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  • 復活ののろし【森へ行く道<128>】

    狼煙<のろし>と言っても、山賊が獲物(旅の商人など)を狙う時、あるいは村に敵が近づいて来ることを知らせる場合、または戦争における襲撃・開戦の合図などのような威勢の良いものではない。3ヶ月前に屋根から落ちてかかとの骨を骨折したこと、1週間前に椎葉・栂尾神楽を見ながら目が充血するという症状(脳内出血でなくてよかった)などから回復し、草刈りと薪割りを再開しているという程度の情報。要するに焚き火の煙である。足の痛みも軽減し、草刈り機や電動チェンソーも使えるようになった。薪割りは一本足でもできることは実験済み。これから冬場の仕事を本格化してゆこう。そして、長い間使わずに弱った筋肉を鍛え直してゆこう。森へと流れてゆく煙を眺めること、草の香りを嗅ぐこと、森を歩くことなどの幸福。体力とともに気力が充実してくることの充足感...復活ののろし【森へ行く道<128>】

  • まだ生きている/④椎葉・栂尾神楽の一夜④【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<12>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    【柴荒神】柴荒神は山霊の象徴である柴を背に負い、森の奥から現れる。柴荒神は怒っているのだ。勝手に山神の支配する山に入り込み榊を伐り出し神楽の舞台を設えて賑やかな祭りを行なっている、うるさいではないか誰に断ってこの山に入ったのか吾こそは神羅万象・宇宙星宿を支配する荒神である。と宣う。そこで神主との長い問答が始まり宇宙星宿の原理、神楽の由縁が解き明かされて和解が成立する。自然神と文明神の激突と相克、和解と協調の物語。神楽に込められた和平の思想。椎葉・栂尾神楽では、中盤に「柴入れ」「樽面」と続いたあと「柴荒神」が出て、神主との「荒神問答」が始まる。私はこの荒神問答を描くつもりでかなりの気合を入れて待機していたのだったが、庭のドラム缶の焚き火に手をかざしているうちに、眠り込んでしまった。ズキリと頭の奥の方に痛みが...まだ生きている/④椎葉・栂尾神楽の一夜④【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<12>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 神楽笛とセリ唄が森に響いてゆき、神と人とが交歓する/椎葉・栂尾神楽の一夜③【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<11>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    神楽笛の音が、神域に響き、森へと消えてゆく。太鼓のリズムが神楽を牽引してゆき、笛の音がメロディーを奏でる。そのメロディーには地域ごと、神楽ごとに特徴があるが、いずれも哀調を秘めた美しい曲である。笛は神楽の物語性を描き出し、彩ってゆくが、――神楽は笛から消滅に向かう・・・と聞いたことがある。私は少し前に、米良山系「中之又神楽」と「尾八重神楽」にこの「栂尾神楽」「鬼神野神楽」などと共通するメロディーがあることに気づき、照合してみたことがある。すると、木城町比木神社に伝わる「百済王伝説」にちなむ「師走祭り」の行程で、「高鍋神楽」の伝承者たちが小丸川沿いの神社に立ち寄りながら一週間をかけて、各地域の神社に神楽を奉納しながら神門神社へと向かった道筋に同系統の神楽が分布していることが分かってきたのである。このように「...神楽笛とセリ唄が森に響いてゆき、神と人とが交歓する/椎葉・栂尾神楽の一夜③【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<11>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 椎葉山の深奥部に秘された神楽/椎葉・栂尾神楽にて②【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<10>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    始めて栂尾神楽を訪ねたのは30年以上前になるが、その時、村役場の人が山を越えるルートの地図を書いてくれて「この辺で心細くなりますが、迷わずにまっすぐ行って下さい」と赤ペンで地図に印をつけてくれたものだった。そして、そのとおりの地点で言われた通り心細くなり、ちょうど前方から来た軽トラに停車してもらい、確認すると「ちょうど半分ぐらい来たところ。まっすぐ行けばよろしい」と役場の人と同じことを言い、さっさと走り去ってしまったのである。それほど、栂尾という所は遠い所だった。九州脊梁山地の深奥部と言ってもいいだろう。その後、宮崎に移り住み、小丸川沿いの道を遡行して訪ねるようになっても、その縁距離感は変わらなかった。源流部の山岳に抱かれて十数戸の集落があり、古風を残す神楽を伝えてきたのである。*続きは作業中。椎葉山の深奥部に秘された神楽/椎葉・栂尾神楽にて②【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<10>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 先住神が八百万の神を迎える/椎葉・栂尾神楽の「鬼神」【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<9>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    【鬼神】「鬼」に会うことは祖先に会うことと土地の人は言う。「鬼とは制圧された先住民が山に入り、山霊を身に付けた縄文人の末裔」と、民俗学者は分類する。「まつろわぬ民の象徴である」と支配者は見下す。「道化荒神」という鬼は、祭りの場に乱入し子どもたちを追いかけたり若い女性に抱き着いたりして場を騒乱の渦に巻き込み、偉い神たちの権威を失墜させるが最後は子どもたちとも村人とも仲良くなって、森へと帰って行く少し怖いけれど優しくて気のいい神さまである。*作品は椎葉栂尾神楽の「鬼神」。36㌢×140㌢(水墨・インク・水性絵具・染料などによるドローイング)「鬼」には多様な性格と相貌がある。九州脊梁山地の神楽では「式三番」の神事神楽に続き仮面神の先陣を切って降臨する土地神である。「猿田彦」の信仰と混交している。八百万の神々を迎...先住神が八百万の神を迎える/椎葉・栂尾神楽の「鬼神」【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<9>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 少年たちが舞う、次世代へつなぐ/日向市東郷・坪谷神楽の一夜【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<8>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    日向市東郷・坪谷神楽は、一時は神事で舞われる「式3番」まで晩数を減らし、消滅が危惧された時期もあったが、伝承者も増えて少しずつ晩数を増やし、現在は13番を奉納できるところまで回復した。復興途上の神楽と言っていいだろう。数年前には、「舞取面」と呼ばれる古面が発見され、この神楽が江戸期から舞い継がれてきたものであることが証明された。坪谷神社は若山牧水生家のある地区で、坪谷川が流れ、尾鈴山脈を望む風光明媚な土地である。かにかくに尾鈴の山は恋しかり今日も霞のたなびきておりと歌人・若山牧水が詠った。この神楽は、少年たちの出番が多い。「振上舞」という太刀を採り物の舞や弓矢の舞「弓将軍」など、大人たちと同じ演目を堂々と舞う。厳しい練習を積み重ねてきた成果であることがわかる。若い女性たちも加わって華やかさもある。女性が舞...少年たちが舞う、次世代へつなぐ/日向市東郷・坪谷神楽の一夜【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<8>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 描いています。日向市東郷・坪谷神楽の一夜【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<7>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    *描いています。日向市東郷・坪谷神楽にて。【猪荒神<ししこうじん>】高千穂神楽では「山森」米良山系では「猪荒神」諸塚神楽では「村方」ここ坪谷神楽では「綱荒神」となっているが、いずれも狩猟民俗を基底とする山の神神楽である。夜が更けて神楽が終盤を迎え天空を天の狩人・オリオンが天狼シリウスを従えて巡ってゆくころ村の背後の黒い森から猪が二頭、暴れ出てくる。猪は、田畑を荒らし猟師に追われて手負いになり暴れると怖いがその肉は美味で「薬喰い」と呼ばれるほどの効力がある。猪は御神屋で転げまわる「ぬた打ち」の所作をしたり、神庭に出て村人と遊んだりする。そこへ猪荒神が出て、荒ぶる舞を舞う。猪荒神とは狩りの領域を支配する山の神である。舞の途中で缶ビールやみかんをもらった猪が上機嫌で帰ってくる。猪荒神と猪はともに一差し舞い、森へ...描いています。日向市東郷・坪谷神楽の一夜【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<7>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 坪谷神楽の一夜【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<7>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

    【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<7>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】[寺原正さんの投稿から]寺原さん、ありがとうございます。寺原さんは坪谷神社の氏子総代をつとめる方で、普段から神社の清掃、手入れなどをしておられる優しい方。神楽の奉納も準備から当夜の仕切りまですべての勤めに目配りをしておられました。そして神楽奉納が終わればカメラを持って各地へ出かける神楽愛好家でもあります。私も行く先々で出会い、ご一緒する機会が多いのです。今回【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】の二人目の参加者として投稿してくださいました。坪谷神楽は近年、「宮神楽の3番」まで番数を減らし、消滅が危惧されていたのですが、寺原さんたちの努力が続けられ、...坪谷神楽の一夜【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<7>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】

  • 「雪舞-2」/山嶽風雪【ART KAOHSIUNG2023/台湾:高雄アートカウション<2>】作品と会場紹介

    【雪舞/山嶽風雪】源平の昔・・・遠く椎葉の山中まで平家の落人たちを追って来た源氏の追討史たちも、――この奥に棲み処はあるまい・・・と追跡を諦めて引き返したという地点がある。ところが、さらにその山の向こうに古風な習俗を残す集落があるのだ。冬になれば厳しい風雪に閉ざされてしまう村に神楽が伝わっている。山中の神社での神事の後神楽宿に下った一行が一夜をかけて舞い継ぐ神楽には悠遠の時を刻んだ史実が秘され、村人の生活が投影された神と人との交歓の場となって銀白の夜が更けてゆく。☆以下は【ARTKAOHSIUNG2023/台湾:高雄アートカウション】の会場風景「雪舞-2」/山嶽風雪【ARTKAOHSIUNG2023/台湾:高雄アートカウション<2>】作品と会場紹介

  • 山は雪/「雪舞」【ART KAOHSIUNG2023/台湾:高雄アートカウション<1>】*出品します。

    まだ11月だというのに早くも南国宮崎、ここ茶臼原台地にも雪がちらつき、由布院や九重連山からは吹雪・積雪の便りが届いています。――山は雪雪は氷となりはてて融くるかたより立つは白波と高千穂神楽歌が歌われる季節となったのです。この時期、【ARTKAOHSIUNG/台湾:高雄アートカウション2023】への出品が決まり、作品の発送を終えました。その経緯と主旨を以下に記しておきます。☆【ARTKAOHSIUNG/台湾:高雄アートカウション2023】に「神楽を伝える村へ」のシリーズを出品します。10月に開催された「AFAFアートフェア・アジア・フクオカ2023」でこの「台湾高雄アートカウション」の主催者のリチャード・張學孔さんのお眼にとまり、今回、お誘いをいただき、出品させていただくことになったものです。「ARTKAO...山は雪/「雪舞」【ARTKAOHSIUNG2023/台湾:高雄アートカウション<1>】*出品します。

  • 三川内神楽の「花舞」と「花鬼神」/山を越えて二つの神楽を訪ねた一日③【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<6>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

    延岡・三川内「梅木神楽」の「花鬼神」は稚児装束の二人舞「花舞」に続いて出る。この地方には五つの集落にそれぞれ一座の神楽が伝えられており、演目は統一されている。「一神楽」「地割」「繰り降ろし」「大神宮(猿田彦)」「花舞」「花鬼神」「山守」「山の神」「山注連(やましめ)」が一連の番付で、その後「岩戸番付」によって舞い納められる。以前は33番が舞われたというが、省略が進みながらも古風と神楽の骨格が残されて伝わっていると理解していいだろう。「花鬼神」は「大神宮」(猿田彦)と同「日・月」を象形した円板を採り物に舞う。「花舞」と「花鬼神」はその後に続く「山守」「山の神」の地舞と把握できる。山守は柴荒神と同系の神で荒々しく登場し、子供たちと柴を引き合うパフォーマンスを繰り広げる。山の神は黒い翁面の神で、よろめきながら登...三川内神楽の「花舞」と「花鬼神」/山を越えて二つの神楽を訪ねた一日③【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<6>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

  • 白面の猿田彦/山を越えて二つの神楽を訪ねた一日②【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<5>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

    諸塚村桂集落から峠を越えて日之影町に下り、さらに下って延岡から日豊海岸沿いに北上して延岡市三川内梅木地区鴟尾(とびお)神社へ行った。三川内地区には五座の神楽が伝わっており、梅木地区鴟尾神社の大祭に奉納されるのが「梅木神楽」である。境内には夕闇が迫り、屋台や露店が立ち並び、焚き火が赤々と赤々と神社の森を照らしていた。この地区の神楽はあまり知られておらず、したがって観光客もアマチュアカメラマンも一人もいない、昔ながらの村祭りの風景を見ることができる。山から下ってきた身を置く場所がなかなか決まらず、焚き火の傍や拝殿の脇などに腰を据え、しばらくは画帖を広げずに見た。そうするうちに、身体が場になじみ、昼間に見た諸塚・桂神楽のとはまた違った太鼓のリズムや笛のメロディーになじんできて、次第に神楽世界に引き込まれてゆくの...白面の猿田彦/山を越えて二つの神楽を訪ねた一日②【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<5>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

  • 波田沙也加さんの神楽紀行/諸塚村桂正八幡神社の霜月祭りにて【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<4>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

    はじめての神楽探訪の旅。群馬から車で訪ねてきた波田沙也加さんが以下の記事を高見乾司のフェィスブックにタグ付けしてくれました。これが【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<4>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行の最初の参加者です。現代の「表現」は現場に身を置き「絵を描く」ことももちろんですが、「観る」「取材する」「文章で記録する」「写真を撮る」「動画で記録する」などを含むと把握します。波田さんの初めての神楽紀行は期せずしてそのような記事になりました。記録したものを当分は高見乾司のフェィスブックにタグ付けすることから公開し、共有する、という所から始めます。これからどのような出会いがあり、どのような「表現」や「作品」が集積されるか楽しみなことです。波田さんの動画は「高見乾司フェィスブック」...波田沙也加さんの神楽紀行/諸塚村桂正八幡神社の霜月祭りにて【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<4>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

  • 山を越えて二つの神楽を訪ねた一日【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<3>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

    諸塚山の尾根道を走り、桂正八幡神社の「霜月祭り」へ。毎年訪れている、小さな村の小さな祭りである。今年はコロナ過明けという事で、道中行き過ぎる神社の入り口にも幟旗が立っている。この時期、南九州の山々の紅葉が始まっており、山頂から見はるかす九州脊梁山地の山々に映えて見事だ。なじみの人達と挨拶をかわし、絵を描き始めたが、手が震えて筆が思うように走らない。急激な気温変化に身体が反応できず、血流障害を起こしているのだ。若いころに罹患した「白ろう病=振動障害」の後遺症である。けれども焚き火に手をかざし、午前の日差しに身体が温められ、若者たちの切れ味良い舞いぶりを見ているうちに全身が場になじみ、筆が進み始めた。これが神楽の魅力であり、神秘の瞬間である。数枚のデッサンを得て、一枚を、この神社の後継者として村に帰り、今年愛...山を越えて二つの神楽を訪ねた一日【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<3>】2023-2024MIYAZAKI神楽紀行

  • 2023-2024MIYAZAKI神楽紀行【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<2>】諸塚村桂神社の霜月祭りへ

    今季の神楽取材の第一日目です。予定していた11月3日の高千穂町天岩戸神社の神話の高千穂神楽33番大公開祭と11月4日の延岡市北浦三川内歌糸神楽は、急用ができたため、中止。高見剛が取材した大分県中津市耶馬渓町雲八幡神社の「耶馬渓神楽」を<番外>として、実質、明日11月11日の諸塚村「桂神社の霜月祭り」を今季の第一回神楽紀行とします。ここから「神楽を伝える村へ」の第二期:2023-2024MIYAZAKI神楽紀行【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」】の開始とします。【諸塚村桂正八幡神社の霜月祭】桂正八幡神社の霜月祭を四年ぶりに地区外へご案内できるようになった霜月祭りです。コロナ過により地元ではひっそりと毎年行っていましたが、ここにきてようやく地区外にもご案内できるようになったものです。昨年からの...2023-2024MIYAZAKI神楽紀行【神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」<2>】諸塚村桂神社の霜月祭りへ

  • 神楽の季節が巡ってきた【耶馬渓・雲八幡の神楽】

    大分県中津市耶馬渓町の雲八幡宮で5日、「湯立(ゆだて)神楽火渡りの祭(まつり)」と題した神楽祭りがあった。宮司代替わりの際にだけ執り行ってきた祭りで、1991年以来32年ぶりの奉納。コロナ禍を乗り越えてようやく開催にこぎつけ、境内は地元の食が楽しめる出店も並び、終日にぎわった。市内で神楽を継承する植野神楽社と戸原(とばる)神楽社が共演。三十三番におよぶ演目を朝から晩まで約12時間かけて奉納した。湯釜の火のそばで、鬼の面をつけた舞い手が「斎鉾(ゆぼこ)」と呼ばれる高さ約10メートルの柱によじ登って餅まきを始めると、盛り上がりは最高潮に。最後はならした炭火の上を神職や氏子、参拝者らが次々に歩いて締めくくった。*以上は朝日新聞記事より。☆これは行きたかった、が、宮崎から現地までは6時間かかる。近くて遠い国。私と...神楽の季節が巡ってきた【耶馬渓・雲八幡の神楽】

  • かさこそ森の詩人たち【森へ行く道<126>】

    旧・のゆり保育園を改修しながら再利用している「コミュニティスペースCasa-Coso森」で子どもたちも、大人も、心優しき詩人になった一日。☆以下はいとうるかさんのフェィスブック記事をほぼそのままコピー。☆子どもたちが企画、主催したアオハル祭、晴天のもと無事に終了しました(^^)子どもたちの出店が5店、大人の出店が2店この日のためにお家で焼いた焼き菓子や、コーヒーやレモネード、チーズケーキ、クッキーやマフィン、りんご飴、トマト飴!、チャーハンやホットサンドにおでんどれもとっても美味しくて、ステージのパフォーマンスも子どもと大人の区別なく楽しんで、皆が笑顔の素敵なあたたかーいお祭りでした♡自分の得意なことでお客さんに喜んで貰うこと、お代を頂くということ。リアルで貴重な体験。子どもたちの顔がイキイキしてとっても...かさこそ森の詩人たち【森へ行く道<126>】

  • 「アオハル祭」の一日【森へ行く道<125>】

    「かさこそ森」の広場で、一日中、音楽が鳴り、踊りの輪が出来ていた。少年・少女たちが自分たちで企画し、立ち上げて、実行した健やかなまつり。それぞれに課題を抱えた子たちだが、皆、個性豊かで元気いっぱいの面々だ。お菓子の店や珈琲ショップ、チャーハンの店、パン屋さんなどを訪ね歩くのも楽しい。秋空はあくまでも高く、風があたたかい。「まつり」とは「神さま」に近づく遊戯。そこから変異して、成長してゆく「なかま」ができる。ここに最も小さな「社会」が形成される。大人たちがつくる社会や学校という規則づくめの社会システムよりも、ここで学び、立ち上がるオリジナリティーのほうが、力づよく健全だと、広場を歩きながら、私は思う。*画像は当日参加の皆さんのフェィスブックから。「アオハル祭」の一日【森へ行く道<125>】

  • 「アオハル祭」という青春【森へ行く道<124>】

    「友愛の森」に通い、育った少年・少女たちが、自分たちで考え、立ち上げた青春の祭り。それに先立ち、一日、皆が集まって薪割りをしてくれた。この祭りで使うための焚き木の準備を兼ねているが、私・高見が屋根から落ちて足を骨折し、まだ過激な活動は出来ないため、冬場の薪ストーブの焚き木を準備しておいてやろう、という発案らしい。放っておくと、この爺イは足を引きずりながら一人で薪割りを始めかねない、という心配も混じっているようだ。昔、放浪の俳人・山頭火は、九州漂泊の旅の途次、大分県湯布院町湯平温泉にたどり着き、木賃宿に投宿し、宿の前の川で旅の衣を洗濯して川原の石の上に干して散歩に出た。折から、時雨(しぐれ)が来た。慌てて戻ってみると、その宿の娘さんが洗濯物を取り込み、きれいに畳んでくれていた。しぐるるや人の情けに涙ぐむとい...「アオハル祭」という青春【森へ行く道<124>】

  • 神楽の季節がやってきた【2023-2024MIYAZAKI神楽紀行/神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」】ご案内

    【2023-2024MIYAZAKI神楽紀行/神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」】スケジュール11月になりました。9月から3ヶ月にわたり、由布院、日田、南阿蘇、高千穂・秋元、宮崎・西都の五会場に福岡市「AFAFアートフェア・アジア・フクオカ2023」(3日間)、東京・浅草「アートスペース繭」(6日間)の二会場を加えて開催された、第一期の【「神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展」】が好評のうちに終了し、第二期【2023-2024MIYAZAKI神楽紀行/神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」】が始まります。この企画は、毎年、宮崎県内に200座以上を伝える神楽の伝承地を訪ね、絵を描き続けてきた高見乾司に同行し、絵を描く、取材する、写真や動画を撮影する、村人と交流する、...神楽の季節がやってきた【2023-2024MIYAZAKI神楽紀行/神楽を描くアートプロジェクト「神楽を伝える村へ」】ご案内

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