連載小説「幸福の木」 364話 三女の知恵
ハイハイハイハーイ、いやいや突然飛騨は涼しくなりました。ウチの先生も夜中に毛布や電気アンカを取り出したくらいです。また昼間は暑さが少しもどりましたが、朝夕は全く秋となりました。今日何故か先生から原稿が届きましたので、早速、小説に参りたいと思います、はい、では開幕開幕!364三女の知恵「ああ、それで倒れないように三本をまとめて並べる事にした、と言う訳なのじゃな?」村長が言うと大家もこっくりとうなづいた。「はい、仰る通りで」「しかし、それじゃ、あの一生懸命ボールを投げている母親達がかわいそうにも想えるが・・」村長が母親達を痛々そうな目で見ながら言った。「ああ、その内あきらめて他のローソク台に的を変えると思いますよ、なにせ何回もボールを投げられますから・・」と大家は以外にも悪びれず、さっぱりとした口調で答えた。...連載小説「幸福の木」364話三女の知恵
2023/09/28 20:16