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万葉狂歌日記 http://manyoukyoukanikki.blog.fc2.com/

万葉集の短歌を本歌取りした狂歌です。本歌と狂歌に使用した画像や解釈の無断借用はご容赦下さい。

らく人
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2015/10/24

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  • 春されば

    【狂歌】 春されば はやひととせの 四百首 万葉狂歌 これにて終えむ【補記】 万葉狂歌これにて筆を置く事と致します。ご笑覧有難うございました。 らく人【本歌】 春されば 帰るこの雁 秋風に もみたむ山を 越え来ざらめや 大伴家持 19-4145 【通釈】春になって こうして故里に帰って行く雁だけれども秋風が吹き山が黄葉したら再び越えて戻って来ないわけがあろうか【語釈】 「春まけて」春かたまけて...

  • 短(みじか)夜

    【狂歌】 273MK 月空を 眺めつ五月の 短夜は 苦詠に杯を 重ねて明けり【本歌】 霍公鳥 来鳴く五月の 短夜も ひとりし寝れば 明かしかねつも 作者不詳10-1981 【通釈】ホトトギスが来て鳴く五月夜もすっかり短くなってきたけれど独りで寝ているので夜はなかなか明けないものです【語釈】 「来鳴(きな)く」は「来て鳴く(囀る)」。 「し」は強調の副助詞。 「寝れ」は、ナ行下二段活用動詞「寝(ぬ)」...

  • 今か咲くらむ

    【狂歌】 門先に 手招くごとく 風に揺れ 今か咲くらむ チョウチンバナ【本歌】 かはづ鳴く 神奈備川に 影見えて 今か咲くらむ 山吹の花 厚見王 8-1435【通釈】かはづの鳴く甘南備河に影を映して 今こそ咲いているだろうか山吹の花は 【語釈】 「かはづ」は「カジカ」のこと。蛙ではなく魚。胸びれで石にへばり付いて鳴く。 「神奈備」とは神の鎮座する場所の意。 「か」は係助詞・疑問。「らむ」は現在推...

  • 幸(さき)くあらば

    【狂歌】 さよならは 寂しきものの 我が子よ 幸(さき)くあらば のちにも逢はむ【本歌】 春されば まづさきくさの 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ我妹 作者不詳 10-1895 【通釈】春が来るとまず咲き出す三枝のように無事でいたならまた廻り逢えるのだからそんなに恋しがらないでおくれ わが妻よ【語釈】 「三枝」は、さき‐くさ・(さいくさ)。1 茎が三つに分かれている植物。ミツマタ・ジンチョウ...

  • 心なき

    【狂歌】 心なき 犬にぞありける ブルドッグ 逢瀬の時に 来るべきものか【本歌】 心なき 鳥にぞありける 霍公鳥 物思ふ時に 鳴くべきものか 作者未詳 15-3784 【通釈】無情の鳥でしかないのだなあ ほととぎすは物思いする時ばかり 鳴くものであるのだろうか。...

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