「だってオヤジが、クッションカバーを開けるなんてこと、あり得る?」 それはそうなのだが、可能性がゼロではないだろう。「それがいいんじゃん。 スリルってやつだよ」 ほんとに、どうしてこんな子に育ってしまったのか。 悪魔の落とし子だったのかも知れない
長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,000回超。
赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。
「おれが介助してやるよ」 生徒の手の平が、侑人の手の甲をタップした。 してもらえるのなら、それに越したことはない。 気持ちよさがぜんぜん違うからだ。 絵里子たちと知り合う前は、自分で処理するだけの毎日だった。 それでも十分、気持ちいいと思っていた。
「がっ」 侑人の口から、陰茎がすっぽ抜けた。 膝立ちだった生徒が、尻を落としたのだ。 生徒は目を見開いていたが、その眼球に瞳は無かった。 真っ白い、ゆで卵の目で侑人を睨みながら……。 背中をキャタピラーにして、ゆっくりと後ろに伸べられていった。「
ノースリーブのインナーが、捲りあげられた。 侑人は両腕を掲げて、布地を通した。 全裸だ。 全裸になっている。 学校で。 しかも、3人の上級生の目の前で。 激しい昂奮が突きあがる。 侑人は、目の前に突き出された陰茎に、自ら手を伸ばした。 触れる。
「でもさ、こいつ見ながらシコる気? 完全に道、踏みはずしてんぞ。 変態道まっしぐらじゃねえの」「こいつ、咥えてくんねえかな」「男にフェラさせる気かよ」「女にだってされたことねえくせに」「口の中は、男も女も一緒だろ」 片脚を持っていた生徒が、脚を手
「しかしさ。 毛のないつるんつるんのお股って、なんかエロいよな」「しかも、そっからおっ勃ってんだからな」「触ってやれよ」 脇の生徒の手が伸びた。 陰茎に触れる。「熱持ってんぜ。 ぎんぎん。 擦ったら、即イキなんじゃねえの?」「このまま出したら、
み「でたー、厠だ。 わたしの大好物」ハ「食うんか?」み「食った後、使うんだから、似たようなもんだろ」ハ「大違いやわ」み「説明書き、読んで」ハ「『厠(外部)』。 『御成の間専用の厠。 床下には砂を敷した箱車が、木製のレールの上に置かれている。
「広いとこに出そうぜ。 そっちの腕、持って」 両脇の下を掬われた。 そのまま引きずられる。 陽太が仰向いている隣に投げ出された。 侑人は横向きのまま膝を抱え、股間を隠した。 陽太と同じ無毛の性器を見られたくなかった。「はは。 そんなに隠したいく
侑人は身を固めた。 持ち手の隙間から、床の上のブリーフが見えていた。 それに生徒の手が伸びた。 が……。 拾う直前で止まった。 思わず、視線をあげた。 持ち手の隙間から、生徒の顔が見えた。 真っ直ぐにこっちを見ている。 完全に視線が合っていた。
由美と美弥子 3851★Mikiko07/05/2023 05:52:51 AM今日は何の日 7月5日、6日は、『セコムの日』。 日本に、「安全産業」を創出した『セコム㈱/東京都渋谷区神宮前』が……。 創立50周年の記念の年、2012(平成24)年に制定。 日付は、社名の「セコム」にちなみ…
「おい。 勃ってきたぜ。 こいつ、初めてじゃねえな」「毛も生えてねえのに?」「ほら、見てみ」「うわ。 ビンビンじゃん。 剥けてねえけど」「こんなちんぽから、ほんとに精液が出んの?」「出んだろ。 こうすれば」 生徒の手が、上下に振れ始めた。「
「おい。 脚、伸ばさせろ」 前に回った生徒が、陽太の足首を掴んだ。 そのまま引っ張ったが、陽太の抵抗で脚は伸びなかった。 生徒は一旦足首を離し、陽太に尻を向けた。 上体を前に倒すと、股の間から手を伸ばして、再び足首を掴んだ。 足首を引っ張りあげなが
両腕を抱えていないひとりが、陽太の前に回った。 陽太は、近づけまいと両脚をあげて蹴りを繰り出した。 しかし脚先は、虚しく宙を掻くばかりだった。 しかも脚を上げたことで、自ら体勢を悪くした。 そのまま床に、引き摺り下ろされたのだ。 前に回っていたひと
み「『槍の間』?」ハ「『玄関番が常時二~三名詰めており、緊急事態に備えていた部屋』とあるな」み「鎧、着てか?」ハ「あれは、飾ったあるだけやろ。 あんなん着とったら、敵が来る前にへたばってまうがな」み「『通り畳』って何?」ハ「書いたあるやないか。
跳び箱の持ち手の隙間から入る光が、怒張した陰茎を縞模様に浮かびあがらせていた。 脈打っている。 すぐに触るのは危険だ。 あっという間に射精してしまうだろう。 昂奮に慣れるまでは、過度の刺激をしないこと。 これが、オナニーを時間を掛けて楽しむコツだ。
侑人が向かったのは、体育館脇にある用具室だった。 バスケットボールの入った籠や、跳び箱などが所狭しと置かれている。 もちろん昼休みの今は、ボールを持ち出す生徒などの出入りもあるだろう。 しかし、完全な死角があるのだ。 跳び箱だ。 間の隙間ではない。
■ 昼休み。 侑人はひとり、教室を出た。 廊下に出ても、教室の喧噪が追ってきた。 名門と呼ばれる男子中学だったが……。 中に入ってみれば、ただの子供の集まりだった。 しかし、ほんの少し前までは……。 侑人もその中のひとりとして、何の疑問も持たずに
「ほんとはお尻に入れて、三連になりたいところだけど……。 お尻の穴はトレーニングが必要だから、まだ止めときましょう」 万里亜のディルドゥは、美咲の尻の狭間に差し入れられていた。 万里亜の腰が、薫の尻の後退と同時に突きあがる。 サンドイッチされた美咲の
目次・ⅩⅩⅩⅩⅠ(3756~)第384章:アンドロギュノス【美咲】現在/万里亜のマンション3857 3856 3855 3854 38533852 3851 3850 3849 38483847 3846 3845 3844 38433842 3841 3840 3839 3838第383章:二人乗り
「万里亜さん……。 このままイッチャっていいですか?」「いいわよ。 でも、手を使っちゃダメだからね」「大丈夫です。 アナルの感覚だけでイケます。 こんな絵、見ながらですから」 鏡に映る薫の顔は、半分溶け崩れていた。 その背後には美咲、さらにその後
み「げ。 また柔道が来た。ハ「西郷四郎やな」み「西郷頼母の養子になったのは……。 維新後だよね」ハ「Wikiによると……。 明治12(1879)年やな」み「もともと、どういう繋がりだったの?」ハ「甥っ子みたいやで。 頼母の長男が、病気で夭折したようや」み
「ふぅ」「入った?」 薫がボブの髪を揺らし、カクカクと頷いた。「動ける?」「ゆっくりなら」「それ、取れる?」「え?」 万里亜が、腕を前方に伸ばした。 指先は、姿見の下部を指し示していた。 キャスター部分が、スケルトンの棚になっていた。 ウェッ
「ぎぃぃ」 天井が見えた。 瞳が裏返りかけていた。「こら、薫。 自分で弄っちゃダメって言ったでしょ」「だってぇ。 美咲さんがエロすぎて」「ふふ。 確かに、この画はちょっと酷かもね。 いいわ。 美咲さんのディルドゥ、入れていいわよ。 お尻に。
由美と美弥子 3841★Mikiko06/21/2023 06:01:18 AM今日は何の日 6月21日は、『AGEについて考える日』。 AGEを、広く一般に啓発することを目的に設立され、医師やエイジングケアに関連する取り組みを展開してる……。 企業や団体などで構成される『AGE測定推進協会』
「薫くん。 鏡、持ってきて」 万里亜が、部屋隅を指差した。 薫は猫族のような身のこなしで、部屋隅の暗がりに走った。 再び、明かりの下に戻った薫は、大きな姿見を押して来ていた。 キャスターの付いた、縦型のスタンドミラーだった。「ここ」 万里亜が指
「ほうら、ぜんぶ入った。 どう?」「どうって言われても……」「痛くないわよね」「それは……。 大丈夫」「密着感があるでしょ。 体内に装着する方は、動かす必要がないっていうか……。 むしろ、動かないようにしたいわけ。 だから、ああいう屈曲したフォル
「動かないでね」 万里亜は、ディルドゥを直線近くまで伸ばした。 そのまま、短部を美咲の性器に向けた。「薫くん、お尻押さえて」 尻たぶに、薫の手の平が埋もれた。 夫以外の男に、裸の尻を掴まれているのだ。 美咲の花芯は、さらに泥濘を溢れ零した。「う
み「この三畳間は、いわゆる『取次の間』ってやつかな? 書生なんかが常駐して、客の応対をする間」ハ「家老屋敷に、書生なんかいたんか?」み「知らんけど」み「奥にあるのは、一人用のコタツっぽいな。 会津の冬は寒いからね。 コタツにあたりながら、ここに詰
「あげてください」 美咲の脚は、脹ら脛にかかる上方のベクトルに従った。 脚はどんどんと上がり、股間が開いていく。 薫の目の前で。 薫は、脹ら脛を頭上まで差しあげ、美咲の足裏を肩に下ろした。 股間は、薫に向いて開いていた。 性器が、隠すものなく晒され
「そっちの脚、ここに載せて」 万里亜が指し示したのは、美咲の左脚と薫の右肩だった。「そんな、できないわ」 そんなことをしたら、薫の眼前で股間を開くことになる。「いいこと。 この子を、男と考えちゃダメよ。 サーバントだから。 下男ね。 昔のヨー
万里亜の股間でも、生き物が口を開いていた。 しかも、涎まで流している。 まさに口だ。 その口に、獲物が迎えられる。 パープルのディルドゥの短部が、陰唇に触れた。 ゼリーのごとく揺れた陰唇が、シリコンに吸いついた。 そして……。 咀嚼するように呑み
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「だってオヤジが、クッションカバーを開けるなんてこと、あり得る?」 それはそうなのだが、可能性がゼロではないだろう。「それがいいんじゃん。 スリルってやつだよ」 ほんとに、どうしてこんな子に育ってしまったのか。 悪魔の落とし子だったのかも知れない
目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~)第421章:隣の芝生【奈美】現在/奈美のマンション4062 4061 4060第420章:傾斜する日常【奈美】現在/奈美のマンション4059 4058 4057 4056 4055目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~4054) <TOP> 目次・Ⅰ(0001~0096)
み「おー、かっちょえー。 日本のお城って、やっぱりいいよね。 青空によく映えるわ。 逆に外国の城って……。 嵐の中に建ってるイメージだよね」ハ「思い切り偏見やがな」み「市(いち)の再現か? でも、ほんとにこんなのが建ってたわけ? 普通、露天でし
「奈美も出てみる?」「まさか! こんな太ったおばちゃんが、人前になんか出れるわけないでしょ」「店に出てる2人って、奈美とおんなじ専業主婦だよ。 そのうちのひとりは、奈美よりも年上。 しかも、奈美より2回りくらい太ってる」「とても信じられない」「そうだ
■「侑人」「ん?」 侑人はソファーにうつ伏せて、スマホのゲームをしていた。 全裸で。 リビングだった。 土曜日の昼前。 この日、夫は接待ゴルフで、朝早くから出かけて行った。 プレー後は、ゴルフ場近くの温泉旅館で宴会。 そのまま泊まるそうだ。
「あぁ」 地声が漏れてしまった。 まさか、夫には聞こえないだろうが。「侑人……。 もう助けて。 声が出ちゃうから」 乳首から悦楽が逃げた。 侑人が乳首を吐き出し、顔をあげたのだ。「奈美。 中に出していい?」「ダメよ。 今日はダメな日。 弟
「ストップ」 侑人が奈美の肩をタップした。「寒くなってきたから……。 お湯に浸かる」 奈美が陰茎を吐き出すと、侑人は湯に沈んだ。 華奢な身体は、お湯を溢れさせることもなかった。「このまんま入れたい。 足開いて。 縁まで」 今さら拒絶しても仕
由美と美弥子 4051★Mikiko04/22/2024 05:38:43 AM今日は何の日 4月22日は、『肩コリを労わる日』。 医療衛生用品、健康食品、ヘルスケア用品などの卸販売、自社開発商品の製造販売を行う……。 『ピップ㈱/大阪府大阪市中央区』が制定。 夏目漱石が執筆した朝日
コメントだけを抜き出したログファイルです。※ファイルサイズが大きいので、携帯からは表示できない可能性があります。289(4051~4055) 288(4041~4050) 287(4031~4040) 286(4021~4030) 285(4011~4020) 284(4001~4010) 283(3991~40
「咥えて」 侑人がお湯に入ってきた。 侑人と風呂に入ったのは、何年ぶりだろう。 もちろん、侑人がまだ幼児のころだ。 小学校に入ってからはないはずだ。 そのころはまだ、青唐辛子のような陰茎だった。 むろん、勃起などさせていなかった。 それがどうだ。
み「木漏れ日じゃ。 まさしく、今が一番の季節よのぅ」ハ「下、見とらんかったら、転げ落ちるで」み「ひょえー。 水はダメじゃ」ハ「やっぱ、狂犬病や」み「ばぅっ!」み「この木、樹形からして、ソメイヨシノだろ。 コンクリートの天守が復元されたのって、
浴槽には、湯が張られたままだった。 3人が入浴した後の湯だったが、落とさずにそのままにしてある。 災害対策だった。 断水になったとき、トイレの水洗に使うためだ。 といっても、翌朝、掃除のときには落としてしまうのだが。 シャワーで済ませるつもりだった
■ 景色が傾いでいるような日々だった。 現実感がなかった。 掃除、洗濯、食事の用意。 これまでと、やることは変わっていない。 しかし、それをやっているのが自分だという実感がないのだ。 まるで離脱した魂が、家事をする自分を天井から見下ろしてるみたいだ
携帯端末用目次目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~)目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~4054)目次・ⅩⅩⅩⅩⅡ(3858~3955)目次・ⅩⅩⅩⅩⅠ(3756~3857)目次・ⅩⅩⅩⅩ(3659~3755)目次・ⅩⅩⅩⅨ(3559~3658)目次・ⅩⅩⅩⅧ(3461~3558)目次・ⅩⅩⅩⅦ(3367~3
「ごっ」 第2弾が口中を襲った。 鼻から垂れた精液も、唇を越えて流れこんだ。「かっ」 第3弾は乳房に落ちた。 同時に、見開いた薫の両目から瞳が消えた。 真っ白い両眼が、奈美を睨んでいた。「かはぁ」 ビニール人形から空気が抜けるように、薫の全身が
目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~)第419章:虜囚の宿【奈美】現在/奈美のマンション4054 4053 4052 4051 40504049 4048 4047 4046 4045第418章:魔物の係累【奈美】現在/奈美のマンション4044 4043第417章:暴虐な水仙たち【奈美】現在/奈
これは、『単独旅行記』の72回から91回までのコメント欄で連載した『街路樹Ⅰ~ⅩⅩ』を、『Mikiko's Garden』の1本としてまとめたものです。●街路樹考/第1回 管理のことを考えずに樹木を選ぶと……。 後々、大変なことになります。 まず、その最たるものは、サ
ガーデニング関連のコメントを抜粋しました。街路樹考 ムスカリを植えました 染井村の話 ガジュマルの話 冬の新潟から ~ガーデニング雑感~ アリウムを植えました アメシロ大発生 お漬け物と浸透圧 真夏の花 コブシの話 モクレンの話 も
薫は、ゆっくりと腰を引いた。 奈美の陰毛の向こうに、白い陰茎が生まれた。 湯気をあげていた。 薫が再び腰を送った。 陰茎が根元まで埋もれる。「あー、いい」 前後動が、次第に律動を得始めた。 リズミカルに腰が煽られる。 膣襞を陰茎が擦過する。
由美と美弥子 4041★Mikiko04/08/2024 05:52:34 AM今日は何の日 4月8日は、『虚子忌』。 明治、大正、昭和の3代にわたり、俳人で小説家だった……。 高浜虚子(たかはま きょし)の、1959(昭和34)年の忌日。↑クリックすると、大きい画像が見られます。 椿を
しかし最近、その記憶の芯がかきたてられた。 もちろん、絵里子と香織の仲間に引きこまれてからだ。 あの2人から性器を舐められるのは、心底イヤだった。 しかし唇と舌により、性器が蹂躙されると……。 拒めなくなるのだ。 自分はやはり淫乱な女なのだと、悲哀
ハ「そんな木、何で植えたんや?」み「今、これを街路樹に採用する自治体は、まずないだろうね。 管理が大変すぎるのが分かったから。 昔は、この樹名に惹かれた住民とかから、要望があったんじゃないの?」ハ「どこに惹かれるんや?」み「歌にあるでしょ。 『鈴懸
「あひぃ」 美咲は思わず上体を折った。 クリトリスを吸われたのだ。「ダメ! ダメだって」 美咲は万里亜の頭を懸命に押し離した。「どうしてよ?」「お風呂入ってないから」 万里亜からの電話で、慌てて飛び出して来たのだ。 シャワーを浴びる間もなか
「見ないで……」「どうして?」「恥ずかしいから」「そうよね。 こんなに濡らしちゃって」「……。 意地悪」「そうよ。 わたしは意地悪なの。 こんなに濡れてるってことは……。 玄関入る前からよね。 ううん。 そんなもんじゃないわ。 家を出るときか
「見せて」「は、恥ずかしい……」「どうして?」「……。 濡れてるから」「それはもう、ショーツの上からバレバレよ」「いや」「ほんとは嫌じゃないくせに。 見せたいんでしょ? 濡れたおまんこを。 どう?」「……」「ほんとに見せたくないの?」 万里
「うぐ」 塞がれた口で呻いた。 めくるめく口づけだけで、すでに美咲の性器は泥沼と化していた。 泥濘からは、熱い泡が噴きこぼれているだろう。 尻たぶから、万里亜の片手の感触が消えた。 美咲の片腕が掴まれる。 背中から引き剥がされた手の平は、万里亜の腕
■ バスを降りてからは、ほとんど小走りになった。 きのう初めて訪ねた街なのに、抱きしめたいほどの懐かしさを覚えた。 エントランスのインターホンの呼び出しで、再び万里亜の声を聞いた。 上階に止まっていたエレベーターが降りるのを、足踏みする気持ちで待っ
み「おー、けっこう今風なバスが来た」ハ「どんなんが来ると思っとったんや?」み「ボンネットバスとか」ハ「バカにしとるんやないか? それはさっきの周遊バスやろ」ハ「あんなんで高速走ったら、分解してまうがな」み「どっちがバカにしとんねん!」み「さて
しかし、自分から電話できないのは……。 やはり、負い目があるからだ。 彼女は、21歳だと云う。 もう少し年嵩に思えたのは、もちろん彼女が老けて見えたからではない。 肉体だけではなく、精神も成熟しきった女性に感じたからだろう。 精神年齢は、美咲より上に
■ 何も手に付かなかった。 家事だけはこなしていたが……。 子供のいない家庭では、家事だけをして1日が終わるわけではない。 かといって、本も読む気になれなかった。 テレビを点ける気にもなれない。 ダイニングチェアに座り、窓の外に漂う雲を眺めては、テ
由美と美弥子 3791★Mikiko04/12/2023 05:44:42 AM今日は何の日 4月12日は、『国分寺ペンシルロケット記念日』。 東京都国分寺市が制定。 1955(昭和30)年4月12日(今から68年前)。 東京大学生産技術研究所の糸川英夫博士が率いる研究チームが……。 国分寺町
「う」 薫の髪が跳ねた。 薫は、天井を見ていた。 三白眼が揺れている。「ふふ。 まるで二人羽織ね」 万里亜の両手が、椅子の肘掛けを掴んだ。 万里亜が尻を煽ると、薫の尻も扇がれた。 どうやら万里亜のディルドゥは、薫のアナルに挿入されているらしい。
薫が、絵里子の肩に片手を置いた。 もう一方の手で陰茎を摘まむ。 中腰でかなり苦しい姿勢らしく、肩に置かれた手がぷるぷると震えた。「両手を肩に載せて。 ペニスは、わたしがガイドしてあげるから」 薫は、絵里子の両肩を手の平で掴んだ。 万里亜が、その
蛙が潰されたような声をあげた薫は、全身を丸めて床を転げ回った。「この痛みだけは……。 女性にとっては、永遠の謎ね。 薫くん。 勝手にイッて、床に寝てていいと思ってるの?」 薫は身体を丸めたまま、万里亜の前で身を起こした。 土下座の姿勢だった。
み「ピカーン。 5時43分、今日も快晴じゃ」ハ「二日酔いはないんか?」み「ぜんぜん大丈夫。 車の運転はできんがな」ハ「あるんやないか」み「向かいのマンションの住人は、寝不足かも知れんね」ハ「なんでや?」み「覗きで」ハ「やっとらんっちゅうに」み
「まだ湯気が立ってるわ。 これ、咥えてみる? ばっちいけど。 それとも、下のお口に入れてあげましょうか。 膣炎になっちゃうかもだけど。 どっちがいいかしら?」 絵里子はかぶりを振った。「どっちも嫌? ま、そうでしょうね。 それじゃ、残る穴はひと
「あがっ」 鼻濁音と共に、鈴穴から白い塊が発射された。 スライムのように形を変えながら、絵里子に向かってくる。 スローモーションフィルムを見るようだった。 しかし眼前で、触肢のような飛沫を伸ばした瞬間……。 一気に等倍速に加速し、絵里子の顔面を襲っ
侑人は、上目で天井を睨んでいた。 万里亜の腰が、大きく煽られた。 侑人の両目が、裂けんばかりに見開かれた。「ひぎぃ」 食いしばった侑人の口端から、泡が噴きこぼれた。 ディルドゥが、侑人の肛門を貫いたのだろう。 万里亜の両手が、侑人の華奢な体幹を
「ようく濡らすのよ。 入れてあげるから」 侑人は、大きく頷いた。 繰り返し。 いや、頷いているわけではない。 陰茎を挿出しているのだ。 激しいフェラだった。「ほんと、一瞬で上達したわ。 素質が花開いたって感じね。 この技術と情熱があったら、どん
男根がスライドする。 ランチャーとなった絵里子の膣壁を、無骨なミサイルが滑っていく。「どう? 引っかからないで動く? そしたら、徐々にスピードをあげてみて。 アッパーカットの連打。 上手い上手い。 ほらもっと。 打つべし! 打つべし!」「あん