陸奥爆沈 (山口県周防大島「陸奥記念館」)
昭和18年1月7日、戦艦陸奥が柱島沖で突然爆発して沈没した。乗員1.474人、うち助かった人353人。艦内にいた人は全員死亡、甲板にいた皿洗いなどの新兵が助かった。助かった人は別れながらも、南洋の戦場へ飛ばされた。事件は徹底的に隠されたので、死んだ人にも、しばらく給金が送金された。死んだ人は、その後に別の場所で死んだことになったのだろう。陸奥爆沈の原因はわかっていない。内部調査であり、調査書等はもとからないのだろう。あったとしても、敗戦後、まっさきに焼却処分しているはず。可能性が高いと言われるのが作者の言う人為爆発説。吉村昭は、軍の密閉した体質をとことん・・・それを、いつものようにたんたんと・・書いている。・・・旅の場所・山口県大島郡周防大島町東和・陸奥公園「陸奥記念館」旅の日・2013年4月25日書名・...陸奥爆沈(山口県周防大島「陸奥記念館」)
2024/06/19 08:14