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2015/12/16

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  • タカサゴヒメジ

    最近はコロナ感染がこんな小さな過疎の町にも押し寄せて来ている。昨日は遂に市場の職員も感染が判明。更に今日は市場職員全員が感染している事が解り全員が休み。うちの会社は定置網だけではなく、市場運営もしている。なので今日は定置網漁を終え、自分達で市場に水揚げ後、市場運営の方を担当する。するとお隣の定置網が漁を終え帰港。その水揚げ作業を一緒に行う。水揚げ作業をしていると綺麗なタカサゴヒメジを発見。ここではタカサゴヒメジは普通種であるが幼魚ばかりで成魚はちょっと珍しい。成魚になると体側上部の鱗一枚一枚に紫色の紋が入りとても綺麗である。実はこのタカサゴヒメジの成魚を探していた。今年刊行した薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ20222.25)ではタカサゴヒメジの写真を3枚掲載しているが全て幼魚であり、鱗にこの綺麗な紋が入っ...タカサゴヒメジ

  • 遂に確保 イトウオニヒラアジ?

    今日は定置網漁を終え帰港すると、市場に待ちに待った魚が並んでいる。今までに何度か遭遇しているが標本を確保できていない謎なギンガメアジ属の魚である(ブログ201710.31)。昨年も市場に揚がったのだが(ブログ202110.18)、その時は既に仲買が目を付けており確保出来なかった。今回はまだ時間が早く、今のところ仲買人はまだ誰も来ていない。魚種を確定する為にも仲買人が来る前に魚ボラの標本用に確保する。今回は10個体程揚がっており数個体確保したいところではあるが、やはり高値予想なので1個体のみ確保する。この魚、あれからも色々と考えたのだがやはり一番有力なのはイトウオニヒラアジである。イトウオニヒラアジの事は自分が一番よく知っていなければいけないのだが、未だに幼魚ですら迷うところがあり本当に難しい魚種である。仕...遂に確保イトウオニヒラアジ?

  • ナガタチカマス初確保

    今日は定置網漁を終え市場で水揚げしていると、お隣の定置網船が帰港。いつも標本を確保して来てくれる人が遠くから身振り手振りで何やら持って来てくれた模様。船まで見に行くとナガタチカマスである。ナガタチカマスはここでは珍しく、昔市場に揚がった個体を地べたに置いて写真を撮ったことがあるだけで、薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ20222.25)にもその写真が使われ、いまだに標本を確保しておらず、標本写真もない。実は先月も市場職員から魚の名を教えて欲しいとメッセージが来たのだが仕事中で気付かず、仕事が終わってからメッセージを見ると市場に揚がったナガタチカマスの写真であった。気付いた時は入札後で仲買が購入して行き、市場にはもう魚がない状況で確保することが出来なかった。残念で後悔していたがこんなに早くまた揚り、しかも今度は...ナガタチカマス初確保

  • アカエソ属ばかり

    もう7月である。例年なら5月頃から素潜り採集をするのだが、今年は仕事が忙しくまだ行っていない。仕事も一段落し、今日やっと今年初の素潜り採集に行く。海に入るともう夏の海。カラフルな魚がいるものの標本用に欲しい魚はなかなか見つからない。欲しい魚は見つからないものの、アカエソ属の姿はちらほら確認出来る。薩摩半島で記録の無いミナミアカエソを昨年から探している。昨年採集した個体は魚ボラでヒトスジエソと同定された(ブログ202110.14)(ブログ202110.19)。自分では同定出来ないのでアカエソ属の魚を見つけたら採集する。そんな感じで魚を探していたら、最終的にアカエソ属の魚ばかり6個体採集して終了となってしまう。アカエソ属の仲間は採集の仕方が少し違う。普通の魚はフェンスネットで採集する時、魚に気付かれない様に魚...アカエソ属ばかり

  • ヤシャカマス初確保

    今日は風が強く定置網漁の出漁を断念。陸で仕事をしていると風が止み、出漁。他の定置網も出漁する。操業を終え帰港し市場を覗くと大きなカマスの仲間が水揚げされている。これはと思い直ぐに見に行く。すると思った通りヤシャカマスの様に思える。ヤシャカマスは魚ボラの学生が論文を執筆し、2年前に日本初記録種として標準和名が提唱された。それまでに標本は確保していなかったのだが、これまで私が定置網や市場などで撮ったオニカマスの写真の中にヤシャカマスが混ざっており、論文に写真資料として使って頂いた。オニカマスと思って撮っていた写真は近年の個体は殆どがヤシャカマスで、逆にオニカマスが最近見つかっていない状況である。標本を確保していなかったので、今度見つけたらサイズに関係なく確保しようと思っていた。という事でこの個体を魚ボラの標本...ヤシャカマス初確保

  • 3年おきのジンベエザメ

    今日は定置網漁で網を起こしていくと水玉模様の大きな魚が目に入って来る。ジンベエザメである。今回のジンベエザメはとにかくデカい。網を絞ると全長で7メートルはある感じ。大人しく暴れないのでまだいいが、それでもこのサイズだ網の外に帰すのも大変である。網を沈めたり、船のクレーンを使って何とか逃がすことが出来た。魚ボラの標本にもならないサイズなので、せめて体に吸着しているコバンザメの仲間だけでも確保しようとタモ網で掬おうとする。すると、コバンザメもこちらを見ているようで網を出すとサッと裏側に逃げてしまう。時間を掛けてコバンザメを確保している場合ではないので諦め、ジンベエザメを逃がすことに専念する。前回ジンベエザメが入網したのがいつなのか調べると3年前の7月である。更にその前はその3年前であり、うちの定置網では3年お...3年おきのジンベエザメ

  • 残念だけどホッとしたアカグツ幼魚

    今日は定置網の仕事で沖作業。暑さもあり結構疲れた感がある。仕事が終わり帰宅すると別件で電話があり、車で向かう。終えて帰宅するとまた呼び出しと疲れているがゆっくり出来ない状況。夕方になってしまうがまた電話が鳴る。すると今度はお世話になっている深海エビ漁の方からである。今年の深海エビ漁の初漁だったそうで見たことのない白いアカグツの様な魚が獲れ、持ち帰って来てくれたとの事。これは気になるし確保して頂いているので受け取りに伺う。向かう途中、もしも珍しい魚であれば今から大学へ走らなければならなくなると思い、珍しい魚であって欲しい反面、家での冷凍保存で済む魚であってもらいたいという思いと錯綜する。魚を受け取ると体型はアカグツ属であるが体色は白く、各鰭の先端が黒い。鰭先が黒いのはヘリグロアカグツである。ヘリグロアカグツ...残念だけどホッとしたアカグツ幼魚

  • 成長過程? ツノハタタテダイ幼魚

    1ヶ月近く掛け、定置網を新たなものにやり替える作業を行っていて、先週終了。今日からやっと定置網漁の再開である。漁模様はギンガメアジが多くまずまずの漁模様である。そんな中、市場で選別作業をしていると見慣れない小さな魚を発見。ツノハタタテダイの幼魚の様である。ツノハタタテダイは素潜り採集で見る事があり、採集もしている。でも定置網に入ることはない。だが、5月にハタタテダイ属のトリクチス幼生をお隣の定置網の方から頂いている(ブログ20225.27)。それが体側や臀鰭が黒く、今まで見た事が無い体色をしており、その体色からツノハタタテダイが思い浮かんでいた。今回、この個体が獲れ、以前の個体もツノハタタテダイではないかというのが濃厚になった感じである。この様に若魚や幼魚からわからなかった稚魚が判明していけば本当に本望で...成長過程?ツノハタタテダイ幼魚

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