柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑯
高校受験は大学受験と異なり、基本的に中学の先生がOKを出さなければ志望校を受験することが出来ない。私立受験にあたってはX県の先生は実力テストの成績を重要視する。私立高校への受験を目指す次男はこの実力テストで良い成績を残さなければ希望する☆☆高校を受験することが出来ない。その為、10月下旬に実施される実力テストを目標に勉強を進めることとし取り組んだ。塾のH先生からは、ある校外模試の受験を勧められていた。「私立高校はその模試の成績を判断材料としている。私立受験の大きな目安となるので受験した方が良い」というのだ。しかし、その模試は問題が難しいため、今の次男ではかえって自信を失くす結果になると思い10月の受験は差し控えることとし、11月上旬に受験することとした。勉強を教える中で最も苦労したのが数学である。次男は最も数学...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑯
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑮
10月11日転校早々、2学期の中間試験が始まった。X県の高校入試は内申点の比重が高いため、定期考査は非常に重要となるが次男は私立を受験予定のため中間試験は重要視していない。とはいえ、塾でも家でも中間試験中はその対策に集中した。結果、360/500。私の想定を上回る結果だった。続く柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑮
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑭
10月3日午前中、会社を休み次男と転校先の中学校へ向かう。次男は大緊張している。主任の先生から担任の先生を紹介いただいた後、「では、ここからは我々の役割となります。お父さんはご帰宅ください。全てお任せください」と言われ学校を後にする。帰宅後も妻ともども落ち着かない。夕方、会社で仕事中に担任の先生から連絡をいただいた。「息子さん、凄く緊張していましたが、クラスの仲間が本当に温かく迎えてくれたので落ち着いたようですよ。息子さんが挨拶した後はみんなで「うわ~、よろしく!」と拍手があったり、男子生徒が腕相撲を挑んで負けて「スゲー、強ええ!」って驚いていたり。帰りも方向が同じ生徒と一緒に帰りましたよ。お父さんもお母さんも安心してください」涙が止まらなかった。良い先生や仲間に温かく迎えてもらったのだなあと。事前に上手に段取...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑭
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑬
10月1日午前中にB先生に紹介いただいた高校へ柔道の稽古に行く。B先生にもご同行いただいた。最近は柔道部員が減少しているため、定期的に行っているこの地区の公立高校柔道部の合同稽古のようだ。いくつかの高校から参加しているがそれでも20名もいない。2人で参加している高校もあった。約2週間ぶりの稽古に次男も緊張している。次男のことをB先生から聞いている各校の先生方が次男の柔道を注目している。しかし、久々で動きがイマイチ。得意のコンビネーションも決まらない。B先生からも「稽古してないからか動きが悪いね。高校で活躍するにはもう少し技のバリエーションが欲しいね。」と言われる。最後まで調子の出ないまま、稽古は終了した。帰りの車中でも言葉が少ない次男。稽古の帰りに高校の柔道部顧問の先生から「いつでも稽古に来てもらって良いよ」と...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑬
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑫
使用した教材は前半で学習内容の解説を行い、後半で問題演習を行うという構成だった。早速、教材の1周目のコピーを渡し勉強を開始していった。勉強を教え始めて分かったことだが、次男は英語、数学はまるでダメだったが、国語、理科はまあまあ、社会は得意であったということだ。塾では「偏差値47」と言われたが、5教科総合なら52位かな?と思う。社会は「興味があるので授業を聞いているだけで自然と頭に入る」らしい。逆に数学は「教科書を見るのも嫌だ」と言う。これまで柔道ばかりで成績表もろくに見ていなかったので私も初めて知った事実だった。元上司からの指摘通り、私もどうかしていたと猛省する。。。勉強時間はまずは平日4時間(塾含む)、休日8時間を確保するスケジュールとし、就寝前の英語の音読を必須とした。この毎日の英語の音読が後に大きな飛躍に...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑫
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑪
転校を前に次男の勉強は始まっていた。元上司から個別指導塾への通塾開始を伝えると「塾がない日はおまえが教えろ。高校受験なんて楽勝だ。おまえが勉強スケジュールを組んでしっかり勉強のやり方から教えてやれ」と言われ、その通りに実践を始めていた。毎日の勉強スケジュールを作成し、休日はもちろん、平日も仕事から帰宅後は次男の部屋に籠って勉強を教えた。参考書、問題集は全ての教科について塾の基礎教材を活用した。塾では別の教材を使って教えてもらい、家では基礎教材を使い勉強した。中学3年のこの時点まで全く自宅学習をしてこなかったので、中学1年の勉強から復習することとし、塾には全ての教科で中学全学年分をカバーする教材を用意してもらった。勉強の進め方や教材選びはC先生と綿密に相談した。受験までに全教科の教材を最低3周させないと本当の実力...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑪
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑩
9月26日転校先の先生には手紙で事情を説明していた。先生からは「一度、お子さんを連れて来てください」と言われたので次男と転校先中学校へ向かった。中学では副校長先生と中学3年の主任の先生が対応してくれた。主任の先生は「柔道で近畿大会優勝と聞いていたからどんなごつい奴が来るのかと思ってたのに普通ですね」と言う。副校長先生からは「うちは公立中学なのでどんな生徒でも受け入れます。でも、受け入れるからにはしっかり学校へ来ていただかないといけない」と言われた。主任の先生から希望進路を聞かれた次男が「☆☆高校です」と答えると「この地域から☆☆高校へ進学したのはこの10年で1人だけやな。その生徒はラグビーで進学した」とのことだった。10月3日から通学することを約束し学校を後にした。続く柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑩
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑨
9月22日次男が大分から戻って来る日だ。空港で次男の到着を待っていると会社の同期であり親友でもあるKから連絡があった。Kには次男のこれまでの顛末を報告していた。また、次男のこれまでの活躍をいつも喜んでくれていて「高校生になって東京で試合がある時は応援に行くから教えてくれよ」と言ってくれていた。電話に出るなりKから「俺も一緒にA先生に謝りに行くからもう一度息子さんのことを頼もうや!」という思いもかけない言葉があった。「いや、K、心配してくれているのは本当に有難いが、A先生とは関係を絶たないといけないんだ」「そうなんか。おまえがそう言うなら仕方ないな。これから大変だと思うが頑張れよ」またしても涙が出そうになった。Kよ、おまえはなんて良い奴なんだ。次男のために東京からわざわざ駆け付けるなんて。。。おまえという存在にい...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑨
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑧
2016年9月17日私は3連休を利用し、大分へ向かった。次男と今後について話し合うためだ。次男はだいぶ落ち着きを取り戻していた。3日間、次男とゆっくり話合った。転校についてはなかなか納得しなかったが、一般試験で☆☆高校を受験するために勉強することについては同意したので、早速、英語と数学の問題集を購入した。そこで改めて厳しい現実を再認識した。次男の学力は想定以上に低かった。。。。。私は再び奈落の底へ落ちる思いだった。続く柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑧
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑦
次男は1週間、祖父母が大分に連れ帰って面倒を見ることになった。お互い頭を冷やして今後のことを考えたいと思ったことと、X県にいては次男にA先生からアクセスがある可能性があると考えたためだ。いやそれ以上に次男が自分の意思でA先生の元へ戻ることを不安に思ったのだ。次男を祖父母とともに大分へ送った後、元上司へ今後のことを相談に行った。・一般試験で☆☆高校に進学させたいこと・次男が転校したくないと言っているのでY県にアパートを借りて妻と卒業までいさせようかと考えていることを伝えた。「あのな、息子さんの転校したくないという希望は心から理解する。しかし、今はそんなことを言っている場合ではないだろう。Y県に残ったらA先生の思うつぼだぞ。そうしたら、これからもずっとA先生の思うがままになってしまうぞ。絶対にY県からは離れないとい...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑦
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑥
9月15日次男を祖父母に預け、妻とY県のA先生宅へ残りの荷物を引き取りに行った。A先生は不在であることを願ったが在宅であった。荷物を引き取りに来たことを告げると、昨日とはうって変わった笑顔で「連れ戻してらっしゃい。また、一緒にやっていきましょう。高校は〇〇高校へ進んでもらって、大学進学の時は希望通りにしましょう」と握手を求めてくる。昨日は「バカ親」とか散々だったのに。私は「ありがとうございました」と握手した後、何も言わず荷物運びを始めた。帰りの途中、妻からA先生の奥さんから散々睨まれたことを聞いた。今後、A先生とは関わりたくない、いや絶対に関わらないと決心した。続く柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑥
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑤
X県の自宅に戻り、元上司に顛末を報告する。「よくぞ、子供を奪還した。良くやった。今は辛くて仕方ないだろうが、この決断は将来、きっと良い方向へ繋がるのは間違いない。それを信じて頑張れ」と励ましてくれ、落ち込んだ心に随分と救いとなった。一方で次男は「転校はしたくない」と言っている。それはそうだろう。何とか転校しないで良い方策はないものかと考えるが妙案が浮かばない。明日は残りの荷物を引き取りに行かねばならない。また、A先生と対峙するのか。。。。。気持ちは沈んでいくばかりだった。続く柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!⑤
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!④
次男を車に乗せ、A先生の自宅兼道場を離れる。適当な駐車場に車を入れ、次男、祖父母、妻、私の5人で話し合った。次男は「〇〇高校に行ってオリンピックを目指したい」と言う。かなり洗脳されているようだ。私は次男に「〇〇高校に行って、もし怪我や病気をして柔道を続けられなくなったらどうするんだ?おまえの人生そこで終了だぞ。本当にそんな賭けのような人生でいいのか?☆☆高校なら仮にそうなってもお父さんやお母さんが助けてあげることが出来る。お父さんはおまえに賭けのような人生を歩いて欲しくない!」と訴えた。自然と涙が流れていた。妻も祖父母も同じように次男に訴えた。皆、泣いていた。暫く考えていた次男が「俺、やっぱり☆☆高校へ行く。俺の希望をA先生に伝える」と言った。私は「推薦がダメなら一般入試でも良い。初心に帰って☆☆高校へ行こう」...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!④
柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!③
2016年9月14日相談日には妻の依頼により妻の両親にも大分から来ていただいた。Y県への移動の車中は皆口数が少なく、相談場所であるA先生の自宅兼道場が近づくに連れ徐々に緊張感が高まった。A先生の自宅兼道場に到着したが、A先生は不在であった。出迎えてくれた次男によると東京からの戻りが遅れているという。次男は祖父母が来ていることに随分と驚いていた。それから30分後、A先生が戻ってきた。相変わらずの威圧感に圧倒されそうになる。A先生に祖父母を紹介し祖父母が持参した土産を渡す。そのまま、次男達柔道部が練習している道場へ通された。(この時、なぜ道場で?と非常に疑問に思った)道場ではキャプテンである次男の掛け声の元、部員達が練習をしていた。その横で話し合いが始まった。「A先生、私達の希望は関西圏内の高校への進学です。関東の...柔道近畿大会優勝からどん底へ。そして・・・大阪大学現役合格!③
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