1週間ほど更新も休ませてもらったが、2024年版を開始しようかのぅ。 今年から少し表示する中身を変えてみたが、あまり代わり映えはせんようじゃな。 細かな説明は省き、花の種類を増やせるようにやってみたい。 一回の更新で3種程度の花の画像を掲載し、週に2~3回ほど更新するつもりじゃ。 時には見にきてもらえると、ありがたいのぅ。 今回は4月から開花の花を載せていくかのぅ。 ※サムネ画像は拡大可 かつては「...
山歩き・ウォーキングで見た、野の花・山の花を紹介していきます。
北海道オホーツク圏で、週に1-2回の近郊山歩きとウォーキングで毎日7-8km歩きながら、季節の花々を切り撮って紹介するブログです。
北海道~九州の山野の日陰になる藪などに生育する植物じゃ。 花が小さすぎて撮影には本当に苦労するんじゃよ。 よく「線香花火」のような花、と言われるが、なるほどそんか感じもするのぅ。 小花序の中心部に雄花が集まってつき、周囲に長い子房の両性花が数個つく。 雄花は花柱が退化して雄しべ5個、両性花はやや大きく、雄しべ5個と長い子房と発達した花柱2個がある。 あまり花が小さいため気づかずに見逃すこともあ...
花が1cmと小さく、他の植物に隠れたりすることもあり、見逃されがちな花じゃな。 北海道~九州に分布し、山地の林縁または草原などに生育し、群生もよく見られる。 ナデシコ科の花で「ヒメタガソデソウ(姫誰が袖草)」という別名を持っておる。 タガソデソウに似るが小型のため「ヒメ」が付いたようじゃが。 萼片は5個、花弁も5個、白色で長さ5-8mmの長倒卵形で先が円く、雄しべは10個、花柱は3個じゃ。 純白で清楚...
キンポウゲ科の花で、「深山」の名前のように、本来は山で見られる花じゃな。 近年は園芸用としても売られておるが、野生種と区別がつかんのじゃよ。 ミヤマオダマキに限らず、オダマキの花は交配種が増えておるようじゃな。 数輪の花をうつむき加減につけ、花は青紫色、萼片は広卵形で傘状に開き、花弁は円筒形にまとまって付き、 先端はやや白っぽく、基部からは萼の間を抜けて距がのびておる。 雄しべは十数個で、最...
薄暗い場所に策純白の小さな花...まるで森の妖精みたいだ...などと言われる花じゃ。 ハート型の葉が鶴が舞う姿に見えることから、舞鶴草と名づいたようじゃな。 花は直径3-5mmで茎頂の長さ2-3cmの総状花序に節ごとに2個ずつ10-20個つき、下から咲き上がるタイプじゃ。 花被片は白色、長さ2-3mmの楕円形で4個、平開して先は強く反り返っておる。 雄しべは4個で花糸は白色糸状でよく目立ち、子房は2室、花柱は長さ0.7-1mm、...
花はまさに名前のイメージのとおりの白い雪のようなんじゃ。 花爺はこの花が大好きでのぅ・・・ユリ科からキジカクシ科に分類が変更になったようじゃな。 茎先に円錐花序をつけ、小さい両性花を多数咲かせるが、花序と花柄にも粗い毛が多いのぅ。 花被片は白色で6個、雄蕊は6個あり、雌蕊の花柱は長さ0.5-1mmで、柱頭は丸いか、わずかに3裂しておる。 花びらも雄しべも純白、また形も良く、まるで雪の結晶のように見える...
オオバコ科「クワガタソウ属」の植物じゃが、名前に「コ」の付かないものは少し大型なんじゃ。 ヨーロッパ原産であるが、既に日本に帰化しておる植物じゃ。(最初に北海道に入ったそうじゃ) 北海道と本州で主に見られ、やや湿った道ばたや芝生で見られることが多い。 花だけを見ると、春先の「オオイヌノフグリ」にも似た感じじゃろう。 茎の上部に細長い総状花序をつけ、多数の花を下方から順に咲かせる。 花柄は長さ2-...
特に北海道では、スズランを行政区の花として指定しておるところもあるのぅ。 かつてはユリ科じゃったが、分類が変わり「キジカクシ科」すずらん属の花となっておる。 別名としては、君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)とも言われる。 見かけは清楚な花じゃが、全草に毒を持っており、山菜の行者ニンニクと間違われやすいんじゃ。 通常は若干の時期のズレがあるので、あまり間違われることもないじ...
ホウチャクソウは、かつては確かユリ科であったと思うが、今は「イヌサフラン科」となっておる。 ほぼ日本全土で見られる植物じゃな。 花被片は6枚で筒状に集まるが、基部まで合着しないんじゃ。 合着した筒状になるアマドコロの仲間とは、ココが大きな相違点じゃな。 花被片の中には雄しべ6個、雌しべ1個が入っておる。 花の先端ほど緑色が濃いく、花期は5月から6月で、花の後には直径1cmほどの実がなり黒紫色の液果...
花を見れば「アブラナ科」とわかるような、特徴的な形じゃろうな。 北海道~九州の山地で普通に見られる「タネツケバナ属」の花じゃ。 花は白くても、黄色でもアブラナ科の仲間はわかりやすいと言えるじゃろう。 純白の十字形の花が最大の特徴かもしれんのぅ。薄暗い林でもよく目立つ花じゃな。 この仲間としては比較的大型で、草丈は30-70cmになる。 山地沿いの湿地に生えるが、地下茎をのばして増えるため、薄暗い場...
かつてはラン科 テガタチドリ属であったが、分類の変更で現在は「ノビネチドリ属」になっておる。 分類が変わったのは近年じゃから、以前の分類がそのままな図鑑なども多いようじゃな。 似た花の「テガタチドリ」や「ハクサンチドリ」が知られるが、この花の特徴は「葉に3脈が目立ち、縁が波状になる」ことじゃ。 特にテガタチドリとは花だけでは見分けがつかんじゃろう。 高さ30-60cmになり、茎頂の総状花序に、直径...
長いこと「ユリ科」として扱われておったが、分類法の変更で「キジカクシ科」となった。 キジカクシとはなんぞや?と、わからんのじゃが... (キジカクシ科アマドコロ属) アマドコロ属の植物は、概ねこの植物と同じような格好をしておるようじゃ。 アマドコロは高さが50cm前後じゃが、「オオアマドコロ」は60-100cmほどと、大型の種類じゃな。 北海道にはアマドコロもあるが、多くはオオアマドコロのようじゃな。 白い筒...
こういう花を見ると、多くの人は「ワスレナグサ」と思うようじゃな。 似た花は数種あるが、今回はワスレナグサより花も少し小さい、野山で見る「エゾムラサキ」の花じゃ。 花がごく小さいのは「キュウリグサ」とか「ノハラムラサキ」で2-3mmしかない。 ワスレナグサは8-15mmと大きめ、この「エゾムラサキ」はその中間とも言えるじゃろう。 花の色は青、紫色、白っぽい青などで、花の真ん中に黄色い目がある。 花冠が5...
花爺の年代の人は、この花を見ると「黒百合は恋の花..愛する人に捧げれば..2人の心は結ばれる」 そんな歌を口ずさんでしまうじゃろうな。 アイヌ文化との関わりも強く、食用の他に染料としても利用されたようじゃな。 ユリ科バイモ属の高山植物で、別称はエゾクロユリ(蝦夷黒百合)。 茎は高さ10-50cmになり、3-5輪生する葉が数段にわたってつく。 花色は黒に見えるほど濃い暗紫色で、雄しべの葯(やく)が開くと真っ黄...
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1週間ほど更新も休ませてもらったが、2024年版を開始しようかのぅ。 今年から少し表示する中身を変えてみたが、あまり代わり映えはせんようじゃな。 細かな説明は省き、花の種類を増やせるようにやってみたい。 一回の更新で3種程度の花の画像を掲載し、週に2~3回ほど更新するつもりじゃ。 時には見にきてもらえると、ありがたいのぅ。 今回は4月から開花の花を載せていくかのぅ。 ※サムネ画像は拡大可 かつては「...
前回告知したように、2024年春の花から少し内容を変えるつもりじゃ。 その前に5月第3週は旅行で不在になるでのぅ、20日頃からスタートの見込みじゃ。 詳細はまだ決まっておらんが、今年も花爺なりに更新を続ける。 休みの間の画像を掲載しておくでのぅ、第4週以降よろしくたのみますぞ。 今日も来てもらってありがたいことじゃ。 ランキングに参加しておるでのぉ、一押し! にほんブログ村...
途中の繋を休めた人は10連休だったのじゃろうな。 楽しめたのなら良かったのぅ。 さて、このブログじゃが、半年の花の無い時期もあってやり方を考えておったが、 とりあえず今年も続けるとして...花の咲く時期からあまりズレないよう掲載することにした。 来週いっぱい不在となるんで、5月第四週から2024年版スタートじゃ。 スタートが少し遅れるが、夏・秋へと花の撮影からあまり日にちの遅れが無いようにしたいんじゃよ。...
セリ科の大型植物の中でも軍を抜いて目を引く花の姿じゃな。 茎も葉も花も大きく、背丈は3メートルに達するものもある。 海岸~山地の草地や道端などに生える多年草で、北海道~本州中部地方以北に分布する。 太い赤みを帯びた茎が直立するが、太い茎は中空で直径10㎝にも及ぶものもある。 葉は大型の2~3回3出羽状複葉で、小葉はさらに羽状に裂ける。 葉柄の基部は大きくふくらんで袋状になるのも特徴じゃな。 7-8...
いよいよ5月になり、2024年の花も咲き始めているのぅ。 今年のブログをどうするか、アレコレ考えておる状況なんじゃ。 とりあえず今年も続けてみようとは思っておるが、そのやり方をどうしようかのぅ・・・ 毎年同じ植物を中途半端に掲載しておるでなぁ、そろそろ先も見ないと。 アレコレ予定も入っておるため、5月後半頃から動き出すつもりじゃ。 それまでは不定期に今までの続きを掲載していくので、よろしくたのみますぞ...
日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い雑草のひとつ。 古くから知られ、万葉集にも登場する。 早朝に咲き始め、強い日光に当たるとしおれてしまう短命な一日花。 ただ、つぼみが苞葉に2~3個包まれて次々に咲くため、2~3日咲いているように見える。 市街地の空き地や郊外の農耕地、道端、草地、土手で群生して姿がよく見られる。 よく分枝して、高さは50cm 前後になり、茎は地面を這うが、直立す...
近年は「セイヨウオニアザミ」と呼ぶことも多くなっている。 実際はヨーロッパ原産なので、勘違いを防ぐためと言われるが・・・ キク科アザミ属の多年草で、北海道、本州、四国に移入分布する。(外来種) 茎の高さは0.5-1.5m程で大きいものは2mにもなる。 根生葉は羽状に深裂しロゼット状になる。 葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、手袋をしていても貫通するため注意を要する。 茎頂や葉腋から花茎を伸ばし、直径3~...
ユリ科からワスレグサ科、ススキノ科、そしてツルボラン科と変化が激しい植物。 科学的分類により変化が大きいが、ユリ科が特に多いようだ。 北海道から九州まで分布しており、野原や山麓、薮などやや湿った場所に群生する。 どこでも見られそうで国産と間違われるが、原産国は中国。 葉は先がとがった細長い形で、その長さは50cmにもなる。 冬になるといったん葉は枯れるが、春になると再び芽吹いて成長する。 花は直...
長野県&石川県以北~北海道の日当たりのよい草原、道路法面などに群生する。 基本的には雌雄異株だが、ときに両性の株もある。 茎の高さは30から70cmほどになり、茎には灰白色の綿毛が密生する。 葉は無柄で茎に互生し、形は線状披針形。 葉の表面はつやのある緑色だが、裏面は茎と同じ灰白色の綿毛が密生する。 葉脈は3本あり、縁は全縁でやや裏面に巻き込む。 花期は8月から9月で、頭花は茎頂に散房状につく。頭...
和名は海岸に生え、葉がベンケイソウに似ていることからついたもの。 北海道、本州(日本海側は隠岐の島以東、太平洋側は東北地方以北)に分布し、海岸の砂地や礫地に生育する。 茎はよく分枝し横に這って広がり、長いものでは1mほどに延び大きな株をつくる。 本体は無毛で青白色をおび、多肉質。 葉は互生し長楕円形から広卵形で、先端は円頭で縁は全縁になる。 根出葉や下部の葉には長さ9cmに達する長い葉柄がある。 ...
キク科コウゾリナ属の越年草(二年草)または多年草。 日本全国の野原や道端でふつうに見みられる野草で別名、カオソリナ、タンポポナ。 茎は直立し根は紡錘状、伸びると高さ40~100cmになる。 全体に褐色の毛がびっしり生えているのが特徴で、若い時期は柔らかく生長した茎葉では毛が硬くなる。 多くは葉の中心軸が赤褐色を帯びていて、触るとざらざらした感触がある。 茎につく葉は互生する単葉で茎を抱き、葉身は長...
セリ科ミシマサイコ属、またはホタルサイコ属の多年草。 北海道~九州に自生するが、図鑑によっては本州以南となっている。。。 山野の日当たりのいい草地や海岸などに分布する。 茎は株状になり、上部は分枝し、高さは50-150cmになる。 根出葉は長い葉柄があり、葉身は卵形から長楕円形になり、縁は全縁になる。 茎につく葉は互生し、無柄で基部が広がり茎を抱く。 葉の表面は緑色で、裏面はやや白色を帯び、葉脈は平行...
キク科ノコギリソウ属の多年草で、北海道から本州の中部地方の原野や海岸の草地に生える。 ただし、大半は北海道と青森県に咲くようだ。 別名「ホロマンノコギリソウ」と言われ、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)。 青森県では個体数は多く「エゾノコギリソウ」とともに海岸部ではよく目につく。 しばしば分枝し、高さは30-70cmになる。 全体に白毛が多く特に花序に多い。 茎先に散房状の花序を出し、花径12~...
ナデシコ科ナデシコ属の1種で、本州中部以北~北海道で見られる。 カワラナデシコより花がやや大きく、色が鮮やかな傾向がある。 海岸から山地の草原や岩場に生え、丈は30-50cmで、茎は叢生して直立し、上部で分枝する。 茎や葉は緑色~わずかに白粉を帯びる。 葉は長さ3~7㎝、幅2~5㎜の線状披針形、中脈は明瞭、基部は茎を抱き、先は尖る。 花期は6-8月頃で、花は茎頂に疎らに数個付き、上向きに咲く。 花は淡紅色...
大雪山の固有種で、高山帯の湿った礫地や草地に生える多年草。 和名は千島列島のウルップ島で最初に採集されたことから名づいた。 高さは50センチほどになる。葉は長楕円状披針形で、多肉質で光沢がある。 全体に無毛で根出葉は長楕円形で大きく、先は尖り縁には波状の鋸歯がある。 茎につく葉は卵形で小さい。 花期は7~8月で花は穂状に密につく。 花冠は筒状で、上下唇状に裂け、下唇は2裂する。雄しべは2個。...
北海道の大雪山系のみに分布する北海道固有種。 オオイワツメクサに似るが、全体にやや小さく葉の縁全体に細かい毛がある点で異なる。 赤岳および周辺の山で夏場に出会う、清楚な涼しげな花である。 大きいタイプで「オオイワツメクサ」もあるが、そちらは日高山脈、夕張山地の固有種。 高さは5~10cmで、ナデシコ科などというよりもハコベの仲間に見えそうじゃな。 葉は細い線形、縁全体に細かい毛がみられる。 ...
タデ科オンタデ属の多年草で北海道に分布し、高山の岩場や砂礫地に生える。 「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。 草丈5~30cm程の多年草。 茎は細く、よく分枝して下部は這うように広がり、毛がないか伏毛がある。 葉は卵状披針形~披針形、長さ3~7cm。 先は鋭形~鈍形、基部は細まってくさび形で柄はなく全縁。 質は厚く表面はへこみ、しわのように見え両面に短毛があるか、...
キキョウ科ホタルブクロ属に属す多年草。 本州中部地方~北海道の高山帯の岩場や砂礫地に自生しておる。 高さは4-15cm。 根生葉は多数集まって付き、倒卵状披針形でやや厚く光沢があり、縁には細かい鋸歯がある。 葉には殆ど毛はないが、稀に葉裏の中脈上や葉の縁に長い毛を持つものもある。 茎の下部には根生葉と同形の葉を付けるが、上部にはごく小さく、先端が鋭く尖った葉を2-4枚付ける。 7-8月に茎の先に濃青紫色...
北海道から東北地方の高山帯の礫地に分布する高山植物。 ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。 雌雄異株で日本固有種。 高さは10-25cmで、近縁種のイワベンケイよりも葉が細長く縁がギザギザしている。 全体に肉厚の円柱形で、たくさんの茎が出て株立ち状となる。 密に生える葉は倒披針形で細長く、互い違いに生える(互生)。 葉には艶があって、明るい緑色をしている。 茎頂の集散状花序に、黄緑色の花を多数つ...
前回は「キバナシオガマ」を掲載したが、今回は「ヨツバシオガマ」じゃ。 分布が少し広く、地域での名前の違いなどもある同じハマウツボ科の花じゃな。 北海道、本州(中部地方以北)の高山帯に生育している。 シオガマギクの仲間では最もよく見られる種であるが、複数の仲間もあり見分けは難しい。 北海道のものは「キタヨツバシオガマ」とも呼ばれたり、ヨツバシオガマに1本化の話もある。 高さは20-50cm。名前の由来のと...
北海道、本州、四国、九州、南西諸島に自生するバラ科の花じゃ。 日当たりのよい雑木林、丘陵地、草原、海岸の岩場などで普通にみられる。 茎の高さは5-30cmで、葉は奇数羽状複葉で5-7枚、まれに3-9枚の小葉からなり、先端の小葉3枚が大きい。 4-5月頃に、花茎に黄色で径15-20mmの花を多数つける。 黄色の5弁で萼片5(内萼片)5個は先が尖った卵状披針形、副萼片(外萼片)5個は披針形、副萼片の方が幅が狭く小さい。 ...
春先に花を咲かせ、若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなる「スプリング・エフェメラル」の一種。 北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や山麓の日当たりの良い場所に生育する植物じゃな。 高さ15〜20cmほどの植物で、白い花弁状に見えるものは萼片で花弁は無いんじゃ。 近縁のキクザキイチゲに似るが、浅く3葉に切れ込んだ葉の形が特徴とも言える。 落葉樹林内や林縁、草地に生える多年草で、花の直径は3〜4cm...
北海道の春を代表するような花で「スプリング・エフェメラル」の一つじゃな。 アレコレ掲載したいものもあって、今回は普段の倍の画像が出てくるが勘弁を。 北海道から本州の中部以北の分布とされていたが、学名の変更により本州に分布するものは「オトメエンゴサク」となった。 色は青~紫のものが主じゃが、稀に白の花も見られる。(4枚目) 地下の塊茎から1本の茎が伸び、花茎の高さは10-30cm程になる。 4-5月に先...
ジンチョウゲ科の落葉低木で北陸、福島以北の日本海側、及び北海道に自生しておる。 エゾナニワズ、エゾナツボウズとも呼ばれる「オニシバリの亜種」じゃな。 低地~山地の落葉樹林内などに生え、茎の高さが15cm~50cmほどになる。 枝先の葉腋に直径約6ミリの黄色の花を10個前後かたまってつける。 花期は雪解け後の4-5月で、雌雄異株とされるが、どちらも結実する。 花弁に見えるのは筒状の萼で、先端が4個に裂け...
誰もが知るスプリング・エフェメラルの一種である「フクジュソウ」じゃ。 雪解け直後から見られるキンポウゲ科の花で、黄色の花は元気をもたらしそうじゃろ? 普通のフクジュソウの他に「ミチノクフクジュソウ」「キタミフクジュソウ」「シコクフクジュソウ」の4種が自生する。 フクジュソウは全国に見られ、東北に多いミチノク...四国に多いシコク...そして道東に多いキタミ...じゃ。 花期は早春であり、3-4cmの黄色い花...
フキノトウは変化も多く変わった植物とも言えるじゃろう。 早春の山菜としても有名じゃが、実は晩秋にはもう開花の準備ができておるんじゃ。 これはフキノトウの雄花で、雪解け後に真っ先に出てきて花を開く。 雌花は少し遅れて出るため、見逃してしまうことも多いんじゃ。 雄株の頭花は筒状花で、両性花だけでできていますが、稀には少し雌花が混じることもあるそうじゃ。 そしてこれが雌花じゃ。雄花と比較すると違う...
北海道もようやく春が本格化し、多くの花も咲き始めたようじゃな。 冬季間は花も無いため、夏の残りの花を掲載しておったが、いよいよ当年の花で更新じゃ。 シーズンや花の状態によって、掲載画像枚数も変化するので、よろしくな。 何年も同じような動きじゃが、もう飽きたならサイナラしてもいいんじゃよ。 お付き合いいただけるなら、この先も時々見に来てもらえるとありがたいのぅ。 さて、今年の花のスタートは...す...
5月に入ったので、そろそろ2023年度の花に変えようと思っておるが、 GW終わり頃にスタート予定じゃ。 もう少しお待ちいただこうかのぅ。 ※掲載写真はコンデジで撮影したものも多いんじゃ。(ピントが甘い) 素人じゃから花の名前同定でミスがあるかもしれんが、違ったら勘弁な。m(_ _)m 今日も来てもらってありがたいことじゃ。 ランキングに参加しておるでのぉ、一押し! にほんブログ村...
北海道〜九州の山地の林内や縁に生え、草丈は60〜100cmほどじゃ。 茎の基部はやや木質化する。 ヌスビトハギの変種で、葉は茎の中央から下に集まってつき、互生で狭卵形の3小葉からなる。 葉柄が長く、質が薄く、毛が少ない。 小葉は中央より基部に近い側で最も幅が広く、葉脈は葉の縁まで届く。頂小葉は長さ4-7㎝、幅3.5-6㎝。 茎先の細長い総状花序に、長さ3~4ミリの淡紅色の花をまばらにつける。 花冠は旗弁、翼...
北海道、本州の中部以北に分布し、7-9月に花を付けるキク科の植物じゃ。 山地の湿った草原や林縁に生える大型の多年草で、茎は直立し高さ1-2mになる。 葉は葉柄をもち、茎に互生する。形は羽状深裂で3から7つの深い切れ込みが入る=見た目の特徴。 先は尖り、縁は鋸歯状で、裏がざらつく。 茎先の散房状花序に、直径約2センチの黄色の頭花を多数つける。 頭花は直径2cmで筒状花と舌状花からなり、舌状花は5-7個で長さ1...
見るからに「シソ科」らしい花と葉じゃろう。 草全体に特有の香りがあり、茎は高さ0.4〜1mになり、上部で枝分かれする。 葉は対生、卵状披針形で鈍い鋸歯があり、葉裏に微細な白毛があり白っぽく見える。 枝先きの長さ5〜15cmの花穂に、紫色の唇形花を多数密集してつける。 花冠は紅紫色で長さ8~10㎜、上唇は浅く2裂し下唇は3裂し中央裂片が大きい。 雄しべ4個が花冠から突き出るが、下側2個の雄しべが長い。 萼は細...
カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草で、別名でスズメノケヤリ(雀の毛槍)とも言われる。 多くは綿になったところで目に付くが、花は目立たず見逃されがちなんじゃ。 北海道から中部地方以北の高山帯から亜高山帯の高層湿原に分布し、大群生をつくることが多い。 高さ30-50cmほどで花期は5-6月。白い綿毛を付ける果期は6-8月じゃな。 茎頂に、長さ1-2cmの卵形の小穂を1個つけ、鱗片が黒っぽい灰色で、葯が黄色の花を多数...
ニシキギ科(旧;ユキノシタ科)でウメバチソウ属の多年草じゃ。 北海道〜九州の山野の日当たりのよい湿地に生え、8-10月頃に花が見られる。 茎先に白い5弁花を上向きに1輪つける。 花弁には緑色の脈が目立つ。 花の中央に雄しべが5本あるが、1日に1本だけ立ち上がって花粉を出す。 雄しべの隣に細かく分裂した「仮雄しべ」があるが、仮雄しべは花粉を出さない。 真ん中に白い帽子のような形をしたものが雌しべじ...
大雪山系と知床山系の高山帯に生え,大型の頭花を点頭して咲かせるアザミの一種。 「エゾノサワアザミ」の高山型とも言われ、平地や低山では見られないようじゃな。 日本固有種で茎は高さ30~50cmほど、直立し葉と共に開出する長毛が多い。 分枝しないか一回分枝し,大型の頭花を1つないし2つ頭部に咲かせる。 花期は8~9月で、根生葉,茎葉共に羽状深裂し,羽片は約6対。 総苞片は11-12列、卵形で先端は尾状に伸び、ゆ...
キク科ムカシヨモギ属の多年草で、アズマギクの高山型亜種と言われておる。 中部地方以北~北海道の高山帯の乾いた礫地や草地に生える高山植物じゃな。 高山植物なので草丈は低く5~15cm程、葉は地際から出る根生葉で、両面に疎らな毛が生える。 茎葉は2-4個つき、上部のものほど幅が狭くなるようじゃな。 頭花は1個が上向きに咲き、直径2.5-4cm。総苞は長さ7-9mmの広鐘形で長い軟毛が多い。 総苞片は線形でとがり3列。...
キキョウ科ホタルブクロ属に属す多年草で、本州中部地方以北の高山帯の岩場や砂礫地で見られる。 高山植物のなかで、名前をよく知られたもののひとつじゃな。 最大の特徴は花冠の内部から縁にかけて白色の長毛が生えることじゃな。 高山帯の岩礫地や岩場の割れ目にしがみついて咲く高さ5-15cmほどの紫の花じゃ。 茎の先に濃青紫色で長さ3-4cmの筒状鐘形の花を横向きかやや下向きに1個つける。 萼裂片は3角状披針形で全...
バラ科ワレモコウ属の多年草で、北海道・本州の関東地方・中部地方の高山帯の草地に生育する。 シロバナトウウチソウが分布する東北地方には分布しないそうじゃな。 高さは40~80cmほど、根生葉は奇数羽状複葉で、楕円形から卵状楕円形の小葉が9~15個つく。 縁には鋭い鋸歯が疎らに見られる。 8月から9月ごろ、真っ直ぐに穂状花序を出し、分枝した枝先に1個ずつ白色の花を咲かせる。 花には花弁はなく、4裂した萼や4...
アブラナ科ハクセンナズナ属の多年草じゃが、アブラナ科のイメージと違うのでは?と思われたりする。 北海道、本州中部地方以北に分布し、高山帯のやや湿った草地や砂礫地、山地の斜面などに生育する。 茎は分枝しないで、直立し、高さは100cmほどになる。 茎葉は多数つき、長卵形~広披針形で、先は鋭く、下部の葉には葉柄がある。 花期は7-8月。茎の先端に長さ15-40cmの総状花序をつけ、下の方から咲く。 花序と水...
今回の花はタンポポの一種じゃが、図鑑には掲載される頻度は低いんじゃ。 解説を見ても全てが同じ見方をしているとも思えず、詳細な説明は無い。 タンポポは大きく分けて在来種と外来種でわかられておるが、この花は当然在来種の特徴を持つ。 花の下側にある総苞外片が反り返るのがセイヨウタンポポ(外来種)じゃが、この花は反り返らない。 この花は高山性で葉の切れ込みは浅めで不規則。 総苞は長さ12-15mm、総苞内...
北海道の複数の高山帯の風衝砂礫地に 生育するキク科の多年草。 アザミの仲間とも言える種類で生育する場所などにより、変異が多い植物でもある。 草丈5~15cmで、根生葉は卵形~長楕円状披心形~披針形と変異が多い。 葉質は厚く、全体にくも毛と縮毛が多いが、生長すると薄くなる。 花期は7月下旬から8月で、茎頂の散房状花序に,赤紫色の頭花を4~8個かたまってつ ける。 頭花はすべて筒状花。総苞は筒状鐘形...