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  • 椎葉の古民家(宮崎県立博物館)で「神楽」と「仮面」の展示と上演【神楽と仮面2024<1>】

    私(高見)は「九州民俗仮面美術館」所蔵の古仮面の提供と展示・トークショーへの参加で協力します。若い学芸員さんたちの元気いっぱいで素晴らしい企画です。●特別展示・ワークショップ「山の面海の面〜祈る化身のカタチ」のお知らせ神楽面の魅力をご紹介する展示を行います!椎葉村の伝統工芸士・古川三鶴亀さんの作品を中心に、椎葉村の神楽面や九州民俗仮面美術館のコレクションをご覧いただけます。あわせて神楽公演やワークショップも行います!たくさん皆様のご参加をお待ちています。●特別展示・ワークショップ「山の面海の面−祈る化身のカタチ」会期:2024年10月24日(木)〜28日(月)9:30〜16:00会場:宮崎県総合博物館民家園「椎葉の民家」♢神楽公演10/26(土)13:00~15:30観覧無料要予約定員80名出演団体椎葉神...椎葉の古民家(宮崎県立博物館)で「神楽」と「仮面」の展示と上演【神楽と仮面2024<1>】

  • 「茜」の重ね染めで深い味の発色が得られた【秘境の村で草木染め(8)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

    当日の茜染め。左端の8枚が「重ね染め」です。10年以上前に染めた布が雨漏りで濡れたり、西日が当たって色が少し褪せたりしていたものを持って行き、皆さんが染めた残りの染液で染め重ねると、それぞれに深い味わいの発色が得られました。これは今後に生かせる技法なので記録しておきます。これは当日掘った茜草の根で染めたもの。いかにも日本的なやさしい発色。「染め重ね」のアップです。下地に山桜染め、朴の葉染め、胡桃の葉染め、ヒメジョオン染めなどがあります。「茜」の重ね染めで深い味の発色が得られた【秘境の村で草木染め(8)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

  • 【秘境の村で草木染め(7)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

    <1>9月3日、椎葉村・栂尾地区の渓流沿いに集合。<2>全体の説明。3週間前に堀り、乾燥させておいた赤根を施設の雨漏りの整備の際に捨てられていたことが判明。それで、工程ゼロからの出発となりました。茜は、掘った根を乾燥させておいたほうが濃く染まるのです。でも、天然状態の茜草の根には古い根も混ざっていることから、当日掘り出したものでも使えることを説明。この日参加して下さった地元の方もそのことはご存じでした。<3>自生地を確認。茜草は一株の根から四方八方に茎を伸ばし、その伸ばした先が草むらの中から真上に向かって伸び、花を咲かせます。その1本1本の茎をたどり、根株にたどり着くと、そこにひとかたまりの赤い根があるのです。これを掘りあげます。<4>堀り進みます。葉と茎の特徴を把握しておきましょう。<5>これが赤根。予...【秘境の村で草木染め(7)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

  • 天候回復、沢辺で茜染めをした【秘境の村で草木染め(6)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

    前日の豪雨をもたらした台風崩れの低気圧は去り、からりと晴れた好天となった。椎葉村栂尾地区の現流の谷の沢沿いで茜草の根を掘り、染めるワークショップはたくさんの方が集まり、無事終了。当日の参加者からデータが届き始めています。次回以降に記録として使えるようにまとめて公開する予定ですしばらくお待ちください。*この画像は川上佳那子さん撮影。天候回復、沢辺で茜染めをした【秘境の村で草木染め(6)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

  • 大雷雨の中、椎葉の山中を移動した【秘境の村で草木染め(5)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

    昨日、大雷雨の中、椎葉山中を走行中、車のエンジン付近で異音が鳴り続けたので、引き返す。がけ崩れの箇所の迂回路で道を間違え山中彷徨。一度温泉に入り身体を休める。所要時間は四時間半。同じ宮崎県内とはいえ、秘境の村は手ごわい。高鍋まで帰り着きトヨタのサービスセンターに持ち込んだところ、何度も山から流れ出す濁流を突っ切って走ったことによりダイナモかバッテリーまたはベルトが水を被った単純トラブルだろうということで、代車を出してくれた。本日、仕切り直しで椎葉、栂尾地区へ。谷の増水の影響などを確認しながら、茜の根を掘り、かまどをこしらえて焚き火をして染めを実行の予定。さて、どうなることか。昨日の椎葉山中彷徨の時間帯に石川県能登地方が大水害が発生との報。地震被害の復旧さなかの災害に胸が痛む。こちらは事故のないよう最大限の...大雷雨の中、椎葉の山中を移動した【秘境の村で草木染め(5)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

  • 椎葉へ、出発【秘境の村で草木染め(4) /椎葉の渓谷で「茜染め」】

    本日、宮崎県椎葉村の栂尾(つがお)地区の渓谷沿いの集落周辺で「茜草」の根を掘り、染めるワークショップのため出発します。23日当日、沢沿いの岸辺にかまどを築き、焚き火をして染めます。草むらの中に伸びた細い茎をたどっていくと何本もの茎か集まった株にたどり着く。そこを掘り進むと、赤い根にたどり着く。それが茜草の根。現場での作業には思いがけない出会いと発見があるのです。茜草の根で「赤」を染める染織は古代から知られた技法。 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも――万葉集。 秘境の村で昔びとのこころを想う一日です。*本日21日より23日までインターネット不通の地域にいます。*連絡は090-5319-4167(高見携帯電話・旧式)でお願いします。*参加者はほ...椎葉へ、出発【秘境の村で草木染め(4)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

  • 由布院空想の森美術館での「白い花の咲くころ」伊藤冬留<エッセイ>と高見乾司<絵画>のコラボ/始まっています【空想の森から<183>】

    「白い花の咲くころ」伊藤冬留<エッセイ>と高見乾司<絵画>のコラボ展が、会場を宮崎県西都市「友愛の森空想ギャラリー」から大分県由布市湯布院町「由布院空想の森美術館」に巡回して始まりました。秋風の吹き始めた由布院によく似合う企画となっています。好評だったエッセイ「白い花の咲くころ」を採録しておきます。[白い花の咲くころ]伊藤冬留往年の歌手岡本敦郎(おかもとあつお・北海道小樽市出身)の死去を1月8日(2012年)の夕刊が報じていた。戦後間もない頃、彼の歌う抒情的歌謡曲は一世を風靡したが、中でも広く歌われたのは「白い花の咲くころ」である。 白い花が咲いてたふるさとの遠い夢の日さよならと云ったら黙ってうつむいてたお下げ髪悲しかったあの時のあの白い花だよ この「白い花」は、私は辛夷ではないかと思っている。私の郷里北...由布院空想の森美術館での「白い花の咲くころ」伊藤冬留<エッセイ>と高見乾司<絵画>のコラボ/始まっています【空想の森から<183>】

  • 白猫「ましろ」の居場所【森へ行く道<154>】

    草むらの中を、白い光が走るように移動するものがあった。それが白猫だとわかるまでには、夏から秋、そして冬へと移り変わる季節の変化と同じぐらいの時間を要した。葉を落とした草木の間から、その小さな体が見え隠れするようになったのである。そしてその子猫は、素早い動きで先住の野良猫「ノラ」の餌を盗み、また枯れ葉色の草陰に身を隠した。――捨て猫だな。と私は判断したが、かなり深刻な恐怖体験を持っているらしく、人の姿を見れば逃げる速度は、野生のものと大きな違いはなかった。それで、私はノラの餌場とは少し離れた位置に、この白猫の餌場を作り、ノラのものとは分けて置くようにした。すると少しずつ距離が近づき、半年ほどかけて、ついに私の手元から餌を採るようになったのである。  だが、馴れることはなく、餌を採れば、一瞬の風のように去って...白猫「ましろ」の居場所【森へ行く道<154>】

  • 【秘境の村で草木染め(3) /椎葉の渓谷で「茜染め」】

    宮崎県椎葉村の栂尾地区の渓谷沿いの集落周辺で「茜草」の根を掘り、染めるワークショップです。当日、沢沿いの岸辺にかまどを築き、焚き火をして染めます。一週間後になりました。あと少し、参加枠があるようです。下記よりお申込み下さい。【秘境の村で草木染め(3)/椎葉の渓谷で「茜染め」】

  • 「片目黒」は三代祟るげな―「猫族」との和解の物語【森へ行く道<153>】

    ・「Chat」リトグラフ/水元博子前々回の記事の中の「ふらりと家を出た猫は根子嶽に参る」という私が育った大分県日田市の山奥の村に伝わっていた伝承に関し、それを読んだ阿蘇の南方に当たる地域に実家のある読者から、子どものころ、父君から聞かされた「猫が老いると根子嶽に登り、尻尾が二股に分かれた“猫又”という神さまになる」という伝承が届いた。調べてみると「猫を殺すと三代祟る」という民間伝承は各地にあることが分かった。だが、この「猫」シリーズは化け猫の話でも妖怪談議でもないので、そのことは昔話の世界に棚上げしておき、本題に取りかかることにしよう。掲示の作品は猫好きの画家・水元博子さんの作品で、本文との関係はありません。☆拙著「空想の森の旅人」(鉱脈社:2005)の中の「森の住人たち」に猫族と私の家とのかかわりを述べ...「片目黒」は三代祟るげな―「猫族」との和解の物語【森へ行く道<153>】

  • 黒猫ヤーヤは何処へ【森へ行く道<152>】

    片づけをしていたら「黒猫ヤーヤの一日」と題した企画展の資料が出てきたので、ここに再録しておこう。2012年に開催されたこの展覧会の主旨を作者たちの言葉で説明しておこう。☆絵と文-ポンポン船[黒猫ヤーヤの一日について]今回の展示は、黒猫ヤーヤを主人公にしたお話です。ヤーヤはどこにでもいる一匹の猫。けれどその日常には、なんだか不思議なことが自然に転がっている。もしかしたらそれは、いつもどこかで起こっている事なのかもしれません。ちょっとおかしな日常世界、黒猫ヤーヤの一日を、一緒に歩いてみてください。会場となる祈りの丘空想ギャラリーは、緑に囲まれ、とても穏やかに時間が流れています。かつては教会として、今はギャラリーとして人々の集う、開放的な清々しい空間です。ぜひ一度訪ねていただけたら。銀杏並木の小道の先で、ヤーヤ...黒猫ヤーヤは何処へ【森へ行く道<152>】

  • 屋根の上のノラ【森へ行く道<151>】

    近隣の町や村を大きな台風とともに竜巻が通りすぎて行った夜のことだった。ごうごうと鳴る風の音に混じって、――にゃあ。と猫の声が聞こえてきたような気がして目が覚めた。――おっ、ノラ、帰ってきたか。私は小さく呟いて起き出し、玄関や台所入り口の前、中庭の窓の下などを探したが、その姿はなかった。――空耳だったかな・・・暴風が木の枝や葉っぱを横殴りに吹き飛ばしていった。雨が一層、強くふった。*続きは作業中。屋根の上のノラ【森へ行く道<151>】

  • 残暑の一日、若者たちと草刈りの仕上げをする【森へ行く道<150>】

     台風が去り、朝晩は涼しくなったが、日中は真夏と変わらぬ残暑が南国の森を白化させている。カワトモ君とケイタ君が来てくれて草刈りをする。この森に通い始めて3年になるカワトモ君の鎌さばきも堂に入ってきた。毎日荒地を畑に変え収穫物を食卓に運んでくれるケイタ君も逞しい。私も一部を受け持つ。ひところよりは仕事の量が増えている。5年ほど続いた大胸筋断裂、肩鍵盤損傷、アキレス腱断裂、左足踵の骨折という怪我が治り、体調がもどってきたのだ。運動量を暴走老人といわれない程度にセーブし、身体を労りながら過ごす日常を定着させることにしよう。近隣の地域を通り過ぎた台風とそれに伴って発生した竜巻の影響も受けず、この森は静かだ。胡桃は葉っぱを半ば落としたが、実はしっかり残っている。栗の実も大丈夫だ。今年は良い実がいただけるだろう。若者...残暑の一日、若者たちと草刈りの仕上げをする【森へ行く道<150>】

  • 国立能楽堂で「中之又神楽」【宮崎神楽紀行<´24-1>】

    私が30年以上、通い続けている神秘の山地神楽です。鹿狩りの神様「鹿倉様」が出る「鹿倉舞」が伝わっています。この20年ほどで二度の消滅の危機(村の過疎化)がありましたが、山村留学の導入とその卒業生・父兄・教師たちなどが伝承者に加わったことにより、奇跡的に回復し、現在は、その特徴を保持しつつ、優美で活発な神楽として継続されています。超・超・超お薦めの神楽です。関東方面の方、ぜひご観覧下さい。そして“なるほど”と合点された方は現地へも足をお運びください。椎葉の山脈を源流とし、日向灘・太平洋へとそそぐ清流・小丸川の中流域にある中之又地区は、米良山系の東端に位置する山深い里。険しい山道を、村の人たちが作った星型の道しるべが案内してくれます。国立能楽堂で「中之又神楽」【宮崎神楽紀行<´24-1>】

  • 【秘境の村で草木染め(3) /椎葉の渓谷で「茜染め」*ご案内】

    宮崎県椎葉村の栂尾地区の渓谷沿いの集落周辺で「茜草」の根を掘り、染めるワークショップです。沢沿いの岸辺にかまどを築き、焚き火をして染めます。前回の「山茶染め」に続く第二回企画です。下記よりお申込み下さい。移住のいろは1日  · \ワークショップのご案内/皆さま、こんにちは^^9月の体験イベントのお知らせです!椎葉村暮らしワークショップ、2度目の草木染めは"茜"です。ご参加お待ちしております※お申込はハイライトの「イベント申込」から#椎葉村#草木染め#染色#ワークショップ#九州#宮崎県#日本三大秘境#日本で最も美しい村#体験イベント#手作り#手作業#手仕事#茜#茜色##丁寧な暮らし#秘境#山奥#山村#椎葉民俗芸能博物館#椎葉村暮らしワークショップ【秘境の村で草木染め(3)/椎葉の渓谷で「茜染め」*ご案内】

  • 仙人にはなれない【森へ行く道<148>】

     夏はヤマメを追って源流の谷に分け入り、冬は夜神楽の里に通い、一晩中、神楽の絵を描き続けることにより、「釣り仙人」「神楽仙人」などと呼ばれることがあるが、ご覧のように、まだ現場に出て若者たちと一緒に鎌を振るい、台風で傷んだ屋根を修復し(去年は落ちて骨折した)、さて、沢の水が落ち着いたら釣りに行こう、などと考えている76歳の夏。まだまだ「仙人」への道のりは遠いようです。  *写真1枚目はカワトモ君撮影2024年9月1日。仙人にはなれない【森へ行く道<148>】

  • 台風去って一仕事【森へ行く道<148>】

    台風10号が去った。まだ東海地方沖に停滞し、大雨被害も出ているらしいが、当地はスタッフ・仲間たち・施設などの無事を確認。晴れ間も戻った。閉め切ってある窓を開け放って片づけをしよう。今日はカワトモ君が助っ人に来てくれるので、出水でえぐれた道の補修、屋根と壁の始末、折れて飛んだ木の枝や葉っぱを集めて焚き火など。夕食に夏野菜と鹿肉のシチューを喰って元気を出そうぜ。台風去って一仕事【森へ行く道<148>】

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