各地で「平和について考え、憲法について考える会」集会が行われる。改憲派、護憲派、大阪、名古屋、中でも「九条の会」の催しは、今年の3月に亡くなられたノーベル賞文学賞受賞者の大江健三郎さんをはじめとする、文化人らが呼びかけ、2004年に発足し、全国で7500を超える地域の会ができた。2005年の「九条の会」...憲法記念日