~Yside~「えっ?チャンミン !?」「あ、えっと、差し入れに来ました///」「えっと、その?///」「おい、早く入れてやれよ、荷物持ってんだろ?」「あ、ドンヘさんお久しぶりです、あの、すぐ帰りますので///」「いいからいいから、さあ!!」夜も更けてからの事務所に突然の来訪者、インターホンが鳴った時も驚いたけど、モニターを見てもっと驚いた!!まさかチャンミンが来てくれるなんて!!驚きのあまり声も出ない俺に、チ...
~Yside~「だからさ!!次は絶対紹介するって!!」「まあ、ユノったら、まだその人とお付き合いしてるわけじゃないんでしょう?」「そうだぞユノ、母さんに変な事言うなって」「変な事じゃない!!もうマーキングもしたんだ!!」「はいはい、じゃあそのチャンミンさんの気持ちを確かめてから、ね?」そう言ってベッドの上の母さんは優しく微笑んだあの後、チャンミンと別れた次の日、兄さんに連れられてやってきた母さんの療養...
~Cside~「うん、これで良し」出来上がったサンドイッチを一通り眺めて大きく頷く僕ハムときゅうり、それに卵も入れたスペシャルサンドイッチ、あ、チーズも入ってたっけもちろんシム農園特製フルーツの盛り合わせもつけておいた作業しながらでも食べれるように小さく切っておいたし、うん、完璧!!仕事で会社に缶詰になってるユンホさんに差し入れを思いついたのは今日の夕方のこと差し入れとか言いながら本当はユンホさんに会...
~Cside~「すいません、うちの弟が世話になりました!!」「あ、いえ///」「これ、つまらないものですが出張のお土産です」「あ、そんな、お気を使っていただかなくても、その///」 「おっ、美味そうな菓子じゃん、チャンミンと一緒に食べる!!」「このバカ、何言ってんだ!!お前もちゃんとお礼を言えっての!!」「いてっ、蹴るなよ!!痛いって!!」結局、あれからユノに無理やり抱き締められて、そのまま二人で眠ってしま...
~Yside~「ようユノ、随分ご機嫌だな」「なんだドンヘか」「相棒に向かってなんだはないだろ、なんだは!!」そう言って大袈裟に両手を広げるドンヘは椅子にどさりと座った打ち合わせを終えて会社に戻ってから別件のミーティングを終え、二人とも少々疲れ気味、かな機嫌がいいのはまあ、否めないこの前チャンミンがうちに泊まってからというもの、色々と思い出してはにやけてしまっているだからこうして毎日のようにドンヘに揶揄...
~Yside~「と、とりあえずは一旦離れて!!///」そう言って俺の膝から降りてしまったチャンミンは、じゅうたんの上にヘナヘナと座り込んだ大きな瞳で俺を睨み返すけど、顔は真っ赤だし、シャツもなんだかはだけてやけに色っぽいそしてまた、甘い香りがする………「チャンミン」「な、なに言ってるかよくわかんない!!///」「俺が嫌い?」「き、嫌いとかじゃない、けど、でも!!///」「でも?」「わわ!!そばに来んなって!!///」...
~Cside~ちょっとこれは想像以上だった///ユンホさんに抱き締められて、肌に触れられて、それだけで目眩がしそうに恥ずかしいのに僕のソレはしっかり反応しちゃってて、あの後その、ユンホさんの口の中に!!!!///「ぬあああっ!!///」「な、なんだ?どうした!?」農園のキムさんが突然の僕の声に驚いて振り返る、そうだ、今収穫の手伝いをしてるとこだったのに!!「な、なんでもない、です///」「そ、そうか?なんだか顔が...
~Yside~「俺の番になってくれない?」「は!?つ、つがい!?///」「だってまた甘い匂いがしてる」「へ?わわっ!!ユノ!!///」やっぱり我慢できなかった……!!隙をついて腕を掴むと、細い体を引き寄せて自分の膝の上に乗せた意図的じゃなかった、とは言えない、かな「ちょ!!離せって!!///」「ねえ、チャンミン」「つ、番ってなんだよ!!意味わかんな………あ///」暴れる体を抱き寄せて力を込める、そしてその綺麗な首筋に唇...
*R18です♡~Yside~これは、思った以上にヤバいかも……忙しさにかまけてデートもロクにできなくて、会えないことも多いから今日はちょっとでも前進するチャンスかも、なんて考えながら家に呼んでみたもののベッドの上で甘い声を上げる恋人にどうしようもなく体が熱くなる息も出来ないほどのキスをして、ハアハアと肩で息をする仕草にさえ煽られるとかもっと気持ちよくして、何も考えられなくしてやりたい初めて触れる胸の突起、し...
~Cside~「これから俺が話すこと、よく聞いて欲しいんだ」「う、うん」その後ユノから聞いた話は、本当に思いもよらないもので狼人間だとか、別の世界の話だとか、全く信じられないようなことばかり途中で夢なんじゃないかって思わず頬をつねってみたり僕の顔を見つめてポツリポツリと話すユノは、僕の反応を伺ってるみたいでなんだか胸が痛くなってしまうよくわかんないけど、こういうこと話すのって勇気のいることだよね「それ...
*ほんのりR18です♡~Cside~「ユノって呼べよ」「!!!!///」「ユノ」「………ユノ……んっ///」名前を呼んだ瞬間唇を塞がれて、ユンホさんの一部が僕の中へ入ってくるこういうキスをしたのは初めてじゃない、何度かあったはずなのに、だけど………苦しくて逃れようと身を捩るのに離して貰えない、伸ばした腕は掴まれてシーツへと縫い付けられてああ、僕どうなっちゃうんだろう///蕩けるようなキスに朦朧としていると、不意に素肌に触れ...
~Yside~「いいから先にシャワー浴びておいでよ、ね?」そう言ってバスルームに押し込められてしまった俺チャンミンに連れられてのこのことついて来てしまったけど、本当に良かったんだろうかけど、カップラーメン買ったって言ってくれた………それって俺の事心配してくれたって、こと?言われるがままシャワーを浴びて、ラーメンを食べるとホッと息をついたそんな俺の様子をじっと見つめるバンビアイ…………嫌悪感はない?「そろそろ話...
~Yside~「俺も緊張してる」「ユンホさん///」「ごめん、もう待てそうにない」「…………んっ///」触れるたびにピクンと跳ねる体、しっとりと汗ばんだ肌は艶かしく輝いて眩暈がしそうなほどやばい、暴走しちまいそうだ自慢じゃないがこういうのは本当に久しぶりで、この年になってこんな風になってしまうとか「………ユンホ、さん///」「ん、ベッド行こう?」「は、はい///」そっと体を離すと真っ赤になって俯くから堪んない、震える手を...
~Cside~ 「ほら、カップラーメンも買ってきたよ、ね?」「腹、減った」「ふふ、でしょ?」結局、探しに来てしまった……あまりに理解できないことでキュヒョンを飲みに誘ってみたけど、やっぱりユノのことばかり考えちゃって誘ったくせに上の空だ、なんて怒られちゃうしせっかくのビールもまったく味がしないしユノに出会った辺りを探してみると、公園のベンチで縮こまるように丸くなる姿を見つけたまるで捨て犬じゃないか………そう...
~Cside~あまりにも積極的なユンホさんから逃げるように飛び込んだバスルームいつもよりはぬるめのシャワーで火照った身体を冷やすけど、どうやらこの熱は冷めそうもないなんだよ、僕ったらしっかり反応しちゃってるじゃん///こんな風にしてるのを知られたら軽蔑されちゃうかな?いや、それとも……そんな事を考えながらシャワーのコックを捻ると、扉の向こうに感じる気配!!「えっ?ユ、ユンホさん!?///」「あーいや、その、着...
~Yside~一体どれくらい時間が経ったんだろう……いつの間にか眠っていた?日はとっくに暮れて真っ暗になってるし、雨は益々酷くなってるしいや、あと数時間すればここから解放されるはず、兄さんには思いっきり文句を言ってやる 心細くないといえば嘘になる、どうしたって頭から離れないのは俺を見て困ったように微笑むあの人ふわふわの髪に溢れそうなバンビアイ、そして、首筋から香るのは甘い………香り「…………チャンミン」「呼んだ...
~Yside~ 「ぼ、僕、シャワー浴びてきます!!///」腕の中に閉じ込めたと思ったのに、慌てて逃げてしまうつれない恋人そんなに焦らなくてもいきなり襲ったりしないのに、まったく純情にも程があるとはいえ緊張してるのは俺も一緒、だな触れたいと思う気持ちは日に日に募って、会えばすぐにでも抱き締めてしまいたくなるこの前他のやつに狙われたってこともあって、俺自身少々焦っているのかもしれないま、誰にも渡すつもりなんて...
~Cside~「それでさ、うちの課長ったらとんでもないんだって」「あ、うん」「ちょっとチャンミン聞いてる?」「へ?あ!!き、聞いてるよ!!」「そうかなぁ、やたらと上の空なんだけど、どうしたのさ?」そう言ってジョッキのビールを飲み干すキュヒョン、とても一人じゃいれそうもないからこうして飲みに誘ってみたわけだけどやっぱり気になるのは彼のこと落ち着いて考えてみても耳と尻尾があるなんて普通じゃない、でも、あの...
~Cside~「先にシャワーいってくる」片付けの途中に耳元で囁かれる甘い声、突然背後に立つもんだから驚いてお皿を落っことしそうになっちゃったよ///まあ、ぼーっとしてた僕も悪いんだけど………やっぱり今日はそういう雰囲気、なんだ///やたらと触れてくるユンホさんにドキドキしちゃって、正直肉の味なんてまったくわかんなかった一応用意っていうか、覚悟はしてきたつもりだけど、緊張しちゃうのは仕方がないお互いに求め合ってい...
~Yside~「………腹減った」チャンミンの家を飛び出してから公園で過ごして、水ばっかり飲んでるから流石に体力も落ちてきたあんまり同じ場所にいるわけにもいかないが、かといってこの辺りにはでかい公園はここしかないあんまり遠くに行くのも心細いし、とにかく兄さんが帰ってくるまでここで過ごすしかなさそうだ公園の中を転々としながら出るのはため息ばかり、しかもまた雨も酷くなってくるし苦手、なんだよな………雨って母さんが...
~Yside~「うん、美味い!!」「ふふ、良かった、ここのお肉美味しいんですよね」「まさか家で出来ると思わなかったなぁ、流石チャンミン!!」「い、言い過ぎですよ///偶々です!!」そう言って口元を緩ませる可愛い恋人、家で飯を食えることがこんなにも幸せな事だったとは!!さっきは抑えきれずキッチンで追い詰めてしまったが、あのまま暴走しなかった自分を褒めてやりたい最近は一刻も早く俺のものにしたいって気持ちが強く...
~Cside~いったい、何が起こったんだろう………もしかして僕、寝ぼけてる?昨日あったことって全部夢だった、とか?いやいや、キッチンのゴミ箱にはカップラーメンが残されているし、ソファにはかけてあげたブランケットがキチンと畳んである部屋の中を一通り見回してからソファへと座り、じっと考えてみるあれって耳だったよね、そしてパタパタと揺れていたのは確かに尻尾だったあれって俗に言う狼男ってやつ?銀の玉でやっつけなき...
~Cside~「…………んっ………ユンホ……さ///」「チャンミン可愛い」「ま、待って……んん///」 期待してなかったといえば嘘になるそりゃ僕だって先には進みたいし、ユンホさんと触れ合いたいって思ってはいるけど………シンクに追い詰められて、舌を絡めるように唇を奪われてまったく動けないなんだろ、今日はやけに積極的な気がする、いつもは焦ったいくらいに慎重なのにユンホさんの手はそろそろと僕の腰のあたりを撫でていたけど、遂には...
~Yside~「チャンミン」「ち、近寄るな!!」「チャンミン」「き、君っていったい!!」あまりに驚いたチャンミンの顔に、居た堪れなくなった俺はそのまま部屋を飛び出してしまったやばい、胸が苦しくて堪らない気をつけていたのになんで………普段ならこんな事はないはずなのにそう、俺は普通の人間じゃないこっちの世界とは別の狼人間の世界からやってきた遥か昔は人間と共存していたこともあるらしいが、今はひっそりと紛れ込んで...
~Yside~「やあ、いらっしゃい」「あの、遅くなっちゃって///」「いや、俺もさっき帰ったばっかだよ、入って?」「あ、はい///」チャンミンにメッセージを送った後、仕事を早めに終わらせて家へと戻った予め掃除はしておいたから、問題は散らかった部屋の中脱ぎっぱなしの部屋着やらバスタオルやらせっせと洗濯機に放り込んで、出しっぱなしのゲームも引き出しへと押し込んだクローゼットから服がはみ出てる気もしたけど、それは...
~Cside~「ねえ、チャンミンって何か香水付けてる?」「え?香水?わわっ!!///」「なに、すごく甘い」「ちょ!!やめろって!!擽ったい!!///」いきなり腕を引かれたと思ったら、僕はユノの腕の中にいてぎゅうぎゅうと抱き締められていた!!しかも首筋に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅ぐからたまったもんじゃない!!///「………んあっ!!///」自分でも甘い声を出しちゃって慌てて口を押さえた、どうにか逃れようと踠いていると...
~Cside~『今日は早く帰れそう、良かったらうちに来ない?』そんなユンホさんからのメッセージが届いたのは、ちょうど取引先を出たところだったやばい、顔がにやけちゃう///ユンホさんと付き合い始めてもう1ヶ月が経った付き合い始めは本当にぎこちなくて、恋愛下手っていうか、不器用っていうかお互いがお互いを過剰に意識しちゃってて(笑)それに、最初はうちの叔母とかチョン夫人とかも探りをいれてきたりしてたから余計だっ...
~Yside~「は?仕事で帰れない!?」『そうだよ、てか、お前どこにいるの?』「あーえっと、その///」『来るなら来るって言っとけよ!!父さんが心配してただろ!!』「…………」『とにかく俺が戻るのは最短でも2日後だ!!他人に迷惑かけてんじゃねぇ!!戻るのが嫌なら野宿でもして待ってろ!!』やっとの事で連絡がついた兄さんは激怒りで電話を切ってしまったまさか仕事で海外に行ってるとか思いもよらなかったやばい、俺ってば...
~Cside~なんでこんな事になっちゃったんだろう………まるで捨て犬みたいに人を拾ってきちゃって、最初はトイレだけって思っていた筈なのに気付けばその人はうちのソファですうすうと寝息を立てていて……長い体をクルンと丸めて、まるでワンコみたいに小さくなってる黙っていればクールなイケメンなのに、喋るとどこか舌っ足らずで子供っぽいとかどうにか事情を尋ねてみたら、お兄さんと連絡が取れなくて困っているみたい?一応僕のス...
~Cside~「シウォンさん、僕、このお話はお受けすることができません」「ん、そっか」「すいません、あの……」「いや、いいんだ、わかってたんだ、ただ……君がもしかして無理をしてるんじゃないかって思ってさ」そう言ってシウォンさんはバツが悪そうに頭を掻いたどうやらシウォンさんは僕の縁談の話を聞いて、僕がその……屋敷の為に身売りしたのかと思っていたらしいどうりで………急に帰って来てプロポーズだなんておかしいと思ったよ...
~Yside~「ユノ、いい加減にしないか!!」「父さんは何もわかってない!!」「こら、待ちなさい!!」そんなやりとりをしたのは2日前のことほんの些細な喧嘩だった、勢いで家を飛び出したのはいいが何も持たずに出てきてしまったこっちの世界に住んでる兄さんを頼ってきたのに、何故か家は留守で連絡もつかないしスマホだっておいてきてしまったし………幸いなことにポケットに小銭が入っていたから数日は凌げたもののそれも底を尽...
~Yside~他の男からプロポーズされただなんて、考えただけでも腹わたが沸くりかえりそうになるけど別にチャンミンが悪いわけじゃないシュンとして項垂れてしまう君に、愛しさしか溢れないのは俺が君に甘いから?いや、どうしたって君に夢中なんだ黙ってしまった俺をチラチラと伺うバンビアイ、ここが店じゃなかったら直ぐにでも抱き締めてキスをしてしまいたい「あの………ユンホ、さん?///」「ある意味罪なんだよな」「えっ?///」...
~Cside~「やばい、すげうまい!!」「そ、そう?良かった///」カップラーメンを啜りながら満面の笑みを浮かべるその人、ああ、なんでこんな事しちゃったんだろうびしょ濡れで倒れていた人を家に連れて帰って、結局はトイレだけじゃなくシャワーも貸してあげて挙句にはご飯までごちそうしてるとか!!まったく、犬を拾って来たわけでもないのにだって、あの目がいけないんだよ、うん///濡れ姿がセクシー過ぎて最初はわかんなかっ...
~Cside~「さあ召し上がれ」「い、いただきます///」目の前に並べられた料理に思わずゴクリと喉が鳴るさっきまでは緊張してなんだか食欲がない気がしたのに、ユンホさんの顔を見た途端に安心しちゃって僕って案外単純なのかもしれない呼び出したからには何があったのか気になっている筈なのに、無理に聞かないのはユンホさんの優しさ口の横にご飯なんて付けちゃって、そんな姿にも癒される気がするよ「ユンホさん」「うん?落ち着...
~Cside~「甘い」「へ?///」「甘い匂い」「わわっ!!ちょ!!///」トイレから出た所でガバリと抱きつかれて思わず絶句するいくらイケメンとはいえ男に抱き締められているとか!! 慌てて体を離すと、寂しそうに眉を顰めるからなんだかこっちが悪いみたいじゃないか!!!!///「な、何すんだ!!///」「ああ、ごめん、つい」………つい!?ついって何なんだよ!!濡れた髪をかきあげながらにっこりと笑うそのイケメン、やめろ!...
~Yside~『今夜会えませんか?』そんなチャンミンからのメッセージに気付いたのは、残業を1時間ほどした頃だったちょうど客先からデザインの校正が上がったところで、今日中に終わらせてしまおうと取り掛かったのが定時前こんな急なメッセージとか珍しい、あまり我儘を言わない君なのに……作業は途中だったがちょうどキリのいい所だし、会うのになんの支障もない、よな我ながら都合がいい(笑)スマホをタップすると少し考えてから...
~Cside~びしょ濡れになりながら部屋の鍵を開けて、ぐったりとしたその人をトイレへと押し込んだ一応バスタオルも渡したし、後はその……待つしかない、よね濡れてる人を運んだせいで自分もびしょ濡れになってしまった今すぐにでもシャワーを浴びたいけど見ず知らずの人間がトイレに籠ってるのに落ち着ける訳がないとりあえずはと濡れた体を拭いて着替えると、ぼたぼたになった廊下を掃除したま、週末の手間が省けたと思ったら(笑...
~Cside~「やあ、チャンミン」「え?シウォンさん?」「あんまり会いたくて来ちゃったよ~」今日は珍しく叔母と農場に出て果物の出来具合なんかをチェックしている所だったほぼ営業と言っても過言でない僕の仕事、久々の農場はリフレッシュにもなると思っていたのに、まさかシウォンさんが訪ねてくるなんて……「まあまあ、もしかしてチェさんの息子さんですか?良かったらこちらへどうぞ」「はは、突然すいません」ビニールハウス...
~Cside~「あの、すいません、大丈夫ですか?」声をかけてしまったのが運の尽き、ぐったりとしたその人は黙ったままお腹の辺りを押さえていた………お腹が痛いのかな、まさか盲腸とか?救急車を呼んだ方がいいのかもしれない、せめて雨に濡れないところに連れて行かなきゃ「えっと、立てますか?今救急車を呼びますから」「………いや、いい………腹、痛い」「えっ?」「………吐く」「えええっ!?」こんな歩道の真ん中で吐くとか言われたら...
~Yside~この前はチャンミンの前でかっこ悪いとこ見せちまって、かなりの自己嫌悪に陥ってしまった『チャンミン、俺以外の男と2人きりで会うの禁止だから!!』自分で言っておいてなんだけど、かなり自己中なセリフだとは思うでも、こういうのはハッキリ言っておかないと自分が暴走しそうで………俺ってこんなに独占欲が強かったんだ、なんて実感したりしてよくよく話を聞いてみると、チャンミンの肩を抱いていたシウォンって奴は学...
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