河出文庫版の古典の新訳シリーズ、訳者が三浦しをんさんだったので。菅原伝授手習鑑(河出文庫み36-1)三浦しをん河出書房新社ストーリー菅原道真に恩義を受けた三つ子、梅王丸・松王丸・桜丸が主君への忠義との間で葛藤する。書道の奥義、親子の愛憎、寺子屋の悲劇。歌舞伎や文楽で今も愛される名作浄瑠璃を血の通った名訳で。(菅原伝授手習鑑:三浦しをん|河出書房新社)文楽ではお馴染みの「菅原伝授手習鑑」。浄瑠璃のリズムとか情景とか思い浮かべながら読みました。寺子屋の段は涙なくしては観られないよね…この新訳シリーズを初めて読んだので他のものとは比べられないのだけど、訳者自身の言葉選びとかがやはりその人っぽい。だから思わず笑っちゃうような表現とかあって(もともとクスッとなるような場面ではあるのだけど)、面白いもんだなぁと今さら...三浦しをん訳『菅原伝授手習鑑』