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  • 【エルデンリングストーリー考察】三つの世界の可能性=源流から、ストーリーの全体像を考える。

    ストーリーの大まかな全体像について考えたことのまとめ。 「エルデンリング」のストーリーの前提 「律」が壊れているので、時系列や因果律が乱れている。 現在と過去と未来が同時に事象化しており、一人の人物(の可能性)が必ずひとつの実体に集約されているとは限らない。一人の人物の別の可能性が別人物として、同じ世界で具現化している(多くの場合、本人たちは血縁であると語る) さらにレイヤーを上げて見れば「事象を擬人化、物語化して語っている」 例えば「エルデの獣」=律であり、律に反する動きがマリカ、その律を強固にする動きがラダゴンである。律はその揺らぎを繰り返すことで、揺れ動きも含めた完全な世界=エルデンリン…

  • 【ドラマ感想】宮藤勘九郎脚本「俺の家の話」 物語の深層に眠る自己犠牲のストーリーに涙が止まらない。

    *本記事はネタバレ感想です。未視聴のかたはご注意ください。 第一話 濃すぎる家族の全力介護が始まる! Amazon 遅らばせながら宮藤官九郎脚本「俺の家の話」全10話を見た。 「俺の家の話」は、介護をされる父親と介護をする息子の親子愛、そして家に住む兄弟たちの家族愛の話である。 ジャンル自体はありふれているし、自分は親子愛、家族愛の話は余り興味がない。 にも関わらず「俺の家の話」は毎回毎回必ず泣いた。最終回に至っては、これを書いている今も、思い出すと泣けてくるくらいだ。 一体なぜ、この話はこんなにも泣けるのか。 他の話に比べて、とりたてて感動を誘うような措置が過剰であるとも思えない(むしろ控え…

  • 創作好きに色々な意味でぶっ刺さる。古屋兎丸「アマネ♰ギムナジウム(前半)」の紹介と感想

    アマネ†ギムナジウム(1) (モーニングコミックス) 作者:古屋兎丸 講談社 Amazon 後半は不満があるのだが真相が解明されるまでの前半部分が凄くよかったので、紹介したい。 創作好きなら、笑いと共感と苦笑いと変な声がいっぺんに出ること請け合いである。 主人公の宮方天音はドール作りが趣味の27歳の派遣社員。いつかドール作りを本職にすることを夢見ている。 ある日天音は、ドール作りの師匠である西園寺徳一から上質な粘土をわけてもらう。 天音は中学生のころ「トーマの心臓」に影響を受け「アマネギムナジウム」という話を作っていた。 そこに登場する七人の少年たちのドールを作ると、少年たちは完成と同時に動き…

  • 「独裁体制から民主主義へ ー権力に対抗するための教科書ー」が面白かった。

    「100分de名著」で取り上げられて話題になったジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ ー権力に対抗するための教科書ー」を読んだ。 独裁体制から民主主義へ―権力に対抗するための教科書 (ちくま学芸文庫) 作者:ジーン シャープ,Sharp,Gene 筑摩書房 Amazon 本書で上げられている独裁体制と戦う考え方の中で、自分は以下の三つが面白いと思った。 ①体制側に軍事力を行使させない。→軍や警察、官僚も体制に完全に従順ではなく、非協力的になるような状態になるように働きかける。 ②民衆が日常生活を送りながらでも抵抗運動に参加できる状態を作ることで、運動に広がりを持たせる。→日常生活が送れなく…

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