これもホームセンターからの帰り道で見つけたクビキリギス。よく人工物の陰で冬越ししてるけど。この時居たのは石垣とアスファルトの境目。どう見ても越冬場所にふさわしいとは思えません。前回のフクラスズメも、このクビキリギスも、暖かい日には活動して、越冬場所を移動するのかも知れません。要は「冬眠」しているワケではない、ってことなんでしょうね。分類:バッタ目キリギリス科クサキリ亜科体長:27~35mm翅端まで:50~57mm分布:北海道、本州、四国、九州、南西諸島平地~山地成虫の見られる時期:3月~7月、9月~11月(小笠原諸島や南西諸島では周年発生)※資料によってバラつきが見られる。成虫で冬越しエサ:イネ科・カヤツリグサ科の穂や昆虫その他:頭部が尖ったキリギリス科の中でも、最も頭が尖る。緑色型と褐色型、赤色型がある...越冬はどうした?②クビキリギス250126
夕方、ホームセンターからの帰り、石垣にフクラスズメを発見!をいをい、君は今、冬越し中のハズではないかね?普通は物置のすみっことかにいるぢゃん。何を間違えて、こんな風の吹きすさぶ日に出てきてしまったのか?ともあれ、これはチャンス!相手の動きがにぶいのをいいことに、スカートめくりです(笑)青白い後翅の模様をおがませていただきました。ピントが合っていないあたり、KONASUKEのためらいが現れていますね。だってイヤがってるしさ。子どもの頃は、「フクラスズメ」という名前にとまどったものです。「スズメ」って付くのに、スズメガの仲間じゃないなんて。和名の「ふくら雀」とは、スズメが、寒気のなか羽毛に空気をとり入れ、羽をふくらませている姿のことだそうです。冬の季語にもなっています。成虫の茶色い体の色や、モフモフ、コロコロ...越冬はどうした?①フクラスズメ250126
ホソオビアシブトクチバ。水戸市内のコンビニの壁にて撮影。①前翅中央の白色帯は細く、幅はほぼ平行(アシブトクチバでは前縁寄りが太く、真ん中で細くなる。)②前翅外横線③外横線前縁寄り:白色影に縁取られ、明瞭な白色帯となる(アシブトクチバでは明瞭な白色帯にならない。)分類:チョウ目ヤガ上科ヤガ科シタバガ亜科翅を広げた長さ:38~44mm分布:本州(関東以西)、四国、九州平地~山地※DigitalMothsofJapanは、「東北地方にも採集例はあるが、北部地域での土着性は明らかでない」としており、みんなで作る日本産蛾類図鑑V2やかたつむりの自然観撮記は、北海道を分布域に含めていない。一方で虫ナビや昆虫エクスプローラでは北海道に分布するとしている。成虫の見られる時期:5~10月(年2化)蛹で冬越しエサ:成虫・・・...ホソオビアシブトクチバ241014
シダ類に固めの泡。10月ですから、アワフキムシの幼虫ではありません。アワフキムシの幼虫の泡は、もっと緩いですしね。中から出てきたのは、ウジ状の幼虫。幼虫の画像の上の方に肉の突起のような物が見えます。実はこっちはお尻(笑)頭は画像の下の方の、オレンジ色の部分。1cm未満の小さな幼虫ですから、肉眼では何が何だか。KONASUKE、老眼で乱視なもので。暗いとこで細かい物とか、マジ見えないんっすよ!(笑)普通、泡を取り除くだけでは、幼虫を発見することは出来ないようです。KONASUKE、不器用なので、泡だけ取り除くことが出来なくて。シダをしごくように取ってしまったので、シダの茎に穿孔していた幼虫をほじくり出してしまったようです(笑)幼虫に付いている黒いカスは、幼虫が入っていた幼虫ケースの欠片でしょう。お家壊してご...シダに泡~ヨフシハバチ類の幼虫・泡巣241013
ヘリオビヒメハマキ?翅が痛んでいるのか、ちょっと分かりづらいです。同定には自信ありません。頭部と胸部の前半は暗色の毛が密生しているようです。前脚の転節・腿節、中脚の腿節は頑強そうです。前脚・中脚の脛節には、不明瞭なまだら模様があるようですね。このアングルからだとハッキリしませんが、前翅後縁付近に、濃色の三角紋があります。前翅の外縁付近にも濃色部がありますね。上からのアングル。この方が、翅の斑紋は分かりやすそうです。①触角は短か目②頭部と胸部前半とは濃色の毛が密生③前脚・中脚の脛節には不明瞭なまだら模様④前翅中央に暗色の三角形紋⑤前翅外縁寄りにも暗色部別名:フチオビハマキ、ヘリオビハマキ分類:チョウ目ハマキガ科ヒメハマキガ亜科前翅の長さ:7~10mm翅を広げた長さ:15~27mm分布:本州、四国、九州、対馬...ヘリオビヒメハマキ?241013
キゴシハナアブ。産卵のため、泥の上にいたと思われます。ちょっと距離があり、かつ、角度が選べなかったので、明確に産卵の瞬間を狙うことはできませんでした。でも、幼虫は水中に棲み、♀は泥の中の枯れた植物などに産卵するようですから、産卵に向く枯れた植物を物色していたのかも。撮影場所はビオトープ天神の里。分類:ハエ目短角亜目ハナアブ上科ハナアブ科ナガハナアブ亜科シマハナアブ族体長:9~13mm分布:本州、四国、九州、南西諸島平地~山地成虫の見られる時期:4~11月(特に秋季に多い)成虫で冬越しエサ:成虫・・・花の蜜・花粉(草本が中心)幼虫・・・水中の腐植質その他:複眼は黄色で、まばらに暗赤色のまだら模様で特徴的。これは捕食者へのカモフラージュや威嚇の役割を果たすと考えられるという。胸部背面には5本の黄色い縦筋がある...キゴシハナアブ産卵?241006
オオウラギンスジヒョウモンの♀。秋はヒョウモンチョウ類が多いですが、翅はボロボロのことが多いです。多くのヒョウモンチョウ類は6月ごろ羽化して、盛夏は低地から姿を消し、秋に再び現れます。高標高地では盛夏にのみ成虫が見られます。盛夏に低地から姿を消す理由については、一般的に、夏眠をしているからとされています。しかし、私は今のところ、確実な証拠と言えるものを見たことがありません。一方で、低地で羽化後、高標高地へと移動し、秋に再び山を下りる、という説を聞いたことがあります。エサとなる花の開花を追って、山の上へ上へと移動し、秋は逆に秋の花の開花を追って、山の下へ下へと移動すると言うのです。こちらも物的証拠というか、検証が必要ですが。低地で初夏と秋に成虫が見られ、高標高地では盛夏にのみ成虫が見られるという事実と、辻褄...オオウラギンスジヒョウモン♀241006
ヨモギハムシの交尾。これから産卵するのかな?分類:コウチュウ目カブトムシ亜目ハムシ上科ハムシ科ハムシ亜科体長:7~10mm分布:全国平地~山地成虫の見られる時期:4~11月成虫と卵で冬越しエサ:幼虫・成虫・・・ヨモギ類、ヤマシロギク、ヨメナ類、フキ、ゴボウ、ハハコグサ類などその他:体は黒色で、背面は青藍色から黒藍色、あるいは金銅色。個体差があり、例えば神奈川県では青藍色が圧倒的に多い。上翅には4列の粗い点刻があり、点刻間室は平滑。上翅肩部は強く隆起する。近縁種のオドリコソウハムシは、触角が幅広く、腹部第5節は♂♀とも隆起しない。♀は♂より一般的にやや大きい。河原や畑、草地で見られる。ヨモギの茎や葉上で見られ、人家周辺でも普通に見られる。昼間は根際で静止していることが多く、ほとんど飛ばない。刺激を与えると、...ヨモギハムシ交尾241124
ヒメジュウジナガカメムシ。24年10月17日から11月28日にかけて、群れている姿が見られました。今年は例年になく、見る機会が多かったですね。241017①幼虫も含めて群れています。幼虫の段階で群れて、その後、羽化していったものと思われます。241017②しかし、これは何の葉だろう?食草のガガイモではなく、クワ科のような?241017③こちらは開花前のアメリカセンダングサのような?241017④食草以外に群れるなんて、聞いたことがありません。241108①クワ科?の地上部は枯れてしまったのか、抜かれてしまったのか、全く見当たらず、全個体がアメリカセンダングサ?に移っていました。241108②この時には成虫ばかりで、幼虫は右上のピンボケのみ。241108③しかし、なぜ彼らは群れているのだろう?241108④...ヒメジュウジナガカメムシ241017~1128
拙ブログの訪問者数が170万を超えました!ありがとうございます!皆様のお陰です。なかなか毎日更新とはいきませんが、精進して参りますので、これからもお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。訪問者170万越え!ありがとうございます!
キバラヘリカメムシ、羽化したて。左下には脱皮殻、右上にはもうすぐ羽化するであろう幼虫の姿も見えます。成虫は本来、こんな姿。各腿節の根元は黄白色、腿節の途中から脚の先までが黒色で、黒いニーハイソックスを履いているような見た目。ヘリカメムシの仲間に特徴的な翅からはみ出た腹の縁の白黒斑模様が目立ちます。幼虫。左上にも幼虫がいるようです。居たのは、コマユミかな?ニシキギ科に付くカメムシです。分類:カメムシ目カメムシ亜目カメムシ下目ヘリカメムシ上科ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科ハリカメムシ族キバラヘリカメムシ属体長:10.9~16.3mm分布:全国平地~低山地成虫の見られる時期:4~11月(年1化)成虫で冬越しエサ:幼虫・成虫・・・ニシキギ、マユミ、コマユミ、ツルウメモドキ、ツリバナ、マサキなどマユミ類の実を好み、...キバラヘリカメムシ羽化直後241104
ツチイナゴが1匹…2匹…3匹…4匹…5匹…6匹…7匹…8匹…9匹!居たのは…一株のイネ科植物!さらにそこには…強力な捕食者もいたのでした。叢(くさむら)は小宇宙だね!間もなく、ツチイナゴは成虫で越冬します。無事に春を迎えられるでしょうか?別名:セスジツチイナゴ、ツチバッタ分類:バッタ目バッタ科ツチイナゴ亜科体長(翅端まで):♂50~55mm、♀50~70mm分布:本州、四国、九州、南西諸島平地~丘陵成虫の見られる時期:10月~7月(南西諸島では周年発生)秋に成虫が出現、成虫で越冬し、他のバッタ類が出現しない春から活動を始めるエサ:幼虫・成虫・・・クズの葉を好むその他:複眼の下に涙を流したような黒い筋があるのが特徴で、幼虫でも共通。背面中央に黄白色条が走る。(前胸背版中央の黄白色条を欠く個体もある。)胸背面...ツチイナゴがいっぱい241104
アカタテハ。幼虫はアップしたことがあったけど、成虫はまだでした。過去の記事150522170827221109撮影。アカタテハの特徴は、後翅表の基部が幅広く褐色のべた塗であること。こちらはヒメアカタテハ。後翅表は後縁部を除いて模様があり、幅広い褐色のベタにはなりません。こちらは241104のアカタテハ。11月の初旬頃は撮影の狙い目かも知れません。春先や夏ほど動きが活発でないので、撮りやすいですね。分類:チョウ目タテハチョウ科タテハチョウ亜科翅を広げた長さ:50~60mm前翅の長さ:30~35mm分布:全国平地~山地成虫の見られる時期:3~11月(年2~4化)※秋に多い成虫で冬越しエサ:成虫・・・樹液、キク類、アザミ類などの花の蜜、腐果幼虫・・・カラムシ、クサマオ、ラミー(ナンバンカラムシ)、アカソ、コアカ...アカタテハ221109・241104
チュウゴクアミガサハゴロモ。最近、売り出し中(?)の外来種です。①在来種のアミガサハゴロモは灰緑色、外来種は錆びた鉄のような色です。②前翅前縁中央の白斑の形も異なります。在来種は四角や丸に近い。外来種は平たく潰れた三角形をしています。③翅全体の形も違います。在来種は角の丸い三角形、外来種は前翅前縁が白斑の近くで僅かに凹む。水戸市内ではすでに確認していましたが、ついに笠間市内でも確認しました。場所は上郷(旧岩間町)。近くの枝に白い塊。恐らく卵でしょう。来年はここから発生するのか!おお怖っ!ちなみに在来種のアミガサハゴロモはこんな。分類:カメムシ目ハゴロモ科体長(翅端まで):14~16mm前翅長:約14mm分布:中国原産で、韓国、トルコ、フランス、ドイツ、イタリア、トルコで外来種として侵入が確認されている。国...チュウゴクアミガサハゴロモ・笠間市内で確認241104
ムラサキシジミの集団越冬。止まっている常緑樹の葉っぱは、シイなのかカシなのか、KONASUKEには判別不能です(笑)12/28の様子。ムラサキシジミは一般的に、シイやカシに引っかかった枯葉の裏で集団越冬するようです。よく似たムラサキツバメは、雨の当たらないマテバシイやシリブカガシの葉っぱの表で集団を作って越冬するとのこと。12/8の様子。まだ背景に枯葉が見えます。このあと、枯葉は飛んでしまい、冒頭の画像のように、常緑樹の葉っぱに直接掴まることになったと思われます。6月の様子。翅表は紫色で美しいが、裏は枯葉のよう。12/8、たまたま1羽、地上に居て。KONASUKEから逃げて、越冬場所に戻ったため、越冬に気づいた次第。そうでなければ見つけることは出来なかったでしょう。場所はビオトープ天神の里。分類:チョウ目...ムラサキシジミ集団越冬24121208・28
大変、ご無沙汰いたしております。実に約1年3か月ぶりの更新で御座います。前のPCが御釈迦になり、約1年前に今のPCを購入したのですが。gooblogとかWeb上のメイル受信BoxのIDとかPWとか、全部PC任せにしていたもので、丸で覚えておりませなんだ(苦笑)この歳になると、そういったものを再設定するのが億劫で(苦笑)本日、ようやっと再設定した次第。まぁ、無理のない範囲で更新して参りますので、お付き合いのほど、宜しくお願い致します。2025年KONASUKE1年3か月ぶりの更新!
「ブログリーダー」を活用して、KONASUKEの部屋さんをフォローしませんか?