2014 ピノ・ノワール スー・ラ・ロッシュ ドメーヌ・ド・ラ・ボルド アルボワ・ピュピラン
ジュリアン・マレシャルはジュラのピュピラン村で、目立つことなく着々と品質の高いワイン造りを心がけてきた。と言うくだりを目にすれば、そのワインの素性も容易に想像もできるはず。実際に飲んでみても、なるほど彼の尊敬するこの地のレジェンド、ピエール・オヴェルノワのプールサールでなくとも、その見事さは伝わってくるのだ。標高300~500mの急斜面に5haの小区画の畑が点在し、その樹齢は70~80年とのことだ。もちろんその畑はビオロジックに徹し、発酵は自然酵母、無清澄、無ろ過、科学的なものは一切足さず、ニ酸化硫黄も使わない。このピノ・ノワールは実に神秘的な香りがする。麝香、アニマル、白檀、ミネラル、そこに赤い果実が適度に熟れているのだ。甘さはほどほどに、スタイリッシュではなく、中庸に筋肉質の果実が楽しめる。もしブラインドだ...2014ピノ・ノワールスー・ラ・ロッシュドメーヌ・ド・ラ・ボルドアルボワ・ピュピラン
2018/10/28 16:41