捕鯨問題は正義の問題か?

捕鯨問題は正義の問題か?

「私はラブ・リーガル」(dropdeaddiva)という海外ドラマの法廷戦術の意外さや恋愛模様の多彩さがおもしろくて、dTVでずっと観ていた。さすがにシーズン6ともなると何年も経つのだろう、中央向って左のかわいいステイシーもすっかりお姉さんになってしまった。その最終話で日本の捕鯨を妨害したNPOの女性を主役のジェーンが、「捕鯨は世界一美しく賢い生き物を惨殺する」ものだと批判するのを聴いて、やだなって思った。ジェーンは日本の捕鯨をこれまで彼女が指弾してきた、深刻な副作用を秘匿する製薬企業や性同一性障害の生徒を追い出そうとする学校と同じように扱っていた。つまり条約や法律や校則といったものがどうであろうと、捕鯨船のスクリューにロープを絡め、船員にケガを負わせたって正義に反しないし、それこそが法廷において貫徹されるべき...捕鯨問題は正義の問題か?