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2015/05/16

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  • 喫煙のけむり

    煙草の煙【1966(昭和41)年11月11日朝日新聞朝刊掲載】何やら偉そうな訪問客をサザエさんが迎え入れる。サザエさんの接待にも終始無言で、あろうことかテーブルに置いた灰皿には目もくれず、床の上に灰をまき散らす。怒り心頭、サザエさんは客がかぶってきた帽子を灰皿代わりに床に置いて、姿を消す。傍若無人な喫煙者に対するささやかで、しかも怒りの鉄槌だったのでしょう。昭和24(1949)~25年ごろだったと思う。東映の時代劇・笛吹童子だったり、紅孔雀が劇場をにぎわし、嵐寛寿郎の鞍馬天狗などが一世を風靡していた。小学生が一人で映画を見に行くことは禁じられていたが、わたしは一週間の小遣いをためて日曜日にはいつも映画を見に行っていた。当時は3本立で、映画が終わるとブザーがなり、場内が明るくなる。小学生が一人で映画を見に行...喫煙のけむり

  • 能登半島地震 (12) 公衆電話に列

    能登半島地震(12)公衆電話に列能登の避難所公衆電話に列孤立集落唯一の連絡手段(朝日新聞2024.3/22)能登半島の被災地では携帯電話が数日間繋がららず、公衆電話が外部との唯一の連絡手段になった地域になった。(リード文)石川県輪島市の粟倉(あわぐら)地区は周辺道路の寸断により、一時孤立状態になった。携帯電話は不通になり、被災者たちは身の安否を知らせる手段を失った。公民館には、地区で唯一の公衆電話があった。みんながこれに殺到した。電話を待つ行列ができた。「とりあえず大丈夫だ」。そう伝えると、「よかった、心配していたよ」と安堵の声が返ってきた。少しでも多くの人が使えるように、みんなと同様に1分ほどで電話を切った。発災後の数日間は停電などの影響で、携帯電話も固定電話も使えず、公衆電話に40人ほどの列がて来たこ...能登半島地震(12)公衆電話に列

  • 能登半島地震 (11) 奥能登4病院医療維持に危機感

    能登半島地震(11)奥能登4病院医療維持に危機感奥能登の4病院、看護師60人以上が退職・意向医療維持に危機感2024/03/0406:00看護師総数の約15%石川県奥能登地域には四つの公立病院がある。この医療機関で働く看護師にも疲労が蓄積している。これらの医療機関に所属する看護師の60人以上の看護師が退職したり、退職の意向を示したりしている。看護師の総数約400人のうち約15%にあたる。看護師自身が被災し、生活再建の見通しが立っていない。退職者が看護師の2割に上る病院もあり、病院関係者は医療体制が維持できなくなるのではと危機感を募らせている。市立輪島病院の場合輪島市唯一の総合病院。医療機器が損壊し、一時断水したこともあって、100人近くいた入院患者の大半は別の病院へ転院した。今も20人が入院している。自分...能登半島地震(11)奥能登4病院医療維持に危機感

  • 今日のことば(2) 電車の中で

    今日のことば(2)電車の中で電車で、一人の乗客が鼻水を手で拭いては、座席になすり付けていた。わたしはいややなと思った。周りの人も、いかにも迷惑やなという顔で見ていた。でも、同じ言葉を繰り返し呟いていて、話が通じなそうなその人に、どうしようもなかった。だれもなにも言わず、ただ、いやそうな顔をしながら見ていただけだった。そのとき、おばあちゃんが、その人にティッシュを渡して、よかったらこれを使ってくださいと言った。その人は受け取って洟をかんだ。わたしはびっくりして、恥ずかしくなった。迷惑だと思うだけで、その人の気持ちを考えてなかった。困っていたのはわたしじゃなくて、その人だったのだと初めて気づいた。(中脇初枝著小説『伝言』から)自分の視点から、視点を変えて相手の立場になってみると全く別のものが浮かんでくる。発想...今日のことば(2)電車の中で

  • 今日のことば 国際女性デー いまだ残る女性器切除の習慣

    今日のことば国際女性デーいまだ残る女性器切除の習慣新しいカテゴリーです。新聞、雑誌、本、ドラマなどで心に響いたことばをアップし、できればアップした理由などを載せたいと思います。国際女性デー3月8日女性の地位向上、女性差別の払拭等を目指す国際的な連帯と統一行動の日。1975年に国連が記念日として制定しました。そのルーツは、1900年初頭にアメリカ・ニューヨークで起こった、女性の参政権や女性労働者への差別撤廃運動にまでさかのぼるようです。女性の権利を主張し、女性差別を払拭する運動は、時代の変遷の中で各国で起きましたが、国連が1975年に『国際女性デー』として提唱し、局地的な女性の地位向上運動ではなく、国際的な運動として認知されるまでに、70数年の時間がかかったということです。さて、それでは我が国の女性の地位は...今日のことば国際女性デーいまだ残る女性器切除の習慣

  • 能登半島地震 (10) 疲弊する支援員

    能登半島地震(10)疲弊する支援員もう辞めたい…自治体職員も被災者悲鳴あげる心身毎日新聞2024/2/1116:37能登半島地震の発生からまもなく1カ月半。住民の支援や復旧の業務にあたる被災自治体の職員から「このままでは倒れてしまう」と悲鳴が上がっている。職員の多くは自らも被災しており、心身の負担を減らすための対策が急がれる。住宅約5000棟(2/9日現在)の損壊が判明した石川県能登町。カップ麺や飲料水、消毒液など支援物資がうずたかく積まれている。各避難所にこれらの支援物質を、各都道府県から派遣された応援職員に指示し仕分けをしていく。支援物資を行政区域の避難所へ仕分けする作業に、避難所運営の仕事も交代で回ってくる。「2月に入って週1日だけ休めるようになりました。自宅に帰っても片付ける気が起きず、地震発生当...能登半島地震(10)疲弊する支援員

  • 能登半島地震 (9) 輪島朝市大火②

    能登半島地震(9)輪島朝市大火②輪島朝市の大火は地震の直後に起き、テレビ画面に映された映像は、小さな火災ですぐに消えるだろうと私は思っていた。それよりも、テレビの緊急速報は「津波の恐れがあります。すぐに避難してください」と繰り返しアナウンスし、NHKの定点カメラは人気の途絶えた街並みを映すことと、避難勧告を繰り返すばかりだった。次の火災の放映では4~5軒の火災に広がっている場面だった。放映する側も視聴者もこのような大火になる事を予想できなかったように思う。東日本大震災の火災東日本大震災の火災は、津波で流された家屋の瓦礫が集まった場所からの出火で、能登の大火のように火元が一か所からの延焼ではなく、火災発生個所が何か所もあり、しかも津波で流された家屋などの瓦礫が漂って広範囲にわたって集積しているような火災現場...能登半島地震(9)輪島朝市大火②

  • 能登半島地震 (8) 輪島朝市大火①

    能登半島地震(8)輪島朝市大火①輪島の火災なぜ拡大消火栓が使えれば元消防団員「初期消火で消せたはず」(朝日新聞2024年1月25日社会面)能登半島地震に伴う大規模火災で、地元の海産物や野菜が並ぶ観光名所「輪島朝市」(石川県輪島市)は壊滅状態となった。なぜ炎は燃え広がったのか。(リード文抜粋)がれきでぺしゃんこ(朝日新聞2024年1月25日社会面)1月1日午後4時10分(初期消火ができなかった)輪島市を震度6強の揺れが襲った。元消防団員のKさんは、近くのお寺に備えられてる消火栓を使おうとホースを延ばした。だが、消火栓は瓦礫でぺしゃんこになっていた。最初家屋から白い煙が立ち上り、きな臭いにおいが風に乗って流れてきた。炎が上がり始め、やがて蒼白い炎が舞うようになり、「バーン」という音が響いた。ガスボンベの爆発だ...能登半島地震(8)輪島朝市大火①

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