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  • 薄ら鉄ちゃんとベルリン駅など 八五歳ヨーロッパ一人旅

    ベルリン最終日を迎える前に、ちょっと寄り道をしてみたい。といいうのは、私はとても中途半端ながらいわゆる鉄ちゃんの端くれであることを自認しているからだ。鉄ちゃんにも、乗り鉄、撮り鉄などいろいろあるが、私はどの面でも中途半端で人に披露できるようなうんちくもない。だからただ出会った鉄道関連についてこれはと思うことを話すこと、あるいはめたらやったら撮った写真を披露すること、そんな芸しかない。今回のそれは、ベルリン中央駅をめぐる話とそこへと出入りする列車の写真だ。ただし、ベルリン中央駅は、ある種の特殊性を持っている。ヨーロッパの大都市の駅と言えば、地図上で見るとまるでほうきや熊手のように各地から集中する路線が広がっているものが多い。日本ではあまりない駅の形状であるが、強いて日本で似た形状の駅を探すなら東京の上野駅が...薄ら鉄ちゃんとベルリン駅など八五歳ヨーロッパ一人旅

  • 大聖堂と美術・博物館地域の散策 八五歳ヨーロッパ一人旅

    登るまでにどれくらい待つかわからないTV塔でグズグズしている余裕はない。朝方歩いた方面へ少し戻るようにベルリン大聖堂最寄りの地下鉄駅で降りる。地上にに出るとそこは広場で、左手には目的の大聖堂、そして右手には15世紀に建造された王宮で現在は博物館・美術館として運用しているフンボルトフォーラムのどんとした威容、そしてその間には、先程、登るのを諦めたTV塔がすっくと立っている。あの麓で、先程あった大嵐もどきは一体何だったかの風情だ。大聖堂に向かう。ここは比較的近年建て替えられた(といっても100年以上前だが)とはいえ、緑青の3つのドームを備えた貫禄ある教会である。中へ入る。教会特有の荘厳な雰囲気は、私のような無信仰の観光客が多いにもかかわらず、さして失われることはない。それだけ壮大な規模を誇るのだ。私は此の旅で...大聖堂と美術・博物館地域の散策八五歳ヨーロッパ一人旅

  • 方向違いへ歩いてしまったが・・・・八五歳ヨーロッパ一人旅

    さて、ベルリン2日目、ここからはほんとうの単独行動。まずはベルリンのランドマークともいうべきブランデンブルグ門を目指した。郊外電車と地下鉄で無事目的地に到着。しかしである、何やら工事中もしくは特殊な行事が行われるとみえて、門に接近することもそれをくぐり抜けることもできない。人を近寄らせないために張り巡らされたフェンスの外側から写真を撮るのみ。仕方がないので、門に背を向けて、ポッタム広場を目指して南下する。これはこの日の行動として設定した所定のコースである。ただ当初の思惑と異なったのはせいぜい数百メートルだろうと思ったその距離がおそらく1キロ以上あったことである。もともと軟弱な足腰を抱えての歩行、初めから大変な負担である。そういえばなんだか周りの風景も予想とは異なる。そこでやっとわかった。南下し続けていると...方向違いへ歩いてしまったが・・・・八五歳ヨーロッパ一人旅

  • ベルリン到着・ホテル周辺 八五歳ヨーロッパ一人旅

    最初の目的地はベルリンで到着は昼過ぎだった。もちろん始めての地だ。しかし、全く不安はなかった。というのは、全くありがたいことに、後日訪問することになっているライプチヒ在住のK氏がわざわざ2時間以上かけて私を空港で出迎えてくれたからである。氏の案内でベルリン中央駅方面への郊外電車に乗る。私のホテルに近い駅は、中央駅から4つ手前の駅である。そこで降りる。やや早いが、重い荷物を持ってウロウロするのもと思い、そこから10分ほど歩いたところのホテルにまずチェックインをする。そこからまた駅の方へ戻り、駅周辺の小公園を取り巻くようにしてあるレストランの一軒に入る。K氏はかつてこの辺に縁があって土地勘があるようで、その周辺では老舗せといわれたレストランである。そこで、前菜盛り合わせとペペロンチーノなどをほおばりながら、K...ベルリン到着・ホテル周辺八五歳ヨーロッパ一人旅

  • 東側への興味とK氏のお力添えで 八五歳ヨーロッパ一人旅

    7月上旬から10日間ほど、ヨーロッパを旅してきた。85歳にしてツアーでもない一人旅、しかもその語学力たるや中学生にも及ばないカタコトの英語、無理な試みであることは自分にもわかっていた。しかし逆に、今なら行けるかも知れないし、今行かなければもう行けないとの思いもあった。帰途、最後に乗るはずの飛行機が遅れ、一日遅れの遠回りというアクシデントがあったが、なんとか無事戻れた。 戻った途端に事前に予定されていた連日の予定(そのうちのひとつは反ガザ虐殺の抗議デモ)などもあり、それらをタフにこなしているとひとにも言われ、自分でも調子に乗っていたが、さらに自宅のエアコンがぶっ壊れるなどの騒ぎがあり、それらと対応しているうちにやはり疲れがドッと押し寄せ、ここ一両日、ぐったりしていた。しかし、せっかくの旅、自分でも記録してお...東側への興味とK氏のお力添えで八五歳ヨーロッパ一人旅

  • 私のこの三日間の19時前後

    ベルリン、ライプチヒ、ワルシャワの旅を終えて3日目になるが、それについての記事を書く暇がない。本当は18日に帰国できるはずが、ヨーロッパでの飛行機の乗り継ぎにアクシデントがあって、不本意ながら乗り継ぎ空港のヘルシンキに一泊させられ、成田経由での帰国となった。もちろん、その一泊や遠回りの航空機代は向こうの負担。荷物などが本当に成田経由で届くのだろうかという不安を抱えながらあまり楽しくはない一泊。そんなこともあって、19日に成田着でその夕方の便でセントレアに。19時前後はJALの機上。そして、暮れなぞんだ雲の上に富士の姿を捉える。岐阜の自宅へ着いたのは、10時過ぎ。翌20日は、所属する同人誌の集まり。18日に帰って19日に予習というプランがくるったままの参加。しかし、なんとか同人諸氏の話について行けた。ついで...私のこの三日間の19時前後

  • 85歳の一人旅 ベルリン・ライプチッヒ・ワルシャワ

    突然ですが、この8日から18日の間、ベルリン、ライプチヒ、ワルシャワへと旅に出ます。ドイツ語で知っているのは、「ダンケ」と「ビッテ」と「ハイル・ヒトラー」ぐらいですがなんとかなるでしょう。ポーランド語は、「アンジェ・ワイダ」「ワレサ」「フレデリック・ショパン」という固有名詞しか知りません。でもまあ、地球は丸いから、変な飛行物体に乗らない限りその外へ出てしまうことはないでしょう。野垂れ死にの可能性はありますが望むところ。曰く、「人間(じんかん)到る処青山有り」です。などと粋がっていますが、内心は不安で一杯です。なにせこの歳で言葉もわからないま初めてのところへ行くのですから。ただし、ドイツ国内については安心しています。なぜなら、今回の旅の一つの目的は、ライプチッヒ在住の旧友に逢いにゆく旅だからです。もちろん、...85歳の一人旅ベルリン・ライプチッヒ・ワルシャワ

  • 清流長良川の鮎についての物語

    ■先日見たTVの釣り番組で長良川鮎釣りをやっていた。ここの鮎は湖産ではなく海産だからいいと言っていた。■どういうことかというと、琵琶湖産の稚鮎を放流したものではなく、中流域などでの産卵によって生まれ龍魚が、一旦海に下り、遡上してきた純天然鮎だというのだ。■これは地元民にとっては嬉しい話だが、その実情を私は知っている!最上流部にまでダムのない長良川ではたしかにその可能性はあり、一部、海産のものもいるだろう。■しかしである、それを阻むグロテスクな産物がデンとして存在するのだ。曰く、長良川河口堰!長良川河口付近でその流れを完全に止めてる。■ここで遡上魚のほとんどが阻止される。当局は遡上魚のための魚道をその脇に設置しているというが、幅660mの堰の端に設けられた何mかの魚道に遡上魚が来る確率は極めて低い。■私はそ...清流長良川の鮎についての物語

  • 尾張瀬戸へ行く・最終回 ん〜、飲めなかった!

    瀬戸についていろいろ書いてきましたが、肝心の街そのものについてはほとんど触れて来ませんでした。瀬戸と言えば陶磁器類一般が「瀬戸物」と言われるほど、いわゆる陶器の街として著名ですが、最近それを凌ぐ勢いで瀬戸の街の名前を広めたのに、この町出身の藤井聡太棋士の快挙があります。私が出かけたのは彼がそのタイトルのひとつを失う前でまだ八冠を保持していましたので、街のあちこちにはそれを誇らしげに告げるポスターや展示がありましたそれらは街角と言わず商店街と言わず公の場所といわず、あちこちで目にしました。瀬戸蔵ミュージアムを出て、あらかじめ調べておいたアーケード付の2つの商店街を回ってみました。ひとつは末広町商店街と言うところで緩やかにカーブをしたその両側の店は、ああ、お定まりのシャッター街で、平日の午後ではありましたが、...尾張瀬戸へ行く・最終回ん〜、飲めなかった!

  • 食の余り物 ある活用物語

    実質一人暮らしで食事も作っているので、食べ切れないで余る場合が多い。ただし、子どもの頃、疎開先の祖母から「一粒の米でも八十八の手がかかっているのだから」と、床にこぼした飯粒一つでも拾って食べたこともあって、それらを無駄にしないことを心がけている。上の写真はある日の夕餉である。いんげんの煮付けに人参(薄味で煮付け少々のバター味)、キャベツ千切りの湯煎に豚バラ細切れソティを合わせた温サラダ風、そしてナス煮物(仕上げに少々の味噌風味)といった野菜中心。これでもかなり余った。この写真はそれらの余りものを具に、ボロニアソーセージと葱小口切りを加えた翌日の昼の冷やしうどん。具も冷蔵庫で冷やしたままだから、前日の味とはまた違った食感で、冷たい皿うどん風との相性も悪くない。食の余り物ある活用物語

  • 尾張瀬戸へ行く・6 瀬戸電に乗ってやがて80年

    瀬戸への小旅行について書くつもりだったのですが、つい私の生まれた一族の物語になってしまいました。一族といっても、その出発点において、外部へ出された姉と私にとっては、あくまでも外部から観覧すると言う類のものでした。私たちの生活は、その一族とは離れたところで、既にそれぞれが新しい家族の中で過ごし、それなりの歴史を作り上げていたからです。ですから、この物語はこの辺で切り上げ、肝心の瀬戸について書くことにします。以下、5枚の写真はいずれも瀬戸蔵ミュージアムでの瀬戸電関連の写真足を運んだ瀬戸蔵ミュージアムについては、館内の写真などを既に何枚も載せてきましたが、ここの展示物のひとつのみものは、現在の名鉄瀬戸線、かつてのいわゆる瀬戸電についての歴史を垣間見ることができることでもあります。まずミュージアムの入り口には、瀬...尾張瀬戸へ行く・6瀬戸電に乗ってやがて80年

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