40代半ばにして再婚 妊活のおかげでベビーを授かりました。 ベビー誕生まで・日常・野球・読書など
40代半ばにして再婚 妊活のおかげでベビーを授かりました。 ベビー誕生まで・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。
(内容)ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのかー。絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー!各誌ミステリーランキングの上位に輝き、第14回大藪春彦賞を受賞した超話題作!初読みの作家。「ユリゴコロ」ってどういう意味かと気になっていたが、一般的な言葉ではなく、この小説で作られた言葉である。なんとなくイヤミスを想像していたが、イヤミスっぽさほほとんどない。前半はかなりホラー色が強くタイトル通りの感じを受けながら読み進めた。「ユリゴコロ」と題されたノートの謎の解明と行方不明になった恋人の行方と大きく二本の話がシンクロしている。それは繋がっていて最後...ユリゴコロ
(内容)火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決めるー!名作としてよく語られている作品であるが読んだことがなかった。なんとなくSFっぽい内容なのかと思っていたがそうではなかった。前半はサバイバル脱出ゲームの感覚でやや軽い感じで読み進むことが出来るが、中盤以降はかなりハラハラドキドキさせられる。ホラー要素も含まれており、結構怖い。それでも読後のスッキリ感もあり、かなり良かった。時間を忘れて一気読みしたくなる感じの作品だった。貴志祐介作品は「青の炎」に続いて2作目。2作品とも良かったので、他の作品も読んでみたいと思う。★★★★★クリムゾンの迷宮
(内容)弱小球団、横浜ベイズの副GM大野は、独自のセイバーメトリクス理論で、チームを見事に立ち直らせる。だが、一方で、球界全体を揺るがす途方もない計画が進行、大野はその渦中に投げ込まれる。もし、プロ野球が4球団に統合されてMLBに吸収合併されたら?豊富なデータに裏打ちされた戦慄のシナリオ。本城雅人作品はこれで3作目。いずれも野球関係の小説。前2作はスカウトの話だったが本作品は球団合併の内容。12球団が合併して4球団になってメジャーに統合されるという話。壮大なテーマであり現実味を感じる部分もある。まずまず面白いが全体的に若干間延びした感じがして長過ぎるという印象を受けた。最後もなんとなくいい落とし所に落としたという感じでもっとインパクトが欲しかった。悪くはないが長さを感じてしまったのが残念だった。登場人物の磯貝や...球界消滅
(内容)ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。政府はこの病に罹患した者を法的に死亡したものとして扱い、人権の一切を適用外とすることを決めた。不可解な病が蔓延する日本で、異形の「虫」に変わり果てた引きこもりの息子を持つ一人の母親がいた。あなたの子どもが虫になったら。それでも子どもを愛せますか?引きこもりの息子が「虫」に変異する話。めちゃくちゃ気味が悪くて何度も読むのをやめようと思いながら読み進めた。虫の描写のところは端折りながら…各章の最後に様々な変異の例が挙がっているが、その項がかなりグロくて気持ちが悪い。読んでる間は鳥肌がたち、やや震えながら読んでいた。前半は本当にダメだった…中盤以降は慣れたのと、少し展開が変わって来たのでそれほどでもなかった。最終的にはいい話で終...人間に向いてない
(内容)「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!読書メーターに登録して記念すべき400冊目の作品。キリの400冊目は大好きな作家の一人伊坂幸太郎作品。タイトルからSFものかと思っていたが、そうではなかった。なんとなく構成や雰囲気が「ゴールデンスランバー」に似ている気がした。そして、「ゴールデンスランバー」同様、好きな作品の一つになった。前半は登場人物が多くやや混乱気味だったが、中盤以降はサクサクと読め...火星に住むつもりかい?
(内容)周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を控えたある日、唯一の肉親である父親から、謎の通帳を渡される。“誰か”が自分のために振込を続けてくれていたことはわかったが全く心当たりがない。唯一の真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。そうなって初めて、父の過去や自分の過去も詳しく知らないことに気づく。その“誰か”を探し始めた周作は、25年前のある傷害致死事件に行く着くのだが…。小さな希望が灯る、新しいカタチの家族小説。初読みの作家。読友さんのレビューで評判が良かったので読んでみたかった。プロローグは少しミステリーっぽさを感じたがそんなことはなく、一風変わった家族小説だった。周作の心理描写もよく描けていて、なんとなく同調することが出来た。登場人物が少ないので混乱することもなく、全編通して読みやすい。読了後の清...ウズタマ
(内容)こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。…真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ?誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。久しぶりの湊かなえ作品。山に住む根から性格の悪い女が居て…というホラー系のミステリーという展開をなんとなく頭の中に抱いてた。ところが、全然違った。それぞれの山に登る女性たちの心の葛藤を描いた短編集。それぞれの短編が少しずつ繋がっている。登場人物のキャラがそれほど際立っていないので名前が一致せず、少し読むのに苦労した。湊かなえっぽさは全くない、なのでイヤミスではなく、ミステリーですらない。私は...山女日記
(内容)お願いします、あの日に戻らせてくださいー。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。2年ほど前にかなり話題になった作品。ずっと気になってたが、図書館でたまたま見つけて借りて来た。喫茶店のある席に座るとコーヒーが冷めるまでの時間だけ過去や未来に行けるという話。SFチックな設定だが、色々とルールがあって面倒くさい。このルールがなんとなく作品を台無しにしてる気がする。それと登場人物の人物描写がうまく描けてなくてあんまり入り込むことが出来なかった。4編からの短編集になるが、最終章の親子の話が一番良かった。この章がなければ全く面白くなかったと思う。悪くはないけど、個人的にはあんまり合わなかった。もしかしたら...コーヒーが冷めないうちに
(内容)強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払えーそう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。月1東野圭吾。もうスキーシーズンは終わって春になってしまったけど、「根津シリーズ」3部作のラストを読んだ。いつもながらのハラハラドキドキ感もあり、それでいて全体的に軽い感じでとても読みやすく親しみやすい作品。これはシリーズ通して思ったこと。さすが東野圭吾!最後に絶妙のオチが待っていて、なかなか痛快だった。登場人物では根津より気になるのは千晶。映画では大島優子が演じてるらしい...疾風ロンド
(内容)九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。奥田英朗の「最悪」「無理」「邪魔」と漢字二文字三部作のうち「最悪」に続く2作目。上下巻からなる作品で読み応えはあったがさくさくと読み進むことが出来た。これは作家の為せる技のような気がする。だが、全体的にストーリーは尻すぼみ感があって、最後は「えっ?これで終わり?」って思ってしまった。まるでドラマが最終回前に終わってしまった印象。個人的には既読の「最悪」の方が良かったと思う。読書メーターに登録してから読み始めた作家だけど...邪魔
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