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  • 2022年も終わり

    ◇年の暮れに当たって馬齢を重ねること80年を超えまぎれもない高齢者になって、20年も前に始めたブログも些か重荷になってきたのか更新頻度が落ちています。読書感想、描き貯めた水彩画の披露目、小ぢんまりした家庭菜園の様子など内容は限られているのになかなか手が付かないのはものぐさになってきたせいか。記事更新に努めてはいますが、お付き合いいただいている皆様にはご寛恕賜りたくお願い申し上げます。3年前の冬には甘く見ていたコロナウィルスが、結局パンデミックとなり、世界中の人達の生活を大きく変えてしまいました。5回もワクチンを射って、何とか普通の日常生活を維持しているのが少数派なのかと思ってしまう程コロナ禍に席捲されまくっています。早くこの窮屈から脱却したいものです。ハイパープレデター(捕食者)として生物の頂点に立つ人類...2022年も終わり

  • ミリヤム・プレスラーの『マルカの長い旅』

    ◇『マルカの長い旅』(原題:MALKAMAI)著者:ミリヤム・プレスラー(MirjamPressler)訳者:松永美穂2010.6徳間書店刊もう40年ほど前に「母を訪ねて三千里」というTV番組があったような記憶がある。この本もそうした系統の児童書かと思ったが、読んでみれば背景が全く違うし大人が読んでも感動的な読み応えのある本である。作者は本書はマルカ本人から断片的な記憶をもとにしながらも大部分が創作であると言っているので単なるドキュメントではない。しかし人物造形も情景描写もかなり緻密であり、迫真的である。第二次大戦初期、ナチスの迫害を免れポーランドからカルパチア山脈を越えて隣国ハンガリーに逃れるという時代背景があって、単純な逃避行の物語ではないところが感動的である。マルカは7歳になったばかり、まだ幼児であ...ミリヤム・プレスラーの『マルカの長い旅』

  • 橘玲の『もっと言ってはいけない』

    ◇『もっと言ってはいけない』著者:橘玲新潮社刊(新著新書)前回『言ってはいけない』をご紹介したが、その続編である本書は「もっと不愉快な本に違いない」と思ってはいけない。それは誤解で、「言ってはいけない」ことをもっとちゃんと考えてみようという意味で、本書では「私たち日本人は何者で、どのような世界に生きているのか」について書いている(と筆者はまえがきで書いている)。「遺伝決定論」を批判する人たちは、どのような困難も本人の努力や親の子育て、あるいは周囲の大人たちの善意で乗り越えていけるはずだと頑強な信念を持っている。だが本人がどれほど努力しても改善しない場合はその結論は決まっている。努力しているつもりになっているだけで、努力が足りないのだ。なぜなら困難は意志の力で乗り越えられるはずなのだから。なるほどごもっとも...橘玲の『もっと言ってはいけない』

  • 21世紀の森公園の小川を描く

    ◇千駄堀池に注ぐ小川ARSHESF6(荒目)21世紀の森と広場公園の中央部に千駄堀池という大きな池があります。公園の八原台という小山から流れ出す湧水を集めた小川があり、静かなたたずまいに誘われて絵にしました。(以上この項終わり)21世紀の森公園の小川を描く

  • 橘玲の『言ってはいけない 残酷すぎる真実』

    ◇『言ってはいけない残酷すぎる真実』著者:橘玲新潮社刊(新潮新書)作者は「まえがき」でいっている。テレビや新聞、雑誌には耳障りのいい言葉が満ち溢れている。メディアする生j化や学者、評論家は「いい話」と「わかやすい話」しかしない。ダーウィン、メンデルが唱えた旧時代の進化論は現代のテクノロジーの急速な発達に支えられた分子遺伝学、脳科学、ゲーム理論、複雑系など「新しい知」と融合し、人文科学・社会科学bを根底から書き換えようとしている。専門家であれば常識の話を誰もしようとしない。黙殺されるか排斥されていく。みんな見たいものだけ見て、気分のいいことだけを聞きたいのだから。だから「言ってはいけない」とされてる残酷すぎる真実こそが、世の中をよくするために必要なのだ。これが執筆の動機である。というわけで真実であるがゆえに...橘玲の『言ってはいけない残酷すぎる真実』

  • 秋色の21世紀の森と広場公園を描く

    ◇21世紀の森と広場公園の紅葉clesterF8(中目)先月の終わり、久しぶりに松戸市にある千葉県営「21世紀の森と広場公園」を散歩しました。広大な敷地で全周6.2キロ、ゆっくり歩いて2時間はかかります。ちょうど紅葉の時期で、公園外に長屋門がある旧家があり、色面構成上打って付けのいい場所があったので描いて見ました。(以上この項終わり)秋色の21世紀の森と広場公園を描く

  • アンドリュー・バックスの『嘘の裏側』

    ◇『嘘の裏側』(原題:FALSEALLEGATIONS)著者:アンドリュー・バックス(ANDREWVACHS)アウトロー探偵バークシリーズの第九弾。本作でバークシリーズは生まれ変わった。本作では具体的な敵役はいない。一貫して幼児虐待問題を告発している作者の創作姿勢の一環であり、今回も後記として巻末にベイラー医科大学のIVITAS(チャイルド・トラウマ・プログラムズ)への支援を訴えていることからも強烈な問題意識がうかがえるのである。そんなバークにグループの伝言中継点のママから弁護士のカイトという男から仕事の話が入った。今は探偵仕事はやっていないと断ったが、バークの腕前を見込んでのたっての頼みということで話を聞いた。カイトは自分が真剣な仕事をしている真剣な人間であることを証明して欲しいというのだ。今手掛けてい...アンドリュー・バックスの『嘘の裏側』

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