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参院後にいったん休止し10月から再開してきた当ブログですが、最近管理人が私生活で多忙になってきたために、またしばらく休止します。おしらせ
韓国のパク・クネ大統領が、いよいよがけっぷちに立たされている。大統領府である青瓦台には、100万を超すともいうデモ隊が押し寄せ、さしものパク大統領も、記者会見でついに辞任の意思があると口にした。これについては、あえてみずから辞任の意思もあることを示すことによって弾劾を避けようという意図があるともみられているが、それが真意だとしても、結局辞任を少し先延ばしすることにしかならないだろう。最近当ブログでは海外ネタをいくつか扱っているが、その延長として今回は日本にもっとも近い隣国である韓国について書く。韓国という国は、30年ぐらい前までは軍事独裁国家だった。その大統領職はまるで呪われた椅子で、任期途中で失脚したり、現大統領の父であるパク・チョンヒのように暗殺されたりと、イレギュラーな形でその座を追われることが多かった。...パク・クネ大統領、辞任は不可避か
ウィスコンシンで大統領選再集計――不正発覚でクリントン逆転勝利も?
アメリカ大統領選に関して、ウィスコンシン州の票が再集計されることになった。以前からコンピューターの集計システムの脆弱性が指摘されていて、コンピューターへのハッキングで票が操作されている可能性があるという指摘が出たためだ。ウィスコンシン州だけでは結果は覆らないが、ペンシルベニア、ミシガンの2州でも同じような指摘がなされていて、もしこの3州すべての結果がひっくり返ると、ヒラリー・クリントンが逆転することになる。ごくごくわずかなものではあるが、大統領選の結果が覆る可能性があるのだ。もしハッキングがあったとしたら、その犯人はいったい誰なのか?もっとも疑わしいのはロシアだ。トランプ次期大統領は、ロシアのプーチン大統領を称賛するようなことを過去にいっていて、今年7月にはロシアによるクリミア併合を容認するかのような発言で物議...ウィスコンシンで大統領選再集計――不正発覚でクリントン逆転勝利も?
ついに日韓とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)が、締結・発効にいたった。韓国のパク・クネ政権は、国内の反対を押し切って締結に踏み切り、これによって防衛に関する情報などが日韓の間で共有・管理されることになる。この動きをアメリカも歓迎しているというが、果たしてこれが本当に北朝鮮の脅威に対する正しい対処法なのだろうか。私には疑問である。だいたいいまのパク・クネ政権の悲惨な状況をみていると、彼らに軍事的な機密情報を知らせてほんとに大丈夫なのかと思うが、たとえこの状況がなかったとしても、私はこの日韓GSOMIAというものに批判的だ。そもそも日韓の関係というのは、どうにもぎくしゃくする。日本の自衛隊の艦船が韓国に行くと、旭日旗がどうとか船の名前がどうとかいうことでひと悶着起きる。また、有事の際に日本が在韓邦人を救出する...日韓GSOMIAは安全保障に寄与するのか?
団結した人民に対しては、いかなる人間も勝つことができない――フィデル・カストロカストロが死んだ。1959年のキューバ革命からおよそ70年。じつに、90歳の大往生である。以前から健康不安がささやかれていたから、このことで特にキューバで混乱が起きるということはなさそうだ。むしろ問題なのは、カストロが晩年に関係改善を進めていた相手であるアメリカのほうだろう。トランプ氏が次期大統領に決定したことで、関係改善にむけて動いていたアメリカとキューバの動きが逆戻りするのではないかという懸念が出ている。実際、トランプ氏はカストロ死去の報に「残忍な独裁者が死去した」と述べ、オバマ大統領がキューバへのさまざまな制裁措置を緩和した大統領令を覆す可能性も示唆している。さすが、「壁を作るのは得意」と豪語するだけのことはあって、無闇に対立を...フィデル・カストロ死す
民進党の野球好き議員37人でつくった野球チーム「民進カチマス」が、23日、都内で初の試合を行った。相手は、女子中学生のチーム。結果は、1対8で敗れたそうだ。朝日新聞電子版の記事によれば、キャプテンの前原誠司・前代表は代打で出場し、デッドボールで出塁。マネージャーの山尾志桜里・前政調会長も代打で出場して「全員野球」を演出したということである。どうでもいいニュースだ。しかし、当ブログでは野党の活動を紹介するということもやっている。その一環として、今回はこのどうでもいいニュースについて書くことにする。いまの民進党は、政策がどうこういう以前に、とにかくこういうしょうもないことでもいいから話題づくりをして、まずその存在を知ってもらうというところからはじめなければだめだ。民進党は、旧民主と旧維新が合流してできたわけだが、党...「民進カチマス」、敗れる。
先日コメントをいただいたので、今回はそれに対する回答を書く。核抑止力に関する記事に対してsicaさんという方からよせられたものである。当該コメントは、以下のとおり。《勘違いしていますが、核武装は敵からの核攻撃を抑止するためのものであり、もとより通常戦力での戦争を抑止することを目的としたものではありません》当該記事で私は、核抑止力によって戦争を抑止することができていないということを書いたのだが、それに対して、そもそも核抑止力は通常戦力での戦争を抑止することが目的ではない――つまり、話の出発点がそもそも間違っている、という指摘である。もしかしたらとんでもない考え違いをしていたのかと思って、私もあらためていろいろ調べてみた。その結果としては、「核抑止」という言葉は通常兵器の戦争を抑止するという意味でも使われている、と...「核の傘」という概念について(コメントへの回答)
いよいよ自衛隊に「駆けつけ警護」という新たな任務を付与することが閣議決定された。戦後の自衛隊のあり方が大きく変化するきっかけとなりうる事態である。今回は、この件について書きたい。先にことわっておくと、私は「駆けつけ警護」という行動それ自体については必ずしも全否定しない。準戦場ともいうべき著しく治安の悪い場所で、武装勢力が攻撃してくるというときには、武力で対抗しなければならない場合は当然あるだろうからだ。だが、いまの状態で自衛隊がそれをやるというのは相当に問題があると思う。交戦権の放棄をうたう憲法9条があるなかでそれをやるのは、取り繕いがたい矛盾が生じるおそれがある。この矛盾に目をつぶって無理やり強行すれば、その矛盾は現地で活動している自衛隊にのしかかってくることになるだろう。現行憲法では日本は武力はもたないこと...自衛隊に「駆けつけ警護」の新任務付与
アメリカ大統領選挙で、トランプ候補勝利というまさかの結果が出た。直前までは、クリントン優勢とも伝えられていたが、ふたを開けてみればトランプ候補の勝利という結果になってしまった。既成政治への嫌悪感、根深い女性軽視、メール問題でFBIが選挙直前に動いたこと……など、クリントン敗北の理由はいろいろ考えられるだろう。しかし、つまるところは、アメリカの社会が壊れていっているということなのではないか。ヒラリー・クリントンは「嫌われ度」が高いとよくいわれるが、いくらヒラリーが嫌いだからといっても、トランプ氏よりは100倍マシである。そもそも彼のような人物は、共和党内の候補者レースの初期段階でふるい落とされてしかるべきだ。にもかかわらず、そこの多くの人が票を投じて大統領にしてしまう。これは、アメリカ社会がどうかしてしまっている...まさかのトランプ大統領……悪夢のはじまり、アメリカの終わり
日銀が、11月1日の金融政策決定会合において、物価上昇率2%の目標達成の時期をまたしても先送りした。じつに五度目の先延ばしだ。目標達成の時期は2018年ごろとされ、これによって黒田総裁のいまの任期中の目標達成を事実上断念したことになる。この件に関する朝日新聞の論説記事では、これを黒田日銀の事実上の「敗北宣言」としている。当初2年で達成するとしていた目標を延々先送りし続け、自分の任期中には達成できそうにもないという事態に陥ったのだから、敗北宣言に等しいというわけだ。その見方に、私も同意する。2年でやりますといってはじめたことを5年かかってもできず、しかも自分の任期中には不可能だというのだから、これを失敗といわずに何を失敗というのかという話だ。当ブログでは、「人為的にインフレを起こすことは不可能である」という小幡績...黒田日銀の“敗北宣言”――日銀の敗北は安倍政権の敗北だ
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