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  • 気付く、猫と老女

    猫とかずこは、気付いている・・・。おはようございます。とっくに、春の兆しに気付いているのだ。我が家の猫ら、特にオスはいつもよりソワソワしているし、野良猫どもは、勤め先のトラックのタイヤにマーキングをし始めた。そして、かずこは春の乱が始まった。木の芽時、かずこでなくとも自律神経が乱れやすいが、認知症のかずこは、ダイレクトに受けてしまうようだ。いくらなんでも、早くない?と思うが、弊社の蘭さんも、新たな葉がチロっと出てきている。「かずこさん、おはようさん。」実家へ行くなり、ベッドに横たわるかずこに声を掛けると、思わしくない顔をしている。ああ、起き抜け不機嫌か・・・。この時期は、起こした瞬間、「ぶち殺したらぁ~」と言いながら起き上がることも珍しくないが、この日のかずこは、「体中が痛くて痒いんやぁ。」と弱々しい。あ...気付く、猫と老女

  • 願う一瞬

    私には、永遠を願う景色がある。おはようございます。けれど、永遠に変わらぬ景色など、この世には一つもない。それを知っているから、願うのだ。さくら猫になったマアコは、相変わらずデッカを私に預けて、散歩に出かける。それを遠くに見つけた時、私の胸は躍る。この広い星で、小さな友人を遠くに見つけた時の快感は、それはまるで奇跡のようだ。「マアコ、デッカが待ってるよ。」そう囁いてみると、遠くのマアコがキョロキョロした。次は大きな声で、手を振りながら、「マアコ、戻っておいでー」と叫んでみると、マアコはゆっくり、こちらへ向かって歩いて来る。永遠なんてないくせに、どうしたって願ってしまう光景だ。という、会社での光景だが、そろそろ本気で、クビになるんじゃないかしら?お願い、この首、繋がっていますように!おい、おたま!君は、なんか...願う一瞬

  • これが、これで、淋しい終わり

    「もうさすがに、運転はやめて欲しい」そう言ってから、父は、かずこが救急車を呼んでしまうほど、酒を呑み続けて荒れていた。おはようございます。かずこのボケが一時、こころもち改善したくらい、荒れていた。私は、父の年齢が90歳だから止めて欲しいと思った訳じゃない。周囲の人からは、よく、「もう90歳なんだから、運転は止めさせた方がいい。」と言われていたが、あやふやに笑って誤魔化していた。見てもいないのに、歳だけで判断されたら、父じゃなくとも納得しがたいだろう。だから私は、去年10月に受けた、父の免許証更新時に必要な認知機能検査にも協力をしていた。試験対策の本も渡し、「脳トレ!脳トレ!」と言いながら、なんだかんだ父をこき使っていた。「そこ、拭いて!」だの、「ゴミの日だから、出しといて!」とか、「また猫拾うから、頼んだ...これが、これで、淋しい終わり

  • マアコとの約束 4

    マアコをリターンしたのは、土曜日の静かな朝だった。おはようございます。人気のない環境でリターンするのが好ましいと思い、金曜日に避妊をした。案の定、土曜日の会社は静かだった。私は、走り去ったマアコをしばらく探し、また車庫の奥に引っ込んでしまったデッカに「デッカ、また来るね。」と声を掛けて家に戻った。そして帰るなり、キャリーケースを持ち出して、車に積んだ。万が一、マアコが戻って来なかった時、デッカを保護するための部屋の準備も始めた。「やるなら、月曜日の夕方になる。」私は、おじさんにそう告げ、呑気に寝ている我が家の猫らを見渡して、「いったん、地獄絵図になるで~。」と言って、笑ってみせた。避妊を強いたのは、私の勝手だ。そのせいで、この親子の運命を引っ搔き回してしまったかもしれない。それどころか、私がマアコと約束さ...マアコとの約束4

  • マアコとの約束 3

    マアコを病院へ預け、社へ戻ると、車庫の奥から大きな声が響いていた。おはようございます。「デッカ!」名前を呼ぶと、物陰からこそっと顔を覗かせるが出ては来ない。マアコが戻るのは翌朝だ。「デッカ、お母さんは明日戻ってくるからね。」そう声を掛けて社内へ入った。デッカは生後4カ月のオスだ。マアコの避妊の予約をするため行った動物病院の獣医は、「親子共、手術できますよ。」と言ったが、私は、「子猫は、捕まえられたら連れて来ます。」と答えた。今回、マアコの避妊を依頼したのは、我が家の猫らを診てもらっている、メスや針を持つと目が輝くサイコパス先生ではなく、野良猫の保護やTNRに協力的で猫の扱いにも慣れた獣医だ。非常に早口で決して人の目を見ない。こちらが質問すると、一旦挙動不審になる。かなりコミュ障チックだ。しかし、どんな事で...マアコとの約束3

  • マアコのと約束 2

    去年の8月から始まった、『メッシュパネルを、段階を踏んで組み立てながら、その中で、ご飯を食べてもらう作戦』が、完成するまでに半年と記したが、それはマアコの問題だけではなかった。おはようございます。私の組み立てスピードが遅かったせいだ。サクサクと組み立てて行けば、3か月で完了したのかもしれない。しかし、私はケージで捕獲が成功さえすればいいと考えていなかった。これは、7段階目クリアした時。底→横1枚(右)→横1枚(左)→前→横2枚め(右)→横2枚目(左)→上1枚目マアコは私と出会うまでに、どこでどう生きて来たのか、分からない猫だった。情報網を張り巡らせている猫ボランティアのSさんでさえ、「マアコちゃんが、どこの誰にご飯を貰っているのか、分からないんです。餌場も、いくつかあるんですが、そこでの目撃情報もありませ...マアコのと約束2

  • マアコとの約束 1

    今、私と父さんは激しいバトル中だ。年末から一気に認知機能が落ちた父、運転免許の更新時期が迫り、ついでに、父の愛車の車検も迫って来た。この機に「車は手放して、更新はせず、運転はもう止めて欲しい」と訴える私に反し、父さんは毎日、朝から大荒れで、そのくせ、「はよ、運転免許の更新に行かなあかん」と言い続ける父。昨夜は、私が実家を出た後、父は酒を呑み過ぎてぶっ倒れたようで、なんと、ボケボケかずこが救急車を呼ぶ事態となった。私は慌てて実家へ戻り、救急隊員さんへ謝罪してきたが、きっとそれも、今朝になればすっかり忘れて、「そろそろ、免許の更新せなあかん」と念仏を唱えるのだろう。おはようございます。私は、119番に電話できた、かずこさんに驚いている。今朝、改めて、かずこさんを褒めてやろう。そんなこんなで、ブログも放置してお...マアコとの約束1

  • 健康習慣?

    ああ、遅刻しそうだ。おはようございます。冷えて来ると、私の過活動膀胱の度が過ぎてくる。昨夜は、頻尿でなかなか眠れなかった、途切れる睡眠の中で見る夢は、一睡目は、トイレを探す夢だった。二睡目は、トイレが見つからない夢。三睡目になると、危ない。ちょろっと漏れた。朝方の夢は、パンツを洗っていた、風呂場で。悪夢だ!その合間に、あやが「さぶいさぶい」と私を起してくる度、布団の中に入れてやるのも欠かせない。あの子は体が温まると、いったん布団から出て、冷えた頃に、また入りたがる。ぐるぐる回転している訳で、あやも、けっこう忙しい様子だ。ただ救いは、何度起きても、すぐ眠れる点だ。私とあやは、何度も起きて、何度でも5秒で眠りに落ちる。そんな訳で、遅刻しそうな訳は、寝坊ではなく、YouTubeの見過ぎです。おい、おたま!おたま...健康習慣?

  • 犬山なのに、猫と狐

    占いで、今年は遠方へ出かけると運が上がると言っていた。おはようございます。だから私は、遠出してきてやったわい!愛知県犬山市にある、国宝『犬山城』すっかり、占いに翻弄されているが、皆さん、安心してください。1月だけだから。私が、やたら占いが気になっちゃうのは、1月だけなのだ。今回は、犬山城へは登らず、城下にある、三光稲荷神社へお参りに行って来た。といっても、神社内の写真は一枚も撮っていない。忘れちゃっていたんだ。それくらい、なんというか、お参りなのに楽しかった。お稲荷さんの境内に、銭洗いもあり、縁結び神社もあり、重軽さんという、願いが叶うか教えてくれる石もおられる。私はまず、お稲荷さんにご挨拶をして、縁結び神社にもご挨拶だけ済ませてから、入念すぎるほど必死に一万円札をびしょ濡れにし、真剣に重軽さんにお伺いを...犬山なのに、猫と狐

  • 連休明けの功績

    昨日、とってもいい感じの写真が撮れたんだ。これだ。なんだこれ?!と思われますよね。電信柱から飛び立った鳥の見切れ方、私はなぜだか、グッと来るのだ。己の撮影の腕の低さに自惚れた。ちなみに、見切れた鳥は、チョウゲンボウだ。小柄なタカ科の鳥だ。可愛い顔して、飛んでいる小鳥も狩るポテンシャルを持っているが、可愛い顔は、検索してください。お手数かけます。さて、連休明けの今週も、今日で終わる。来る人来る人、「いや~正月ボケで、すみません」と言っている。その点、今週の私は、連休明けとは思えない、いつものポテンシャルで過ごせた。郵便物を郵便局へ持って行くのに、郵便物を忘れ、来客だというのに、お茶も出さずにデスクで無になり、歩く度、同じ障害物の角に恥骨を打ち付けて、のたうち回っていた。うん、うん、いいぞ。いつも通りだ!今年...連休明けの功績

  • 調子こいてる私達

    あれだけ叫んだおかげで、日常は、素直に戻って来た。おはようございます。かずこのみならず、年末に父さんまでが一気に衰えたことで、連休中は、これから私にやってくるだろう忙しさに、恐怖を抱いていた。そして、それが受け入れられず、苛立ってもいた。同時に、デッカも保護できないと諦めざる時期でもあり、マアコのTNRにも、悲観的な予想しか出来ずにいた。なにもかも、上手く行く気がしない。いったん凹んでしまうと、私の思考など、簡単に底の見えない淀んだ沼へ沈んでいく。けれど、それはもう、過去形だ。私の心境は一瞬で変わった。そのきっかけは、YouTubeを開くと、いたずらに流れてくる『2025年の占い』だった。頼んでもないのに、一白水星の運勢を占い師が解説している。「去年は、一白水星さんにとって、とても苦しい年でしたね。しかし...調子こいてる私達

  • この叫びを聞け!

    初夢は、我が家のおじさんと別れる夢だった。おはようございます。しかし、それは早くも正夢だったのだと知る事となった。大型連休丸被りだった我らは、今朝別れを告げた。先陣を切ったおじさんは、「ああ、行きたくないけど行ってきます。」とだけ呟き、見送る私は見送ることもせず、テレビの画面をぼんやり見つめたまま、「あいよ」という、地獄のテンションで返事をした瞬間、「ああ、あれは正夢だったか・・・」と気付いた。という訳で、今年はシンプルに叫びます。行きたくないよーーーーーー!死にたいくらい、行きたくないからーーーーー!!ああ、この床になりたい。床になって一生を終えたい。この吐く息になってしまいたい。息のように、しゅわーっと消えたい。いーきーたーくーねぇよーーーーーーーうおい、おたま!聞いてるか?おたま「聞いてないだ。」ち...この叫びを聞け!

  • 新年、敗北宣言

    気付けば、最終日だった・・・おはようございます。今年は、スマホもパソコンもほとんど触らずにいたせいで、このサイトがサイバーテロに遭っていたことも知らなかった。そのくせ、野鳥は撮っていた。元日、やってきたメジロ去年の冬にやって来ていたジョウビタキは、毎朝会っていたら、ちょっと馴れて来たのか?すごく至近距離で撮影させてくれるようになった。ちなみに、メジロもジョウビタキも、隣りの一軒家の庭にやって来る。すなわち、私は隣のお家にレンズを向けて盗撮しているということで、ごめんなさい、お隣さん。ありがとう、お隣さん。そんな中、私はデッカを諦めてはいなかった。約1か月、デッカを馴らすことに集中していた。デッカの『懐っ子スイッチ』を探していたのだ。マアコがデッカを連れて来たのは、生後2か月をすっかり過ぎた頃だった。2か月...新年、敗北宣言

  • まず謝罪から・・・・

    みな・・・みな・・・・みなさま、あけましたが、ごめんなさい。おはようございます。年賀状って、かなり前倒しで作るんですよね?そういう段取りを経ての年賀状なんですよね。私も、そういう段取りを経て年賀状を出していたような、そんな記憶が遠くにあったような気がするんですが、あまりに遠くの方にある記憶だったもんだから見えなかった。ということで、今年は年賀状を作りませんでした。あんなに皆さんに励ましてもらったのに、新年のご挨拶を忘れていたなんて、なんと私らしいことだろう。大変、申し訳ございません。その代わりにといってはなんだが、『賀正』みたいに編集するな!去年は、まさにこのカーディガンみたいな年だった。細ーい毛糸を、先が見えないまま、ただひたすら失敗を恐れながら耐えて編んだ。「もうやめちゃいたい」折れそうになりながら、...まず謝罪から・・・・

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