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新臨床医学に環境・労働の観点を https://newoem.blog.ss-blog.jp/

職業や環境によって起こる疾患についていろいろ書いています。

1.実のところ環境・職業性疾患の記事は少なく、医学一般の記事の方が多いと思います。これは、環境・職業性疾患をきちんと診断するためには、一般的な疾患と鑑別ができないといけないという考えからです。 2.ブログは主には二部構成で、最初に医学記事を書いて、その後「以下日記」として、私の日常生活やいろんな思いを書いております。

ミチバ
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浅口市
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中央区
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2015/03/31

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  • こんな耳鳴り?の原因/こころが折れそう

    ・耳の中で変な音がきこえていたら、こんなことも考えないといけませんね。NEJMに↓のようなレポートがありました。(気が弱い人は閲覧注意) A Spider and Its Exoskeleton in the Ear Canal Liyin Weng, B.S., Tengchin Wang N Engl J Med 2023; 389:e35 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2307942. 患者さんが、変な音がきこえると言われたら、まずは覗かないとね。 でも、こういうものをみて医者の方がひっくり返るかも。 以下日記 いつものように過去をふりかえります。 ・10/26(木)は、午前水島で産業医学科外来。患者さんが減ってきており、わたしも65歳になったので、「閉店」を考え医局事務さん..

  • 子宮内膜症による下肢異常感覚/Google翻訳、なかなかやるなと思ったが...

    ・私は呼吸器の患者さんを比較的多く診ているので、子宮内膜症による呼吸器疾患・・・月経随伴性気胸、月経に伴う喀血というのは認識しておりますが、下肢神経の異常が起こるとは認識しておりませんでした。↓の様な論文がありましたが、これはかなり稀なことみたいですね。 子宮内膜症により下垂足と月経時に出現する下肢の異常感覚を呈した40歳女性例 上田 優樹, 木村 亮之, 藤森 浩司, 勇内山 大介, 田口 丈士, 赫 寛雄 https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/63/10/63_cn-001892/_html/-char/ja 【抄録】 症例は40歳女性.月経時に出現する右下腿と足背の異常感覚,右腰殿部と大腿部の疼痛が出現し,他院で腰椎椎間板ヘルニアと診断された.発症13ヶ月後から右下垂足が出現し,当院を受診した..

  • 胸郭出口症候群/ポルトガルギターにノスタルジー

    ・職業性の頸肩腕障害の診察時、胸郭出口症候群と(TOS: Thoracic outlet syndrome)の鑑別もしくは合併を考えないといけません。 Venous Thoracic Outlet Syndrome Sang Jun Park, Hyun Jin Cho  N Engl J Med 2023; 389:e32 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2301198 ・TOSの詳しい説明(『今日の整形外科治療指針 第8版』)は↓ 胸郭出口症候群(thoracic outlet syndrome;TOS)は,主に斜角筋三角部,肋鎖間隙,小胸筋腱下部において腕神経叢や鎖骨下動・静脈が圧迫・牽引ストレスを受け,頚部から上肢の疼痛,しびれなどの症状を生じる疾患群である.このTOSという名称は..

  • 生誕65周年生誕記念講演は、典型的な雑ぱくな話でした

    久々のブログですが、本日は、日記のみです。いつものように過去を振り返ります。 ・10/16(月)は、5時過ぎにおきて医療安全の講義準備。午前は訪問診療、午後は病棟回診と夜間診療。帰宅後は医療安全の講義と開業医さんとの月1回の勉強会の準備。 ・10/17(火)は65歳の誕生日。職場でいろんな方に誕生日を祝っていただきました。 ・10/18(水)は5時過ぎ起きで、開業医さんとの勉強会の準備。午前外来、午後病院の「全体学習」で医療安全の講義。めちゃめちゃ基本的なことと最近(と言っても10年以上前から)言われ出しているSafety-ⅠとSafety-Ⅱについてもお話。その後カンファレンス、回診。19時半~21時まで開業医さんとの勉強会。私は、まれな特発性間質性肺炎であるiPPFEの2例の発表。勉強会の後30分くらい会議。 ・10/19(木)は朝一で"Caural Inference: Wh..

  • 腎嚢胞で下腿浮腫/病院、コンサート、銭湯

    ・通常単発の腎嚢胞が見つかっても患者さんには、全然心配ないですよと説明するのですが、量からに質への転化でしょうか、メッチャ大きいと問題を起こすようです。↓のようなレポートがありました。 Giant Simple Kidney Cyst Resulting in Leg Edema Due to Inferior Vena Cava Compression Masatomo Ogata, Naoto Tominaga Intern Med 62: 3091-3092, 2023 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/20/62_1573-23/_article/-char/ja 大きな腎嚢胞が下大静脈を圧迫して下腿浮腫が起こったとのことです。何らかの腫瘤で下大静脈が圧迫されて下腿浮腫..

  • 椎茸はしっかり焼いて食べましょう/なんやかんやと忙しい

    ・遠い昔、書いたような気もするような無いような、もう記憶が彼方なのですが、シイタケ皮膚炎というかわった正式名称(と思う)の皮膚炎があります。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。 Shiitake Dermatitis Eglė Janušonytė, Pünchera N Engl J Med 2023; 389:1415 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2304409 ・『日の皮膚疾患治療指針 第5版』のなかの「特徴的な皮膚炎」という項の中に↓のような説明があります。 シイタケ皮膚炎:加熱不十分な生シイタケを摂取後,数時間から2,3日以内に強い瘙痒が出現する.搔破痕に一致した線状,播種状に配列する直径1~2mm程度の孤立性または集..

  • デング熱の回復期の発疹/ああ小市民

    ・地球温暖化の成果、グローバリゼーションのせいなのか、日本でもデング熱が発生するようになりました。それについては厚生労働省のWebsiteをどうぞ(病気の説明もあります)↓ デング熱について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html ・で、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEにデング熱の発疹の写真が載っておりました↓ Convalescent Rash of Dengue Erika P. Ong, Frances V. Ho, B.S. N Engl J Med 2023; 389:e28 ・発疹は必発ではなく、私がみた本では24%の出現割合でした。その他眼窩痛が特徴的なようですね。もし、間違っているようならご指摘くださ..

  • マンガンによるパーキンソニズム/40数年ぶりの再会

    ・若かりし頃、神経内科の先生と一緒に、マンガン鉱をあつかっている労働者がパーキンソン病と診断されていたのをマンガン中毒と診断して労災の意見書を書いて労災認定されたことがあります。直近のNEJMに↓のようなレポートがあり、そのことを思い出しました。 Manganese Accumulation in the Brain Roy Dayan,  David Arkadir N Engl J Med 2023; 389:1320 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2301805 ・お医者様の皆様、パーキンソン病と診断する前に良く環境と職業歴を聴いておきましょう。 あっという間に以下日記 ・最近22時になったら、ものすごく眠くなります。なので、なかなかブログが書けません。ちょっと過去を振り返ります。 ..

  • 慢性咳嗽の原因としての大血管炎/祭りの後で昼から酔っ払う

    ・標題のような大血管炎が慢性咳嗽の原因だったとおもわれるレポートがありました↓ Large Vessel Vasculitis with Chronic Cough Hisatoshi Okumura, Satoshi Inaba, Atsushi Kawashima Intern Med 62: 2927, 2023 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/19/62_1112-22/_article/-char/ja ・上のレポートでは、大血管炎としか書かれていませんので、高安病なのか巨細胞性動脈炎かは不明です。 ・血管炎症候群の簡潔な説明は↓ 2012年 国際Chapel Hillコンセンサス会議による血管炎の改訂命名 http://www.imed3.med.o..

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