3ヶ月ごとの呼吸器内科の定期診察を受けてきた。先週、HRCTと胸部レントゲン、血液検査、精密呼吸機能検査を受けて、その結果を教えてもらった。CT画像著変なし、肺がんを疑われていた結節も大きくなっておらず、可能性はどんどん小さくなっていっている。蜂巣の範囲は変わっていなかったが、私には、個々の巣が合体して大きな空包になっているように見えた。どちらにせよ死んだ肺胞なので、肺機能には影響はなさそうだ。血液検査...

3月26日に風邪をひいて微熱を出した。一日で復活したのだが、そのあと痰の絡む咳が出るようになった。4月1日に1時間のエアロビクスのレッスンが、きついなと感じた。肺線維症の肺が、風邪のダメージを受けたのだろうか。こういう不安はいつもつきまとう。花粉や黄砂も飛んでいるので、マスクをしていても影響があり、鼻水や痰が出るのかもしれない。診断から10年以上経って、オフェブも奏功し、安定した肺機能を保てている。が、...

先週は胸部レントゲン、採血を行い、昨日主治医による定期診察を受けてきた。レントゲン変化なし、採血結果CPK、LDは基準内、KL-6は504とわずかに基準値を上回った。最近ため息呼吸（ふぅーっと息を吐く）が増えたので、少し肺線維症の活動が活発になったかな、と思っていた。肝臓、腎臓ともに問題なし。コレステロール、中性脂肪も基準内だった。アルブミンはあいかわらず3.7と基準値を下回った。総蛋白（TP）は7.8とやや改善。赤...

2025年、巳年がスタートした。思い返せば12年前の2013年は、本当に激動の年だった。1月早々に父が総胆管結石で入院、内視鏡で結石は取れたものの、その際に胃がんが発見された。その頃母はすでに車いす生活になっていて、医師から内々に私にだけ「がんの疑いが濃い」と知らされた。生検で確定するまでの1週間ほど、書籍とネット情報で、なんとか胃を切除せずに済む胃がん治療方法がないか、調べ尽くした。父は潰瘍性大腸炎ですでに...

丹参茶へのご質問をよく頂くのだが、実際のところ効能はどうなのだろう。私が丹参茶を始めたのは、2016年6月。http://kinseym.blog.fc2.com/blog-entry-176.htmlサルビアノール酸βを肺線維症をおこしたマウスに与えた群では、大きく線維化が抑えられていた、という英語文献を見つけたことから始まった。サルビアノール酸βを多く含む食品が丹参。水溶性なので、漢方として煮だせば、摂取できるはず、と考えたのだった。私がオフェブ...

BI 1015550 （nerandomilast）第三相試験で良好な結果が出たとベーリンガーインゲルハイムが9月に発表した。52週間の二重盲目試験、IPFの被治験者は、実薬ネランドミラストの用量Aグループ、用量Bグループ、偽薬のCグループに分けられている。治験参加者は30カ国、1177名主要評価ポイントは、52週後のFVCの変化(ml）二次的な評価ポイントは、最初の急性増悪を起こした時期、呼吸器原因での入院、治験中の死亡である。ベーリンガ...

11月10日9:05、父が亡くなった。前夜の呼吸とは違い、その日は朝から穏やかすぎる呼吸だった。家庭用血圧測定器、パルスオキシメーターで測定不能だった。レイノーが現れてきたので、そばについていたが、静かな呼吸がやがて止まった。父の魂が肉体から離れていっている、と感じた。経緯は以下の通り。6月末まで 少し食は細くなったものの元気に電動車いすで外出していた7月 猛暑のため、外出を控えるようになった8月初め...

いつかは来ると思っていた日が近づいてきている。97歳の父が終末期に入った。昨年から少しずつ食べる量が減っている、今春からは日中に眠る時間が増えている、とは思っていた。2019年の心筋梗塞を起こしてから、自宅療養を続けていた。今年の6月までは、電動車いすで電車に乗って出かけるほどの元気さがあった。8月初旬に腸炎を患い、そこから回復するも、その後一気に食が進まなくなった。在宅医療を始めた頃は58キロあった体重が...

先週は胸部レントゲン、採血を行い、本日主治医による定期診察を受けてきた。レントゲン変化なし、採血結果CPK、LD、KL-6ともに基準値内だった。私のIPFはオフェブへの感度が高く、特定医療費受給更新の診断書作成のための採血前にオフェブを1週間減薬＆中止したら、それだけでKL-6が543になった。オフェブを再開しての今回の数値は449だった。肝臓、腎臓ともに問題なし。コレステロールも基準倍。心配なのはアルブミンの低さだ。...

同病のブロ友さん、3年8ｹ月ブログ投稿が止まっていて、メッセージにも返信が全くなく心配していた。肺移植を同病院でされた方から、定期検診で今年の1月にお見掛けした、とお知らせ頂いた。良かった！IPFという病は、進行を抑制する薬オフェブの上市で、治療内容が劇的に変わった。それまでは、効いても効かなくてもステロイド、という世界だった。ステロイドの副作用に苦しみながら、肺機能の喪失が進む、という状態だったのだ。...

先週の血液検査、精密呼吸機能検査、胸部CT検査、胸部レントゲン検査を受けて、本日呼吸器内科の主治医の診察を受けてきた。KL-6が2022年11月からずっと499以下だったのだが、オフェブを3日間1/2に、5日間0にしたら、今回543になった。特定医旅費受給の認定更新のため、基準値をクリアしたくなかったからだ。臨床個人調査票を見ると、前回通りの項目にチェッがなされ、Probable IPFになっていた。多分これで更新できると思う。そ...

コロナ感染後に始まった咳がいまだに続いている。夜寝る前、未明に痰がからむ咳が出る。間質性肺炎の咳は乾いた咳なので、種類が明らかに違う。鼻水が大量に引き続いて出て、これが横になっていると痰になり、これを排出しようとして咳をする、という感じなのだ。ひゅっとするとアレルギー的なものなのかもしれない。薬は呼吸器内科で出してもらった咳止めの薬メジコン（その後ジェネリックのデキストロメトルファン臭化水素酸塩基...

4月の初旬と下旬2回に分けて、消化器内科で、腹部超音波検査、胃内視鏡検査、血液検査、頸部動脈超音波検査、CAVI・ABI検査、大腸内視鏡検査を受けた。ここは鎮静下での内視鏡検査で、ドクターが患者の苦痛を最小限にするという信念で行ってくれているのが分かる。肺線維症でオフェブを服用しているので、内臓への悪影響がないか心配されるところ。ピロリ菌を除去してから、胃粘膜の状態は良いようだ。胃の内視鏡は、前日の夜9時ま...

先週の血液検査、胸部レントゲン検査を受けて、本日呼吸器内科の主治医の診察を受けてきた。まず私から、3月13日に新型コロナ陽性となり、22日に陰性になっった、その後痰がからんだ咳が続いていることを報告した。胸部レントゲンの画像は前回より変わった点はなし、血液検査CRPの値も0.03と正常で、新型コロナ感染の影響は出ていないとのコメントだった。ただしCK値が高異常値なのは、咳が続いていることの影響だろうとのことだっ...

コロナが陰性になったのが3月21日。今日はそこからさらに1週間経っている。にもかかわらず、痰がからんだ咳が頻繁に出る。間質性肺炎の乾いた咳とは違うので、これはコロナの後遺症なのだろうか。夜間の咳は苦しいし、睡眠の質が低下する。ジムでエアロビクスのレッスン60分もこなせているので、肺機能への悪影響は出ていないと思う。4月9日の定期検査の血液検査で、コロナに感染したことによる何らかの影響が出るだろうか。主治医...

一月くらいからインフルエンザの流行とコロナの第十波が来ていると聞いていたが、ここに来てコロナに罹ってしまった。検査キットでしっかり二重線が出た時、「なんで！？」と思った。マスクと手洗いを徹底していても、罹る時は罹るのだな。水曜日 喉に違和感、元気にジムに行く、フオイパンとカロナール服用開始木曜日 ちょっとしんどいけどジムに行く金曜日 朝起きたら喉がまだ痛いので、検査キットで確認、コロナ陽性 熱は37...

現在満97歳の父は、5年前の心筋梗塞で命を取り留めてから、自宅療養中だ。時々胸に違和感があり、心臓への負担を減らすため車椅子生活を送っている。自宅は母の介護が必要だった時、バリアフリーに建て替えたのが、そっくり父の役に立っている。スロープを電動車椅子で運転して外に出て、一人で買い物にも出かけている。訪問看護師の介助の下、自宅で週3回入浴できている。隔週で在宅医療のドクターが往診に来てくれ、処方箋を受け...

過去記事の500番台は、2019年12月から2023年9月までになる。新型コロナが中国の武漢市で報告されたのが2019年12月、2023年5月に「5類」移行し、入国に際してのPCR検査が不要となったが、このコロナ禍の時期にあたる。また、2020年6月に早期退職の公募に応じ、32年間勤めた会社を退職した。FVCの減少に伴い、オフェブの常用を開始した。その後FVCは回復したが、胸部CTで小さな結節が見つかり、肺がんが疑われた。幸い増大する...

振り返ってみると、100記事ごとにまとめていたインデックスを400以降作っていないことに気づいた。400番台の記事は、2017年10月23日～2019年12月5日までに書いたもの。現役時代で、2018年12月5日に母を見送ったので、介護の最後の段階とその後1年間に当たる。母を看取れたことで、私はある意味安堵していた。肺線維症が急速の進行して、母の介護をする力が無くなることを何よりも恐れていたからだ。ふるふるさん、がみさん、さくら...

軽い風邪かなという日があって、今は元気なのだが、咳が出る。間質性肺炎の乾咳ではなく、痰がからんだような湿咳だ。が、苦しいのは同じ。夜間の咳は睡眠不足になり、かなりエネルギーを使うのか背中にうっすら汗をかく。日経メディカルに、特発性肺線維症の患者に対して低用量のモルヒネ経口薬で鎮咳効果があった、という記事が載っていた。発表は2024年1月15日のLancet Respiratory Medicineに掲載されたそうだ。以下、要旨を抜...