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  • アフリカ系女性で初めてノーベル文学賞を受賞したト二・モリスンが描く、差別の構造と傷痕について「ビラヴド」

    ビラヴド (ハヤカワepi文庫) 作者:トニ モリスン 早川書房 Amazon アフリカ系女性で初めてノーベル文学賞を受賞したト二・モリスンが、実際の事件を基に奴隷制度の傷痕について描いた話。 奴隷としての過去を持ち、現在は自由の身になったセサは、娘のデンヴァーと二人で暮らしている。 母娘は平穏に暮らしていたが、家で起こる怪奇現象に悩まされていた。 そこにかつて、セサが奴隷として過ごしていたスイートホームで同じ奴隷の立場だった、ポールDがやって来る。 ポールDは屋敷から幽霊を追い払い、セサと愛し合うようになったが……。 序盤、セサの過去やなぜ幽霊に悩まされるようになったのか、なぜ幽霊に悩まされ…

  • NHK大河ドラマ「光る君へ」第六話まで見た忌憚のない感想・その恋愛描写は必要なのか。

    *前回。 www.saiusaruzzz.com これまで「自分は宮廷の権力闘争に興味はないし、藤原家の行く末もなるようになればいい」と距離を取っていた道長がいよいよ後に最高権力者になる片りんを見せ始めた。 痣だらけの顔の道兼と対峙した時、今まで通り気圧されるのかと思いきや「兄上には汚れ役になってもらわねば」と言った時には「おお、いよいよか」と気持ちが盛り上がった。 結婚や妊娠、恋愛、女子サロンの歌会、舞や漢詩の催しというめでたいもの、優雅なもののすべてが権力の構図に結びついている。 吐く言葉ひとつ、指先の動きひとつがすべてが政治的な文脈を帯び、解釈される。 「誰が誰を好きになるのか」 「どれ…

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