仕事が終わって… 家に帰り駐車場に車を停めたら… しばらく車の中で音楽を聴きながら過ごすことがある。 ぼーっと・・・ 考えることなんて…なんにもない。 そう… いつもいつも・・・ 主人の事を考えている訳ではない。 なるべくなら、考えたくないくらい...
吐血後緊急入院、24時間の余命宣告、最愛の夫が他界した。哀しみに耐え独り未亡人として生きる奮闘記
突然の死。肝硬変、糖尿病、肝性脳症、溶血性貧血を抱えながらも必死に働き家族とお酒を何よりも愛した夫。一人娘と共に23日間の介護生活をおくった。それから1年。拭い去れない「哀しみ」。それでも「喜び」を探し・・「独り未亡人」として生きる奮闘記。
ひとりを生きる… ひとりを哀しむ … 絶対に・・・(絶対と言う言葉は好きではないが)あり得ない事が… まだまだずっと先の事だと思っていた事が、現実にしかも突然起こってしまった恐怖にも似た…哀しみの中にあっては… いつもと… 以前と違う私であっても 仕方ないではないか。 何も...
雨が… 上手に・・・私を泣かせてくれる。 歌が… 上手に・・・私を和ませてくれる。 人が… 上手に・・・私を楽しませてくれる。 主人を亡くした私は全てのものをなくしたように思った。 でも、本当は無くしたものなど…何一つなかったのかもしれない。 19歳で知り合って… ...
時々… 私自身に… 「いつまで・・・引きずってんだ!!」と、喝を入れ歯痒くなる。 主人が生きていようが… 死んでいようが… 私の何が違うというのだ!! 腹が立つ! 意味なく悔しくなる! 考えてみればそうだ。 そうだ!! 私は何も変わりやしない! 悪い...
世の中… コロナ!コロナ! ワクチンだの… オリパラだの… 感染者の数が画面で踊り… 緊急事態宣言…も・・・続々と。 本当に大変な世の中だ⁉︎とは思います。 それでも私は・・・ 不謹慎であることは承知の上で… やって来ましたぁ! 大阪へ! こ...
「お母さん! お母さんに伝えなくてもいい!って言われたけれど、◯◯ちゃん(娘は、私の姉や妹を名前で呼んでいます。)から誕生日プレゼントが届いているよ。お母さんのアパートの住所が分からないから私の所に。 また、お母さんが大阪に遊びに来た時に渡してって…」と電話がありました...
何度…倒れただろう… 何度救急車に乗っただろう… 何度…入退院を繰り返しただろう… 私は、何かを感じ取りながら… 家からの着信音にびくついていた。 愛する人達の病気や苦しみは、自分のことより心に体に堪える。 早すぎる! 早すぎたけれど… 時々…こう…思...
愛し合っている者だけが感じ取れるテレパシー・・・ 必ず「ある」と書いた。(以前自分のブログに…) 母が亡くなった年… 夫の胸で泣いた。 頼もしい大きな優しい胸だった。 それから7年後… 父が他界した。 夫の胸では泣けなかった。 頼もしく大きく優しい胸は...
雨…の季節・・・ 嫌いじゃない。 誰が言ったかは知らないけれど… 「天に召されてから初七日までに雨が降ると…それは、魂がスムーズにお浄土に還れた」ことを意味すると…。 あの日…空を見上げて泣いた。 そして、 夫の死後… 雨が・・・降った…。 その雨を見て空を仰ぎ… 夫には、...
夫が生きていたら… 「絶対に幸せだ!」と言えるだろうか。 そうとは限らない! (そう思いたい! 諦める為にも…) 夫が生きていたら… 娘の住む街へ来られなかった。 孫との時間も限られていた。 面倒くさい地元の行事に、近くにいる親戚の叔母さま達とも顔を...
今、私が笑っている…、 この笑顔は、「本当の私」なのだろうか。 今、私が語っている…、 この言葉は、「本当の考え」なのだろうか。 今…私の…この生き様は…、 「本当に望んだ姿」なのだろうか。 仕方なく… 仕方なく… 何度も倒れ、起き上がっていくうちに… ...
人は・・・ 何かを諦めなくては… 何かを捨てなければ… 前に進むことができないのだろうか⁉︎ それは、私の人生に限って言えることであって・・・ 諦めることなく…自分の財産を積み上げ積み重ねて・・順調に進むことも多くあるように思う。 主人との永遠の別れを毎日毎日...
私は段々…夫が嫌いになっていた。 「禁酒する」と何度約束しただろうか! 休肝日を作ると何度誓約書を書かせたことだろう…。 「一回!死なんと分からんね💢」 そう…罵声を浴びせた事も・・・ コンビニでワンカップを持ちレジの前に立っている夫に向かって… ワンカップを...
アパートの契約更新手続きのメールが来た。 この夏でここへ来て4年… 狭い部屋にベットにテーブルにテレビ。背もたれの付いた大きな座椅子を買った。そして、それを部屋の中心に置いた。 なんと・・・ 歩かなくても、動かなくても手を伸ばせばほとんどの用が足りる。 何とも便...
縁もゆかりもない場所… 好きな…都道府県でもない… 住みたいと思ったこともない街… ただ…、 娘婿の転勤場所が…「ここ」だっただけで… 娘の生活場所がここだから・・・ 私の居場所が決まった。 しかし… 住めば都…とはよく言ったもので… 近くに娘家族がいる生活が、 大変だけど...
何が… こんなに哀しいのだろう… どうして… いつまでも涙が出るのだろう… 何故… こうなったのだろう… 結婚して、新婚気分を味わうこともなく直ぐに緊急入院。 そして闘病生活…が始まった。 不安な気持ちでの付き添い生活。 永遠の別れが待っているなんて…思いもしな...
結局… 自分の心に全ての問題があった。 伴侶との「死別」は・・ 今を…、進む未来を変形させ切断し、壊してしまうものだった。 あの日から、恐ろしいほどの疎外感、孤立感を感じていた。そして…時間とともに喪失感、嫌悪感…、極度の嫉妬に失望…負の感情と言われるもの全てに苦...
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仕事が終わって… 家に帰り駐車場に車を停めたら… しばらく車の中で音楽を聴きながら過ごすことがある。 ぼーっと・・・ 考えることなんて…なんにもない。 そう… いつもいつも・・・ 主人の事を考えている訳ではない。 なるべくなら、考えたくないくらい...
1年半年ぶりに… 三姉妹集合しました。 一泊二日のプチ旅行(座談会)です。 「足が痛い」じゃ…(笑) 「腰が痛い」じゃ… 言いながら・・・ 昼ご飯抜きで 15時にホテルにチェックインしてからも、直ぐにホテルを抜け出しディナー場所の探索へ...
携帯の中に… こんなメモがありました。 主人を亡くして、そう時間も経っていない時に書いたものです。 思わず… 顔がほころびました。 ①番は… 一曲作りました。 娘とデュエットできます😂 ⑨番は… 大谷本廟へ納骨しました。 残り8個はまだで...
どうのこうの… 言ったところで・・ 地球が逆転しても… 主人は帰ってくるはずないし… またやって来た「春」を感じられるのは「生きている」私だから… 私の「春」(娘家族)に会いに行ってきました。 あの日から9年… 毎年毎年同じように迎えても… 知らず知...
休みの日は… 何処にもいかず… ただ…ただ・・・ 眠っています。 今日もそうでした。 ふと…目が覚め、 カーテンの向こうはまだ明るいことに安心し、 テレビのスイッチを入れました。 すると、 サザンオールスターズの🎵曲が流れてきました。 どう...
車に飛び乗り・・・ 大音量の音楽かけて… あなたの名前叫んだ… そして、 泣いて… 喚いて… 泣いて… 私の名前呼んで駆けてきてほしくて。 笑いながら… 「ごめん!ごめん! ここにいるよ!」って… 生き返...
なっちゃんの夢は、アイスクリーム屋さんからパティシエになり、しばらく絵本作家だったのですが・・・ 何と今は「女優」です!! 実は、私… 女優になりたかったのです。 歌手でもいいかな(笑)って。 中学3年の時、国語の教科担と仲良くなり、今まで存在しなか...
明かりが点いているのは、いつも一つの部屋だけ…だった。 仕事が終わって誰もいない家に帰り着くのはいつも3、4時間後には「明日」になる時間だった。 出来合いの物を買って食べて、お風呂に入って、いつも座るソファーに座っていると、いつの間にか眠ってた。 付けっぱなしになっ...
幸せ…って なんだろう・・・って… その都度…私なりの解釈で納得はしているのですが… あの日を境に…いつからか… 「幸せ探し・・・」をしている。 人と比べることではないっ!とは、分かっているものの…ついつい・・・ 誰も… 自分は、 誰よりも「幸せ」でなけ...
なくなってしまった… 幸せな風景・・・ 私が一番幸せだった時・・・ 私の横に主人がいて・・・ 私の膝の上には娘が座り、目の前には、姉家族と妹家族が…。 食卓の上座には、「父」が… そして、食卓から少し離れたところで座っている「母」が… ...
最低気温−4と… 表示された日の夜。 私は遅出勤務だった為21時に仕事を終わらせ、車を走らせた。 今年も走り始めて1ヶ月が経とうとしている。 物価高騰… 電気代が上がったのかは、よく分からないが… ガソリン代も高いままだし… いつも立ち寄るスーパーに並ぶ物も値上...
高架橋の下の側道を右に回ると、私のアパートに通じる道があります。 そこは、通学路にもなっていて小さな小さな横断歩道があります。 いつもは、保護者や地域の子ども110番の見守り隊のおじいさんやおばあさんが横断旗を片手に子ども達の安全を守っています。 実は、 以前からず...
病気は・・・ いけません。ね! 私を、泣き虫にしてしまいました。 そして、 しばらく… しばらく忘れていた… 主人の名前を連呼して泣いてしまう…という・・ いつからか私自身の中で封印していた行動を… 押し殺してきた感情と共に思い出させてしまいまし...
高熱にうなされた。先週の金曜日。 病院へ行かない私は、何とか「プレミアム」とつく風邪薬で治そうと試みた。 しかし無理だった。 週をあけた月曜日、施設に勤めていることもあり、フラフラしながら検査のため病院へ行った。 インフルエンザも… コロナも…「➖」。 しかし、...
9回目の祥月命日… 怖いくらい・・・ 時が過ぎてしまった…。 あっという間…だったような、そうでもなかったような・・・。 孫ができ、 私は独り生活もすっかり身につき、職場では仲間もでき、二人で築いた「あの家」に帰ることも少なくなり、私は「あの事」もまるで…なかった...
新しい場所に行くことで、 新しい仕事に就くことで、 新しい人と出会うことで… 私は生きられた。 哀しみや悔しさやで… 寂しさで、いっぱいいっぱいだった私は、 夕方、点々とつく明かりに、 賑やかな声がするスーパーの中で、 見上げれ...
新しい年を迎えて… 5日が過ぎた。 今日は父の誕生日。 生きていたら何歳になるのだろう。3日後の8日は母の誕生日だ。 母も…(生きていれば・・) 何歳なんだろう。 新年早々…二人の誕生日はあったのだ! 結婚してから・・・ 年が...
年末30.31… そして新年1.2…と勤務の為帰りの新幹線に乗った。 混雑を予測し指定席を購入したものの、今年の夏のお盆の時期とは全く違ってそれほど混んではいなかった。 皆んな!年末年始は、海外…と言うことか! それとも長〜い旅行にでも行っているのか…なんて… ...
「あけまして おめでとう ございます」 社会人として… 必要な時には口にするが… 私が捨ててしまった言葉の一つ。 もしかすると、8年前のあの日に、一番最初に捨てた言葉かもしれない。 愛する人との死別は、常識も、社会の通念と言われているものも...
この頃… 膝が痛くて・・・ 痛くて・・・ ショッピングは、昔から好きではありませんが、ますます嫌いになっています。 だけど… 娘と孫と一緒に出かけたら… そんな「痛み」のことは、一旦忘れなければなりません。 今日も、お買い物をして、ランチして、映画...
幸せ…ってなんだろう。 …って…いつ頃からか… よく考えるようになりました。 そして出てきた答えが、 自分自身の気持ちが「楽」になることでした。 そして、24時間のどの時間も「安心」して過ごすことでした。 その為には、 捨てる物もありました。 切り離...
世捨て人…のように… 生きてきて八年が過ぎ… 実家から離れ… 二人で暮らした家を捨て… その町から離れ… 仕事を変え、結婚してから知り合った人達との交流を避け… 私はまるで・・・ 別人を装い… 不幸を背負っている私であることを忘れたかの...
人には… 幾つかの命の花があって… 満開に開く命の花と… 八分咲き…六分咲き・・の命の花… そして蕾のままの花もあって… 満開に開いた命の花は、 「どんな人生だったか!」自分の人生を語る上での代名詞にもなる訳で・・。 「仕事」に生き富を得た人生…だった人は、...
あのね… 気付いていたんだ。 主人が遠いところに逝くような… 実はね… 何気なく写した主人の後ろ姿の写真が、始めはハッキリクッキリ写っていたのに、だんだんぼやけていってたんだ。 そしてね… 娘の結納の日… 両家家族で、写真館で撮った写真も… 主人のところだけが...
生きてきたね・・・ よく生きて来れたよね・・。 これからどうなるのだろう…って、 どうしたらいいのだろう…って… 誰と生きてゆけばいいのだろう…て… 晩御飯はいつも一人になるのかなぁ⁉︎ もしかして作らなくてよくなったのかなぁ⁉︎ まさか...
運転免許証を取って直ぐに、母に買ってもらった車は、中古の軽自動車だった。色はシルバー。 走る!! どこでもドア!だった。 当時、車のフロント部分を飾ることが若者の間で流行っていた。私は真っ赤なバスタオルをフロント部分に敷き詰め、両横に小さなぬいぐるみを置いた。 後...
穏やかに過ぎる毎日が、 どんなに幸せなことか・・。 ただ・・・ ただ残念なことに、 私には上等な特技も… 一人で夢中になれる趣味も…ない。 この穏やかな時間を… 有り余るほどの自由な時間を… 生かせる術を持ち合わせていないという訳だ。 特技や趣味...
夫婦って… なかなかいいものよねぇ。 一緒に年を重ね… 一緒に子どもを育てた…。 一緒に悩み… 一緒に考えた… 。 そして、 同じ人達を愛し思いやり、笑いと涙を共有していくうちに… 自然と 嬉しい思い…や哀しい思いが同じになっていった。 いいものです...
あのヤロー! 何を食べさせやがった💢💢 皆んなで実家に帰り… 少し早いなっちゃんのbirthdaypartyをし… 手作りの料理…を頂き、 久しぶりに会えたお義母さんお義父に感謝感激したのも束の間… ほんと!束の間ーーーー! 食べて泊まって帰...
人のいる家って こんなにも暖かいものなのですね…。 義母が少し涙目で迎えてくれた。 私も思わず目頭が熱くなった。 その姿は… 以前とは随分違っていた。 歳をとったなぁ。 肌艶も良く薄く化粧もしているものの… 言葉に… 動きに… 目…に、以前のような力はな...
「お母さん! 23日から実家に帰るけど… お母さんも久しぶりに帰らん?」 「婆ちゃん喜ぶと思うよ…」って。 婆ちゃん(義母)⁈ 婆ちゃんが本当に⁉︎ 喜ぶかぁ⁉︎(笑) コロナになってから… いや、それ以前からかもしれない。3年は帰って...
差し込んでくる日差しが… 暖かい。 季節がまた… 変わろうとしている…。 自然界は、 枯れては芽吹き… 落ちては開く。 その繰り返しを見事なまでにやってのける。 私は… 長くなった一人の気まま生活が、 今だに変わることなく...
おい! おい! さとみさん!! 貴方はこの数年… 何してたんですか! 時々、 私の心の片隅にまだ残っていたほんの少しの「向上心」のような… 「再生力」が・・・ 私の人生を再構築しようとしているようです。 私のすっかり硬くなってしまったと言うか… ...
雨は… 私のある「一つの思い」を時々洗い流してくれます。 雨が降るたびに少しずつ少しずつ・・・ 流してくれているように思います。 それは… 私を一番苦しめている「私の罪」です。 (とんこさんありがとうございます) ...
夫を亡くして… 私を苦しめたのは、 容赦なく覆い被さってくる自責の念だった。 心が押し潰され、壊れるまで痛めつけられた。 それは、 時が過ぎようとも… その力を緩めようとせず… 泣いても泣いても… 泣けば泣くほど・・ 叩きのめされていっ...
昨日は、 早出出勤で… 朝から雨!雨… 憂鬱な気持ちで運転していました。 目的の職場が見える橋を渡り終えたら・・・ 県道を1キロばかり進む道と、左に直角に曲がり土手を走る道があります。 いつも私は、土手コースで通勤しています。 春は、オレンジ色の草花が咲き乱...
「旦那がおる時には、何でもかんでも多めに作って、冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたから、いつでも食べ物があったんやけど… 今は、冷蔵庫空っぽ!の時があるんよねぇ。 ビール飲まんし、隣の従兄弟も、旦那が死んだから飲みに来んようになったし・・・ 冷蔵庫もいらんわっ…。」 ...
私の生き方… 「これしかない」とも思っていない。まだまだ、変わる余地はあるし、私自身も変わりたいとも思っている。 私の人生… どこで狂ってしまったのかは、はっきりしている。 まさか…こんな人生を送ることになるとは本当に! 本当に思わなかったのも事実だ。 ...
無性に… 突然… 泣きたくなる時がある。 その日・・・は、 従姉妹のかよ姉ちゃんが… 私の心に降りてきた。 (今日はかよ姉ちゃんかぁ…) かよ姉ちゃんは、母の姉の長女だった。 母は四人兄弟の末っ子。 母と母の姉(一番上)は、結構歳の離れた姉妹だ...
ぐちゃぐちゃに… 皺くちゃになってしまった心は、 以前のような皺のない心に戻ることはない。 それでも… そのままでは… 何も吸収できず… 皺くちゃになっている角が… たまに心に強く突き刺さり… それが、痛くて…痛くて…。 悲しくて… 血が滲み… ...