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ホタルの独り言 Part 2 https://blog.goo.ne.jp/hotaru-net

ホタルをはじめとして様々な昆虫と美しい自然風景を追い求めて撮影した写真を「独り言」とともに掲載します

ホタルの独り言 Part 2
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2015/09/15

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  • サラサヤンマ

    サラサヤンマSarasaeschnapryeri(Martin,1901)は、ヤンマ科(FamilyAeshnidae)サラサヤンマ属(GenusSarasaeschna)のヤンマである。サラサヤンマは北海道から屋久島にまで分布し、丘陵地や低山地のほとんど水のない小さな湿地や休耕田などに生息しており、体長が6cm程で、ヤンマの仲間ではかなり小さい。関東では5月初め頃に羽化して、雑木林の中で過ごした後、成熟する5月下旬頃に湿地に戻ってくる。幼虫は、草に覆われた湿地内の、僅かに水の溜まった場所で、泥の上に落ち葉が堆積したような所で生活しているようであるが、まだ、生態の詳細は解明されてはいない。サラサヤンマは、環境省版レッドリストに記載はないが、都道府県版レッドリストでは、東京都、神奈川県、群馬県、長野県のRD...サラサヤンマ

  • ヒメボタル(中部地方)

    2024年最初のヒメボタルの観察は、初訪問の中部地方の生息地にて行ってきた。ヒメボタルは、すでに高知県などでは5月上旬から発生しており、関東東海でも例年通り6月上旬から7月中旬にかけて様々な場所で発生すると思われ、今年も毎年訪れている生息地にて、生息環境や発生状況の確認、更にはこれまで訪れたことのない場所でも観察を行いたいと思っているが、今年最初のヒメボタルの観察は、初訪問の中部地方を選んだ。カメラマンは勿論、地元の方の鑑賞者も誰一人来ない所である。ヒメボタルの生息地は、標高およそ50mで、市街地からさほど遠くない所にある山のふもとの雑木林である。近くには畑や竹林もあり、かなり広範囲に飛翔する。深夜型であり、概ね23時から翌2時頃まで活発に発光飛翔する。現地では18時から環境を細かく調査し、日の入りを待っ...ヒメボタル(中部地方)

  • 大台ヶ原から天の川

    大台ヶ原から天の川の撮影を行った。大台ヶ原は、紀伊半島の南東、奈良県と三重県の境にある日出ヶ岳(1,695m)を最高峰とする台地状の山地である。大台ヶ原山全体が特別天然記念物に指定されている日本百名山のひとつ。日本百景や日本の秘境100選にも選ばれており、吉野熊野国立公園の特別保護地区にも指定されている。4月中旬から山開きされ、11月下旬までの間、四季折々の風景を堪能できる。また、有名な星空スポットであり、満天の星を楽しめる場所でもある。大台ヶ原から天の川の光景は、以前から一度は行って見たいと思っており、GW頃に計画はしていたもののGW期間中は事情により出掛けることができず、その後も、躊躇していた。まずは、遠いこと。自宅からの距離は550kmほどだが、180kmは一般道を走らなければならず、所要時間は8時...大台ヶ原から天の川

  • ゲンジボタルの幼虫上陸(東京)

    ゲンジボタルの幼虫上陸の様子は、これまで各地で観察し撮影してきたが、今回、初めて東京都内のゲンジボタル生息地で観察し、写真に記録として残すことができたので掲載したいと思う。ゲンジボタルの幼虫は、およそ8か月から個体によっては3年8か月の水中生活を終え終齢に達すると、陸地で蛹になるために上陸をする。その時期は、全国各地の生息地ごとにおおよそ決まっており、その時期に達して以下に示した細かな基本的条件が合致した夜に上陸が行われる。(飼育して放流した幼虫は体内時計が狂っており、以下の条件とは関係なく上陸する場合がある。)ゲンジボタルの幼虫上陸の基本的諸条件日長時間が、12~13時間であること。上陸時の気温が、水温より高い、もしくは約10℃以上であること。降雨であること。(または降雨後で陸地が十分に濡れていること。...ゲンジボタルの幼虫上陸(東京)

  • 白川湖の水没林

    白川湖の水没林を撮影してきた。自然風景写真は4月に桜を撮って以来だが、随分と久しぶりのような気がする。白川湖は、山形県西置賜郡飯豊(いいで)町にある。最上川の治水、周辺のための水のコントロール、水力発電などに利用される「白川ダム」によって造られた人造湖である。白川湖に春先の雪解け水が大量に流れ込んで満水になると岸辺が水没し、生えているヤナギなどの木々が水の中から生えているかのような光景が見られる。いわゆる水没林である。飯豊町は、木々が芽吹く前の残雪がある3月下旬~4月中旬を「白の水没林」、新緑の季節を「緑の水没林」と命名し、パンフレットやWeb等でPRに力を入れている。この光景は、5月下旬になると田植えのためにダムの水が放水されて水位が下がり、林に戻ってしまうので、全体でおよそ2か月間限定である。似たよう...白川湖の水没林

  • 浄土平で天の川撮影

    浄土平で天の川を撮影してみたのだが、気温2℃で物凄い強風。耐えきれず、わずか数分で撤退したため、良い結果は得られなかった。GW期間中の渋滞と混雑を避けるため、GW後の平日において、天気の良い日を待って東北に出掛けてきた。一番の目的は、次の投稿記事で紹介したいと思うが、折角、東北に行くのだからと、目的地に向かう途中で天の川が撮れる良い場所はないかと探し、浄土平から撮ってみることにした。浄土平は、福島県福島市にある全長約29kmの磐梯吾妻スカイラインの中間あたりに位置する標高1600mの高山地帯で、磐梯朝日国立公園の特別保護地区にも指定されており、高山植物や野鳥、星空観察にも最適だと言われている。ちなみに磐梯吾妻スカイラインは、4月23日に冬期通行止めが解除されたが、5月7日までは、17時から翌朝8時までは夜...浄土平で天の川撮影

  • ムカシトンボ

    ムカシトンボEpiophlebiasuperstes(Selys,1889)は、トンボ目(Odonata)均翅不均翅亜目(Anisozygoptera)ムカシトンボ科(FamilyEpiophlebiidae)ムカシトンボ属(GenusEpiophlebia)に分類されるトンボである。トンボは、系統上から大きく3つのグループに分類されている。1つは、イトトンボやカワトンボ等の4枚の翅の形がほぼ同じ均翅亜目で、2つ目は、アキアカネやヤンマ等の前後の翅の形が異なる不均翅亜目、そして3つ目が、ムカシトンボの均翅不均翅亜目である。ムカシトンボは、均翅亜目でも不均翅亜目でもなく両方の特徴を持っていて、2つの亜目のつながりを示している。同じ特徴をもつ化石が1億5千万年前~2億年のジュラ紀や三畳紀の地層から出土すること...ムカシトンボ

  • ホソミイトトンボ

    ホソミイトトンボについては、これまでに本ブログにて産卵や越冬に関して写真も併せて載せており、今回、新たな知見はないが、前記事の「ホソミオツネントンボ」の産卵を観察し記録した水田にて、本種の産卵の様子を写真撮影し、動画にも収めたので、改めて掲載したいと思う。ホソミイトトンボAciagrionmigratum(Selys,1876)は、イトトンボ科(FamilyCoenagrionidae)ホソミイトトンボ属(GenusAciagrion)で、もともと千葉県南部、静岡以西の本州、四国、九州が主な分布域の南方系のイトトンボであったが、年々北上し、東京都、埼玉県では普通に見られるようになっており、新潟県や石川県、福島県、栃木県、茨城県、長野県でも単発的な記録がある。近くに雑木林がある平地や丘陵地の挺水植物が繁茂し...ホソミイトトンボ

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