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  • 本日、米良の谿へ/今季最後のヤマメ釣り

    今日から二泊三日の予定で、釣友・渓声君が来る。不登校中二のカワトモ君もスケジュールの調整ができれば、合流するかもしれない。今季最後の釣行である。だが、私は釣らない。屋根から落ちて骨折しており、今度衝撃が加わったら、かかとの骨はバラバラに砕け散ります、と担当のT先生から念を押されているのだ。ヤマメは10月から禁漁期に入る。産卵期の魚体を保護するためである。ゆえに、9月最後の週は、名残の釣りとなる。釣り師たちは、渓谷に別れを告げにやってきて、それぞれの釣果やヤマメとの出会いを回想しながら、粛々と釣るのだ。私はその間、温泉に浸かり、身体と足とに休みを与え、木陰で本を読んで過ごす。秋の川辺の写真も撮り、里から山へと掛かる吊り橋の付近や、山の神の祠、山麓の集落などをスケッチする。なじみのポイントでは、じっと水の流れ...本日、米良の谿へ/今季最後のヤマメ釣り

  • 古風と新風ー搬入・展示・そして開幕/現代アートの現場から③【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<8>】

    古風と新風ー搬入・展示・そして開幕/現代アートの現場から③【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<8>】

  • 帰って来た場所―神々のいますところ/現代アートの現場から②【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<7>】

    一日目の展示、二日目の内覧会、三日目から五日目までのフェアと都合5日間の「AFAFアートフェア・アジア・フクオカ」への出展を終えて、由布院空想の森美術館まで帰ってきた。メインテーマとする展示品は買い手がつかずに残ったので、すぐに「空想の森別館:林檎蔵ギャラリー」に展示した。他の作品や仮面神たちの処に戻って来たのだ。なんとなくほっとした空気が流れ、――帰って来たよー。と作品たちが留守番をしてくれていた仲間たちに声をかけているような、和やかな場となった。神々のいますところ。それがここなら、売れずに残ってくれたことが「納得」の帰着点といえよう。そんなことを言うから、私は周りの皆から「マネジメント能力ゼロの男」と叱られるのであるが、いいのだ。作品の中に立ち現れた仮面の神々たちが居心地の良い場所に収まって、安堵の吐...帰って来た場所―神々のいますところ/現代アートの現場から②【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<7>】

  • 会期終了報告/現代美術の現場から【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<6>】

    昨夜(25日午後8時頃)、AFAFアートフェア・アジア・フクオカの出展を終え、由布院空想の森美術館に帰ってきました。会場では、自分のノートパソコンが使えなかった(スマホも持っていない)ので、仲間や友人たちのフェィスブック記事をシェアさせていただきました。今日(26日)、会場から持ち帰った作品を中心に空想の森の展示替えをして、電車で由布院から宮崎へ帰ります。出展期間に多くのことを考えました。これからゆっくりと整理して少しずつアップしてゆきます。ご来場くださった皆さん、展示・会場での対応などを手伝ってくださった仲間たちに感謝、感謝です。骨折した左足の痛みも軽減し、最終日には松葉杖をついて会場巡りをしました。会期終了報告/現代美術の現場から【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<6>】

  • 準備完了。本日、出発して会場での展示。【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<5>】

    出発準備をしていたら、思いがけず、オブジェが一点、完成した。会場中央に展示できるだろう。ちょっとピントが甘いが、雰囲気はつかめる。仮面はボロボロで風化した木地のままになっていたものを修復した。画面にあるのは「水の王」反対側に「火の王」を置く。ドローイングは「雪舞」シリーズ。今回の出品は、深山の雪の中で舞い続けられた神楽を主テーマとしている。火と水を司り、祭りの先導をし、山・森・村を守護する仮面神は、展示の主座に無位置するだろう。これは「神楽画帖」のシリーズ神楽宿に座り、観客とともに過ごしながら描いた。現場の空気感はとらえられているはずだ。*続きは作業中。準備完了。本日、出発して会場での展示。【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<5>】

  • 「雪舞」【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<4>】由布院到着、出展作の整備と積み込み

    雪舞南国九州の山の村も数年に一度大雪に見舞われ吹雪に閉ざされてしまうことがある山も森も神楽の舞台も白一色に荘厳される時――なに、昔の神楽はこんなものであったよ。と、古老がつぶやき淡々と舞い続ける舞人たち・・・中世の絵巻の世界が現出するのはそんな時だ。☆昨日、宮崎から由布院へ。一部高速道を走ったので、山越えより1時間短縮の4時間で到着。運転してくださった黒木彰子さん、ありがとうございました。黒木さんは友愛の森に通い、今は長崎大学の学生として勉学に励んでいるアンジン君のお母さん。染色工房を主宰し、友愛の森アートスタッフとしても参加してくださっている縁で、今回、力を貸して下さった。たくさんの人の応援を受けて、アートフェアへの参加がますます楽しみになってきた。本日(19日)は一日、由布院空想の森美術館にいて、出展...「雪舞」【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<4>】由布院到着、出展作の整備と積み込み

  • 「神楽笛が聞こえる」【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<3>】本日、出展作を積み込み、由布院へ、出発します。

    ・「神楽笛が聞こえる」130㌢×180㌢金地に墨彩+民俗仮面【神楽笛が聞こえる】寒風に粉雪が混じる峠を越えてゆくと遠くから神楽笛が聞こえてくる。黒々とした山脈に抱かれて素朴だけれど古風で清雅な民俗を保つ人びとが、山神に捧げる神楽を奏しているのだ。国土創生の英雄たちと土地の先住の神々が出会い、相克し、協調してゆく物語。それが神楽だ。悠久の時間が流れ、風に乗って神楽笛が山塊へと響いてゆく。「神楽笛が聞こえる」【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<3>】本日、出展作を積み込み、由布院へ、出発します。

  • 出発前日【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<2>】

    出発前日の展示。旧・教会を改装した「友愛の森空想ギャラリー」にて。これが「AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023」の出展作の大作群。70㌢×メートルの「雪舞」と神楽画帖等の小品は現場で公開します。会場前景。手前の大作群は引き続きこのギャラリーでの公開となります。松葉杖を頼りに出かけます。【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023】の概要を再掲しておきましょう。出発前日【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<2>】

  • いざ、出陣 【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<1>】出発前、準備中です

    *本文は作業中。いざ、出陣【AFAアートフェア・アジア・フクオカ2023<1>】出発前、準備中です

  • はるかな縄文の記憶を秘めて山と森の神々が降臨する/高千穂・秋元「ギャラリー蔵森」にて⑦【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<33>】

    掲出は右が高千穂神楽「山森」、左が諸塚神楽「鬼神」。背景は金地のパネル。全体の大きさは70㌢×180㌢。「山森」とは、山の神が鹿狩りをしてその鹿の皮で太鼓を作るという神楽根本の伝承である。演技の途中で唱えられる「唱教」にそれが記されている。この「山森」の唱教は近接する日之影町・大人神楽の最初に唱えられる神楽幕開けの曲である。椎葉神楽の「しょうごん殿」も山の神の鹿狩りの神楽を表すという伝承がある。諸塚神楽の「鬼神」は神楽の最初に降臨する地主神である。「猿田彦」という伝承もある。土地神が渡来の神々を迎える儀礼である。「山森」「山守」という神楽の演目や地名には日本列島基層の信仰が秘められている。東北岩木山の山麓には「山森」「森」「山守」などと表記それる地名が点在しており、いずれも山の神が祀られている。そしてそこ...はるかな縄文の記憶を秘めて山と森の神々が降臨する/高千穂・秋元「ギャラリー蔵森」にて⑦【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<33>】

  • 住吉三神と海神の舞/高千穂・秋元「ギャラリー蔵森」にて⑥【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<32>】

    夜明けが近い時間帯の神楽宿。村人も遠来の客も、焼酎に良い、御神屋の周りで寝転がったり、眠り込んだりしている。その静けさに支配された御神屋に、朗々と神楽歌が響き、四人の舞人が舞い始める。山は雪雪は氷となり果てて解くる方より立つは白波住吉の岸打つ波の重ければ松は根ごとにあらわれの松住吉の松に小鳥が巣をかけていかに小鳥が住吉の松こんにちの氏の御祈祷さお鹿の黄金の箱に収めまします御幣立つ諸葉の山を吾れ行けば太子もそこに御幣とどまる定番の神楽歌とに加えて「海神」の水徳を讃える寿歌(ほぎうた)が混じる。高千穂神楽には、命付け(みことづけ)といって、仮面神に限らず奉仕者(ほしゃどん=舞人)にそれぞれ神名がある。神楽の場に立つ奉仕者には、神が降臨し、舞人は神に変異して神の舞を舞う。「住吉」のみことづけは大綿津見命<オオワ...住吉三神と海神の舞/高千穂・秋元「ギャラリー蔵森」にて⑥【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<32>】

  • 海神の水徳を称え水源の安定を祈願する/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて⑤【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<31>】

    *本文は作業中。海神の水徳を称え水源の安定を祈願する/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて⑤【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<31>】

  • 太鼓の上で逆立ちをする神/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて④【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<30>】

    閑話休題。落下事故から一週間が過ぎた。今日、ギブスが装着される。これでつま先立ちぐらいはできるようになるという。一本足の生活もそれなりに慣れてきた。もとに戻って、高千穂・秋元集落/民家ギャラリー「蔵森」での「神楽を伝える村へ」のご案内を続けることにしよう。・高千穂神楽「八鉢<やつばち>」/和紙に墨・インク・染料など。33㌢×70㌢ その神は、芋茎で出来た船に乗ってやってきたという。蛾の皮またはミソサザイの羽で出来たお洒落な服を着たこの神は、生まれた時、父神の神産霊神の指の間からこぼれ落ちたほど、小さな神であったという。その可愛らしい神・少彦名命は、海の彼方から出雲の国にやって来て大国主命と出会った時、大国主命が掌の上で玩ぶと、跳んでその頬を噛んだという悪戯者である。その後、大国主命と力を合わせ、国作りをす...太鼓の上で逆立ちをする神/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて④【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<30>】

  • 杖の呪力/年寄りが屋根から落ちて骨折した④【森へ行く道<121>】

    良寛の詩/現代語訳思えば無能の生涯であったことさこの国上山上に身を置いて無為にすごした日々のことを聞かれたらあの山田にひとり立つ案山子の仲間と笑って答えておこうよ・訳詩と書画/筆者遊行僧・良寛は、家を出て20年にわたる諸国遍歴の後、故郷越後に帰った。だが生家には戻らず、国上山という山岳寺院の庵居に身を置き、そこから里へ出て、乞食した。山にいる日は、試を作り書を書き、訪ねてくる友人・仲間たちと交友した。東洋の仙境に遊ぶような日々を送る禅僧の境涯は、過酷ともいえる修行の旅と学問に裏付けられているのであった。その安息の日を送る良寛に対する里人には、このように、私はあの山の田のかかしみたいなものだよ、と笑って答えるのであった。☆私は、目下、一本足で歩行する日々を余儀なくされている。かかとの粉砕骨折は、全治2ヶ月。...杖の呪力/年寄りが屋根から落ちて骨折した④【森へ行く道<121>】

  • 空想の森の散歩者/年寄りが屋根から落ちて骨折した③【森へ行く道<120>】

      *本文は作業中。空想の森の散歩者/年寄りが屋根から落ちて骨折した③【森へ行く道<120>】

  • 鳥にはなれない/年寄りが屋根から落ちて骨折した②【森へ行く道<119>】

    昨日(9月6日、落下から3日目)、MRI検査を終えて帰って来た。診断は「かかとの粉砕骨折」。わかりやすくいうと、ガラスのコップを落として底から胴部に至るまで無数の割れ目やひびやが入っている状態。割れ目の間から出血している。これが内出血。骨と骨をつないでいる関節に損傷があれば、即手術という選択だったが、ぎりぎりのところで踏みとどまっているという状態なので、このまま固定して、骨が固まるのを待つ、という治療法となった。本来は一ヶ月程度の入院治療が必要だが、三週間後に迫った「アートフェア・アジア・フクオカ2023」の出店準備をしたいので、無理に頼み込んで自宅療養を許可してもらった。担当医が外科の名医で、私どもの友愛の森の活動に参加してくれたこともある方だったので、理解して下さったのだ。「この次に衝撃を加えたら、ガ...鳥にはなれない/年寄りが屋根から落ちて骨折した②【森へ行く道<119>】

  • 屋根から落ちた。

    屋根から落ちた。昨日の午後4時頃。家根に上がり、雨漏りの箇所を修理して、降り始めた時、脚立が滑って(はしごを外された状態)垂直に落下。かなりの衝撃。左足が全く使えない。骨にひびくらいは入っているだろう。近くの病院は日曜で休診日だったので、一晩、痛みをこらえて寝た。腫れがひどく、内出血もある。これから病院に行きます。経過は後ほど報告。年寄りが屋根から落ちたという笑話の仲間になりました。昨日の午後4時頃。家根に上がり、雨漏りの箇所を修理して、降り始めた時、脚立が滑って(はしごを外された状態)垂直に落下。左足が全く使えない。骨にひびくらいは入っているだろう。近くの病院は日曜で休診日だったので、一晩、痛みをこらえて寝た。腫れがひどく、内出血もある。これから病院に行きます。経過は後ほど報告。年寄りが屋根から落ちたと...屋根から落ちた。

  • 静かな村の一日/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて③【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<29>】

    秋元にたどり着くと、人はだれでも――ここは、今はすでに失われてしまったという、東洋の仙郷にちがいない・・・と思う。高千穂から秋元に至る山道は、アジアの山岳の村を旅するような険しい崖沿いの道が続き、その道が深い木立の中を通り過ぎた地点で、ぽっかりと明るい空が開け、眼前に一基の水車と静かなたたずまいをみせる村が忽然と現れるからだ。二つの谷に沿って四十六戸の古風な家が点在する。それぞれの家には、「いろは」順に屋号がつけられている。この村に住む人の大半が「飯干(いいぼし)」という同じ姓を名乗るため、家ごとの呼び名が決められているのだ。家々を巡る細い道を歩くと、懐かしい笑顔に出会う。すれ違う人が皆、にっこりと笑って挨拶してくれるのだ。村人は、その日のお天気具合や出会ったタイミング次第では、――寄っていきなさい、お茶...静かな村の一日/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて③【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<29>】

  • 神秘の村へ/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて②【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<28>】

    【神秘の村へ】古代――まだ「国家」というものが神々の手にあったころ――の物語を語り継ぐ、神話の里・高千穂。その高千穂の里から西へと向かい、深い峡谷に沿って遡る道がある。道の両岸は切り立つ崖であり、その崖は、背後の大きな山脈に連なっている。断崖のはるか下方にも、また崖上にひろがるわずかな台地にも、棚田に囲まれた集落が見える。高千穂盆地の東方に聳える祖母嶽の山頂から昇った朝日が、これらの風景を照らしながら、ゆっくりと天頂を巡って、やがて西方の諸塚山の山脈に沈む。この山塊のどこかに、青い石を秘める谷があるという。けれどもその場所は、近づけば遠ざかり、また近づけばさらに遠ざかるという。碧玉(へきぎょく)――古代の王の首を飾ったとも、神を招く呪術に使われたともいう青い石――その石は、太陽の光を受けて地中から光を放つ...神秘の村へ/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて②【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<28>】

  • 神々の降臨する村で/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<27>】

    本日、始まりました。高千穂盆地の西方、諸塚山の山麓に位置する秋元集落は、神の降臨する村と呼ばれ、美しい日本の原風景を残す。「秋元神楽」を伝えるこの村の牛小屋を改装した野趣あふれるギャラリーと農家民泊に高千穂神楽に限定した作品を展示し、神楽の季節の始まりを告げる企画とする。高千穂に通い続けて30年一緒に神楽の絵を描きながら育った少年がいる。彼らとの再会が楽しみ。神々の降臨する村で/高千穂秋元「ギャラリー蔵森」にて【神楽を伝える村へ/高見乾司:MIYAZAKI神楽画帖展<27>】

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