貴女の影

当たり前だった日常に、少しずつ変化が起きています。当たり前すぎて、気付かなかった事に戸惑っています。作業車の運転席の後ろが、空いています。大ちゃんも、そら君も座りません。アイス・・・、 貴女の席は今も空いています。バスの方も、運転席の後ろは、誰も座りません。貴女の席です。今も、誰も座りません。最近、大ちゃん・そら君がとても甘えん坊で困っています。気付きました。貴女は必ずお父さんの傍に居ました。大ち...

アイスちゃん！ 貴女が残してくれたもの

アイスちゃん貴女は駆け足で逝ってしまいましたね。全く手の掛からない子でした。誰よりも食いしん坊で、誰よりも強く、誰よりも聞き分けのいい子でした。貴女を失うなんて、考えてもいませんでした。「安楽死」 ・・・お父さんは好きな言葉ではありません「尊厳死」・・・ですよね。短い数日間でしたが、それも貴女の気づかいだったのでしょうか・・・病魔に侵されていく貴女。 とても見ていられる状況ではありませんでした。よ...

アイスちゃん！ あなたに巡り合えたことに感謝します

2022年1月3日薬を変えての抗がん治療の結果と診察でがんセンターへ午前中の診察、午後に診断結果。「アイスちゃんですが、・・残念です」「前回より細胞の増大が見られ、全身転移しています」「今回のこの薬では効果が得られないと言うことです」もう一段低い効果ですが抗がん剤は有ります。ですが副作用がひどく、それが致命傷になるリスクもあります再度選択肢の説明があり1. 抗がん治療の継続・リスク大2. 治療の中止。 緩和...

アイスちゃん！ ただいまー お父さんは出張より戻りました

小さな町の名もない家のどこにでもある日常と思いますが私にとっては、痛烈な日々でした。アイスちゃんお父さんもいつの間にか随分と歳をとりました。貴女に伝えたかった事。貴女と話したかった事。貴女への感謝。貴女への気持ち。貴女との記憶が薄れていくのが怖く書き留めたいと思います。2020年の夏ごろ貴女の背中にピンポン玉ほどの「しこり」を発見すぐに掛かり付けの病院へ行き診察。腫瘍の生検をすべく、専門医を紹介されま...