小3の春②チャンバラ遊びと山形勲
男の子はチャンバラ。漫画も映画も、見るのはチャンバラ。ラジオは、浪曲もドラマも時代劇。パッチンの図柄も時代物。遊びはチャンバラごっこ。棒きれを片手に斬りまくる。宮本武蔵や鞍馬天狗や赤胴鈴之助・・・・。しかし相手がいる。悪者で斬られ役が必要になる。それが山形勲。東映時代劇の半分は、最後に悪役の山形勲が斬られて終わる。斬られる際、鼻をぴくぴくさせながら倒れる。映画は、正面から写さず少し横顔で鼻の動きを強調している。これが子供に人気で、チャンバラ遊びの時は斬られ役に不自由することはなかった。特技の人もいた。後年、東映時代劇の悪役・斬られ役専門だった山形勲は現代劇で異彩を放った。企業トップや重鎮役で重厚な存在感が際立つ役者になった。あの変わりようはうれしかった。小3の春②チャンバラ遊びと山形勲
2018/09/28 06:55