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  • 自転車に乗れるようになった、小さな午後

    7歳の長女と、5歳の次男が自転車に乗れるようになった。 手前が長女。奥に小さく見えるのが次男。

  • 旅行に行けないのでスカイリムに行く

    今更だけど、switch版のスカイリムを遊んでいる。 switch版スカイリム、発売は2018年で、実は発売直後に買っていた。 The Elder Scrolls V: Skyrim(R) - Switch ベセスダ・ソフトワークス Amazon だが、ちょっと遊んだだけで放置してしまっていた。当時は子どもがまだ3人とも未就学児で昼夜問わず手がかかっていたのと、仕事が忙しかったのと、家で時間が取れなかったのと、積読が溜まっていたのと、フルマラソンに毎年出てたのでランニングもしなきゃならなくて…と、理由はたくさんある。

  • 夏休みの終わりと、日常に科学感を取り戻したい話

    今日で子どもたちの夏休みが終わる。今年はどこにも行けなかった。去年は春頃からコロナ禍となり、4月は学校に行けず過ごすなど夏前まで経験したことのない生活を送っていた。だが、夏には感染症対策をしたうえでの施設の運用等がされるようになり、感染が落ち着いている地域では密にならないレジャーを楽しむことはできた。

  • 【書評】『死亡通知書 暗黒者』

    死亡通知書 暗黒者 (ハヤカワ・ミステリ) 作者:周 浩暉 早川書房 Amazon 『三体』や『折りたたみ北京』などの中国SFをここ数年よく読んでいるんだが、今回読んだのは中国ミステリー。ハヤカワから出ているペーパーバック本で、アマゾンレビューも上場の本作は「面白いに決まってんだろ…」と思って読み始めたらもう面白すぎてただただ普通に最高だったという報告になります。

  • 【書評】支援したくないような相手だからこそ、支援しなければならないという事実『どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2』

    どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書) 作者:宮口幸治 新潮社 Amazon 『ケーキの切れない非行少年たち』の続編。前作はかなり話題になっていたので、このブログでも感想を書いた。 tojikoji.hatenablog.com

  • 【ボードゲーム】子どもたちと4人プレイする『海底探検』

    外出自粛で旅行どころか日帰りレジャーまで行かなくなってしまったので、最近は家で子ども達とボードゲームばかりしている。 以前から長男とは「どうぶつしょうぎ」などの簡単なボドゲで遊んではいた。 新装版どうぶつしょうぎ ([バラエティ]) 作者:きたお まどか 小学館 Amazon どうぶつしょうぎは面白い。決着が早いので1ゲームに時間がかからないし、ゆるい絵柄のせいか子どもたちも負けてもそんなに悔しくなさそうにキャッキャ遊んでくれる。スマホアプリもあるので、子どもの病院の待ち時間などにサクッと遊べるのもいい。 どうぶつしょうぎ(公式)G-MODE Corporationゲーム¥120 昨年次男が4…

  • コロコロコミック→YouTube→Amazonのコンボ

    今年になってから、長男がコロコロコミックを買い始めた。 コロコロコミック 2021年 05 月号 [雑誌] 発売日: 2021/04/15 メディア: 雑誌 もともと図書館でクレヨンしんちゃんなどの漫画を借りて読んでいたので、いよいの漫画を読めるようになった!的な成長を感じる要素は薄い。

  • 【書評】科学の進歩がもたらしたディストピアの歴史『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』

    禍いの科学 正義が愚行に変わるとき 作者:ポール・A・オフィット 発売日: 2020/12/08 メディア: Kindle版 グロテスクな装丁に『禍い』なんて禍々しいタイトルだったので、戦争や兵器の凄惨な歴史を紐解く本かな〜なんて手に取ったら全く違った。 本書は「優生学」や「アヘン」「マーガリン」などの、科学により生み出された、人類にとって有益になると信じられたものが、実は禍と呼ぶべきとんでもない悪影響を及ぼしたものについて、歴史的・科学的に詳しく解説したものだ。 本当に人類のための科学的なものだったの?センセーショナルな書き方をして強烈な印象付けしてない?って思ってしまうくらいに全章とも強…

  • 【書評】カモノハシのスペックと歴史『カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語』

    カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語 (生物ミステリー) 作者:浅原 正和 発売日: 2020/07/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) 皆さんご存じ、カモノハシ。でも、実際はカモノハシについてどれくらいのことを知っているだろうか。 変わった見た目、哺乳類なのに卵を産む、オーストラリアに生息、あたりが基本中の基本情報だろうか。そして、哺乳類・鳥類・は虫類といった生物の分類上の「例外」として扱われる存在でもある。

  • 【書評】『カササギ殺人事件』と、「下巻、ある?」案件について

    カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: Kindle版 カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: 文庫 『バーナード嬢曰く。』という漫画をご存じだろうか。読書好きで読書ブログ覗くような人なら認知率はかなり高いんじゃないだろうか。読書好きの登場人物たちが読書あるある的な出来事を交わし合う学園日常的な漫画で、元ネタの本を知らなくても楽しめるし元ネタを読んでいるとより面白い。 バーナード嬢曰く。: 5【イラスト特典付】 (REXコミックス) 作者:施…

  • 【ゲーム】長男とゲラゲラ笑いながら遊ぶ『Good job!』

    store-jp.nintendo.com 前からこのソフト気になっていたのだが、12月30日からニンテンドーストアの新春セール対象になっていたので購入してみた。小学2年生の長男と一緒にプレイしているんだが、とにかく面白くてゲラゲラ笑いながら遊んでいる。

  • 2020年に読んだ本のベスト

    なんか今年はとんでもなく早かった気がする。自粛生活により日々の変化が乏しく、節目を感じるイベントもなかったからだろうか。個人的には毎年1回はフルマラソンを走っていたのに、今年はそれもなかった。仕事は部署異動で忙しくなり、家に帰るとクタクタで脳を働かせる気にならず、読書せずにYouTubeでサッカー動画見ながら酒飲んで寝るばかり。ランニングしなくなるわダラダラしてばかりだわでよくない1年だった。 そんな1年でも、数少ない『ハマった本』があるので、一応1年の〆として紹介したい。 ◆三体Ⅱ 黒暗森林 三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 …

  • 【書評】怒りが娯楽と化した現代への処方箋『「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症』

    「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症 作者:坂爪真吾 発売日: 2020/07/01 メディア: Kindle版 本書は主にTwitterで見られる「怒り」に焦点を合わせており、異様に渦巻く怒りや歪んだ正義がいかにして発生しているかを解説してくれる本だ。 こういったネット上の怒りの奔流は今に始まったことではなく、ご存じのとおり2ちゃんの時代から歪んだ正義と怒りは確実に存在していた。だが、その頃はインターネットにどっぷりつかった人たちの世界だったため、世間一般への浸透は少なかっただけだろう。それが今や一大コンテンツとして、娯楽の一角を担うまでになっている。

  • 【書評】恐るべきポテンシャルの生物『ハダカデバネズミのひみつ』

    ハダカデバネズミのひみつ 発売日: 2020/08/15 メディア: 単行本 ハダカデバネズミについて、そのインパクトのある名前と姿は当然知っていた。だが、内に秘めた驚異的なポテンシャルについて、僕は1割も知らなかったことを思い知らされた。 その名前と見た目で、スベスベマンジュウガニとかトゲアリトゲナシトゲトゲみたいにたまに動物系テレビ番組とかWEBのまとめサイトとかで目にするお笑い動物的な存在だろ…と思っていた自分を戒めたい。こんなに面白くて科学的な可能性を秘めた奴だったなんて…

  • 【書評】中国SFのベストアルバム的アンソロジー『時のきざはし』

    時のきざはし 現代中華SF傑作選 作者:江波,何夕,糖匪,昼温,陸秋槎,陳楸帆,王晋康,黄海,梁清散,凌晨,双翅目,韓松,吴霜,潘海天,飛氘,靚霊,滕野 発売日: 2020/06/26 メディア: 大型本 ここのところの中国SFブームに乗せられ、Netflixで映像化が話題になった『三体』シリーズや、『紙の動物園』に代表されるケン・リュウの著作、『折りたたみ北京』などのアンソロジーと、評判になったものをだいたい読んできた。で、全作品とも読んですぐに好きになる面白さを携えていた。翻訳物のハードSFにありがちな難解さやとっつきにくさがなくて、「ちよっと何言ってるのかわからない…」なんて部分がほと…

  • 4歳

    次男が4歳の誕生日を迎えた。 ありがたいことに何事もなく元気に成長している。特に成長・発達に関して心配事があったわけではないのだが、それでも元気に4歳を迎えられたということは素晴らしいことなんだと改めて認識するためにも書き留めておきたい。

  • 【書評】完全にIを超えたⅡ『三体Ⅱ 黒暗森林』

    三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 三体Ⅱ 黒暗森林(下) 作者:劉 慈欣 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 久々に止まらなくなった。夜更かししてまで一気読みしたのはいつ以来だろう。 完全に前作『三体』の続きなので、内容を覚えている人はいいが忘れた人はあらすじをネットで見てから読んだ方がいい。未読の人はちゃんと前作読んだ方がいい。前作も破格の面白さだから。

  • 【書評】リア充糾弾によりファシズムを学ぶ『ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか』

    ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか 作者:田野 大輔 発売日: 2020/04/17 メディア: Kindle版 ファシズムと聞いて、なにを思い浮かべるだろうか。誰でも歴史の授業で聞いたことはあるだろう。そして、真っ先に浮かぶのはナチスだという人が多いだろう。

  • 子ども2人連れてキャンプに行ってきた話

    先日、長男長女を連れてキャンプに行ってきた。 子ども2人に対して大人1人のキャンプ。娘は初キャンプだったので、行く前からはしゃぎ回っていた。

  • 【書評】生活を学問する。『「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか?』

    「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか? 作者:明教, 久保 発売日: 2020/01/14 メディア: 単行本 ”暮らし”を”デザイン”するという言葉は、CMや雑誌やネットで「よく目にする」言葉だ。 ホームセンター、家具屋、ファストファッションブランドの店頭展示ではシンプルでモダンなデザインの家具、服、キッチン用品の展示を目にする。 おしゃれなワンプレートのランチで楽しそうに談笑する家族。対面式のキッチン。日当たりのいいリビング。 ステレオタイプなイメージだが、憧れを抱く生活には一定のパターンがあるように感じる。丹念にデザインされたそれは、所謂「生活感」というものを感じさせない…

  • 【書評】格差、幼稚でキレやすい同僚、カレーパン…『下級国民A』

    下級国民A 作者:赤松 利市 発売日: 2020/02/29 メディア: Kindle版 本書は「住所不定、無職、62歳でデビュー」という異色すぎる経歴を持つ著者による、東日本大震災直後の東北での復興事業に従事した経験を記したルポだ。震災関連のノンフィクションなんて今更珍しくもなんともないが、本書のあまりの内容の濃さにあっという間に引き込まれて一気読みしてしまった。 ひとりの人間が数年のうちに経験するレベルの話じゃじゃない。復興事業に携わった方たちのインタビューまとめた一冊と言われても疑いなく読めてしまうような内容だ。

  • 【書評】戦略の面白さの凝縮形『3000年の叡智を学べる 戦略図鑑』

    3000年の叡智を学べる 戦略図鑑 作者:鈴木博毅 発売日: 2019/12/18 メディア: Kindle版 世界的に有名な戦略について、イラスト付きでわかりやすく解説してくれる本書。 本書において著者は「戦略とは追いかける指標である」と提議している。この「追いかける」という表現が大切で、仮に指標を定めた後でも「追いかけている途中」ならその指標は柔軟に変えるべきだとしている。 ====戦略はあくまでも最終的な成果に達するための指標であって、むしろ達成困難な状況となったときに「追いかける先」を変更する、つまり戦略の変更を適宜行うことが大切なのだ。その場しのぎになったり、ひとつの戦略に固執して…

  • 足が痛い男は電気羊の夢を見るか?

    昨日は暖かく穏やかで、外出にはうってつけの1日だったが、公園にも行けないので自宅でゆっくり過ごしていた。 とはいえ、せっかくの天気。庭で遊ばないのはもったいないので、ポブプアップテントを広げ、ウッドデッキにはテーブルと椅子を設えてお庭デイキャンプをすることにした。 狭い庭だが、外に出ているだけで子どもたちのテンションは上がる。3歳の次男はストライダーにまたがり、グルグルと走り回った挙句、僕の車に突っ込んでいた。勘弁してくれ。 STRIDER ( ストライダー ) 本体 12インチ スポーツモデル ( レッド ) 日本正規品 発売日: 2018/05/11 メディア: おもちゃ&ホビー

  • 【書評】禁酒とは、自己探究であり、哲学だ。『しらふで生きる 大酒飲みの決断』

    しらふで生きる 大酒飲みの決断 作者:町田 康 発売日: 2019/11/07 メディア: 単行本 僕は町田康さんの作品は未読。もちろん『告白』は知ってるし、随所で面白いという評を見るのでいつか読もうと積んでいるけど、とにかく今のところは未読。で、本書を取った理由は町田康ファンだからということではなく、禁酒に興味があったから。というか自分もできることなら禁酒したい。その思いだけはずっと持ち続けているが、今のところ成功したことがない。

  • 【書評】人生・生命・涙。テッド・チャン『息吹』

    息吹 作者:テッド・チャン 発売日: 2019/12/04 メディア: 単行本 流石テッド・チャン。17年ぶりの新作で、『あなたのための物語』の高い高いハードルを余裕で越えてくれた。 まずは最初の「商人と錬金術師の門」どの書評サイトでもまずこの作品で大絶賛だった。僕もこれを読み始めてすぐに「ああ、テッド・チャンだ…」と久々の新作に手を触れられた喜びを感じた。

  • 子どもと一緒にホットケーキミックスでドーナツ作り

    外出して遊ぶのが躊躇われるようになったので、5歳の長女と3歳の次男とドーナツ作りをした。 3歳児でも参加できるよう、とにかく簡単に済ますためにホットケーキミックス使用。でも、美味しく、楽しく作れたので作り方を書いておこうと思う。 ◆材料・ホットケーキミックス 200g・卵 1個・砂糖 大さじ2・水か牛乳か豆乳 大さじ1・サラダ油 大さじ1・揚げ油 適宜

  • 【キャンプ】広浦公園キャンプ場でキャンプをしてきた話

    2月23日から24日にかけて、1泊2日のキャンプに行ってきた。 今回行ったのは、茨城県のだいたい中央にある涸沼近くの公営キャンプ場『広浦公園キャンプ場』 www.hinuma-guide.com 全面芝生で、地面もフラットで柔らかい。ペグ打ちが容易で、とてもテントを建てやすかった。 ちなみにテントの後ろにコテージが見えるが、今は老朽化で利用できないらしい。なのでコテージ前でもテント建て。

  • スキレットでスペアリブの焼肉のタレ煮込み

    焼き肉のタレが余っていて、使い道がなくて困っている。 秋頃友人を家に招き、庭でバーベキューをしたときに購入した焼き肉のタレ。残りは家で焼き肉するなり料理に使えばよろしいだろと思われるかもしれないが、ウチは長男が筋金入りの肉嫌いで、家焼き肉や焼き肉定食が食卓に上ることがない。なので購入した焼き肉のタレが余ってしまうのだ。 もったいないので、晩酌のツマミ用にスペアリブを買ってきて、焼き肉のタレで調理をすることにした。 ◆材料 豚スペアリブ 200~300g焼き肉のタレ 大さじ4酒 大さじ1にんにく 1かけ鷹の爪 1本

  • 2019年下半期に読んだ本のベスト

    今年も面白い本をたくさん読ませていただきました。上半期は上半期でまとめたので、下半期に読んだ本でよかったものを5冊紹介します。 ◆三体 三体 作者:劉 慈欣 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/07/04 メディア: ハードカバー はい。ご存じ『三体』。そもそも書評サイト覗くような人は今更『三体』の紹介は必要ないか、既に読んでるかだろう。今更とやかく言うことなんてないので、なんか面白い小説読みたいという方は黙って読んでください。とりあえず、スケールでかくて、広げに広げた風呂敷全部回収するんだから凄い。この手のSFだと途中でちょっとした綻びが見えて気になったりしちゃうんだが、三体で…

  • 【書評】スマホ依存をやめられる人間になりたいです…『僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた』

    僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた 作者:アダム・オルター 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 薬物、アルコール、ギャンブル、SNS…依存症という言葉で想起されるものは、ネガティブなものばかりだ。 本書ではそんなありとあらゆる依存症について、なぜ依存症になるのかについてのメカニズムを詳しく分析したものだ。特にSNSやネットゲームなどのIT関連の依存症について詳しく解説している。

  • 【書評】そう、人の意見は変えられないのだ!『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』

    事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学 作者:ターリ シャーロット 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2019/08/11 メディア: 単行本 本書のタイトルを見た瞬間、「ああ、反ワクチン派の人や、代替医療にハマってしまう人たちのことかな…」というのが頭に浮かんだんだが、まさにそんな内容だった。 まず本書の冒頭では、2016年の米国大統領選挙の前年に行われた、共和党の候補者討論会の様子が引き合いに出されている。

  • 【書評】成功のための裏口探しの旅『サードドア:精神的資産のふやし方』

    サードドア: 精神的資産のふやし方 作者:アレックス バナヤン 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2019/08/23 メディア: 単行本 18歳の医学部在学中の大学生が、ビル・ゲイツなどの超著名人たちに「成功の秘訣とは何か」をインタビューするために奔走する。 サラリーマン15年、既婚、3人の子育て中、持ち家ありで絶賛住宅ローン返済中の自分からすると、もう眩しくてぶっちゃけ小説の世界のようだった。 ただの大学生がビル・ゲイツにインタビューしようと思ってもそもそもうまくいくわけないので、著者はインタビューに漕ぎ着けるためにあらゆる「裏ワザ」を試す。つまりそれがファーストドア(正攻法…

  • 長男とポケモンカードを遊べるようになりました

    うちは子どもたち3人ともポケモンが好き。アニメは毎週欠かさず見ていて、僕がスマホでポケモンGOを起動すると3人とも我先に「自分にやらせろ」アピールをしてくる。特に小一の長男がハマっていて、今年の春の誕生日プレゼントにこれをチョイスしていた。 ポケモンカードゲーム サン&ムーン ファミリーポケモンカードゲーム 発売日: 2019/03/15 メディア: おもちゃ&ホビー 購入したばかりの頃はルールの理解もダメージ計算も未熟だったのでプレーできなかったのだが、最近になってきちんとルール通り遊べるようになってきたのでちょくちょく長男と対戦している。

  • 【書評】ノー残業デーは、こっそり残業する日です!『 測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』

    測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか? 作者: ジェリー・Z・ミュラー,松本裕 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2019/04/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「仕事の成果を数値で評価する」のはごくごく普通のことだ。幸い僕はさほどノルマに縛られない仕事をしている。なので、結果ばかりを気にするのではなく、目の前の仕事を確実にこなすことに集中できている。しかし、世の中には数値という結果を求めるあまり、その目的を見失うことが往々にしてある。そのことについて解説したのが本書だ。結果の数値を求めてくるのは、我々の上司である管理職、そして経営者やその上の調査機…

  • 【書評】見えざる「生きづらさ」をどう解決するか『ケーキの切れない非行少年たち』

    ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) 作者: 宮口幸治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/07/12 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ちょっと前にTwitterでも話題になっていた本書。インパクトのあるタイトルで、「ケーキの切れない非行少年」については本書の序盤に掲載されている。 円をケーキに見立てた紙を提示し、「線を引いて三等分してください」と指示すると、まず真ん中に線を引き、悩んだあげくT字型に線を入れたり、真ん中に引いた線と平行にもう一本線を引いてしまう、という、公平に三等分できていない図が掲載されている。

  • 【書評】そりゃ絶望もするし発狂もする『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』

    アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した 作者: ジェームズ・ブラッドワース,濱野大道 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2019/03/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「ワープア」って言葉、なんかあんまり聞かなくなってきたのは気のせいだろうか。格差は広がる一方なので、ワープアだと響きが軽すぎて使わなくなったのだろうか。低賃金労働の問題は、むしろどんどん大きくなっていると思うんだが… 本書は日本ではなくイギリスのワープア、最低賃金労働者たちの現状について、著者自身が実際にその現場で働き知り得たことを綴った、実体験に基づくルポタージュだ。…

  • 長男と男二人キャンプデビューしてきました

    先日、7歳の長男と男二人キャンプを1泊でしてきた。長男はキャンプデビュー。前日から楽しみで仕方なかったらしく、自分の着替えなどをリュックに詰め込みながら、何して遊ぼう、何を食べよう、焚き火やりたいなとずっとウキウキモードでいてくれた。

  • 【書評】架空の都市の架空の歴史の物語集『方形の円』

    方形の円 (偽説・都市生成論) (海外文学セレクション) 作者: ギョルゲ・ササルマン,住谷春也 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/06/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ルーマニア人作家による、架空の都市について記述した短編集。小説というよりは各都市についてのごく短い歴史解説文といった感じ。 架空のものについての解説といえば、スタニスワフ・レム『完全な真空』を思い起こす。あれは架空の書物についての書評集で、あまりにも奇抜な架空の本を論理的に評するもんだから「この原著を読みたいわ」と思わせる、類を見ない感じの興奮を得られる素晴らしいSF古典といえる。文庫…

  • 第4回 水戸黄門漫遊マラソンを無事完走した話

    先日、水戸のフルマラソンに参加してきた。今回は4回目の大会で、僕は1回目から全て出ている。会場が駅からすぐで、電車1本で気軽にいけるのがいい。 マラソンはあんまり好きではない、むしろ40キロ以上も走るのは辛すぎてやりたくないんだが、1回目から出てるから今年も出ようという義務感半分、運動は継続してナンボというまあこれも自分の健康に関する義務感半分で今年も出場を決意した。つまり義務感。

  • 【書評】最先端の無人兵器解説書『無人の兵団』

    無人の兵団――AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争 作者: ポールシャーレ,Paul Scharre,伏見威蕃 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/07/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 無人兵器の解説書として現状における決定版。何せ、技術の進歩が凄まじい。スマホやドローンの爆発的な普及により、電子機器の小型化が著しく、それは兵器においても当然そうなわけだ。

  • 【書評】中国SFってだけじゃなく、小説として最強『三体』

    三体 作者: 劉慈欣,立原透耶,大森望,光吉さくら,ワンチャイ 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/07/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 各所で話題になった本書。 やっぱり今は中国SFが熱いらしい。ケン・リュウも『紙の動物園』以降、個人的には「絶対に毎作品チェックすべき作家」になったし、ここ何年かは日本で出版される中国SFってかなり多くなっているイメージだ。

  • 【書評】素晴らしい主人公の成長物語『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 作者: ブレイディみかこ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/06/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る これは凄く面白かった。著者はイギリスのブライトン市在住。既にイギリスで20年ほど暮らし、アイルランド出身の配偶者との間には中学生になる息子さんがいる。

  • キャンプデビューをしてきた話

    先日キャンプデビューをしてきた。 以前から小学1年生になる長男にキャンプに行ってみたいとせがまれていたので、じゃあちょっとグッズでも揃えてキャンプにでも行ってみようかと思い、Amazonで『キャンプ』と名付けた欲しいものリストを作った。

  • 【書評】ストーカー被害者救済のための福音書『ストーカーとの七〇〇日戦争』

    ストーカーとの七〇〇日戦争 作者: 内澤旬子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/05/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 交際相手が別れ話からストーカー化し、嫌がらせ行為などがエスカレートして警察が介入、逮捕、示談をするもそれを反故にしてさらにストーカー行為を繰り返すようになり…という、とにかく酷いストーカー被害にあった著者の経験を綴った完全ノンフィクションルポタージュ。あまりの気迫と引き込まれるような文体で最後まで一気に読んでしまった。

  • 【書評】むしろこの著者ほど走ることにハマっている人いないと思う『走るやつなんて馬鹿だと思ってた』

    走る奴なんて馬鹿だと思ってた 作者: 松久淳 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2019/06/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 走ることを続けるのは、とても難しい。僕はもうラン歴3年以上になるけれど、どちらかというとイヤイヤ続けている。小さい子どもがいると自由時間を確保すること自体が難しいし、いざ時間ができたとしてもウエアに着替えて走り出すのが億劫だ。天候や体調に左右されることもあるので、一度モチベーションを失うとそこから回復させるのは結構大変だったりする。

  • 子どもの勉強を見ながら、どこまで蛇足を広げるか迷った話

    昨日、小学一年生の長男の宿題を見ていた。学校からのプリントで、簡単な足し算の問題だった。 「猫が3匹いました。そこへ猫が4匹やってきました。今何匹いますか?」「馬が4頭いました。そこへ2頭やってきました。今何頭いますか?」 どちらも式と答えを書くタイプの宿題で、それはすんなりと正解していた。 そこでついでに、長男に「猫は1匹、2匹で、馬は1頭、2頭って数えるよね。じゃあゾウは?」と聞いてみた。すると「うーん、1頭?」と。正解。 じゃあネズミは?と聞くと「匹?」うん、正解。

  • 2019年上半期に読んだ本のベスト

    4月から長男が小学生になった。学校からの課題で、長男は毎晩国語の教科書を音読している。つっかえつっかえだが、ひとりで本を読めるようになったというのは感慨深い。まだまだ親子間で同じ本を貸し借りして読むという僕の長年の夢を叶えるのは先になりそうだけど、そんなことを考えているとあっという間に子どもって成長しちゃうんだろうなとも思う。もっとたくさんの本を読みたいけど、時の流れはとても速い。 というわけで、今年の上半期に読んで面白かった本を5冊ほど紹介したい。 ◆数字を一つ思い浮かべろ 数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫) 作者: ジョンヴァードン,John Verdon,浜野アキオ 出版社/メーカー:…

  • 【書評】古生物、それはロマン『知識ゼロでもハマる 面白くて奇妙な古生物たち』

    知識ゼロでもハマる 面白くて奇妙な古生物たち 作者: 土屋健,加藤太一(ミュージアムパーク茨城県自然博物館) 出版社/メーカー: カンゼン 発売日: 2019/05/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 古生物にはロマンが詰まっている。 古生物研究というのは、新たな発見によってガラッと変わることがある研究分野だ。最近ではティラノサウルスにも羽毛があった、ウロコがあったという研究により、ジュラシックパークなどで見慣れた、「一般的なティラノサウルスの」復元イメージと、羽毛とウロコありの「最新のティラノサウルス」の復元イメージが全く違うというのがネットニュースなどで…

  • 【書評】教育は理想の押し付けになっていないか?『掃除で心は磨けるのか』

    掃除で心は磨けるのか (筑摩選書) 作者: 杉原里美 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/03/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 我が家の子どもたちは長男7歳・長女4歳・次男2歳の三人きょうだい。その長男が、今年小学1年生になった。長男にとって「初めての学校」僕と妻にとっては「初めての小学生保護者」わからないことばかりで長男も自分たちも毎日あたふたしている。 2018年4月から、義務教育における「道徳」の授業が「特別な教科」となり、正規の授業のコマ割りとして扱われるようになった。

  • 【書評】陸・海・空の進化の理由『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』

    脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年 作者: マットウィルキンソン,Matt Wilkinson,神奈川夏子 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2019/02/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る すんごい。知的興奮の宝庫。 タイトルのとおり、脚、ひれ、翼という「生物がその場から異動するために使う器官」がいかにして進化してきたかについての一冊。 進化は偶発的に起こるものだ。僕も大好きな『ワンダフル・ライフ』の著者である生物学者のスティーブン・ジェイ・グールドは、仮に生命の誕生から進化の過程をもう一度やり直したら今とは違う生物界となっているだ…

  • 【書評】知るとつらくなる、とても身近な問題『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたとる』

    超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる 作者: 菅野久美子 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2019/03/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 特殊清掃という仕事の現場レポートを通じて、社会問題である孤独死について焦点を当てる本書。内容はかなりヘビーで、読み進めるのがかなり苦しかった。 「特殊清掃」とは、簡単に言えば「汚染された部屋の原状回復をする」仕事だ。ゴミ屋敷などに代表される「モノで汚染された部屋」だけでなく、孤独死による「遺体で汚染された部屋」の清掃も手がけるのが特殊清掃業者である。

  • 【書評】人間が人間を食べる習慣を理解すべきか?『人喰い ロックフェラー失踪事件』

    人喰い (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズIII-8) 作者: カール・ホフマン,奥野克巳,古屋美登里 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2019/03/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本書を読んで得られるのは、知識や教養などといった安易なものではない。 むしろ、自分にはまだまだ知らないことや、理解できない世界がとんでもなく広がっているということを思い知らされた。 サブタイトルにもなっている『ロックフェラー失踪事件』の『ロックフェラー』は、あの『ロックフェラー』だ。

  • 【書評】凶悪犯も、実態は凡庸な人間だった『肉声 宮崎勤30年目の取調室』

    肉声 宮?勤 30年目の取調室 作者: 安永英樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/01/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 1988年の8月から翌年6月にかけて、4人の幼い女の子が誘拐され殺害された連続殺人事件の犯人「宮崎勤」 本書は、事件から30年たった今、犯人と捜査一課の大峰警部補との取り調べを録音した音声テープの内容をまとめて公開したものだ。

  • 時計と子どもの話

    長男が小学生になって1ヶ月が経とうとしている。 体に不相応なでかいランドセルを背負って、登校班に入りなんとか毎朝小学校まで歩いて行っている。 幸い、うちから小学校までは500メートル程度。とても近い。 それでも親としては、保育園まで毎朝送り届けていたあの息子が小学生かと思うと感慨深いものがある。 進学に不安はつきもので、入学前にも手提げや体操服を入れる袋を用意したり、算数セットに名前をシール貼りをしたりと誰しも経験する面倒な入学準備をした。

  • 【書評】結局この作家は全作品傑作です。『生まれ変わり』

    生まれ変わり (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: ケンリュウ,牧野千穂,古沢嘉通,幹遙子,大谷真弓 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/02/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 『紙の動物園』『母の記憶に』の短編集、そして様々な中国人作家の作品を自身が精選したアンソロジー『折りたたみ北京』と、関わった作品すべてが面白かったケン・リュウの短編集第3弾。 で、もちろんこれも期待通りの面白さだった。 前2作まででは、心の琴線に触れるような泣ける話こそがケン・リュウの真骨頂だと思っていたんだが、本書収録作品はかなりバラエティに富んでいて、今までのケン・リュウ作品を…

  • 【書評】まさに「秘境での生活」『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』

    ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活 作者: 國友公司 出版社/メーカー: 彩図社 発売日: 2018/09/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 「ドヤ」に泊まり、「飯場」で実際に働いた男のルポ。これが凄まじく面白かった。 そもそも、「ドヤ」とか「飯場」という言葉の意味にピンとこない人は多いんじゃないだろうか。 というか、今は「ドヤ」も「飯場」も準放送禁止用語らしい。

  • 【書評】世界は、イメージよりもかなり良くなってます『 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

    FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2019/01/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る まず、本書の冒頭で「クイズに答えてみよう」ということで以下のような3択問題が出される。 【質問1】現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を終了するでしょう? A.20% B.40% C.60% 【質問2】 世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう? A.低所得…

  • 【書評】我々の、そしてタコの心はどこから来たのか?『タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源』

    タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源 作者: ピーター・ゴドフリー=スミス,夏目大 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2018/11/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 昔、ネット情報だが「イカの目は異常に発達していて非常に高い性能を持っている。しかし、脳はそれほど発達していないので目から得た情報を処理し切れていない」というのを見たことがある。「イカは宇宙人が送り込んだ偵察用の生物兵器だ」とか、オカルトな事も書かれていて当時若かった僕は面白がって見ていたものだった。

  • 【書評】素晴らしき未知なる世界『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』

    辺境メシ ヤバそうだから食べてみた 作者: 高野秀行 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/10/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る いい。すごくいい。 エッセイ集として面白くて、未知の世界に触れられて、知見も広がる。以前読んだ『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』もそうだったんだが、こういう本をもっと読みたいんだよ。 「ゲテモノを食べる」って、テレビのバラエティでも目にするネタで、だいたいお笑い芸人とかがイヤイヤ食べてる様子を笑うってパターンだと思う。

  • 【書評】徹夜ミステリー『数字を一つ思い浮かべろ』

    数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫) 作者: ジョンヴァードン,John Verdon,浜野アキオ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/09/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ある新興宗教の代表者宛に届いた脅迫めいた手紙。そこには「1から1,000までの数字でひとつ頭に思い浮かべろ。浮かべたあとに同封の小さな封筒を開けろ」と書かれていた。 指示に従い一つの数字を思い浮かべて小さな封筒を開けると、そこには思い浮かべたのと全く同じ数字と「おまえが思い浮かべる数字はわかっていた」のメッセージが…

  • 【書評】魚にもやさしくなりたい。『魚たちの愛すべき知的生活』

    魚たちの愛すべき知的生活―何を感じ、何を考え、どう行動するか 作者: ジョナサン・バルコム,桃井緑美子 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2018/10/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「食べられる?」「おいしそう」「かわいい」「珍しい」「気持ち悪い」くらいのレベルでしか見ていなかった魚たちが、多様で色とりどりの世界を持つ愛しい生き物に見えるようになった。 漁業のことを「資源略奪型漁業」という言い方をすることがある。養殖の魚などもいるが、漁業の多くは天然の資源である魚を捕ることが多い。

  • 2018年下半期に読んだ本のベスト

    今年は、長男6歳と一緒にゲームをたくさん遊ぶようになった。 スーパーマリオオデッセイに始まり、ニンテンドーラボの段ボールを組み立て、マイクラで家を作ってくれとせがまれ、今はポケモンLet's goピカチュウを休日の度に一緒に遊んでいる。めちゃくちゃ楽しい。描いていた理想の親子関係がここにある。 遊びたいゲーム、読みたい本、見たい映画は無限にある。そんな中でも、読んだあと印象に残った本はすべてブログに書いてきた。途中で飽きたり挫折した本もたくさんあるが、読んで得たものを記録しておくのにブログという形式は最高だと思っている。 というわけで、下半期に読んで特に印象に残った本たちを紹介したい。 ◆ユー…

  • 【書評】1/2の確率で、密猟アワビを食べているかもしれない衝撃『サカナとヤクザ』

    サカナとヤクザ: 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う 作者: 鈴木智彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/10/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 暴力団の資金源といえば? と聞かれると、僕は安直に「賭博」「風俗」「薬物」みたいな、闇の深いものばかり思い浮かべてしまう。 僕みたいな平凡で想像力に乏しいインドアサラリーマンにとっては、暴力団というものは全く関わりがなく、これからも関わることのない完全な「裏の世界」のものだと思っていた。 ところが、だ。

  • 【お題】うちで作るピザ

    久々に、お題について。 我が家では、よくピザを作る。日曜日にも作ったばかり。 生地はホームベーカリーで作る。強力粉とか必要な材料を入れれば、45分くらいでモッチモチのおいしい生地を練り上げてくれる。

  • 【書評】個人的にツボすぎなので次回作以降も全部読みます『半分世界』

    半分世界 (創元日本SF叢書) 作者: 石川宗生 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/01/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る うわあああ凄い…!マジかこれ完全にツボすぎるだろもうずっと読んでたいよこの作品の感じ…もうこれ次回作以降も絶対全部読んでやるわ…!! って思うくらい個人的にツボでした。最高。 と同時に、僕は面白いんだけど、ひとにお勧めするときに紹介方法に困る小説たちだなというのも感じた。 上田岳弘さんの作品のように不可思議すぎて紹介が難しい。

  • 【書評】これは…スタンド攻撃!?『ユービック』

    ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314) 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1978/10/01 メディア: 文庫 購入: 14人 クリック: 175回 この商品を含むブログ (107件) を見る 個人的に、ミステリーには2種類のパターンがあると思っている。 ひとつは、初めに大きな謎がドーンと提示されて、それについて主人公たちが徐々に解いていくパターン。 J・P・ホーガン『星を継ぐもの』とかが好き。最初の謎のインパクトが大きいほうが引き込まれやすいし、それが解けていくカタルシスが読んでいて気持ちいい。 もう一つが、後半にどんでん返しが待って…

  • 【書評】小説よりも不気味な未解決事件に挑む『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』

    死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 作者: ドニー・アイカー,安原和見 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/08/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ちょっと前にネットを賑わせていた本書。アマゾンで在庫不足のためか定価より1,000円以上高値で売られていた時期もあったらしい。まずは本書の内容紹介を引用したい。 1959年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム九名はテントから一キロ半ほども離れた場所で、この世のものとは思えない凄惨な死に様で発見された。 氷点下の中で衣服をろくに着けておらず、全員が靴を履い…

  • 【書評】今だから読むべき一冊『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』

    サリン事件死刑囚 中川智正との対話 作者: アンソニー・トゥー 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/07/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今年の7月にオウム真理教関連事件の死刑囚13人の死刑が一斉に執行され、メディアを賑わせていた。誰かが「これで平成も終わりだ」と言っていたのが印象に残っている。 30代半ば以上の人なら、「オウム真理教って知ってる?」と聞けば、みんな口をそろえて「知ってる、サリン事件とか起こしたヤバい宗教団体でしょ」くらいの答えを返してくれるだろう。

  • 第3回水戸黄門漫遊マラソンを完走してきました

    一昨日の11月28日に、第3回水戸黄門漫遊マラソンに参加してきた。 人生において4回目のフルマラソン。1回目は水戸の第1回大会で、ボロボロになりながら完走してタイムは約5時間。2回目も水戸の第2回大会を大風接近の大雨の中走って、約4時間50分。3回目は今年の2月にいわきサンシャインマラソンを走って、約4時間40分。

  • 【書評】アメフラシに癒しを求めて…『無脊椎水族館』

    無脊椎水族館 作者: 宮田珠己 出版社/メーカー: 本の雑誌社 発売日: 2018/06/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る 個人的にツボ過ぎる一冊。僕が読書する理由は、こういう本に出合いたいからにほかならない。この面白さは『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』に近い。 本書の著者はエッセイストの宮田珠己氏。もともとエッセイストの書く文章なので面白いのは当たり前なのかもしれないが、そこに水族館での無脊椎動物めぐりというディープなシチュエーションがくっついている。

  • キンダーメモリーというゲームに子どもたち3人ともハマっている

    キンダーメモリー 神経衰弱 出版社/メーカー: ラベンスバーガー社 ドイツ メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 我が家の子どもたちが最近はまっているテーブルゲーム。 テーブルゲームと言っても、これは2枚ずつ同じ絵柄のカードが66枚入っているだけのカードセットになっている。 つまりこれで遊べるのは「神経衰弱」のみ。裏返して並べ、2枚めくって同じ絵柄が揃えば獲得できる、ただそれだけのゲーム。トランプで遊ぶよりも、絵柄が個性的で面白いので少しマシかな、ってレベル。

  • 【書評】バナナの皮は本当に危険です『とんでもない死に方の科学:もし〇〇したら、あなたはこう死ぬ』

    とんでもない死に方の科学: もし○○したら、あなたはこう死ぬ 作者: コーディー・キャシディー,ポール・ドハティー,梶山あゆみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/06/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 目次を眺めているだけでも面白い。不謹慎だけどワクワクする。 まず最初が「1.旅客機に乗っていて窓が割れたら」 思い出すのは、ジョジョ5部のノトーリアスB.I.G戦。

  • 【書評】うわっ…この人のサメ好き、ヤバすぎ…?『ほぼ命がけサメ図鑑』

    ほぼ命がけサメ図鑑 作者: 沼口麻子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/05/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 前回読んだ、【書評】ドM科学者の異常な愛情『蜂と蟻に刺されてみた』 - Under the roof に続き、また読んでしまった「生物学者の異常な愛情」シリーズ。今度はサメ。 確かにサメは魅力的で面白い生きものだ。我が茨城県にはサメの展示数日本一を誇る「アクアワールド大洗水族館」があり、巨大水槽で泳ぐサメたちを見るのは本当に素晴らしい。子どもを連れて行ったのに、大人のほうが夢中になって眺めてしまう魅力がある。

  • 【書評】ドM科学者の異常な愛情『蜂と蟻に刺されてみた』

    蜂と蟻に刺されてみた―「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ 作者: ジャスティン・O・シュミット,今西康子 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2018/06/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 個人的に、『生物学者の異常な愛情シリーズ』と呼んでる本たちがある。 『バッタを倒しにアフリカへ』や『動物になって生きてみた』がその代表。 研究対象に対する驚異的な執念や、溢れすぎてしまった愛情により生まれる「大群で飛んでくるサバクトビバッタに身をさらして食べられたい」や「アナグマになって森の中で穴を掘ってミミズを食べて生活してみた」といった、ぶっ飛んだ性癖じみた行動や妄…

  • ドライブキットと長男と私

    Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ) Toy-Con 03: Drive Kit - Switch 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2018/09/14 メディア: Video Game この商品を含むブログを見る コレ、買おうかどうしようか迷っている。 面白そうではある。 ただ、ソフトは子ども向け感がありありと見て取れるので、大人がプレイする分には正直すぐ飽きるんじゃないかなという懸念もある。

  • Salt and Sanctuaryのニンテンドースイッチ版にハマっていたら水を差されたりした

    ニンテンドースイッチで『Salt and Sanctuary』というダウンロード専用ゲームを買った。 ec.nintendo.com 「2D版ダークソウル」といわれているゲーム…というか、プレイしている限り完全に2D版ダークソウル以外に言いようがない。 まあ、実は僕はダークソウル未プレイでデモンズソウルしかプレイ経験がないんだが、「死んで覚える高難易度のゲーム」というスタイルのほかに、 ・死んだところorプレイヤーを殺した敵に「ソルト」という経験値が残る。 ・死亡地点まで戻って、そこにいる敵を倒せばソルトは回収できる。 ・ただし、回収前に再度死ぬとそのソルトは永遠に失われる。 いやもうまるっき…

  • 【書評】絵よりもCGよりも想像力を掻き立ててくれる『世界を変えた100の化石』

    世界を変えた100の化石 (大英自然史博物館シリーズ 1) 作者: ポール・D・テイラー,アーロン・オデア,真鍋真,的場知之 出版社/メーカー: エクスナレッジ 発売日: 2018/07/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る いい。凄くいい。 本書は大英自然史博物館で人気を博した展覧会を書籍で再現したものだ。

  • 【書評】わたしの考えは、わたしのコミュニティにあります『知ってるつもり――無知の科学』

    知ってるつもり――無知の科学 作者: スティーブンスローマン,フィリップファーンバック,橘玲,土方奈美 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/04/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 何でも知ってると勘違いして思い上がるな、という「戒めのための本」かなと思ったら、全然違った。 むしろ、なぜ人は良く分かっていないことについてそんなに気にせずに生活できるのか、ということを詳しく掘り下げた本だ。

  • 2018年上半期に読んだ本のベスト

    もう2018年半分終わるのか… ついこの間息子にクリスマスプレゼント渡したばかりの気がするし、4月に子どもたち3人とも保育園で進級したから既に新しいクラスになって3か月たつのに、いまだに前のクラスに連れて行きそうになるしで、いまだに体が2018年に慣れてない。 ただ、個人的に半年に一度のルーティーンとして上半期下半期それぞれで読んだ本のおススメをまとめることにしているので、今回も少ないながらフィクション、ノンフィクションそれぞれを3冊ずつ、印象に残った本たちを紹介したい。 まずはフィクション

  • 【書評】渇きさえ感じるミステリー『サハラの薔薇』

    サハラの薔薇 作者: 下村敦史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/12/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 主人公である日本人考古学者の峰が、エジプトで発掘調査をしているところから物語は始まる。 今まで大した発掘の成果を発見できていなかった峰が、王家の墓から石棺を発掘する。そこに入っていたのは、なぜか死後数か月のミイラ化した死体だった。

  • 【書評】中国のSF作家はどれだけ未来を見ているんだよ…『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』

    折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036) 作者: 郝景芳,ケンリュウ,牧野千穂,中原尚哉,大谷真弓,鳴庭真人,古沢嘉通 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/02/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 『紙の動物園』『母の記憶に』の両方がとんでもなく面白かったケン・リュウが選出したSF短編集。で、これもまた全作品ハズレなしの最高の短編集だった。

  • 【書評】人類が見てきた宇宙の歴史『天空の地図』

    天空の地図 人類は頭上の世界をどう描いてきたのか 作者: アン・ルーニー,ナショナルジオグラフィック,鈴木和博 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社 発売日: 2018/03/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 自宅から綺麗な星を見ることができるだろうか? 今住んでいる家でも、茨城の片田舎なのでたくさんの星が輝く夜空を眺めることができる。 ここよりも田舎にある実家に住んでいた頃は、もっとよく星を観察することができた。 そして、大気が汚染された現代よりも、先人たちは遥かに多くの星が輝く夜空を観察できたはずだ。 太陽、月、星の動きをも…

  • 【書評】読めばきっと土星観光に行きたくなる『太陽系観光旅行読本:おすすめスポット&知っておきたいサイエンス』

    太陽系観光旅行読本:おすすめスポット&知っておきたいサイエンス 作者: オリヴィア・コスキー,ジェイナ・グルセヴィッチ,露久保由美子 出版社/メーカー: 原書房 発売日: 2018/02/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る いい。めちゃくちゃいい。 今のところ今年読んだ本の中で、ベストオブ「本棚に置いておきたい一冊」 水金火木土天海(冥)の太陽系の惑星それぞれに「旅行するとしたらどんな方法で、そしてその惑星はどんな環境で、どんな観光名所がありますよ」という、とてもとても前衛的な本。

  • 【書評】我々は「ありえない」存在だ!『ありえない138億年史』

    ありえない138億年史 作者: ウォルター・アルバレス,山田美明 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/02/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 地球の歴史をよく「46億年」と表現しているのを目にする。現在、人類が繁栄しているのは様々な条件が整うことによって(偶然に)地球上に生まれた生命が、少しずつ進化を繰り返してきたことにより人類が誕生したからであり、その土台となる地球、ひいては太陽系の誕生が今から約46億年前(50億年前という言い方もよくする)だということに深い関わりがある。

  • 【書評】「面白さ」が濃縮された小説『ゲームの王国』

    ゲームの王国 上作者: 小川哲出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/08/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るゲームの王国 下作者: 小川哲,mieze出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/08/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 凄い。こういう本があるから読書はやめられない。 ベストセラーでも、メディア絶賛にもなっていなかったと思う本書。だが、様々な有名レビューサイトで大絶賛されていたので、まあこれは間違いないんだろうなと思って期待に胸を膨らませて読んでみたらそりゃもう凄いのなんの。

  • 僕をSF沼に落とした5作

    srdk.rakuten.jp 面白かった。 『古典は除く』『手に取りやすいように文庫化されているもの』この2つの縛りだけでとてもありがたい。 『戦闘妖精・雪風』と『火星の人』は既読で、当たり前だがどちらもめちゃくちゃ面白かった。雪風のほうは続編の『グッドラック』と『アンブロークンアロー』も当然面白い。続編になるほどSF色も増していくので、雪風を入門として続編へと読み進めていくといつの間にかSF沼にどっぷり浸かることができる。

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