・精神科の病気は薬だけで治る病気ではないのです。生活しながら、生きる力をつけながら治す病気です。一日中調子が悪いと言って何もしないよりも、少しでも調子のいい時には何かやってみるほうが健康な部分が増えていくのです。ですから、病気をやっつけようという姿勢でいるよりも、調子のアップダウンを把握して、それに合わせて活動をするほうが、健康な部分を増やしていこうという意識につながりますね。・どんな病気でも、「自分」は病気を背負っているだけなのです。まずは、全身が病気だとは思わないことです。症状が重くなったり軽くなったりすることはあっても、そういうものを取り払った、根本的な自分というものがあるのだということをわかってほしいと思います。・薬の調整は先生とのかけ引きで決まることです。ピッタリしたお薬に出会うまで、先生に訴え...「心を病む人のための高森流コミュニケーションQ&A」高森信子著”SSTを身に付ける”